石川智健のレビュー一覧

  • ため息に溺れる

    Posted by ブクログ

    表現が繊細だし読みやすい文章で好き。
    ただプロローグ8割でミステリーとしての盛り上がりはあまりない。主人公も好きになれなかったのが残念。

    0
    2023年05月27日
  • この色を閉じ込める

    Posted by ブクログ

    立川署の刑事2人が自然死と判断された女性の日記の内容が気になり、休日を利用して動く。

    女性は、離婚していたが息子がいてその成長を喜んでいるかの内容が記されていた。
    だが彼女の息子は幼い頃に亡くなっていたのだ。
    身寄りのない彼女の死を残された人に伝えるべく、2人が行った先は、西多摩郡にある二荘村である。

    村ならではの伝統や風習、そして言い伝えなど。
    まさに一昔前のサスペンスドラマでも見てるかのよう。
    人を喰らうという噂のある村。
    亡くなっているはずの息子を監禁しているという村の三役やその彼が逃げたという後に次々とおこる殺人事件。

    終幕での語りにいったいこれは…となる。





    2人の刑事

    0
    2023年04月16日
  • 警視庁暴力班

    Posted by ブクログ

    石川智健『警視庁暴力班』朝日文庫。

    型破りの元スポーツ選手たちで組織された警視庁暴力班がアメリカから日本に渡って来た連続殺人鬼ジョン・ホワイトに挑む。

    警察組織の闇と日米の微妙な関係を背景にした警察小説であるが、全てに於いて物足りない。

    連続殺人鬼の背景も描き切れていないし、あれだけ手こずったはずが最後はあっさり捕まるし、微妙な立場に立たされたキャリアの北森も何となく助かった感じで、全てが納得出来ない不満足な内容だった。


    警視庁暴力班と呼ばれる警視庁組織犯罪対策特別捜査隊特別班を率いるキャリアの北森優一は4人の部下たちが度々起こす暴力沙汰に辟易していた。

    北森は政治家の父親が日米関

    0
    2023年04月11日
  • 闇の余白

    Posted by ブクログ

    お兄ちゃんがキレ者なのか肝心なところで詰めが甘いのかキャラがはっきりしない。妹は悪い男に引っかかりすぎだよ…。

    0
    2022年08月16日
  • 闇の余白

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    暴力団員の雨夜が覚せい剤の密輸で現行犯逮捕されて、同時期に発生した殺人事件の犯人を教えることで不起訴にしろ、と司法取引を持ち掛けてきて・・・という。

    面白かったですけどね。こう、ストーリーに意外性みたいなものがあんまりなかったかな。なんとなくの善人ぽさとか一見ひどいことしてるようでも実はそうではないんだろうなとか思って読んでしまう。さすがにそのままってことはないだろう、みたいな。

    あとこの手のミステリというかサスペンスなお話だと児童養護施設がでてくると実は裏で(性的)虐待がお約束になってきてしまってる感がないですか?

    0
    2022年08月16日
  • エウレカの確率 経済学捜査と殺人の効用

    Posted by ブクログ

    経済学の知識で事件を解く異色の捜査員・伏見真守。行動経済学の理論から、自殺と断定された事件に迫る。

    談合疑惑、建築偽装、裏金問題など、事件は複雑に絡まり、思わぬ展開を見せる。

    果たして、伏見はその異色の力で、謎を解けるのか?

    0
    2022年04月23日
  • 私はたゆたい、私はしずむ

    Posted by ブクログ

    シリーズ第3弾。

    立川署刑事コンビが人事交流で八丈島へ。
    八丈島近くの無人島近海で大きな客船を発見。
    その船で起こる連続殺人事件の真相を追うお話。

    主人公の女性刑事の深い心の傷もそろそろ癒されてほしい。
    次作では期待したい。

    0
    2022年01月20日
  • 本と踊れば恋をする

    Posted by ブクログ

    「ビブリア古書堂の事件手帖」を読んだすぐ後だったので、同じような感じかと思ったけど、こっちはこっちで登場人物の個性的なところが好き。
    登場人物の背景が小出しだから、まだ続きがあるのかな…

    0
    2022年01月18日
  • ため息に溺れる

    Posted by ブクログ

    莫大な財産と権力を持つ医院の一族とそこに婿養子となった不幸な出自の男のお話。

    屋敷でなくなった男は自殺か殺人か。
    調査をする女刑事。
    別の場所で起きた殺人事件との関連はあるのか。

    といった事件ものではあるが、ときおり屋敷で亡くなった男の心情がたっぷりと表現されているので、せつなくなる。

    読み終わりは、他の生き方にも幸せはあるだろうに・・・と思った。

    0
    2021年11月17日
  • エウレカの確率 経済学捜査員 伏見真守

    Posted by ブクログ

    行動経済学から犯罪を考えるっていうアイデアが面白かった。ただ麻耶がかなり後ろ向きの性格だから、最初の方はもやもやするかも。これ、某シリーズのように主人公が好印象だったら、他のキャラも立ってるしもっと面白いのかなと思ったけど。

