堀川アサコのレビュー一覧

  • 幻想温泉郷

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    幻想シリーズ第五作。
    第一作の「幻想郵便局」の続編という位置付け。
    あの世へ旅立つ入り口の『登天郵便局』で、死者が成仏せずに消える事件が多発。鍵を握るのは『罪を洗い流す』という噂がある謎の温泉。
    再び戻ってきたアズサが温泉の在りかを探すことに。

    懐かしい『登天郵便局』の面々、狗山比売との再会が嬉しい。
    第一作より残酷さが薄れていたので良かった。しかしアズサの初めて受けた告白の相手が…とは、なんとも幻想シリーズらしい。
    浦島汽船も気になる。いつか取り上げて欲しい。

    楠本の大奥様の登場が少ないのが残念。スミレと有働は上手く行ってる様子。

    罪が洗い流せることは良いことか。死なないのは良いことか

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    2017年05月26日
  • 幻想映画館

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    幻想郵便局という前作があるのを知らずに読みました。
    幽霊と人間、幽霊が見える人間との不思議なお話。
    面白かった。

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    2017年05月04日
  • 不思議プロダクション

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    芸能プロダクションのみんなで力をあわせて事件解決!という話かと思いきや、しっかりとオカルトものだったり、民俗伝承が入ってきたりとで、飽きのこない連作短編集だった。
    大福さんのカブト虫ものまねが見てみたい!

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    2017年04月30日
  • 幻想映画館

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    前作に引き続き主人公のキャラが立っており、ストーリー以上に楽しめた。
    マイペースかつ客観的な視点での描写など、上手いと感じる。
    前作から引き続き登場のキャラもいて、設定が繋がっているのも非常に楽しめた。
    ただ、ミステリー要素はありそうで薄い感じなのも相変わらず。
    さらなる磨き込みに期待したい。

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    2017年04月20日
  • 幻想日記店

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    ネタバレ

    幻想郵便局、映画館に続いて日記堂。今回は変わったお店でタダ働きさせられることになったお人好しの大学生、友哉のはなし。
    紀貫之の土佐日記、作者不明とされている竹取物語をモチーフにしている。

    2回目
    3年前にこの本を読んで、書店でシリーズ続編がでていたので、内容を思い出すために再読。

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    2017年04月04日
  • 幻想日記店

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    幻想シリーズのあたたかな感じが好きで読んできたけれど、この物語は少しだけ趣が違う。
    主人公の友哉は「日記堂」店主の猩子に言いくるめられて無料のバイトをすることになってしまう。
    意外にも日記を買い求める客は多く、それぞれに目的とする日記を猩子にすすめられて買っていく。
    というよりも、お試し読みをした後に満足したなら代金を払うシステムになっていて友哉は驚く。
    店主の猩子は友哉の父親とも旧知の仲らしく、ますます猩子は何者なのか?という疑問が友哉の中でふくらんでいく。
    これまでの物語に比べて主人公である友哉の人物像が上滑りしているような気もする。
    それでも、ほんわりとしたあたたかさとスパイス程度の怖さ

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    2017年03月28日
  • 幻想映画館

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    「幻想郵便局」にも登場したマリコさんが登場している。
    あんなに寂しがりだった…友達もいないと言っていた…マリコさんの幸せそうなようすに、ちょっと嬉しくなった。
    後になってみれば、あんなところにもこんなところにもと伏線は張られているけれど、少しも不自然さがない。
    「あぁ、こういうわけだったのか」と納得することばかり。
    終盤に用意されていたいろいろな解決につながる場面は、一気にファンタジーからホラーへと空気を変える。
    その落差も物語の結末にあたたかさを増す結果になっているように思う。
    寂しさは異様な執着心を生むほどに辛いことなのだろう。
    でも、たとえ幽霊になっても心さえしっかりと持っていれば幸せに

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    2017年03月11日
  • 幻想温泉郷

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    幻想シリーズ第5弾。第1弾「幻想郵便局」の続編です。このシリーズは装丁が美しいのでそれだけで買ってよかったと思える。
    あいかわらず登天郵便局のメンバーが濃い。続編があるとすればその時は是非、浦島汽船を舞台にしていただきたい。

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    2017年03月04日
  • おちゃっぴい 大江戸八百八

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    おちゃっぴいさんが、どんどん前に出てくるかと思ったらそうでもなくて。青治さんのいわくつきの過去はぐるぐるで。桃助さんはあっという間に元通り?

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    2016年12月15日
  • 予言村の同窓会

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    帯やあらすじに幻想/ファンタジーなどの言葉が並んでいましたが、「不条理」が個人的にはしっくりきたかな……?

