堀川アサコのレビュー一覧

  • オリンピックがやってきた 猫とカラーテレビと卵焼き

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    前回の東京オリンピックと言えば1964年。僕が産まれる十年前、そんな時代の青森のとある町内の物語です。朱川湊人マイナスホラー要素という感じの、懐かしさ勝負の本です。
    市井の人々の小さな幸せ不幸せを描いています。夢中になって読む本ではありませんが、青森出身だと津軽弁と地名だけでも相当ほんわかすると思います。
    三丁目の夕日から昭和的なものに注目が集まるようになりましたが、僕もそういう方向の趣向には結構弱くて、思わず手に取ってしまうんですよね。

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    2019年10月15日
  • 小さいおじさん(新潮文庫nex)

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    ひとりぼっちの人間にしか見えない「小さいおじさん」

    尊大ながら可愛げのある「おじさん」と共に
    5年前の殺人事件の真相を解明することになった
    市役所の女子職員19歳 千秋

    千秋とおじさんのコンビがなかなかいい味出てます

    ミステリとしては「そうだろな」って感じ

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    2019年08月09日
  • 100回泣いても変わらないので恋することにした。(新潮文庫nex)

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    タイトルと内容の繋がりは疑問。
    恋愛ものなのか? と思えば、そうでもない推理のような、どっちをメインに読めばいいのだろうか?
    いやー、この母親と関係のある男性と…というのはナイわ。うん、絶対ない。
    学芸員とか伝説とか面白そうだと思えたのだが。

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    2019年08月02日
  • 幻想日記店

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    幻想シリーズ三作目。いつもながら悪くもないけどよくもない。ファンタジーとはいえ、どの人の思いも軽いんだよね。

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    2019年07月08日
  • 幻想短編集

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    タイトル通り、幻想シリーズの短編集。
    幻想郵便局に届けらる出されなかった手紙がそれぞれのストーリーの元で、幻想探偵社が事件とか謎を解いていきますが、そこは幻想シリーズなのでいろいろとゆるく適当な設定もありな感じで、気楽に読めて良いです。

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    2019年06月08日
  • 小さいおじさん(新潮文庫nex)

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    まぁ・・・。文章は面白い。擬音語の表記に工夫があったりする。
    話自体は、小さいおじさんが一刀両断って感じで、ちょっと楽な方に走っちゃったかな?

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    2019年05月07日
  • 幻想寝台車

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    幻想シリーズも早7作目。

    篠原多聞は、同棲していた恋人の実紗が部屋を出ていってしまったことで彼女の気を惹こうと精神安定剤の多量摂取で自殺を図るが本気で死のうと思ったわけではなかった。

    しかし、何かの間違いか生霊となって「あの世」への入口になっている死神たちの村、蘇利古村に来てしまう。

    手違いで死んでもいないのに死後の世界にやってきてしまった多聞を、村の死神たちは元の世界へ帰そうと協力する。

    この世とあの世を繋ぐ寝台列車に乗って生きるための冒険が始まる。

    多聞を中心に死神たちや霊たち、そしてこのシリーズに欠かせない登天郵便局のメンバーが繰り広げる怪しげな世界。
    また、多聞のたった一人の

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    2019年04月30日
  • 三人の大叔母と幽霊屋敷

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    こよみ村シリーズ第3段。
    短編連作。
    予言歴の盗難や、湯木家の叔母たちが押しかけてくる話など、ちょっと怖いけど田舎ならではの雰囲気の日常の謎を解く話が書かれた本。

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    2019年04月14日
  • 予言村の同窓会

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    予言村シリーズ第2弾。
    不思議なことが日常的に起こるこよみ村での騒動を描いた短編連作。
    大人の恋愛に巻き込まれる村民や、転校生の悩み、UFOなど、ありえないファンタジーになっててありえないことを受け入れられればまた純粋に面白い。

    ラストの一作は、ファンタジーちっくなものではなく、気持ち悪い話。
    オチが最初からあっさりわかってしまうけど、ちょっとグロい。
    そういうのが苦手な人は読まない方がいいかもしれない。

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    2019年03月23日
  • 予言村の転校生

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    父が故郷の村長になり、主人公の奈央は閉鎖された陸の孤島のような村に移り住む。
    全ての出来事が「予言暦」に書かれていて、それによって成り立っているという村での、さまざまな出来事や事件を追うストーリー。
    田舎でののどかな生活が子供の頃の実家を思い出し、懐かしくてほっこりとする。
    中学生2年生の主人公の視点からストーリーが進むので、子供っぽいところや、妙に大人びた意見などが混ざった感じも懐かしく感じられて面白い。

