堀川アサコのレビュー一覧

  • 予言村の転校生

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    のんびりした村の時間の流れの中で、
    柳田国男の遠野物語まで引用した不可思議な話など、
    不可解なエピソードがそこかしこに散らばっている。
    ドキドキとワクワクとヒヤヒヤが適当な加減で
    混ざりあって、いい感じなのですよ。
    隠し味程度の恋のエピソードも効いており癒されます。

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    2018年09月17日
  • おもてなし時空ホテル~桜井千鶴のお客様相談ノート~(新潮文庫nex)

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    ホテルの名前は はなぞのホテル なのについつい二文字目から読んでしまう。
    〜お客様相談ノート~ ?? お客様からのムチャ振りノートの間違いではと思うけど、チズさんが楽しそうだからこちらも楽しんでしまう。

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    2018年08月08日
  • 芳一

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    この作者の本をずっと読んできたけれども、これもまた、雰囲気の変わった話でした。
    表紙は、帯の惹句と合わせて、なんだか、ルパン三世っぽい。そんな先入観をもちながら読んでみたら、そう言えなくもないなあ、と思いました。
    怪談の芳一には結び付きにくい。だったら、この芳一の特殊能力をもっともっと活用してもよいような気もしました。
    芳一以外の登場人物は、かなり個性的なのですが、ストーリーの中で埋没してしまっているかなあ。もっと、彼らの特殊性も前に出てきてよいように思いました。
    この本は1冊で終わりかな?次の活躍はあるのかな?

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    2018年05月27日
  • 大奥の座敷童子

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    時は黒船来航に揺れる徳川家定の治世。奥州、野笛藩一の美女、今井一期は貧する国許を救うため、野笛出身の座敷童子を連れ戻すべく、大奥へ奉公に上がる。出没する“枕絵の妖怪”や人が死ぬ際に泣く妖怪“泣きジジさま”に翻弄されながらイチゴが知った座敷童子の正体は?温かい涙と笑みがおとずれる癒やし時代小説。

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    2018年04月29日
  • 幻想郵便局

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    なかなか好きかなー
    ホラー-ミステリー-ファンタジー…
    いろんな要素が含まれてるけど、
    最終的にはどこかほっこりする作品。

    1番はアズサの気持ちに共感できたこと。
    「夢」とか「なりたいもの」とか。。。
    自分にもよくわからないし…

    読みやすくていい作品だったけど
    読みやすさ-展開の速さが際立ったせいで?
    情景描写なんかが少なくて「パッ!パッ!」と
    進みすぎちゃった感。
    もう少しゆっくりふんわりでもよかったかな。

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    2018年04月01日
  • お天気屋のお鈴さん

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    ぉ鈴さん(幽霊)って勝手な人いや幽霊だねぇと思ってた前半。後半は何だ良いとこあるじゃんに変わった。
    彼女と仲間たちは飲食をするのだ。物に触れる?飲み込む?う~~ん細かいことを想像するのはやめとこう

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    2018年03月26日
  • 竜宮電車 水中少女

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    たいした神通力もない、遠海神社の神様ジンジンがろくでもないが何だか愛らしい人間達を救ったり見守ったり。人から見えなくなったり、たまーに雷を呼んだり、生きていないので水中でもへっちゃらではあるが、移動は徒歩か公共交通機関、通り抜けもできないし、他の神に頼まれて時給制でアルバイトをするというなんとも人間らしく気取らない神様で、とてもキャラクターがよい。
    相変わらず堀川さんはエグい話を平然と突っ込んで来るので読んでいてぎょっとしてしまう。そしていつも通り淡々と終わるので何だかもったいないというか。堀川さんの本を脚本にして肉付けするともっとそれっぽくなると思うのだが、そうするとらしさがなくなってしまう

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    2018年03月18日
  • 幻想温泉郷

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     「幻想郵便局」の続編。タイトルから、のほほんとした感じかなと思ったけど、全然違くて、狗山比売の所為かなとか……。「幻想郵便局」を読んでからしばらく時間が空いていたので、思い出すのにちょと時間がかかった。
     罪を洗い流すというなんとも胡散臭いところから話は始まるわけなのだけど、<罪>ってなんだろう、<ゆるし>ってなんだろうって思った。仕事柄、悪いことをしたら「ごめんなさい」と言いましょうと言う機会は多いのだけど、じゃあ謝ったらオールオッケーなのかってなる。逆に、<罪>を犯した人はその<罪>をずっと背負って、負い目を感じながら、後ろ指を指されながら、ひっそりと生きなければならないのかなともなる。

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    2018年03月10日
  • 幻想郵便局

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    ネタバレ

    小節の表紙だけは知っていて、
    あらすじも何も知らないまま今回読み始め。

    現代ファンタジーなところはすんなり受け入れられたし、
    導入がとても好みだったもので、読みました。
    が、えっと……最後が……うーん……
    狗山比売との対峙~終わりにかけてが、
    駆け足すぎてついていけなかった感じです……。
    とてもいいかんじに進んでいたので、
    正体がわかった青木さんとの会話を、もっと楽しみたかった。

