美奈川護のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
上司を殴って一流商社を辞めた主人公(ヒロイン)は同僚のツテでバイク便の会社に身を置くが、そこで新たな能力を身につけてしまい!?
社会人青春物語。
これは素晴らしい作品です!
物語の展開、伏線の張り方、非日常の取入れ方、そして最後のちょっとした感動!
すべてにおいてバランスがとれていて一気に読み進められ清々しい読後感です!
他のレビューである場面でついていけなくなったとかあるけど、ラノベを多少なりとも読んだことがあればそういったことを思わずにむしろよいスパイスになっていると思う。
なによりも個性的すぎる登場人物の面々が無理・無駄のない配役、
気の強いヒロイン
常に寝癖がついている社長
人間カ -
Posted by ブクログ
これは面白かった!キャラクターがみんな濃い。会話の掛け合いも面白いし、何より主人公が魅力的だ。直向きで格好良い。さすがに白菜という例えはどうかと思うけど(笑)すぐに挑発に乗っかってしまう単純さもかわいい。私はトーコさんを始め、このお話の登場人物をみんな好きになったから、こんなに楽しめたのかもしれない。
最終章のお届け物には涙腺を刺激されました。強いて言うならば最後の如月さんが言葉少なでちょっともの足りませんでしたが…もう少し彼の想いを聞きたかった。
でも、全体を通して読んでいて楽しかったし、個人的にはかなり好きなお話の1つになりました。 -
Posted by ブクログ
Wow, this was one of those books where you wish it wouldn't end. It was so much fun to read! I have never heard about this author before, but she shall also be added to my growing author watch radar list.
It's so refreshing to see a character like 陶子. I love her determined to win, hate to -
Posted by ブクログ
ネタバレ続刊が出てくれてとても嬉しい作品。
大手商社勤務のOLから一転、バイク便会社のライダーになったトーコさんが東奔西走したり四苦八苦したりするお話。
今回はお馴染のメンツに加え、自転車便ライダーとして新たに従業員が増えたり、社内のドタバタ(?)がメインです。
創業者の影がちらつく会社の状況が段々顕著に見えてくるようになったり、陶子の意外な弱点も発覚したり――。
そして今回も、最後の最後で繰り広げられる手に汗握る展開。
イベントで道路事情の一変した東京で、最短時間で荷物を届けるために、ユーサービス従業員総出で荷物をリレーします。
普段はおちゃらけたり漫才かましていることの多いメンツ -
Posted by ブクログ
ネタバレ楽しみにしていた続刊!
まず新人(昔飼っていた犬に似ている感じの自称イケメン)が登場して、配送事故について知りました。っで、その配送事故が「ユーサービス」の過去とこれからに深くかかわっていて……。
単純だけど、だからこそ共感しやすいのか(いや、別に共感はしなかったけど)とにかく抵抗なく読めました。ユーサービスのスタッフは社長もライダーもみんな臆病で不器用で時々愛おしくなります。総じて「馬鹿じゃないの?」と思うこともありますが、等身大にがんばっている姿が描かれているのがこのお話の魅力だと思います。
でもまだまだ上を目指すなら、さすがに会社の理念ぐらい明文化しておいた方が良いと思います。
言わ -
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Posted by ブクログ
花火の季節になったら読もうと思いながら5年以上積んだまま。今年こそ!と思ったのに、コロナのせいで花火大会ないやん。
花火工場の息子として生まれながら、訳あって家を飛び出した主人公。祖父に呼ばれて戻ってみれば、そこには自分とさほど歳の変わらない女性の花火職人がいた。
花火を見られなかったところで死ぬわけじゃなし、なのになぜ人は花火を見たがるのか。打ち上げ花火の演出を求める個人客の想いがちょっとした謎、かつて村で起きたことにこの花火職人がどう関わっているのかが大きな謎。ちょっぴり軽めの遠田潤子作品のようにも思えます。
せめて本の中だけでも打ち上げ花火。