あらすじ
「── 四枚の絵が揃った時、世界に審判が下る」 絵画を掲げる事によって、混乱を振りまこうとするアンノウン。ヴァンダル一行は、彼の目的を知るためのカギがエナの母・イソラの研究内容にあると推測し、行動を起こす。一方ゲティスバーグたちは、文化制定局局長アナベルに出頭を命じられる。そして独自のルートでUMA──アンノウンの目的を調査していく……。両者が最終的に行き着いた真実は世界政府の構築とイソラに関わる驚愕の真実だった……! 果たしてヴァンダルたちはアンノウンを止められるのか!?
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Posted by ブクログ
題材はすごく好みで内容も楽しめたのだが、パンチが弱いのと結末が少々尻切れになってしまったのはもったいないなと。
全ての話が流れすぎてしまい、収束させるときにその残り香でなんとか終わらせたという印象。あと少しでもクッションをはさめていればより最後の展開に盛り上がりが見せられたのではないだろうか。
とはいえ着想は面白いし、自身の知識に頼りすぎずに物語として構築されていたので、及第点ではあると思う。作者の今後を楽しみにしたい。
Posted by ブクログ
3巻にてシリーズ完結。ほとんど思いつきだけで描いてるような作品もある中で、絵画、プロパガンダ、などの扱いにくい素材で無事完結した点は評価している。ただ、この巻で広げた風呂敷はあまりに大きくて、結果あっけない一言で幕切れとなった。また1巻で登場したキャラクタ以上に世界が広がらなかった感じがするのも今ひとつ手放しに高評価できない理由かもしれない。1巻だけの読み切りでも良かったかもしれない。