川副智子のレビュー一覧

  • 身代りの女(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    高校卒業間近の男女6人が酒を飲んで親の車を運転し高速道路を逆走、対向車と事故を起こし、母子3人を死なせてしまう。6人のうちメーガン1人が出頭して服役し、それから20年後に釈放されたメーガンが他の5人に見返りを強要する…というサスペンス。
    徐々にメーガンがモンスター化していくにつれて、メーガンに抱く同情心が薄れていってしまい、むしろ他の5人の方に同情しつつハラハラしながら読み進めていくが、終盤は強引な展開に気持ちが冷めてしまった。

    0
    2024年12月19日
  • 身代りの女(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    海外ならではの教育システムの背景とか高校生でも親の車ガンガン運転しちゃう感じのイメージを思い浮かべながら読んだ。ダニエルがダンだったり、メーガンがメグだったりするのが慣れず誰?となりがちで、ちょこちょこ読むより一気に読んだほうが入ってきやすかった。ヒヤヒヤして心臓に悪い、イコール面白い。人の精神が病んていく描写がうまかった。犯人はこの人だろうな、からのまさかの人へ。読者だけでなく登場人物すら騙されていた!

    0
    2024年12月16日
  • 身代りの女(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    プロットでスリリング感が一挙に最後にきた。

    人は自分にとって辛いこと嫌なことを思い出す出来事やそれに連なる人物は、思い出したくないしなかったことにしたい。それを思い出すと自分が苦しくなる、罪を思い位出させるから。人を助けたつもりでも、助けられた人は忘れ去りたいし、いらない人物になってしまう。

    0
    2024年12月11日
  • 身代りの女(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    久しぶりの海外ミステリーでちょっと読みにくかったかな。なかなか入っていけなかった。展開はめちゃくちゃ面白いんだけど、ラストもどうなるのか気になってしかたなかったけど、とにかく進まない。海外作品ブランクかな。もったいないことをしたな。もう一度改めてじっくり読む必要ありかな。

    0
    2024年11月27日
  • レヴィンソン&リンク劇場 皮肉な終幕

    Posted by ブクログ

    『刑事コロンボ』の脚本家コンビによる
    短編小説集ですね。

    前に『刑事コロンボの帰還』に
    収録されていて読んだことのある
    コロンボの習作「愛しい死体」も入ってた。

    わりとアンハッピーな結末が多いので
    それを倒叙で描くスタイルにした
    コロンボものがうまくはまったんだろうな。

    0
    2024年10月27日
  • ポアロのクリスマス〔新訳版〕

    Posted by ブクログ

    聖夜に惨劇が!一族が再会した富豪の屋敷で、偏屈な老当主リーの死体が発見される。 部屋のドアは中から施錠され、窓も閉じているのに、犯人はどうやって侵入したのか?休暇返上で捜査にあたるポアロは被害者の性格に事件の鍵が隠されていると考えるが・・・クリスマス的趣向に満ちた注目作。

    新訳版が出たので買いなおしていましたが、すっきりとして読みやすい。真逆の季節ですが、富豪の家族は皆それぞれに事情や恨みがありそうで、みんな怪しく見える。序盤の列車二人組の描写は特にミスリードを誘います。やっぱり上手いなぁ。最後の謎解きまで、細やかな伏線には全然気が付かなかった。家庭内でおこった殺人と何度も強調されてたしね。

    0
    2024年06月30日
  • ダッハウの仕立て師

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    時代背景や設定が似ている「情熱のシーラ」を思い浮かべながら読み進めていきましたが、全く違うエンディングでした。当時のイギリス男性が持つ女性感に愕然としました。時代に翻弄された主人公がもし男性だったら、結末は違っていたのでしょうか。

    0
    2023年05月02日
  • レヴィンソン&リンク劇場 皮肉な終幕

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    まずまず。
    コロンボの原作に興味があり読んだ。
    少々古い。短編で読みやすい。
    外国の小説は、微妙な表現がわからず面白さが半減する。

    0
    2022年07月16日
  • 晩夏の墜落 下

    Posted by ブクログ

    米国有数のメディア王や訴追直前の富豪が乗る飛行機が墜ちたのはただの偶然の事故なのか?意図的な事件なのか?惨事をめぐる報道は日増しにエスカレートし、死者たちが秘めていた過去はさらなる疑惑を生み出していく。メディアからの攻撃にさらされたスコットはある決断を下すが…。幾重にも連なる墜落以前/以後の物語。その決着とは。