    こよみ村の世界観を構築をしたいのか、名前ありのわき役がちょいちょいでてきますが正直筋立てからしたら不要な登場なのではと思うところもありました。

    ジョジョの第4部よりは現実的なお話ばっかりかな~。

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    2016年12月08日
  • 不思議プロダクション

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    青森にある弱小芸能プロ「伏木プロダクション」
    サエない物まね芸人 シロクマ大福と、仲間の芸人たちに
    ふりかかる不思議の数々

    変身、未来予知、幻の島、降霊術

    ミステリというよりホラー色のほうが濃い感じ
    ラストは、どれも放りっぱなし感(笑)

    キャラは結構面白いのだけど、ツメが甘いなぁ

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    2016年12月04日
  • 幻想映画館

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    面白かった。登場人物達もとても好き。
    前作関係の人達がチラホラでてくるのもとてもいい!
    不思議とこの作者の本は読み始めが少しモタっとする気がする。中々読み進められない。
    けど途中からはグイッと惹きつけられる。
    レビュー見ると、この人の本は好き嫌いが分かれ易いのかな
    ファンタジーは苦手だけど、この人のは読める。
    西加奈子より読みやすい。
    だけど、もう少し心理描写とか背景とか細かいとこを描いていたらなと思う。
    もう少ししっかり説明が欲しい場面がギュウギュウに詰められ過ぎていたりザクッと大まかだったりで、んん?となる。
    独特の雰囲気は好きなんだけど。

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    2016年11月25日
  • 幻想日記店

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    幻想シリーズ第3弾

    山奥にひっそりと建つ古い建物「日記堂」
    古いものから新しいものまで、さまざまな日記を扱うお店。

    謎の美人店長 猩子さんの本当の姿は??

    「郵便局」の登天さんや鬼塚さんも出てきて楽しい。
    ここらへんはシリーズの面白さだよね

    肝心の謎のほうは、かなり無理があったかも

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    2016年10月23日
  • 予言村の同窓会

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    【収録作品】恋愛ジャック/心霊写真始末記/B級民俗学同好会/夕方のシンデレラ 
     こよみ村で行われた同窓会の席上で起こった事件、こよみ村が心霊スポットになる話、こよみ村に昔出現したUFOらしき物体の話、そして村を離れ、同好会の幽霊メンバーである伊藤を巡る事件。
     どこか壊れた人たちが繰り広げるずれた日常が怖い。ファンタジーでありミステリーだが、ホラー要素が最も強いかもしれない。

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    2016年10月22日
  • 不思議プロダクション

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    幻想シリーズかと思って買ったら違うシリーズだった。でも系統は同じ。
    さらっとした語り口でホラーやら殺人やらを混ぜてくるので、怖がればいいのか笑えばいいのか、まさに不思議な感じ。作者がどんな感性を持っているのか、気になる。

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    2016年10月20日
  • 幻想探偵社

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    今度は中学生が探偵社でアルバイト
    幽霊が依頼人の探偵です。

    幽霊が通り過ぎるとぞくっと冷たい感じがするらしいですが、ここの幽霊は、食事もするし、あつい感情もある。そして今度は、探偵に依頼するほどの悩みもある。よほど、現世に生きている人たちの方が冷たいような。。。

    過去の事件の真相を知った中学生の二人は、これからも、幽霊に関わって生きていくのでしょうか?

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    2016年09月19日
  • 幻想映画館

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    前回が好きで続きも読もうと思って読んでみたのですが、今回は少しさらっとしていて、あまり思い入れなく読み終わってしまいました。走馬灯を見せる映画館は凄く雰囲気は好きなのですが、展開が少し強引なところもあってついていけない部分がちらほら。でもあのひとが成仏出来て良かった。

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    2016年09月08日
  • 幻想日記店

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    前2作と同様、生き方が定まらない若者が、何かの縁でアルバイトを始めた職場で、不思議に出会う。

    前半は日記をキーにした人生模様を描いていたと思うのだが、最後は急激に幻想シリーズに仲間入り。

    猩子さん日記店を始める前は、何をしていたのかなぁ?特別な過去を持った人の生き様も見てみたい。

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    2016年09月04日
  • 幻想映画館

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    幻想シリーズ2巻目

    今度は、彼岸と此岸の間にある幻想映画館で女子高生がアルバイトをする。幻想郵便局で登場した人も再登場し、幻想シリーズの世界が広がる。

    前作同様いじめや不倫、殺人などの事件を扱いながら、逃げる先も用意しつつ、不思議と共に、受け入れ理解することで自身の中の解決を図ろうとしている様。

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    2016年08月28日
  • 予言村の同窓会

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    ファンタジーでホラー。面白いジャンルです。連作なんですけども、こよみ村の子供たちの出番が少なくて残念。

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    2016年08月16日