あらすじ
元火消しの伊達男攻め、恋と劣情の過去。陰間あがりの百樹(ももき)と、元火消しの卍(まんじ)。義兄弟の契りをかわし、恋人として暮らすふたりの季節は春へと移ろう――。百樹は卍の愛情をいっしんに受け愛おしい日々を送るかたわら、ときおり見せる卍の辛そうな表情に胸がつまるような思いを感じていた。そんなある日、ふたりの前に卍の過去を知るという男・千(せん)が現れる。火消し時代、卍の相棒だったという千は、かつて卍と身体の関係があったことをほのめかし…。江戸時代BLの金字塔作、圧巻の第二巻! 「巡りあえた奇跡が尊すぎて拝む……」――担当編集
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元火消しの卍(まんじ)と陰間あがりの百(もも)。義兄弟の契りを交わした2人の蜜月を描く本格江戸BLです。
言葉遣いはもちろん、当時の風俗や文化などを随所に織り交ぜつつも、甘くキュートなBLに仕上げられているのは、時代物を多く手がけてきた紗久楽さわ先生だからこそ。
百と卍のイチャラブはえっちで可愛く(百の尻のラインが最高!思わず触りたくなるプリケツっぷり!)、見ているだけで幸せになります。
おっとりして天然っぽい百ですが、陰間時代のエピソードは切ないのひとこと。実の兄でありながら百を陰間として「仕込む」ことになった醒と、そんな醒を慕う百との、胸を突かれるような関係には思わず涙が。
俺様でツンデレな伊達男・卍もまた、なにやら重い過去を背負っているようで…互いに地獄を見てきた2人だからこそ、こんなにも優しく思い合えるのかもしれません。
時代物ははじめてという人にも、ぜひ手にとっていただきたい作品。新しい萌えに出会えること間違いなし!です。
感情タグBEST3
過去
卍さんの過去編。この過去があって今の卍さんがいる。作中の百ちゃんの「過去も愛せるよ」はしびれる!百ちゃん可愛くて健気で心が強くて卍さんとは違うベクトルでカッコいい♡
子供のように純粋で良く笑うモモはとてもかわいいし、見た目もさることながらクールに見えていろんな感情を見せてくれる卍にドキドキさせられっぱなしです。
江戸時代の景色も、刺青も着物もとても上手で漫画の世界観に浸れました^ ^
もう卍兄ィの虜です!
初めての作者様の作品ですが、絵柄が美しく、江戸時代の陰間茶屋・火消し・生活等の文化・風俗が良くわかり、何と言っても卍兄ィの伊達男っぷりに、切れ長の流し目に江戸言葉、もうたまりません!表情があまりにも美しく、刺青の体も妖艶でどっぷりです! 百の残酷で悲惨な陰間時代には胸が詰まる想いです・・・・
日本の男色の歴史を見ても、稚児や小姓は同性愛と言うよりも、女の代わりに欲望の捌け口に利用した、不条理と男のエゴに憤りを感じます!
千は悲しい過去や感情を隠す為に、暴力を振るう事しかできない、屈折した未熟な人ですが、どうにか救われて欲しい・・・・
ラブラブ衆道
卍の過去が語られる2巻でした。
叶わない恋をして、寂しさを紛らわして、傷ついた卍が百樹と出会って幸せに暮らしていて嬉しいです。
ばかな百樹がただのばかじゃないのも、苦しい過去を感じさせて辛いですが、もっと二人のことを知りたいです。
千も可哀想で、幸せになってほしいです。
お百に救われた卍
お百が可愛い…守られてるようで、実は万次のことを支えてるのがすごく伝わってきました。最後万次が涙流してるのを見て泣きそうになりました。お百の万次を想う気持ちに心揺さぶられました。この2人が大好きです。
万次がかっこいい!絵も好きです!
卍さんの過去
卍さんの過去が描かれています。
とても業が深く、人間らしいのかもしれません。さらにこの作品が好きになりました!
やっぱりすごい
今回は卍さんの過去編。とっても辛かったです。卍さんのひたすら自分を殺し続け、自分を出したら居場所を失うって読んでて本当に辛かった。百の過去もなかなかしんどいものがあるけど、卍さんの過去も同様で、でも、その過去があるからこそ尚更2人がどうして両思いになったか馴れ初めが気になる(次巻あたりでくるのでしょうか…)
そして一巻より致してるシーンは多いと思いました。相変わらずラブラブ。卍がただのスパダリじゃなくて百にベタ惚れっていうのが良い。そして百は肝が据わってて素直で可愛い!
最後に、作者さんの言葉選びも大好きです。だんだんと伏線回収されていく感じが読んでて気持ち良かったです。
良かった!
