酉島伝法のレビュー一覧

  • 皆勤の徒-Sogen SF Short Story Prize Edition-

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    20190908
    2010発表のSF短編アンソロジー。収録数も多く、満足できる。
    アンソロジーは新たな作家さんとの出会いがあるのでいいなぁと思うが、複数読んでいるとかぶりが出てくるのが少し残念。SFが背景にあるミステリから、SFのふりをした幻想小説まで。しかし、幻想系は自分と合わないと全く意味がわからないまま終わるものだ。酉島伝法さんの作品は全くわからなかった。伴名練さんの作品はテンポもよく、詰め込み具合がよかったので、他の作品も読んでみたい。

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    2019年09月08日
  • BLAME! THE ANTHOLOGY

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    ネタバレ

    ・はぐれ者のブルー:九岡 望
    色を塗ることに執着する電基漁師と知識に執着するケイ素生物が共に旅をする羽目になった話。ラストが弱い。色を残す習慣という話は全然魅力的でない。村の人に思いが伝わったからハッピーエンドでしょ、という安直な考えが透けて見える。
    ・破綻円盤-Disc Crash-:小川一水
    巨大階層都市内にあるはずの恒星について仮説を何重にも展開しつつ、ラストは更なる長い旅路を示唆するストーリー。
    検温者と非力なケイ素生物の奇妙な男女関係含めて非常に緊張感のある展開。この話の続きを読みたくなるくらい魅力的。
    ・乱暴な安全装置ー涙の接続者支援箱ー:野崎まど
    セーフガードがバカすぎ。作者が大

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    2017年10月09日
  • BLAME! THE ANTHOLOGY

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    マンガを読んでいないとイメージしづらいかな?斜線は、マンガを読んでいるとニヤリとすること間違いないね。

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    2017年05月21日
  • 皆勤の徒【創元SF文庫版】

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    とても有機的に絡み合った気味の悪いSF。言葉の羅列に留まらず、ちゃんと世界が作り込まれているのが凄いと思う。言語表現の極限に挑戦しているよう。(解説を読むまで…どんな世界と時系列なのか全然わからなかった…)
    最後まで流し読むと、なんとなーくわかってきます。

    P15「…殆どが干涸びていたが、並びの右端にある閨胞だけは熟れた無花果の膨らみを保っていた。その頂に隆起した筋肉質の搾門から、従業者のやや間延びした頭が芽吹きだした。内膜に繁る繊舌に送り出され、痩せた裸身が分泌液の糸を引いて、搾門の輪からづるりと甲板上に吐き出される。」

    冒頭の、「従業者」が起きる場面。肉に溢れていて粘質で、気持ちワルイ

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    2016年05月30日
  • 皆勤の徒【創元SF文庫版】

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    これ、すげーみんな褒めてて、おもしろい文章とか雰囲気はあるんだけれども、みんなストーリー追えてるのかな?ごめん、オイラ読み方が雑なせいなんだろうけど、追いきれんかった。2回読んで2回目に腑に落ちるところも多かったから次読んだらまた何かあるんかも知れんけど、たぶん5割もわかってなさそうだ。

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    2015年08月12日
  • 皆勤の徒-Sogen SF Short Story Prize Edition-

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    ネタバレ

    面白かったのは「五色の舟」「光の栞」「ゼロ年代の臨界点」。
    「allo,toi,toi」は、これは一例として読むべきで、全員ではないと自分に念押し。

    「皆勤の徒」は、ミドリノオバにうけつつも、個人的には好きでないタイプ。あとイラスト蛇足じゃね?

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    2011年08月04日