ジェイムズボールドウィンの作品一覧
「ジェイムズボールドウィン」の「ビール・ストリートの恋人たち」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「ジェイムズボールドウィン」の「ビール・ストリートの恋人たち」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
今まで私が読んできた海外の小説はどれもこれも白人が主人公だったんだな、と改めて思い知らされた。
この小説には様々な差別の眼差しがある。
例をひとつだけ挙げるとすれば、貧しくて家を買うのも一苦労なのに、そもそもここに住みたい!と思っても内見もさせてもらえないのだ。
それは彼らが「黒人だから」。
私が読んできた海外小説の主人公達はそういう状況に陥ったことはない。
誰もが皆んな学校に通えるくらい貧しくない家庭状況で、当たり前のように勉強をしていて、大学を入学したり卒業したり就職したり。
そして誰かから肌の色だけで決めつけられて、あからさまな差別を受けたりしない。
通りを歩いているだけでジロジロ見ら
Posted by ブクログ
ジェームズ・ボールドウィンが綴る世界はとても美しかった。
彼らにとってあまりにも過酷で、命の危険すらもたらすのに。ティッシュとファニー、二人は恋人同士だけど、彼らが与えられる愛も、与える愛もひとつではない。
ジェームズ・ボールドウィンは世の中が彼らに齎らす苦痛に喘ぎながらも、それでも世の中にある愛を見失うことはなかったんだろうなと。あるいは、より鮮明にそれが縁取られて見えたのか。
なんにせよ、彼の世界に引き込まれっぱなしでした。
映画も素晴らしかった。原作の美しさが描かれていて。
私はアメリカという国、歴史に対して無知だ。でも、ここ数年で出てきた作品に触れながら、以前よりは少しでも知ったと思