宇都出雅巳のレビュー一覧
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ここ何年か、人の顔と名前を覚えられなくなって久しい。新しく覚えるのも厳しくなっているし、当然覚えているべき名前を思い出せないことも多い。知り合いの名前もそうだし、芸能人などの名前も同じ。ということで、あまり直接的な効果は期待しないもののタイトルに惹かれてこの本を手に取ってみた次第。
「「思い出せない」を「記憶力」のせいにしないこと」とまず書かれている。「記憶できるかどうかを左右するのは、能力よりも圧倒的にくり返しの量」だという。
忘れないポイントを6つ挙げる。まずはそれを覚えることから、だけれど。
1. くり返す
2. 最初はざっくり・だんだん細かく
3. 経験に変える
4. 注意を向け -
Posted by ブクログ
ネタバレ面白いと思った。新しくないかもしれない知識だけど、発見があった。
「すべては記憶が源である」故、記憶が思考や生き方を左右する。人の決断や選択や癖や価値観は、記憶から紡ぎだされているものなのだ(当たり前だけど)
だから、記憶をマネジメントすることが重要。ネガティブな記憶はそこからの派生に対してネガティブに働くし、ポジティブな記憶はその逆。
また、インターネットと同様に、記憶はパーソナライゼーションが行われる。自分の志向で偏ってくる。だから、マネジメントが必要。
記憶、は頭の中にあること、だとすると、こんな考え方はとっても当たり前なのだけど、記憶で物事を切ってみると、記憶は重要だな、と思えてき -
Posted by ブクログ
ネタバレ4 できそうな感じの速読法でなかなか面白い。速読力=速読技術:分かろうとせず音読する×知識・情報・経験等のストックであり、ストックを高めることが重要。ストックをためるために同じ本を繰り返して読むのが肝であり高速大量回転法らしい。目次・前書・後書などの要約、見出し・キーワードに絞って繰り返し読んでストックを蓄える。速く読むから期間をおいて読むより全体の理解が深まる。再読の方が速く読め理解が深い。見出しや目次だけでいいと考えると気軽。 最初2-3分で目次を、次の5-6分で前書・後書きを5-10回転。 本文見出し読みを5-6分で3回転。残り15分で気になる箇所を拾い読みで30分で読めるらしい。1回で
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Posted by ブクログ
行きつけのスナックのお姉さんの名前がさっぱり覚えられなくて、この本を読むことにしました。著者は、受験生・ビジネスマン向けに記憶術を指導するコンサルタント。彼の説くには、脳というものは「忘れること」が基本動作。「覚えること」は特別の動作。
5000人のお客様の名前を覚えているホテルマンの話がありました。彼は名刺を何度も何度も見返して、お客様にお会いする度に名前を重ねて呼ぶ。そういう地道な努力をしただけだ。だから、誰でも記憶力は訓練できる。
私なりに本書をまとめてみると、感受性の豊かな生活をしていれば、行動や環境と思い出し記憶が連鎖する。
若いころは、感受性の豊かな人になりたい、そんなふうに考えて -
Posted by ブクログ
読書って大事だけど、今まであまり読んでこなかったから効率的・効果的に読みたいと思って読んでみました。
まず大事なのは読書に対するハードルをなくすこと。今までははじめからきっちり読んで途中でやめるってことが多かったけど、その原因はわからないとこが出てきたり、読むことに飽きちゃったり。だから飽きる前に全体を読んでひと通りこの本で著者がいいたいことを把握するのが大事。わからないとこは飛ばして読む。そしてそれを繰り返す。一回読んだだけでは理解できないこと、忘れることが多いから繰り返すこと。それに加えて絶対的に本を読む時間を多く取ることが大事。意識的に本を読もうとしないとなかなか読まない。携帯いじっ