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織田信長が天下を握ろうとしていた戦国中期。「会津の執権」金上盛備はときに政略結婚で隣国を封じ、ときに仇敵と同盟を結び、巧みな外交術で主家・蘆名氏を支えていた。しかし本能寺で信長が倒れるや、天下を狙う隣国の若き当主・伊達政宗が牙をむく。一気に蘆名を手中にすべく暗殺者を送り込んだのだ。奥州の覇権を巡る頭脳合戦が幕を開ける!
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Posted by ブクログ 2021年09月23日
蘆名氏筆頭金上盛備、吉川さん、なかなか渋いところを突いてくる。 人それぞれ正しいと信じるところがあって、それがあちらこちらでぶつかり合う。そして、それがどう転んで行くのかは、誰にも分からない。結局、自分の信じた道を歩いて行くしかないんだね。
Posted by ブクログ 2023年09月10日
会津の執権金上盛備。蘆名盛氏の下、蘆名家を盛り立てるが伊達政宗の強烈な野心と共に伊達と全面対決に突入する。盛氏の子盛興の死から2代続けて不幸に見舞われる蘆名家を懸命に支える。蘆名盛隆、伊達輝宗の死がお互いの謀略と匂わせる解釈は面白い。
Posted by ブクログ 2021年08月20日
主人公の一人である金上盛備は、この小説で初めて知ったが、老獪でありながらうちに秘めたものの熱さも感じられ、とても興味をそそられる人物だった。また、もう一人の主人公である伊達政宗からの視点も描かれており、謀将と天才との知恵試しのように感じた。
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