石川智健のレビュー一覧

  • ゾンビ3.0
    これは面白い! ゾンビものの小説に新風が吹き込まれた。
    ゾンビパンデミックが発生した世界で科学者たちは最後の望みを賭けてゾンビ化がなぜ発生したのか、を調べ始める。そうしている間にも世界は窮地に追い詰められ……。
    ゾンビものでは王道の展開だし、既視感があるがそれでも本書の勢いは止められない。入念に組...続きを読む
  • ゾンビ3.0
    きっとゾンビに関する映画や小説を見たり読んだりしたことがある人は数多くいることでしょう。しかし、ここまでゾンビの根源に関して科学的に考慮した作品は今までになかったとおもいます。
    ゾンビ映画を見たことがある方は、ぜひとも、この作品を手にしてもらいたいと思います。
  • ゾンビ3.0
    大好きザマス~♡

    ネタバレに感じたらごめんなさい
    急にゾンビ化が起きて意味がわからないとか書いてらっしゃる方居ますけど
    ゾンビゲームやった事ないんでしょうね。
    物語に出てくる人と人との争いの描写もゾンビものでは定番ですが…?という感じで
    中々ゾンビ系が好きな人の心をガッツリと掴んでくる物語でした!...続きを読む
  • エウレカの確率 経済学捜査員 伏見真守
    一向に犯人逮捕に辿り着けない連続殺人事件に派遣された、経済学者・伏見。経済学からのアプローチという独自の視点での捜査、同じく派遣された心理分析官との対立、プロローグがどう活かされるのか。気になる要素が多くて、新鮮な読み応えがあった。ただ、今回伏見とペアを組まされた刑事がイジイジし過ぎ、せっかく掴んだ...続きを読む
  • 第三者隠蔽機関
    警察を監視するはずの監察官が不祥事を。
    警察は、アメリカ諜報企業・リスクヘッジ社を、警察全体を監視する第三者機関に採用。

    果たして、警察の不正を発見するのは、監察官か、又はリスクヘッジ社か?

    更に、リスクヘッジ社は、不正のもみ消しを行なっていると言う噂が。
    諜報企業vs.監察官の闘い。

    特に、...続きを読む
  • 60 誤判対策室
    無罪を訴える死刑囚を再調査するため、新たな組織が編成された。それが『誤判対策室』。

    そこに配属されたのは、女性検察官の春名、老刑事の有馬、そしてイケメン弁護士の世良。
    それぞれ訳ありの3人が集まる組織に、どんな難問が降りかかるのか?

    基本的に、誤判対策室は、警視庁や検察庁から疎ましく思われていた...続きを読む
  • 20 誤判対策室
    シリーズ、第二弾。
    前作『60』から、登場人物が少し変わっています。

    『誤判対策室』に所属する女性検事・春名、再雇用の老刑事・有馬、そして新しく採用されたのは、企業の法務担当の青年・塩見。

    ある日、三ノ輪警察署から連絡が入る。
    殺人容疑者が、自白の相手に有馬を指定した。
    その容疑者とは、元裁判官...続きを読む
  • いたずらにモテる刑事の捜査報告書
    初読みの作家さん。