一巻見てから気になってて二巻も買いました!
めっちゃ良かったです!
気になってた過去も出てきてじーんとしました。
エロさはそこまでなかったかな。
卍の過去が、、、
こんなに読みたくなるBLを久しぶりに読みました。
一巻から、卍の過去が気になっていましたが
読む途中にあの過去を知って
読みながらも「うはぁぁマジか( ;∀︎;)」
と、一人悶絶しました。
何回も読み直したい作品です!!
本当に買って良かったです。
ページ数があるためか、文字が多いためかとても読み応えがあって「まだ、ここまでしか読んでない♪♪♪」ってウキウキして見てます。
ほんとうに、着物といい小物使いといいい素敵です。
江戸時代の事をもっと知りたい方にもおすすめです。
絵が綺麗すぎる
この作家さんは全ページが絵画のようで作画に一歳乱れがみられません…。
昔の人はこうゆう生活をしてたのかとか世界観に魅入られてしまいます。
しいて言いますと私は相手が違ってもリバが苦手なので!
まーでもそんな事気にならないくらい良いです!
卍の色気
卍の色気がすごい。
江戸時代まで盛んだった衆道ですが、あくまで決め事やルールの中で結ばれた関係でした。そんな衆道に現代のBLが融合した結果……独特の趣と美しさに引きつけられます。
過去ごと好きって!もう☆1.5
百と兄さん 優しいのかいけずなのかと思っていたらあらあら最後の最後で兄さんの想いがわかってぐっと来た。卍は卍で祝さんだけでなかったんだ!千も素直じゃないから!でも、卍さんは可愛いがられるより、可愛がりたい人。判る!百が成長して少しづつ百にゆだねられる関係になってるのもいい!百は理屈でなく生きてるから人の機微に聡いのが、やっぱり元陰間で苦労したんだな~だんだん心強くなって来てるのもいいなぁ
Posted by ブクログ
また凄味のある男前が登場したなぁ…!残念なことに鵺の千さまは嗜虐趣味な方のようだけど。しかし千の登場で、万次の色気がさらに増して、凄艶といってもいい域にいってて、クラクラした。百の可愛さと健気さも変わらず、兄ィを守るためなら強そうな相手にも向かっていくところは、ジーンときた。万次の叔父への想いは、あんなに早くから芽生えてたのね…。踊り字やカナ使いで江戸ムードが高まっているのは相変わらず嬉しい。まだ続くようで、本当にありがたい限り。
Posted by ブクログ
元火消しで笛吹きの卍と元陰間の百樹のお話。
2巻は卍の過去編。
火消し時代の相方、千が登場し、卍が語らずにいたことを百樹に聞かせることになります。
最後のページの句が沁みる。
時代は変われど、変わらないもの、あるんだなぁ…
Posted by ブクログ
貧しさに餓えることなく、誰かに追われたり責められたりすることのない、好きな人とずっと一緒に暮らせる優しい世界…。
おそらく卍は昔の仲間達を傷付け裏切ったことを悔い、この先も罪悪感を持ち続けるのでしょうが、なにより自分を”幸せ”にしてくれる存在の百と出会えたことが救いですし、この先もお百と浅草でずっと幸せに暮らせたらいいな…と思います。
悲しいこと、辛いことはそれぞれ胸の内に抱えているけれど、明るく前を向いて「兄ぃが好き!」と笑う百が可愛くて眩しくて癒されました。
お百は馬鹿っぽいけど全然馬鹿じゃないし誰より卍を”幸せ”にする力を持ってる。
卍は百にぞっこん惚れていて優しい。
とても幸せで、素敵なお話でした。
Posted by ブクログ
もはやBLってより、時代物のコミックを読んでるみたいでなかなか読むのが大変。
衆道は御法度ではないけど、年長者が攻めになるルールで卍的には悩みの種だったと・・・なるほど、今は百が居て良かったね!となった。
Posted by ブクログ
卍さんが火消しの時分。バリタチなのに年下だからってヤられちゃう縦社会なのね…。百に出会えて良かったね。
それにしても江戸情緒が色濃くて相変わらず見とれてしまう漫画です。
卍の過去にジ~ン
もともと卍はオジ受け専のタチだったのねぇ。今は百がいるから落ち着いてるけど、でも、う~ん祝さんかぁ。確かに雰囲気あって良い男だけど、どうみてもノンケだよね!?さすがの卍もあれが精一杯、あ~切ないなぁ。
そんでクチビルの黒子が色っぽい千にも恋人との辛い過去があったのね。でもあんなトコに鵺を彫るって…ある意味スゴい!自分ではタチのように思ってるけど百が言っていたように掘られたら弱そう(^.^)