美奈川護のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
アムールヒョウに魅せられた少年が大人になり、飼育員となる。
しかし、そのアムールヒョウは余命僅かと知り、飼育員として動物との向き合い方を見失っていく。
そんな中、動物と言葉がわかる少女と出会い、見つめなおしていく。
表現力が高い作家さんはいいですね!
インパクトこそないものの動物と人との心温まる話がメインで心がホッコリします。
今回、扱っている動物はサラブレッド、アジアゾウ、ガラパゴスゾウガメ、アムールヒョウの4種。
自分自身、これらの種のことはよくわからないけど、しっかり下調べされ、かみ砕いて表現しているので知らなくても楽しめる作品です。 -
Posted by ブクログ
ネタバレストーリー的には、楽しめたのですが、作者あとがきによるとこれが最終巻?!
んー確かに七緒と羽田野仁美との関係には一応の決着はついたのかもしれないけれど、肝心の七緒自身の問題が解決されたとは思えないんですよね。
彼女が今後も車いすの指揮者のままというイメージが出来ない。
響介もしかりで、音楽と生活の帳尻を今後どうつけていくのか?理想と現実にどう向き合っていくのか、そういう奮闘ぶりを楽しみにしていたのに、「まあいっか」的に終わってしまった感が拭えない。
オケも交響曲の演奏に至らなかったし、、、
七緒のエロイカとか聴いてみたかった
これが最終巻でなければ星5つでした。 -
Posted by ブクログ
「大舞台から転がり落ちても楽しみ続けること、懊悩を飼い慣らしながら名誉を得ること……そのどっちが、音楽人にとって正解なんだろうな?」
「……なぜ音楽を奏でることは、こんなに苦しいのだろう?」
音楽の竜はついに王者に挑む!
アマチュアオーケストララノベ「ドラフィル!」完結巻!
いやぁ今回も良かった。
1巻の心揺さぶられるような演奏シーンはなかったけれど、ここまで読み続けてきたファンを満足させるには十分な1冊でした。
今回のメインテーマは、ヴァイオリン協奏曲の王者、ヴェートーベンのヴァイオリン協奏曲ニ短調。
あぁ「王者に挑む」ってそういう意味かと納得しながら、Youtubeでこの曲を流しつつ