【感想・ネタバレ】第三者隠蔽機関のレビュー

あらすじ

警察組織を監視するはずの監察官が不祥事を起こしてしまう。たまりかねた警察トップは、アメリカの諜報企業「リスクヘッジ社」を、監察を含めた組織全体を監視する第三者機関として採用する。リスクヘッジ社vs監察。組織内の不正をどちらが先に発見するか。しかもリスクヘッジ社は、警察トップのほんの一握りしか知らない密命を帯びていた。監察を出し抜いて不祥事を隠蔽し、不正を「無かったこと」にしなければならないのだ!

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Posted by ブクログ

2026年版「このミス」国内作品8位にランクインした「エレガンス」の作者・石川智健さんの過去作。

止まない身内の不祥事対策として、警察トップはアメリカ諜報企業・リスクヘッジ社を、組織全体を監視する第三者機関として採用。
警察内部を監視する役割の監察官と、警察内の不祥事を察知&もみ消しに動くリスクヘッジ社の息詰まる攻防が、スリリングかつスピーディーな展開で描かれる。
単純にどちらが善・悪という構図ではなく、言うなれば「怪盗vs探偵」のような感じ。
最終章は意外な展開を見せ、ラストは爽やかな余韻を残す。
いやー、あっという間に読み切ってしまった。

ちなみに文庫化前の原題は「もみ消しはスピーディーに」で、個人的にはこっちのタイトルの方が好きだったかも(笑)

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2025年12月28日

Posted by ブクログ

警察を監視するはずの監察官が不祥事を。
警察は、アメリカ諜報企業・リスクヘッジ社を、警察全体を監視する第三者機関に採用。

果たして、警察の不正を発見するのは、監察官か、又はリスクヘッジ社か?

更に、リスクヘッジ社は、不正のもみ消しを行なっていると言う噂が。
諜報企業vs.監察官の闘い。

特に、第3話は、逆転に次ぐ逆転の展開に、手に汗握りますね。
誰が敵で、誰が味方か?
ハラハラドキドキの連続です。

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2022年10月08日

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