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    2019年03月12日
  • 幻想日記店

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    今回は幻想ワールドが全開で、とっても楽しく読めた。
    でも、少しだらだらした感じがあったような…
    しかしながら、シリーズの中では、一番好きな空気感でした。

    登天さんの正体が!!
    『土佐日記』を読みたくなったなぁ。
    次の作品も楽しみ。

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    2019年02月20日
  • おもてなし時空ホテル~桜井千鶴のお客様相談ノート~(新潮文庫nex)

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    タイムトラベラーが泊まるホテルで、ひょんな事から働き始めることになったチズ。
    歴史を飛べる仙人や、ホテルの支配人、料理上手のコックさんたちといろんな時代のお客さんを迎えたり、ホテルの一大事を阻止したり。

    軽めのタイムトラベラーものでしたが、江戸やら明の時代やら、なかなか面白く読めました。

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    2019年01月20日
  • 幻想郵便局

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    幽霊や神様と、気軽に話しすぎ(笑)

    でもおもしろかった。
    功徳通帳、ほしいな。御朱印帳よりリアルすぎるし、自分を振り返れて良さそう。

    青木さん、小池さんの見た目でオネエキャラっていうのが好き。

    次も読んでみます。

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    2019年01月15日
  • 月夜彦

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    散楽舞をして暮らす小槌丸、御曹司は月夜彦。神が力を持ち怨霊も化生も跋扈する都で起きる凶事。
    場面場面は面白いけど、全体としてみると絡み合ってて私には分かりづらい。時々関係がわからなくなる、登場人物関係図がほしいなぁ

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    2018年12月18日
  • 仕掛け絵本の少女

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    誰しも一度は考えたことはないだろうか?
    絵本の世界へ入ってみたいと…

    『歯をくいしばれー!』

    現実と絵本の世界の狭間で格闘する少年少女。
    事件が解決したとき、きっと今より大人になってるよ!

    タカユキかっこよかったよ!笑

    実際にこんなことが自分の身に起きたら怖いなぁ。やっていけるかな?笑

    徐々に世界に引き込まれた。
    思っていたより壮大な話だった。

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    2018年11月26日
  • 幻想短編集

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    幻想シリーズ最新作。
    『幻想郵便局』と『幻想探偵社』を舞台に、様々な騒動が舞い込む。
    真理子さん再び(三度?)登場。相変わらずの呑気さと色気ダダ漏れとで引っ掻き回す。
    こういう人(幽霊?)はもう、どこに行っても、成仏しても同じことを繰り返すのだろう。
    ホラーチックな話あり、ミステリーチックな話あり、いずれもコミカルと少し人情とを織り交ぜつつ、テンポよく読ませてくれる。
    郵便局の面々も、探偵社の面々も相変わらずで良かった。
    『幻想電氣館』もチラッと出てくる。
    シリーズを読んでこられた方には軽快に楽しめると思う。

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    2021年07月09日
  • 幻想映画館

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    幻想シリーズ第二弾。
    前作「幻想郵便局」から引き続きの出演は怨霊だった真理子さんと楠本タマエ会長(大奥様)。
    あと、オネエ言葉の青木さんが、ほんのちょっぴり登場するくらいでしょうか(笑)

    一人ぼっちで寂しそうだった真理子さんが、今作では居場所があって幸せそうで。
    このまま、この場所で暮らしていけたらいいのに....と。
    そんなことを思いながら読んでいました。

    そして今作も殺人事件が!?

    この、ゆる~い感じ、ハマりますね♪

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    2018年11月17日
  • 幻想短編集

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    【収録作品】第一話 幻想ハイヒール/第二話 幻想オルゴール/第三話 幻想スパムメール/第四話 幻想モカロール
    第五話 幻想カンガルー/第六話 幻想ラブレター
     登天郵便局とたそがれ探偵社を舞台とした短編集。ゲルマ電氣館の面々もチラッと(?)登場。

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    2018年11月15日
  • 仕掛け絵本の少女

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    中学生の音々、彼女の前に突然現れるカイ。どこから?どうやって?何をしに?
    古い本を買うときは注意しなくちゃ何がどうなるかわかりませんよ!!!

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    2018年11月01日
  • 幻想短編集

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    幻想ハイヒール/幻想オルゴール/幻想スパムメール/幻想モカロール/幻想カンガルー/幻想ラブレター

    たそがれ探偵社に持ち込まれる超常現象がらみの依頼はさまざま。ユカリの活躍? がなければ……どうなることやら

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    2018年10月06日