治部の礎

治部の礎

1,034円 (税込)

5pt

4.0

大義、嫉妬、敵愾心。押しつぶされそうな時もある。
この三成は、屈さない。

あの嫌われ者は、何のために闘い続けたのか――。
豊臣家への「義」か、はたまた自らの「野心」からなのか。
覇王信長の死後、天下人を目指す秀吉のもと、綺羅星の如く登場し活躍する武将たちを差し置いて、最も栄達した男、石田三成。彼の「眼」は戦国を優に超えていた――。

歴史の細部を丁寧に掬う作家、吉川永青が現代人に問う、政治家石田三成の志。渾身の書き下ろし長編小説。

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治部の礎 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    とても心に残る一冊でした。個人的には大谷吉継がとても好きなので、三成と吉継の友情が多く描かれていて嬉しかった。
    冷徹で生真面目すぎる三成の印象を覆してくれます。本当に良い一冊でした!

    0
    2022年09月21日

    Posted by ブクログ

    「治部」と言えば、かの石田三成のことである。昔の武士に関しては、「〇〇殿」とか「〇〇様」というような姓や名前で呼ばれるよりも、官職等に因んだ呼ばれ方をすることが多かったようだ。かの石田三成は「治部少輔」という官職を与えられていて、それに因んで“治部”、場合によって“殿”や“様”が末尾に添えられるとい

    0
    2020年04月12日

    Posted by ブクログ

     石田三成好きとしては非常に好ましい人物造形であったが、物語としては至って平凡という感想。
     豊臣の忠臣ではなく、泰平の天下を実現するという大義を終始貫く三成像は面白い。例えば、朝鮮侵攻も国の利益とならない挙兵を早期に終結させるため、好戦派を陥れ停戦を急いだなど、視点が変れれば事件の印象も変わる。島

    0
    2025年09月20日

    Posted by ブクログ

    秀吉が死ぬまでが面白い。此処が描きたかったんだろうな。関ヶ原は意外とあっさり。
    まぁ、描き尽くされた感が有るからね。でもクライマックスは其処なんだから、もう少し力を入れて欲しかったかな。

    0
    2020年06月18日

    Posted by ブクログ

    日本の安寧をもたらす者が秀吉と信じ秀吉の汚名や失策を一身に受けて天下万民を想う石田三成。しかし三成の求める理想は秀吉の死と共に家康の手によって瓦解してゆく。

    0
    2022年11月11日

    Posted by ブクログ

    石田三成。
    感情よりも規律を優先する官僚。人間味は感じられず、冷徹で完璧主義者のイメージ。

    彼が、どうしてそのような行動原理を持つに至ったのか、なぜ最後まで家康と敵対し破滅に至ったのか。このなかでは、秀吉への忠義心があったからこそ、という形になっています。
    汚れ役は自分が請け負い、天下人たる秀吉に

    0
    2020年05月11日

    ネタバレ 購入済み

    この国の礎、如何に為すべきか。

    2023年9月読了。

    個人的に、「石田三成」が大好きである。自身の論理が冴え渡り過ぎて、其を理解に及ばない人達と「仲良く」する事が苦手だった、戦に不器用な、同じ職場に居たらさぞかし煙たがられる人だったと思っているが、その一途さえ故の儚さが、この武将の堪らない魅力であろうとずっと思ってきた。

    秀吉

    #アツい #切ない #感動する

    0
    2023年09月07日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    多くの作品の中で描かれがちな豊臣第一としての姿ではなく、見方によっては豊臣家さえも道具として使っているように描かれており、全く新しい石田三成像だった。

    0
    2021年11月28日

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