あらすじ
集中力が続かず、仕事がなかなか終わらない。
「すぐやること」が大事なのはわかっているけれど、なかなか行動できない。
ビジネス書やセミナーで学んだことが定着せず、成果に結びつかない。
営業担当なのに、人の名前を覚えられない、思い出せない。
がんばって考えているのに、いいアイデアがなかなか浮かばない。
リーダーなのに人がついてこない。人を動かせない。
伝えたいことが相手になかなか伝わらない……。
本書は、記憶の持つ力を使い、このような悩みを解決する「ビジネススキル」を手に入れるための本。いわゆる「記憶術」を紹介する本ではありません。
記憶というと、いわゆる「暗記」を思い浮かべるかもしれませんが、それは記憶という機能のほんの一面にすぎません。
普段意識していないかもしれませんが、私たちはつねに「記憶」を活用しています。
文字が読めるのも、文字や言葉の意味を記憶しているからですし、思いついたアイデアも、自分の持っている過去の経験や知識、他者の成功、失敗の事例、流行や時勢に関する情報などの記憶が結びついたものです。
さらに、記憶は気づかぬうちに、自分の思考、感情、行動をも司っています。つまり、記憶の働きを理解することができれば、日々の行動を変えることができるようになるのです。
さらに、集中力、コミュニケーション力、伝達力、さらにはリーダーシップといった、一見記憶とはかけ離れているように思えるスキルにも、「記憶」が大きくかかわっています。
つまり、記憶の持つ力をマネジメントするだけで、あなたの「仕事力」は驚くほど上がっていくのです。この記憶をマネジメントする力、つまり記憶力こそがあなたの仕事力を飛躍的に高め、これからの時代を生き抜いていく「最強のビジネススキル」になります。
本書では、この記憶のマネジメント法を、30年以上にわたり、速読法をはじめとするさまざまな勉強法、心理学やセラピー、カウンセリング、コーチングといった心理手法などの実践研究を続け、そこで得た知見を、研修やセミナーを通じて数多くのビジネスパーソンに伝えてきた著者が、わかりやすくお伝えしていきます。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
宇都出さんの本は7冊目。 斎藤一人さん、ホオポノポノ、引き寄せなどの話がちょろっと出てきておもしろかったです。 脳の機能や認知科学の面から見てあながち嘘じゃないそうです。 行動力が有るか無いかは「取り組むべきことに圧倒されているかいないか」なるほどです。 自分はできると自信を持つことの大切さにも繋がりますね。 自信が先!結果は後! それから「量は質に転化する」この話はもう目からウロコでした! 突飛な発想は量から生まれるわけですね。 今回は、センスオブワンダー出てきませんでした 笑
Posted by ブクログ
面白いと思った。新しくないかもしれない知識だけど、発見があった。
「すべては記憶が源である」故、記憶が思考や生き方を左右する。人の決断や選択や癖や価値観は、記憶から紡ぎだされているものなのだ(当たり前だけど)
だから、記憶をマネジメントすることが重要。ネガティブな記憶はそこからの派生に対してネガティブに働くし、ポジティブな記憶はその逆。
また、インターネットと同様に、記憶はパーソナライゼーションが行われる。自分の志向で偏ってくる。だから、マネジメントが必要。
記憶、は頭の中にあること、だとすると、こんな考え方はとっても当たり前なのだけど、記憶で物事を切ってみると、記憶は重要だな、と思えてきた。
Posted by ブクログ
どこかで聞いたことのあるタイトルですが・・・。それはさておき記憶が重要であり、知らず知らずのうちに個人に影響を与えているという主張はうなずけるものがありました。そうであるからこそこのご時世、インターネットなどの外部記憶に頼らず個々人の記憶が大事であると筆者は説いています。なお個人的には後半の記憶に関するスキルについてはさほど興味を持たなかったので、興味深く拝読できたのは前半部分だけでしたが。