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上司をぶん殴って一流商社を辞めた元OL、吉原陶子。同僚のツテであるバイク便運営会社に身を置くことになるが……職場の人々はとんでもなく個性的なメンツばかりだった! 常に寝ぐせがついたままの社長・如月。強面で口の悪い“人間カーナビ”・菅野。少女趣味な女性ライダー・さおりん。そして、宣伝部長・大谷さん(オカメインコ)――。若干引きつつも長距離の荷物を手持ちで運ぶ 「ハンドキャリー便」 担当として仕事を始めた陶子だったが、あるときそんな彼らの個性をも凌駕する 「ある能力」 を身につけてしまい―― !? 荷物をめぐって東奔西走! 異色のヒューマンドラマ。
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Posted by ブクログ
評価:☆5
上司を殴って一流商社を辞めた元OL陶子が再就職したところはバイク便運営会社。そこで陶子は長距離の荷物を手持ちで運ぶ「ハンドキャリー便」担当として働き始めるという話。
交通機関も使うが基本的には走りまくりで、1分1秒でも早くお客様に届けるというのがまず面白いw
というか陶子の性格が面白いwwまんまと社長に乗せられてるしw他のキャラも個性的でしたね。
そしてネタかと思いきや割としっかりと仕事してるのはポイント高し。
そして陶子が作中で身につける能力「その荷物が本当にあるべきところに一瞬で届ける」というもの。
がっつりファンタジー要素を入れるのは思い切ったなぁと思いましたが、"荷物に込められた想い"がきっちりとシナリオ展開に生かされてて面白かったですね。
社長と会社にまつわる話が徐々に明かされていくものだから、どんどん引き込まれていった。この辺の人間ドラマの作り方は流石。
お仕事系要素と突っ走る爽やかさと事件のほろ苦さ・温かさが混じった不思議な味わいの一冊でした。
読後感が凄く良かったが故に続編がどうなるのかちょっと心配w
「……だって私は、ライダーだから」
「荷物を届けただけです。誰かが待っている、荷物を」
Posted by ブクログ
一流企業を退職したOL陶子は後輩の伝手で新たにハンドキャリー便として働くことになるのだが……
メディアワークス文庫らしいライトな読み口なのですが、内容はしっかり爽やかです!
主人公陶子の元気の良さ、威勢の良さはもちろんのこと、その他のキャラのたちっぷりもしっかりしています。キャラの掛け合いも小気味よくてその場面は読んでいて楽しいです。
内容は各章で一つの荷物をめぐる物語が展開されていくので、切れ目も分かりやすく読み切りしやすいのもまた一つの特徴かなと思います。
ラストもしっかりしていて不覚にも少しだけ涙腺が刺激されてしまいました。最初はいきなりSF要素が入ってくるので少し戸惑ったのですが、その要素もがっつりと取り込んで陶子の成長、荷物をめぐる人々の思い、そして陶子の勤める運送会社の物語、それぞれをしっかりと紡ぎあげてくれた本でした。
Posted by ブクログ
上司を殴って一流商社を辞めた主人公(ヒロイン)は同僚のツテでバイク便の会社に身を置くが、そこで新たな能力を身につけてしまい!?
社会人青春物語。
これは素晴らしい作品です!
物語の展開、伏線の張り方、非日常の取入れ方、そして最後のちょっとした感動!
すべてにおいてバランスがとれていて一気に読み進められ清々しい読後感です!
他のレビューである場面でついていけなくなったとかあるけど、ラノベを多少なりとも読んだことがあればそういったことを思わずにむしろよいスパイスになっていると思う。
なによりも個性的すぎる登場人物の面々が無理・無駄のない配役、
気の強いヒロイン
常に寝癖がついている社長
人間カーナビの菅野
少女趣味な女性ライダーさおりん
ヒロインに仕事を紹介した元同僚の誠
お互いを潰さない濃さ、繋がり、面白いです!
まぁ、最後まで大谷さんだけが謎のままだったけど(笑)
Posted by ブクログ
これは面白かった!キャラクターがみんな濃い。会話の掛け合いも面白いし、何より主人公が魅力的だ。直向きで格好良い。さすがに白菜という例えはどうかと思うけど(笑)すぐに挑発に乗っかってしまう単純さもかわいい。私はトーコさんを始め、このお話の登場人物をみんな好きになったから、こんなに楽しめたのかもしれない。
最終章のお届け物には涙腺を刺激されました。強いて言うならば最後の如月さんが言葉少なでちょっともの足りませんでしたが…もう少し彼の想いを聞きたかった。
でも、全体を通して読んでいて楽しかったし、個人的にはかなり好きなお話の1つになりました。
Posted by ブクログ
Wow, this was one of those books where you wish it wouldn't end. It was so much fun to read! I have never heard about this author before, but she shall also be added to my growing author watch radar list.
It's so refreshing to see a character like 陶子. I love her determined to win, hate to lose attitude. It works really well with the special express delivery company she works with.
My second favorite characters are a tie between 菅野 and 大谷さん.
I have no doubts in getting the next book.
Posted by ブクログ
「大人向けライトノベル」というMW文庫の立ち位置が良くわかる作品
ただこの作品はMW文庫だからライトノベルのように「見るひとには」見えるのであって
一般文庫(と「見られている」ところ)から出せば何も違いはない
そもそも「少女」「少年」でもなく「職業婦人」でも「Lady」でもなく
「青春」とくくられるでもなくて
「教養」を経ず「大人」でないと思っている世代に対することばがないのが問題
女性の場合はここに「Girl」であり「女子」と冠するだろうが
越谷オサム『ボーナス・トラック』とかはなんと呼んだら良いかわからない
よくみればミステリだのホラーだのでごまかしている現代もので
学生世代の上世代を扱っているものみななんだか言いようがない
「大人向けライトノベル」というのはなるほど
その世代が自分が子供だと思っていたころ思っていた大人が読むものでなく
子供のころ読んだライトノベルでもないものに対する言い方として
一周まわって皮肉に良い言い様
「なるほどね。時をかける少女ならぬ、距離をかける少女……ああ、少女って年でもない?こういう場合、何て言えばいいの?」
「女は永遠のガールだから、それでいいんだよ」
Posted by ブクログ
上司を殴ったので、会社を退職。
そして紹介された職場は、荷物を運ぶ会社だったのだが
やたらに個性的すぎるメンバーが。
負けず嫌いだったら…いや、口で勝とうとする性格なら
完全に無理な就職試験(笑)
ある意味踊らされてるというか、ばれてるというか。
しかもオカメインコも従業員。
ほっぺのピンクが耳だったという
どうでもいい情報も仕入れてしまいました。
連続短編で、計4つの荷物運び。
しかし内2つは…代金もらえたんですか? と
聞きたい仕事内容。
いや、これでそれを話すのは無粋というものだと
よく分かっておりますけどね?w
感情を纏った荷物を持つと、扉を開けたとたん
物理的なものを無視して、別の場所に立っている。
これは本気で呆然としてしまいます。
それでもとりあえず仕事を思い出すのはすごい。
ないとは思いますが、これと同じ状況に立ったら
は? という状態で止まっているかと。
いや主人公も当然、後で自分の頭を疑ってますけど。
年齢不詳の同僚の2話目の変わり身は
その後の布石か、と納得。
うん、見た目で判断するのはいけませんが
その後きちんと謝っているのが潔い。
よい信念を持っている主人公だな、と。
とりあえずやってみたいのは、裏から出て
表に出た、のループ。
は? 感を味わってみたいです。
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