宇都出雅巳のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
どんなに気をつけていても仕事でのミスが減らず、藁にもすがる思いでこの本を手に取りました。
「次は気をつけよう」と意識するだけでは一向に解決せず、ミスを防ぐにはどうすればよいのかを徹底的に考えることが重要だと学びました。
本書では、ミスの原因や対策をしっかり考え、向き合うことの大切さが述べられており、さらにミスを引き起こす脳の使い方やワーキングメモリの限界についても触れられています。
ミスが多いのは自分に何か欠陥があるからだと思い込んでいましたが、実はやり方の問題だったのだと気づかされました。
この本を読んでから仕事の進め方が大きく変わり、ミスが大幅に減ったため、本当に読んでよかった一冊です。 -
Posted by ブクログ
紙の本を読み始めてイマイチよく読み方がわかっていない時に出会ったのがこの本。
結論、ビジネス著書などのコンテンツ情報系(小説以外)の本は「飛ばし&繰り返し読み」これが一番効率がいい。
しかも、効率がいいだけじゃなくて、脳にも優しい。
脳にはワーキングメモリー(脳のメモ帳)というものがあり、情報・知識を一時的に蓄えておく領域なんだけど、一定以上の情報を詰め込むことができない。
だからこそ、要点を掻い摘んでいくことが大事、そのために飛ばし&繰り返し読みがある。
はじめに〜終わりにまで、一文字一文字みて
「読破したー!」と喜んでいても、それは自己満の読書で終わりにまで行った時 -
Posted by ブクログ
『どんな本でも大量に読める「速読」の本』から著者のファンです。宇津出さんの本は久しぶりに読みましたが、相も変わらず『どん速』で書いてあること(KTK法の推奨)を強く主張しておられます。同じ内容の焼き回しで出版を重ねることを忌み嫌う読者も一定数存在しそうですが、気にする必要は全くありません。一貫性のある主張は信じられますし、自分は実践して効果を感じているうちの一人です。
高速大量回転法(KTK法)を端的に言い換えるとすれば「クイック&ダーティー&リピートリーディング」で「QDRリーディング」とかでいいんじゃないでしょうか。
速く(Quick)繰り返し(Repeat)読むための汚く -
Posted by ブクログ
英語の本は読むけれど、どうすればそれを英語力アップに繋げられるにか見出せずにいた。その意味で、この本は読書の仕方も読書に対する意欲も向上させてくれた。ポイントは
-日本語に訳さない
-トップダウン(大筋を掴んでから。森を見て木を気にしない、ということか)
-スパイラル(あえて辞書を引かないよう気になる単語は何度も出てくるうち意味を掴み、気になっていた分記憶に定着する)
というところか。
早速以前TEDで見たことのある「the upside of stress」を読み始めた。もともとわかりやすい英語ではあるものの、断然読みやすい!英語に対する新しいmindsetを手に入れたようで、これから英語 -
Posted by ブクログ
「ワーキングメモリー(短期記憶)」
記憶って短期記憶と長期記憶に分かれます。
パソコンに例えると
短期記憶がRAM
長期記憶がHDD
となり短期記憶は長期記憶に変えることができなかったら忘却していきます。
長期記憶にする必要もない日程調整を忘れないためにどうするか。
僕は単純にメモしてます。
いわゆるワーキングメモリーから手放すことが大切です。
ただ手法をシステマチックにしないと「メモしたが確認しない」とか「メモを失くす」といった単純ミスが重なりかねません。
本書はいかにミスを失くすかという方法論が「メモリーミス」
「アテンションミス」
「コミュニケーションミス」
「ジャッジメントミス」
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Posted by ブクログ
タイトルに工夫がなく大して期待していなかったのだが、得るものが多かった。
本書では4つの代表的な仕事のミスを取り上げて、それぞれの原因と対策を論じている。いずれも本当にいつも誰でも起こしているミスばかりだが、それらのミスにはいちいち理由があって、それは人間の本能に根差した本質的なものであることが、脳科学や心理学の知見をもとに描かれている。
特にコミュニケーションミスが、自分の内部記憶と会話相手のそれとが異なるために生じるという指摘は大いに納得できる。知らず知らずのうちに自分と相手が同じ発言から同じ発想をするものと思いがちだが、冷静に考えればそんな事は滅多に起こりえない訳で、このことをよく肝に銘