    0
    2021年11月04日
  • この色を閉じ込める

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    あらすじから想像していた内容とは少し違ったけどコンビの刑事のキャラも好ましく謎を解くテンポもいいから一気に読み終えた。ヒロインと同じ目線で最後まで謎解きができたからスッキリするはずが…オカルト、迷信、呪い、あまり好きではないけれど現実との対比で明かされていくのはゆっくり理解できて楽しめた。ラストは背筋がゾッとしたけれど。

    0
    2021年08月18日
  • いたずらにモテる刑事の捜査報告書

    Posted by ブクログ

     異様にモテる日向と、そこそこイケメンなのに日向といると霞んでしまう久保のコンビが中々良いコンビですね。あそこまでモテるのも本人的には嬉しくないだろうなぁ…そして、それを妬みつつもカラッとしたチャラさの久保だからこそ、コンビとして成り立つんでしょうね。

     毎回協力してくれた女性の事が書かれていない調書も独特でした。

    0
    2021年08月02日
  • 私はたゆたい、私はしずむ

    Posted by ブクログ

    警察の人事交流で、八丈島へ行くことになった刑事の薫と赤川。特に事件もなく、非番の日、赤川の同級生が研究のため八丈島の近くの無人島へ行くこともあって、二人も同行した。そんな時、遠くの方で謎の客船を発見。近づいてみると、中には七人の若者がいた。クルーザーが壊れて、救命いかだで漂流していたところ、この客船を発見したという。
    その時、客船が動いた。誰もいないはずなのに。客船内は色々不可思議な点があり、状況は困惑だらけな中、連続殺人が起きる。


    序章から、復讐劇が始まるというゾクゾクした展開でしたが、読み終わった後、改めて振り返ってみると、色々不要な要素があるように感じました。

    基本的には客船内での

    0
    2021年07月26日
  • キリングクラブ

    Posted by ブクログ

    最初から伏線がすごく分かりやすかったせいで、若干展開が読めちゃった感はあったかも。でも全体的に面白く読めたかな。「ダイナー」的な感じかと思ったけど、サイコパスなわりに結構社会に溶け込んでる感。

    0
    2021年07月18日
  • いたずらにモテる刑事の捜査報告書

    Posted by ブクログ

    モテるどころじゃない。出会った女性が全員過剰反応を示すイケメン刑事って凄いな。ぜひ遠くから見てみたい。なんとなく読みにくかったのは、イケメン描写が素直に笑えなかったせいかも。

    0
    2021年06月21日
  • ため息に溺れる

    Posted by ブクログ

    "ため息に溺れてしまいました。ご迷惑をおかけします。さようなら。"
    この言葉とともに指月は自殺した…
    そのはずだった。
    けれど捜査から浮かび上がる闇を秘めた過去。
    言葉にこめられた意味とは一体何なのか。
    本当の真相を知った時、あなたも深くて重いため息に溺れているのでしょう。

    0
    2020年12月20日
  • エウレカの確率 経済学捜査と殺人の効用

    Posted by ブクログ

    前作よりは面白く読めた。
    偽装建築の話はもうちょっと深くても良いのになぁと思った。中国公安からも人事交流で来てたわけだし。

    0
    2020年09月02日
  • 本と踊れば恋をする

    Posted by ブクログ

    なにからなにまで中途半端でもったいない - 石川智健「本と踊れば恋をする」 ★★★☆☆

    なんてもったいないんだ。主役の3人はきっちりキャラをつけているけど、活かしきれていない。贋作師と古本探偵の関係を深堀したほうがいいし、それぞれのうんちく的なものをいれればもっと広がっただろう。一話完結ものなんだから、各話で古本の中身を引用したような展開にすれば魅力的になったのに。何よりも何故本が盗まれたかの謎を全話を通じて縦軸として描かなきゃモヤモヤしたままで終わってしまう。
    素材はいい。話もそれぞれを見ればいい。ただ、とおしてみるとやるせない感じですね。

    0
    2023年10月27日
  • 本と踊れば恋をする

    Posted by ブクログ

    ミステリーってこんなんだっけ…??

    そっかそういう恋もあるなぁっては思った。
    恋の形は様々だからね。

    「本と踊る」っていう言葉はすごく好きです。

    0
    2020年05月11日
  • この色を閉じ込める

    Posted by ブクログ

    刑事の薫と赤川が休みの前に確認した現場に残されたノートから続く、奇怪な話。結論はさておき東京にそんな街があるかどうかだが、ありそうな雰囲気もあり、結構怖そうなところもあるが最後は直球、カーブなんでもアリで怒涛のラスト。でも最後に秘密が。ああ、、、終わり方がちょっと感動に欠けるので、3つ。

    0
    2020年04月02日