あらすじ
【東京創元社文庫創刊60周年記念刊行】創元SF短編賞正賞・優秀賞受賞者、佳作入選者が競演。〈宇宙編〉には高山羽根子(第1回佳作)、酉島伝法(第2回正賞)、理山貞二(第3回正賞)、オキシタケヒコ(第3回優秀賞)、宮西建礼(第4回正賞)、宮澤伊織(第6回正賞)の6名の傑作を収録。ソロバンを携え銀河を旅する交易船、海に覆われた惑星に棲息する音をあやつる生き物たちの旅路、航行中の宇宙船で起こった前代未聞の連続殺人──2020年代のSF界を牽引する“東京創元社生まれ”の気鋭作家陣が贈る、書き下ろしテーマ・アンソロジー。【収録作】はじめに 東京創元社編集部/「平林君と魚(いお)の裔(すえ)」オキシタケヒコ/「もしもぼくらが生まれていたら」宮西建礼/「黙唱」酉島伝法/「ときときチャンネル#1【宇宙飲んでみた】」宮澤伊織/「蜂蜜いりのハーブ茶」高山羽根子/「ディセロス」理山貞二/ちいさなあとがき
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Posted by ブクログ
実力者揃いのSF短編集。ただし、本書と同時に出た「時間SFアンソロジー」とまとめて読むと、本書でも時間SFに関連しているものもあり(全部ではない)、そちらに掲載できなかった作品がものが本書にまとめられているようなのが気になった。とはいえ、「もしもぼくらが生まれていたら」は戦時のあることに触れられていないなと思ったら最後にガツンとやられる気持ちよさがあるし、「蜂蜜いりのハーブ茶」のところどころに出てくる違和感を気にしつつ、最終的に作品の世界観が明らかになったときの驚きも気持ちいい。「平林君と魚の裔」と「ときときチャンネル」は単純に面白い。