美奈川護のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ本屋さんで見付けてすぐに買ったのに棚に入れっぱになっていたのを漸く・・・
1巻ではとにかくぶっとんでる七緒に最初はついていけなくて、他のキャラにもなかなか慣れなかったのに・・・慣れると面白く感じてくるから不思議
七緒は内面が、本音が見え切らなくて、美しい嘘を彼女もまた纏っているのだろうか・・・?とか思いつつ、今回はとにかく様々な人間関係のほつれを解いていく内容で、夫々の真実にビックリしたりちょっとあきれてみたり・・・
前回よりも詰まってた感じはする でも演奏シーンの迫力ちょっと落ちた?
あと最期がね・・・彼らなりに仲直り出来たのはよかったんだけど・・・あのヴァイオリンが結局お父さんの手元に戻ったのが、腑に落ちるようで落ちん
父は偉大だって思う響介の気持ちはは分かるんだけど、響介の手で鳴ったっていうのに、手放してしまうのか・・・っていう勿体ないなって気持ちがどうしても抜けない
あと、Raised on RockのRaisedのふりがな/読み方が腑に落ちん 教科書的な音では全然ないし 誰の読み方なんだろう? 英語ダメダメかと一瞬思ったよ
エルビスの読み方かと思って曲聴いてみたけど、おかしな言い方してないし でもwikiだとアルバムの邦題がふりがなと一緒だし・・・分からん
一方で新しく出てきた修一と聡志が結構好きだし
皆がワイワイやってるシーンとか面白かったなぁ
修一と吹子とかちょっと気になるけど・・・あとがき読んだ感じだと続きは出ないかもね -
Posted by ブクログ
ネタバレ本屋さんで惹かれて購入
(最近、メディアワークス文庫ばっか読んでるな・・・)
読み始めは、正直、なんだこの漫画みたいな登場人物は・・・って思った 特に七緒ね
もうキャラがぶっとんでて、最初はついていけなかった
でも、話が進んで行くうちに、受け入れられて、彼女の言葉には裏があって、とかそういうのが分かるうちに、彼女も結構好きだなって思えた
彼女の家族の話はね・・・皆勝手すぎんだろ!って感じで、正直イライラした
文体も最初は少し微妙だったし、音楽に関することが語られてる時と、それ以外の日常の場面が語られてる時で、なんか違って、違和感感じるんだよね
でも、これも慣れれば普通に楽しめた
"サクラの音がきこえる"を読んだ時も思ったけど、こういう音楽が強く関わる作品は、その曲を知らないと、描写もただの描写でしかなくなっちゃうのがね・・・辛い
結局ようつべで曲聞いてから読んでみることになるのが、
知らなかった曲に触れられるのが嬉しいと思うのと同時に、少し面倒なのが正直な所
結局表現方法はそれぞれだから、のだめみたいに実写化されないと、作者の曲に対する描写がいまいち自分の中で形になりきらないというか、想像しきれない・・・のは音楽に触れてた期間が短いからかもしれない
でも、こういうの読んでると、またオケやりたくなる! -
Posted by ブクログ
親子、親戚、旧友などなど様々な人間関係のほつれを実在の名曲を介して解決していく。
とある商店街オーケストラによる人間ドラマの第二弾。
前巻に比べ演奏シーンが物足りなかったかなとは思ったものの、相変わらず素敵な作品です。
音楽は素人故登場する曲はタイトル自体はほとんど聞いたことがないんだけど、YouTubeなんかで聞いてみると耳にしたことがある曲ばかり。
テーマとなっている曲を聞きながら読むと、より一層味が出てきます。
また、ドラフィルの中心である七緒がすごくいいキャラ。
さばさばしててぶっきらぼうではあるんだけど、街の皆から信頼されてる様子がよくわかる。
彼女自身の話は前巻で一区切りついているけど、今回も大活躍してくれています。
主人公の響介ともいいコンビ。
もう少しこの二人とドラフィルの物語を読んでみたいです。 -
Posted by ブクログ
最近「お仕事系」の小説をわりとよく読んでいる。30手前になって、僕自身「働く」ということに関してなんらかの新しいモチベーション的なものが欲しいのかもしれない。ひと言で「仕事」と言っても、業種も職種もいろいろあるわけで、ライトノベルの軽いノリでいろんな仕事の物語が読めるのはなかなか面白いもの。僕はなかなか新たな人に会えないという環境に"いてしまっている"ので、こういうところで知らないことを知れるのはいい。
なんだけど、正直不満もあるわけで。一番の不満は、こういう小説に登場する幹部級の上役が、揃いも揃ってクソだってこと。人の話聞かないとか、部下を駒としか思ってないとか、社員が残業徹夜でヘロヘロなのにガン無視とか。ホントどうかと思うわ。こういう上司ばっかり出てきて、これを読んだ中高生が仕事する気なくしたらどうすんだ。
小説では、そういう環境の中でもひと筋の希望ややりがいを見つけ出して、人間として大きく成長していく・・・・などという相当笑える展開がお決まりなんだけど、そんな環境に居続けちゃったら、とても続かないよ。希望ややりがいで飯が食えたらマジ苦労しないっつーの。
「特急便ガール!」は、後半はわりとSF路線にスイッチしていくので、会社的な暗部の味はやや薄れていく感じ。そのあたりの感覚はなかなか良いなと思うけど、全体としていろいろなことが語られきらないまま終わってしまった印象なのが残念。ワケありな要素がたくさんありそうで、伏線も感じさせているにもかかわらず、尻切れトンボで最後まで行ってしまったなと。最後にまとめというか、アウトロ的な部分がもう少し書きこまれていると良かったと思う。「結局なんだったの?」って思っちゃうし。
SFと思って読み始めなかったんで、読後感はわりとよかった。逆にSF小説と思って読み始めてしまうと、最初の理不尽な会社理論にゲンナリしてしまうかも。そこまで重くはないけど、やっぱりあの社長に最後まで良い印象は持たなかったしね。 -
Posted by ブクログ
絵画が規制された世界で禁断となった過去の名画を街に描くアートテロリスト「ヴァンダル」を巡るお話。
そのライトノベルというより一般文芸作品的語彙使いもあいまって、なんというか、非常に精緻な、でも、静謐な絵画を見せられたような気になった。
悪くはない。でも……
このお話の主人公は少女エナだと思うのだけど、物語の語りは常に彼女でない第三者が主になっている。
その人達の思いが語られるのはまあいいとして、でも、最後まで、エナの心の奥底に直接切り込まなかったのは、もどかしく、それゆえ、なにかもの足らない。
なんというか、外からうかがっているようなもどかしさ、薄いベールを挟んで見ているような物足りなさを感じてしまった。
だから、ラストも感動的でありながら、でも直接的な感官に訴える力が弱くなってしまった様に思う。
少し評価の困る作品だ。 -
Posted by ブクログ
第16回電撃小説大賞<金賞>受賞作。
世界的に知られている絵画を題材としているものの、その切り口は絵を知らない読者でも読みやすいように軽め。文学を題材としている「文学少女」とは、モチーフの取り方は似ていてもそれを作品に落とし込む部分ではかなり違うものとなっています。それはビジュアルによって表現される題材である点が影響しているのでしょうか。
他の印象としては、人物描写が粗く、その点について作品に入り込むのは難しいかなと。終盤の流れにしても、読む側に上手くイメージが溶け合っていかないなという感じです。
確かに出版に耐えうるレベルの作品ではありますが、今後シリーズとして読むのであれば全体的にもう少しレベルアップして欲しいところ。