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Posted by ブクログ 2021年03月21日
社会には、ほかの人に害を及ぼす人をやむを得ず拘束して隔離する仕組みや施設は必要だと思う。社会への信頼を保って、社会を存続させるためには必要なことだ。
でも、その仕組みに差別が組み込まれていると、罪の無い人やその周りの人の人生を破壊してしまう。社会のシステムに差別が組み込まれていると、そのシステムは...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年01月24日
今まで私が読んできた海外の小説はどれもこれも白人が主人公だったんだな、と改めて思い知らされた。
この小説には様々な差別の眼差しがある。
例をひとつだけ挙げるとすれば、貧しくて家を買うのも一苦労なのに、そもそもここに住みたい!と思っても内見もさせてもらえないのだ。
それは彼らが「黒人だから」。
私が...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年03月12日
権力が今以上に堂々と人種差別をする時代だった70年代。憎悪以外のなにものでもない理由で無実の罪をきせられ収監された男と、彼の子どもを妊娠している女、そして彼らを救おうとする家族の奮闘。ラブストーリーなんだけど、これはちょっとすごいです。とてつもない絶望と瑞々しい希望のイメージが、交互に湧き上がり畳み...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年07月28日
近年映画化されたため日本で出版されたが、1973年に書かれた作品。自分が手に取ったのは黒人作家という理由。ビールストリートとは有名なブルースの曲名であり、黒人の魂を象徴しているそう。物語→若くして結婚し、腹には子供が宿りながら、旦那は無実の罪で拘束されている。妻の家族が一枚岩となり厳しい状況に立ち向...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年03月05日
ジェームズ・ボールドウィンが綴る世界はとても美しかった。
彼らにとってあまりにも過酷で、命の危険すらもたらすのに。ティッシュとファニー、二人は恋人同士だけど、彼らが与えられる愛も、与える愛もひとつではない。
ジェームズ・ボールドウィンは世の中が彼らに齎らす苦痛に喘ぎながらも、それでも世の中にある愛を...続きを読む
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