木暮太一のレビュー一覧
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「分かりやすい説明」と書いてある通り、非常に整理された内容になっています。「分かりづらい説明」は、「テーマが分からない」「使われている日本語が分からない」「論理が分からない」の3パターン、などと言われるとなるほどと納得してしまいます。
そして、単元ごとに要約のルールが書かれている点も分かりやすくしている要因です。全部で44あるルールを読むだけでも理解できる構成になっています。
ルールの多くは非常に具体的です。
【ルール14】説明の文章は、一文を短く
【ルール16】主語と述語は近くに置く
【ルール20】接続助詞の「が」、テーマ出しの「は」は使わない
【ルール21】二重否定は使わない
そして一番反 -
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言語化コンサルタントを名乗る著者が、リーダーが身につけるべき言語化スキルについて語った一冊。
自身の経験から、リーダーの自分の頭の中を明確に伝えられるようになれば、そして相手と共通の指針を持ち、同じ尺度で議論できるようになれば、自分たちが思う正解に向けてチームがまとまっていく、という思いがあり、具体的な言語化の目的、内容を解説しています。メンバーへの指示を初めとするコミュニケーションのあり方を考えるきっかけになると思います。
職場のコミュニケーションに課題を抱えるリーダーが、具体的に行うのに適した内容になっています。のび太がすずかちゃんにプレゼントを送ったら怒られた話など、複雑なコミュニケーシ -
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これだ!という新しい発見はありませんでしたが、自称指示下手としては、まさに言語化されたもの読み、頭の中が整理されました。
以下、内容や思ったこと
・言語化とは明確化である。目的は思考の共有、明確な指示
・ゴールを言語化する。どのような状態、何が達成すればゴールの条件か?など
・リーダーのアクションは「やるべきこと」「やらないこと」「間違い行動を修正すること」
・そのために何をする?を繰り返し、具体の行動に落とし込む
・メンバーの考えを言語化する。投げ方は「極端な例示をする」「分解して例示する」「将来を例示する」
・言いづらいことは、それぞれの「べき」や「だって」があるから。そのような考えを持っ -
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チーム内のより良いコミュニケーションのために読んでみたのだけど、「リーダーの言語化」というタイトルの割に、この著者、ひょっとして「言語化」が下手なんじゃないの?と思った。同じことを何度も言ってます。それが大事だからなのか、ただ本のかさ増しをしたいだけなのか。
曖昧ではなく具体的に言語化することについてずっと説明してるのだけど、「それって要はSMARTじゃ?」と思いながら読み進んでると、しばらくして、やっとSMARTの説明が始まったりして、大変くどい。そして著者はSMARTはわかりにくい、と言ってるのだけど、結局何がわかりにくいのか、自分にはちょっとわからなかった。ちゃんと言語化してくれ。
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言語化を、具体的で正確な記述、というニュアンスと読み取った。情報の粒度が細かな記述をしたいのではない。
本書で多く割かれるのは、"言語化"とは何か、"言語化"の価値は何か、であって、どうすればできるか、どんなプロセスを経るか、というところはあっさり書かれていて、(勝手に)期待していたものとは違った。編集段階でタイトルや売り出し方が少し変わったのかしら、と勝手に想像している(根拠や深い考察は一切なし)。
印象に残った内容
・物事への問いかけ方を変えることで、新しい視点で見つめ直す。(インタビュー:ほかにないか?→このままいったとして懸念はないか?ほかに -
Posted by ブクログ
仕事の多くが、「もうやることがない」状況に陥っている。
去年出たばかりのスマホと、一体何が違うというのか。
「もはややるべきことはやりつくされている」。
そんな中で、仕事のやりがいだなんだって言っても無理があるよね、という話。
ブルシット・ジョブ的なことで、
業務時間を“ちゃんと業務している時間”にするために、
必要ない仕事をわざわざ設ける。
そんな状況、そんな働き方、いつまで続けますか?、という話。
「じゃあ何をやればいいの?」ということに対し、
「フロンティアニーズ」の着手をすすめている。
「やりたいんだけど、周りに否定されるから、やっていないこと」ーー他人の目を気に