    文字通り、墜落してしまった感じ。

    0
    2022年02月19日
  • 晩夏の墜落 上

    Posted by ブクログ

    メディア界の要人がチャーターしたプライベートジェット機が大西洋上に墜落。この惨事に巻き込まれた画家のスコットは救出した男の子とともに夜の海を命がけで泳ぎきり、奇跡的な生還を果たす。世間から英雄視されるスコットだったが、落下原因の究明が難航するなかで次第に疑惑の目が向けられ始め…その飛行機にいったい何が起こったのか?

    生還シーンの迫力ある描写に舌を巻く。
    この先、どうなる?

    0
    2022年02月18日
  • 晩夏の墜落 上

    Posted by ブクログ

    幾人かの人物造形がちょっと類型的過ぎる気がするところが減点。
    まだお話が半分だと思うと、下巻が楽しみ。

    0
    2021年11月09日
  • アキレウスの歌

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    名前は知っている程度の知識しかない神話ベースの物語。なのでいきなり荒唐無稽なファンタジーが挿入されるので、文章は一人称「ぼく」の視点で噛み砕いて易しいのに理解が及ばないことも…。
    ブロマンス期待して読んだらガチだった。しかしスッキリしない終わりかた。結局「ぼく」は二人とも愛してしまったんでしょうね。

    0
    2019年08月26日
  • ビール・ストリートの恋人たち

    Posted by ブクログ

    近年映画化されたため日本で出版されたが、1973年に書かれた作品。自分が手に取ったのは黒人作家という理由。ビールストリートとは有名なブルースの曲名であり、黒人の魂を象徴しているそう。物語→若くして結婚し、腹には子供が宿りながら、旦那は無実の罪で拘束されている。妻の家族が一枚岩となり厳しい状況に立ち向かう様子。まだまだ差別のあからさまだった時代に、「黒人だから」そしてそれにおもねらない態度が生意気ととられ、世の中に対し見せしめとして利用された。後味悪く終わる最後だが、事件は終わっても社会の問題は解決しない。

    0
    2019年07月28日
  • 晩夏の墜落 下

    Posted by ブクログ

    プライベートジェット墜落事故の生存者を軸に、乗り合わせて助からなかったひとりひとりの背景を描いて群像劇を構成しつつ、事故の原因がラストに明かされる。映画『クラッシュ』を思わせる。…けど、あんまりカタルシスがないんだよなー、感情的な高まりがなく淡々としてるからかなー。構成も人物造形もお見事ではある。

    0
    2017年08月30日
  • 晩夏の墜落 上

    Posted by ブクログ

    久々に海外小説を読んでいるけど、ストーリーは面白いものの、翻訳が読みづらく感じてしまって、自分のテンポで読み進められていない。日本語にはない言い回し、比喩が多いので、多分筆者が伝えたいことが伝わりきっていないと思う。直訳が多そうだけど、もう少し日本語文化に合わせて比喩をアレンジしてもいいのではないかな。

    0
    2017年08月19日
  • 晩夏の墜落 下

    Posted by ブクログ

    なんだろ…読み終えてから何冊か
    他の本を読んでいるのに
    テレビとかニュースを見る都度
    思い出してしまう。
    サスペンスかと言われるとうーん

    0
    2017年08月11日
  • 晩夏の墜落 下

    Posted by ブクログ

    あらすじから察するにジェット機墜落の原因を暴いていくサスペンスかと思ったら、乗客だった人々の人生、暴走するメディアの姿を描いた作品だった。原題を訳すと『墜落以前』なので、Beforeの方にウェートが置かれているのは当然か。

    本作品で作者は生き馬の目を抜くニュース専門局の業界内部をつまびらかにしているが、強い影響力を持つニュース専門局は、一歩間違えば暴走する可能性を秘めている。そんなメディアの危うさにスポットを当てた展開は、同じ業界に身を置く作者ならでは。

    テレビドラマの製作に携わっていた経験値が作品によく出ていると思う。この辺りの評価は読者の経験値にリンクするんでしょ、海外ドラマを観てるか

    0
    2017年08月06日