    これは笑った。まさにギャグ小説。

    主人公は、超イケメンの刑事。

    この刑事を見た女性はそのあまりのイケメンさに失神するという(笑)。

    この刑事くんが、周りの女性たちの協力を得て事件を解決するという本書。
    息抜き読書としては最高の一冊ww
  • エウレカの確率 経済学捜査と殺人の効用
    一人の男性の自殺から始まり建築偽装や裏金が絡んでいく展開に、続きが気になり一気に読んでしまいました。最後にはきちんとまとまるのですごく満足しました。
    個人的に建設業界の談合の話が興味深かったです。価格競争は受注側にも問題があるというのははっとさせられました。
  • 60 誤判対策室
    冤罪事件を再捜査するため、誤判対策室に集められた刑事と検事と弁護士。それぞれの思惑や葛藤も絡めながら話が進み、とても面白かったです。
    裁判員裁判の問題点も提起されているのが出色でした。
    裁判の迅速化のため論点整理が行われ、論点に合わない証拠は開示されないだけでなく、その証拠があることは検察しか知りま...続きを読む
  • エウレカの確率 よくわかる殺人経済学入門
    前巻で一緒に捜査をしていた人とコンビを組んで、というわけではなくて、毎回相方さんが変わるみたいですね。毎回変わるのは常に新鮮でいいのですが、個人的にはずっと同じ人と一緒に捜査をしていった方が好きです。
    文章が読みやすく、すぐに世界に入り込めて一気読みしてしまいました。言いづらいことを淡々と言う主人公...続きを読む
  • エウレカの確率 経済学捜査員 伏見真守
    個性的な登場人物と予想外の展開で思わず一気読み
    経済学の知識を使って推理するってのが斬新で面白かった。
  • ゾンビ3.0
    読み応えのある一冊。
    なかなかにホラーで緊迫感もあり、ハラハラしながらページを繰ってしまった。
    途中までまったく謎だったゾンビ化現象に対し、こういう設定できたか!という見事さ。
    フィクションだと信じたいが、もしかしたら現実にも起こり得るのかも?という、じんわりした怖さも残る。
    とりあえず、できるだけ...続きを読む
  • いたずらにモテる刑事の捜査報告書
    警視庁捜査一課予備班に所属する、そこそこイケメンの久保と絶世の美男子日向刑事が2件の事件を解決します。
    予備班なんてあるんだなとか、校閲の仕事面白そうだな、と思いながら読みました。見た目が良すぎるとそれだけで人が寄ってくるので、傲慢になりがちですが、日向刑事は中身もイケメンだったので、本の中の人物を...続きを読む
  • 断罪~悪は夏の底に~
    『絶対的な悪は存在しない。同様に、絶対的な正義もない。』

    警視庁捜査一課の青山 陽介は、担当の殺人事件で犯人と目された男とは別に真犯人がいると睨んだ。

    そして、不審な行方不明事件が続く武蔵野東警察署に出向く様、検事の稲城から指示される。

    そこで出会った検案医・夏目 橙子に不審の目を向ける。
    ...続きを読む
  • 闇の余白
    見事なオープニングと目の離せない展開 - 石川智健「闇の余白」★★★★☆

    抜群に面白かった。エピローグの奇抜さから、第1章の導入が強烈で目が話せなかった。最後が独白だったのが若干残念だったけど、謎さ満点のオープニング、闇法定取引、どこか影のある登場人物たちどれも見事だ!映画化してほしいけど地味にな...続きを読む
  • ゾンビ3.0
    単純にディザスター的なノリを求めて読み始めましたが、なかなかの骨太で読み応えありでした。主人公にシンパシーを感じたし、感情移入もスムーズで思っていた以上に楽しめました。
  • ゾンビ3.0
    あれとあれを1.0と2.0にするならこれは確かにこれは3.0だわ。あまりグロテスクな描写はないので、グロいのはちょっとっていう人でも面白く読めます。
  • 断罪~悪は夏の底に~
    「絶対的な悪は存在しない。同様に、絶対的な正義もない。」このフレーズは、悪に取り憑かれずにいきるためのひとつの指針だろう。
    だが、人間とは弱い者でいつ被害者になる加害者になるかわからないのである。
    その怖さが読んだ後にも付いてくるようだ。

    物語は、四つの短編からなる連作である。
    それぞれ異なる事件...続きを読む
  • ゾンビ3.0
    突如世界で同時多発的に起こったパニックは、まさしくゾンビ映画そのものだった。しかしウィルスや細菌のせいとするには不可思議なことが多すぎる。予防感染研究所に閉じ込められた研究員たちはゾンビ化の謎を解き、この災厄を収めることができるのか。ゾンビ好き必読のホラーです。
    王道ど真ん中のゾンビものと思わせてお...続きを読む