吉川永青のレビュー一覧

  • 決戦!三國志

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    三国志の決戦!シリーズ。
    どの作品も読み応えがあったが、特に木下昌輝「奸雄遊戯」、天野純希「天を分かつ川」が良かった。

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    2025年01月13日
  • 決戦!関ヶ原2

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    久しぶりに決戦シリーズを読みました

    黒田長政の【ダミアン長政】
    島左近の【過ぎたるもの】
    仙石久勝の【戦さ神】
    小川祐忠の【名だけを残して】
    本多忠勝の【蜻蛉切】
    小早川秀秋の【秀秋の戯】
    大谷吉継の【燃ゆる病葉】

    個人的には
    名だけを残して
    秀秋の戯
    燃ゆる病葉
    が好きでした

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    2024年11月16日
  • 誉れの赤

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    家康、タヌキだな〜
    藤太、あれからどうなったんだろ…


    感想?

    読みなさい!
    んで、書きなさい!(ぉぃ!

    名作!!

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    2024年11月08日
  • 人斬り以蔵の道理

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    以蔵は以蔵で論理的破綻は無い
    だからこそ、「他人」にとっては脅威なのである

    江戸から明治へ、あの頃の人たちが目指した世の中になっているはずなのに、何ぜ日本はこんなに生き苦しいんだろう

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    2024年09月29日
  • 人斬り以蔵の道理

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    人斬り以蔵、岡田以蔵、武市半平太、、尊皇攘夷の渦巻く幕末の大混乱期の中で、様々な人々が様々な思惑の中で、何が正義か、何が国のためか、何が人の幸せをもたらすのか?岡田以蔵の話は読んだことがあるが、サイコパスの視点から取り上げた話は大変恐ろしく、興味深い物語となっていた。

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    2024年07月31日
  • 決戦!三國志

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    面白かったです!ついに日本を超えて海外を舞台に!この本を読んで三國志に興味を持ちました。決戦!三國志TOP3は①木下昌輝の「姦雄遊戯」②吉川永青の「応報の士」③天野純希の「天を分かつ川」です。

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    2024年02月15日
  • ぜにざむらい

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    岡左内。若狭の国衆であったが戦さに敗北し国を追われることになる。幼いながらも銭がないと家族も家臣も守れないと実感する。蒲生氏郷に仕えるが武士なのに金貸しまがいな事を行い同僚からは金に汚いと陰口を叩かれる。しかし周りが困っている時は証文を反故にしたりと金に執着することは無く心を許した同僚が亡くなるとその妻の為に残った銭を惜しげもなく渡し銭は蓄財の為ではなく命を繋ぐために必要な手段とする。部屋に金銭を敷き詰めその上を褌一丁で寝転がる逸話が面白い。

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    2024年01月31日
  • 裏関ヶ原

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     裏関ヶ原のタイトル通り、通常焦点の当たらない人物に光を当てた短編集。派手さはないものの、それぞれ興味深く読んだ。黒田如水、最上義光の動きは知っていたが、佐竹義宣や織田秀信の戦いなどは初めて知った。
     中でも細川幽斎の『細き川とて流れ途絶えず』が一番良かった。歌人である幽斎らしく関ヶ原の戦いを切り取る所が新しく、実に風流。幽斎と忠興、細き川が徳川という川に流れて力を与え、生き永らえる、そんなタイトルが非常に趣深い。
     全体を通して、石田三成への作者の好評価を感じられ、三成好きとしては非常に嬉しい。特に三成に敵対した如水が彼を評価する場面から三成の政治家としての有能さを評価していることが窺えた。

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    2024年01月23日
  • 乱世を看取った男 山名豊国

    購入済み

    鳥取城の干殺し関連で知っていた

    名前で、凋落の山名には関心がなくスルーしていたが、この本に目がとまり読んでみた。読んでみると掘り出しもので大変面白かった。主人公豊国を秀吉、あるいは家康とも絡ませた興味深いやりとりが綴られている。この辺りは作者の創作であろうが、豊国の人生は概ね史実に基づいているようでドラマティックだ。

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    2023年11月02日
  • 乱世を看取った男 山名豊国

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    山名豊国という人物についてはあまりよく知らなかったが、名門に生まれたからこその様々な苦労があったのだなと感じさせられた。
    また、戦国三英傑についても山名豊国の視点から語られていたが、この3人とはまた違った魅力のある人物なのだと感じた。

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    2023年10月25日
  • 独眼竜と会津の執権

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    会津の執権金上盛備。蘆名盛氏の下、蘆名家を盛り立てるが伊達政宗の強烈な野心と共に伊達と全面対決に突入する。盛氏の子盛興の死から2代続けて不幸に見舞われる蘆名家を懸命に支える。蘆名盛隆、伊達輝宗の死がお互いの謀略と匂わせる解釈は面白い。

