紗久楽さわのレビュー一覧
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身をとろかす恋。それどころか身を焦がす、いや灰になっても。
それほどの恋。
さすが、鬼殺の卍の向こうを張る、鵺の千。ただの恋ではありませんでした。
世間のいくつかの恋もちらりと語られてましたが、お江戸の花火のように華やかに燃え上がって時代とともに流れていくよう。人生は一度きり、感慨深いです。
それにしても、卍に劣らない、千の大変な美丈夫っぷりがこれでもかと。美しい兆がどうしようもなく惚れるのも納得。
伊達男鬼殺の卍と同じく鵺の千
この2人が双璧の、を組の纏はそりゃ華やかだったよねーと思います。 -
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浮世絵の様で動きがある、着物の柄も小物もいい。これは現代浮世絵と言っていいのでは?絵のタッチもどこか版画のようで。何しろ、卍兄ィの立ち姿がのっけからカッコいい。炬燵(コタツ)を担ぐ姿も艶っぽいて、ホントにもう。とにかく決まってるのですよ。浮世絵の様式美というのでしょうか。いちいち見惚れます。
纏持ちも無茶苦茶かっこいい。 -
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口調や物の扱い。江戸時代はきっとこんな風だったのだろうと面白い。
天真爛漫なお百と伊達男の卍。お江戸浅草の長屋にいる2人。卍とお百は情が濃やかで互いを思いやる。哀しみを知るからこそか。それはおそらく卍とお百だけではないのだろう。2人きりでない長屋暮らしが見ていて嬉しい。
切なくも温かい気持ちになる物語。 -
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元火消しで笛吹きの卍と元陰間の百樹のお話。
五巻は万次の実家編、卍がいよいよずっと避けてきた親父、叔父貴、火消し仲間たちと百を伴って真正面から向き合う…
泣いた… 祝さんなんてステキな人だ。
まさか親父さんもそんな想いがあったとは…
母親も…
百が先に、百樹として火消し仲間たちと知り合ったのにも意義があって、なんてステキなお話なんだ…
そして後書き。
本当にそう思う。
ただ、性別に拘らない愛し合う者同士の恋愛はともかく、婚姻は当人のみの問題だけに留まらず、やっぱりその先に性自認以前の『子ども』がその意志に関わらず渦中の人になり得るよなぁと思うので、単純には簡単には進められ -
Posted by ブクログ
江戸時代後期、元火消しで笛吹の卍と元陰間の百樹のお話。
感想書く為に再読中です。
すごくたくさんの資料を調べたのだろうからこその時代を表現する筆のライン、表情、言葉遣いなどなどなど、感心するばかりの…な上に、柔らかさや硬さ、色っぽさ、切なさなどなどが伝わってくる画力、ストーリー。
ただただ、すごいなぁ~~~~~です。
1巻は年季明け、迷子になって死体のように転がっていた百樹を卍が見つけ、義兄弟の契りをし、百樹の大事なものが卍となった日常や百樹の過去が描かれています。
平安時代ものから始まって、時代もののお話、子どもの頃から好きなのですが、陰間の存在、仕込み方…知ったのはいつだっ