    続編も手元にはあるのだが、うーん、どうしようか。

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    2018年03月03日
  • 幻想郵便局

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    クライマックス?の犯人発覚の部分が面白かった。
    一つ一つのエピソードをもう少しずつ掘り下げた感じで読みたかったかも。

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    2018年02月25日
  • 幻想温泉郷

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    幻想郵便局の続編というので
    お馴染みの登場人物に
    懐かしさを感じました。

    え~
    って感じのドタバタ物語で
    面白かったです。

    誰しも今までに
    罪の一つはあるものだな
    って思いました。

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    2017年12月16日
  • 100回泣いても変わらないので恋することにした。(新潮文庫nex)

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    小さいおじさんシリーズ?
    寂しい人にだけ見える小さいおじさん。

    今回も傍若無人な振る舞いながら、殺人事件や、河童同士の争いまで解決します。

    今回は、ドロドロな人間関係すぎて、前作の方が好みでした。

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    2017年12月12日
  • 竜宮電車

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    ネタバレ

    おそらく再読です。
    フリーター神さま、読んだことがありました。

    他2編は、記憶にないのですが…

    「竜宮電車」は、失業者した主人公が病で亡くなった叔母の後を継いで、喫茶店のマスターになります。
    同僚の小動物系の女の子が、いい動きをしてました。

    「図書室の鬼」は、中学校の図書室にまつわるおまじない。女子中学生は、願いが叶ったのか、教師の願いは叶ったけれども、哀しすぎる結末で。おまじないを最後の一冊がなくて実行できなかった男子中学生の願いは叶わず。
    どちらがいいのか…

    「フリーター神さま」で、ジンジンさんが見た景色には、ドラマ人間模様があり、前2つの作品に出てくる人も大集合でした。

    軽いの

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    2017年11月04日
  • 幻想温泉郷

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    面白かった…けれどモヤモヤする。何でもできて、何でもお見通しの神様が全てのキーポイトを担っているのは、なんだか腑に落ちない。全部お見通しの神様にそれをさせてしまっては、物語が動いているように見えて、神様の手のひらで転がってるだけにすぎないようになってしまう。要するに、神様の暇つぶしの戯れみたいな…?うーん。幻想シリーズが好きでずっと追いかけて読んでるけれど、これはモヤモヤ感が残ってしまって、読後がすっきりしない。

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    2017年11月04日
  • 竜宮電車 水中少女

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    弱小神社の神である、オレが、とある若者から仕事を依頼され、目の前の現金に目を奪われ、彼に関わっていくことになります。

    見目麗しい男が詐欺を働く心の闇とは?彼の周りにある気配は?新興宗教の真実、オレが好意を寄せたストーカーに狙われたOL、ほぼほぼ力を持たない神は皆をどうすることができるのか。

    けっこう、おもしろくて一気に読めました。

    短編の「神さまと藁人形」の方は、コンプレックスに苛まれる妹が可哀想です。

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    2017年09月30日
  • 幻想映画館

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    最初、真理子さんに気付かなかったw
    幻想郵便局をチョイチョイ匂わせますね。
    でも、今回はホラー要素が強いかな。
    中盤から真相がわかるまでは、夢中で一気に読みました。
    最後のお別れが切なかったけど、希望が見えるラストだったので、良かったかな。

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    2017年08月16日
  • 100回泣いても変わらないので恋することにした。(新潮文庫nex)

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    会話は軽く、小さいおじさんは良く分からない。その存在が重そうだったり軽そうだったり。推理するおじさん‥‥謎解きが‥‥やっぱり良く分からない。ごめんなさい

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    2017年08月04日
  • 幻想温泉郷

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    幻想シリーズです。

    この世とあの世の境にある幻想郵便局で臨時手伝いをすることになったアズサ。
    「罪を洗い流す温泉」の謎を解きに奔走します。

    おなじみの登天さん、赤井局長、鬼塚さん、青木さんといった個性豊かな面々に、狗山比売、奇妙な占い師ベガ・吉村、好青年の新聞記者、生田さんが加わり…ドタバタと。

    罪のない人も居ないだろうし、罪を洗い流すことができたとして、それが必ずしもいいことではないのかも。
    おもしろかったです。

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    2017年07月02日
  • 幻想映画館

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    通常の人には見えない物をうっかり見てしまう主人公。
    この日、それとともに父親の浮気も見てしまった。

    婿養子でうだつが上がらない父親が浮気。
    ものすごくよくある設定ですが、そこからが不思議だらけ。
    一号館と二号館で、使っているのは片方だけ、とか
    いまだにフィルムだとか、奥さんは…とか。

    しかし主人公も、結構な不思議回路です。
    そんな事を言えば遠巻きにされる、というのは
    考えれば分かるものを。
    平凡にしてるのが一番です。

    だからこそ、というべきか、妙なクラスメイトに
    引っ付かれたあげく、立場逆転、な事を言われて
    つけこまれてしまうのです。
    まぁこのクラスメイトもすごいと思いますが。
    ステキ思

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    2017年06月26日
  • 三人の大叔母と幽霊屋敷

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    相変わらず、やんわり怖いファンタジーだった。なんで、ほのぼの田舎コメディのくせに、怖いねん。(←ただの怖がり)

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    2017年05月27日