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    2023年09月10日
  • 治部の礎

    ネタバレ 購入済み

    この国の礎、如何に為すべきか。

    2023年9月読了。

    個人的に、「石田三成」が大好きである。自身の論理が冴え渡り過ぎて、其を理解に及ばない人達と「仲良く」する事が苦手だった、戦に不器用な、同じ職場に居たらさぞかし煙たがられる人だったと思っているが、その一途さえ故の儚さが、この武将の堪らない魅力であろうとずっと思ってきた。

    秀吉の朝鮮出兵は、この小説にもある通り、秀吉独自の発案ではなく、当時から「遠い脅威」の予感がした〝南蛮〟と云う勢力が攻めてくる前に、日本,中国,朝鮮を一つの国として固めておくことが、未来の南蛮との戦いに「力を発揮する時が必ず来る」と云う、信長の発想が先にあったのだと感ずる。
    国内統一も終わりきらないまま

    #感動する #アツい #切ない

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    2023年09月07日
  • 関羽を斬った男

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    こんな三国志もたまにはいいかも?と言うより三国志はもともと大衆文学だったらしいからこの方が正解かも。ホラーあり、エロあり、まさに週刊誌三国志でした。

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    2023年04月02日
  • 決戦!賤ヶ岳

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    賤ヶ岳の七本槍を七人の作家が描く面白い構成。

    どの作家も、譜代の家臣がいなかった秀吉が、「うちにはこんな良い家臣がいるんだぞ!」と「七本槍」をでっち上げたような描き方が興味深かった。
    それによって多くの七本槍たちが悩むことなる。その苦悩の心理描写を、どの作家も上手く表現している。

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    2022年09月24日
  • 決戦!関ヶ原

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    関ヶ原の合戦をさまざまな人物の視点から描いたアンソロジー。それぞれの物語が最後に繋がるのかと思っていたけれど、結局は完全に独立したままだったのが少し残念ですが、短編程度の文章量で立場を変えて見ることができるのは興味深い。

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    2022年07月26日
  • 賤ヶ岳の鬼

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    佐久間盛政の話。柴田勝家に似てはいるが、彼ほど直情型ではないイメージ。
    この時代の感覚としては当たり前なんだろうけど、「差別」意識が滅びの要因となっていることがある。出自や容姿など、それだけのことで相手を侮り下に見る。結果、恨みを買ったり足をすくわれたりする。もちろん、差別されている側も、それを多分に意識はしているのだが。相手も人間。感情もあるし、考えもする。

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    2022年07月10日
  • 決戦!賤ヶ岳

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    木下昌輝さんが好きで読みましたが、他の方の小説の雰囲気が分かって、読みたい作品を開拓出来たところが1番良かった。
    敵陣の登場人物がまぁまぁ一緒なので、自分の担当する武将に花を持たせるために寄せて書いてるのが、歴史小説はフィクションとはいえ、続けて読むと寄せてる感が出るのだけが複雑な気分になった。それぞれ短編としては面白いものが多くて好きです。

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    2022年05月31日
  • 誉れの赤

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    物語は武田の赤備えとして長篠の戦いに敗れるところから始まる。勘五郎と藤太は戦国最強の山縣昌景の赤備えとして誇りを持っていたが織田徳川の鉄砲の前に敗れてしまう。徳川に降伏後は家康の意向もあり赤備えの再興を図るが赤備えを任されたのが井伊直政。旧主昌景とは違い直政は部下を苛烈に扱い藤太は直政に付いていけず武士を辞める。直政と家康から付けられた家臣との軋轢が深くなるばかり。勘五郎は赤備えとしての誇りを胸に直政に仕える。

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    2022年05月21日
  • 老侍

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    戦国武将好きには堪らないラインナップの短編集。
    ・意地の天寿- 龍造寺家兼
    ・勝てば良かろう- 朝倉宗滴
    ・不屈なれ- 長野業正
    ・捨て身の思慕- 宇佐美定満
    ・魂の檻- 武田信虎
    ・過ぎたるもの- 島左近

    火坂雅志さんの長野業正、島左近の作品、著者は忘れたが武田信虎の作品も読んだが、他の武将は今作で初めて読んだ。

    老将というか老侍は個人的には大好きで楽しませて貰いました。

    どれも面白くて満足でした。

    短編、長編問わないのでもっと全戦国武将の小説を読みたい。

    作家の先生方どうぞよろしくお願いします。

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    2022年05月16日
  • 孟徳と本初 三國志官渡決戦録

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    「曹操」「袁紹」
    共に人の体温を感じられて良い読み物だった。

    演義で主人公とされる、
    劉備・関羽・張飛の評がなかなかツボでした。

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    2022年02月27日