酉島伝法のレビュー一覧
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ネタバレどの短編も想像力を掻き立てられる興味深い世界が広がっていたが、特に好みなのは表題作だった。寄生虫を治療せず、街にも異様な事態が起き始めているのに、それを瞬時に受け入れていくところが恐ろしく、面白い点でもあった。話が進んでいくと次第に知らない言葉が増えてきて、波のように押し寄せる変化がたまらない。何かが広まっていくのはあっという間で、それに慣れるのもあっという間なのだ。
どの作品も肉体に対する考え方が一貫していて面白かった。この先いつか人間が最初の肉体を捨てて乗換えたり、使い捨ての体や人格があったり、自由に意識を移動したり、記憶を外部保管したりする時がくるのだろうかと考えると楽しかった。変化を受 -
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ネタバレここは化学よりもスピリチュアルが信頼されている世界…血液型占い似た血液型カースト、やまいだれは不吉だから病院は丙院と呼ばれる、身を清めるために風呂の入れ替えをしない世界は受け入れられるか
受け入れられません!
自分が理系よりの学問を専攻しているせいかこんな世界は嫌だ、どんな世界?の大喜利の回答をめちゃくちゃ詳細に書かれたような本だった
スピリチュアルを信じるのは個人の自由なので個人的には好きな範囲で信じれば良いと思うが、それが世界単位で信じられてしまうと狂っちゃうかも、怖い
しかし、この世界は優しくて信じれば、縁を結べば救われ次の世界に旅ができる最強ポジティブ世界は、現実に近しい話だと思っ -
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ネタバレ異様言語異様生物異様世界観SFの「皆勤の徒」は既読。
(一刻も早く文庫化してほしい「宿借りの星」は未読。)
「群像」2015年4月号で「三十八度通り」は既読。
その当時はあまりピンとこなかった。
コロナ禍を経て単行本化された本作は話題になり、(「宿借りの星」に先駆けて)文庫化したので、再読含め読んでみた、
ら、凄かった……。
おそらく冒頭の「三十八度通り」は、最も突出したシチュエーションゆえ、グロテスク性が際立っている。
これだけ読んでも、戸惑うだけに、なってもやむなし>当時の自分。
が、コロナで社会の胡乱さや政府の適当さ(重視すべきは科学的根拠より支持率)や分断が際立ってから、「千羽びら -
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毎回全編読み終えてから感想を書いているが
最後の解説を読み終えるころには
最初のほうに何が書かれていたか既に忘れている
覚えているふりをして思い出して感想を書く先行馬と
読み終えたばかりで印象強い追い込み馬はどちらが有利か
もともとの感想ていどを思えばどちらでもわりとどうでも良い
今回はSF度合いでなくタグ付けのような分類形式で測る
沖方丁 『メトセラとプラスチックと太陽の臓器』
★*4 分類:未来予想随筆
SFマガジン2011年7月号の東日本大震災に対する特集での
「10万年後のSF」は印象深かった
小川一水、長谷敏司お二方も並び書かれていたが個性の違いが
短い同じ主題にも文章でなく切 -
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鴨が偏愛するコミック・アーティスト、弐瓶勉氏の代表作「BLAME!」を元ネタに、現代日本を代表するSF作家が腕を振るった二次創作アンソロジー。
「BLAME!」を読んだことのある方ならお分かりの通り、あの作品は世界設定が全てです。その世界の中で、どれだけ物語を展開できるかが腕の見せ所なわけで、プロのSF作家としても面白いお題だったんじゃないかと思いますねー。収録された5作品は、どれも全く異なるテイストの作品でありながら、ちゃんと「BLAME!」の世界の中で展開しており、なおかつ幅広いイメージを読者の眼前に提示します。「BLAME!」の世界観の揺るぎなさ(換言すると、細かいところは各自の想像に委