川副智子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
今まで私が読んできた海外の小説はどれもこれも白人が主人公だったんだな、と改めて思い知らされた。
この小説には様々な差別の眼差しがある。
例をひとつだけ挙げるとすれば、貧しくて家を買うのも一苦労なのに、そもそもここに住みたい!と思っても内見もさせてもらえないのだ。
それは彼らが「黒人だから」。
私が読んできた海外小説の主人公達はそういう状況に陥ったことはない。
誰もが皆んな学校に通えるくらい貧しくない家庭状況で、当たり前のように勉強をしていて、大学を入学したり卒業したり就職したり。
そして誰かから肌の色だけで決めつけられて、あからさまな差別を受けたりしない。
通りを歩いているだけでジロジロ見ら -
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Posted by ブクログ
ネタバレジェームズ・ボールドウィンが綴る世界はとても美しかった。
彼らにとってあまりにも過酷で、命の危険すらもたらすのに。ティッシュとファニー、二人は恋人同士だけど、彼らが与えられる愛も、与える愛もひとつではない。
ジェームズ・ボールドウィンは世の中が彼らに齎らす苦痛に喘ぎながらも、それでも世の中にある愛を見失うことはなかったんだろうなと。あるいは、より鮮明にそれが縁取られて見えたのか。
なんにせよ、彼の世界に引き込まれっぱなしでした。
映画も素晴らしかった。原作の美しさが描かれていて。
私はアメリカという国、歴史に対して無知だ。でも、ここ数年で出てきた作品に触れながら、以前よりは少しでも知ったと思 -
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シャロン・ボルトン『隣人』新潮文庫。
『幾重もの驚愕が待ち受け、読者を迷宮に陥れる究極のサイコ・サスペンス!』らしい。
よく解らないシチュエーションの中で別な時間軸で進行する2つの物語が描かれる。どちらの物語も謎だらけであり、迷宮に陥れられたと言えば、その通りである。やがて2つの物語は交わっていくのだが、確かに予測を裏切る驚愕の展開が用意されている。
そして、如何せん乱暴な消化不良の結末が一番の驚愕だった。一体、サイコ・キラーは何人居たのか……
10月半ばのイングランド北西部にある湖水地方の陰鬱で小さな村、セント・アベルズ・チャペルに住む、物語の語り手である“わたし”の三連棟のテラス -
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ゴッホの弟テオの妻ヨーが、短い結婚生活(同居したのは2年にも満たない)後に愛息を育てること、夫テオの願いであった兄の絵を正当に評価して貰うこと、その二つに全人生をかけた女性の生き様が緻密に描かれている。560ページを超えるためとにかく本が分厚く、重たい。初めて手に取った時、思わず「重っ!」と声に出すほどずっしりとしりとしていて、中身も濃い。今東京都美術館でヨーから見たゴッホ展が開催されているため、是非見に行きたいと思った。
追記 今日(2025-9-19)東京都美術館で開催中のゴッホ展を見てきました♪ 事前に本書を読んでいたため、家族がどのようにゴッホの作品を守り、広めてもきたのか事前知識が -
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ネタバレこのミス2025で知り、購入。積読状態でしたが、読み始めると、先が気になる展開で、隙間時間はずっと読んでいました。
海外らしい事の始まりで、青春を謳歌する仲良しグループの若者が、度を超えるはしゃぎすぎの結果、最悪な事件を起こすという…。
グループはどうにか罪を逃れようと話し合い、その結果1人が罪を被り…。
あっさり時が経ち、刑期を終えた1人がグループの前に現れ、要求した事とは…
主な登場人物として…ずっと何を考えているのか、腹の中が掴めないメーガン。事のきっかけを作った割に罪悪感に乏しいフェリックス。頭は切れるが同時に冷酷なタリサ。臆病者でどこか卑怯なダニエル。優しい心の持ち主