根来龍之のレビュー一覧
-
-
Posted by ブクログ
タイトルで損している気がする一冊。ポリネーターってご存知ですか?わたしは知らずに読んだのですが、P378で衝撃の言葉が。”ポリネーターは本書で筆者らが提案する新たな概念であるため・・” えっ!タイトルに大体の人が知らないことばを持ってくるとはチャレンジングな・・!笑
要は中身が新規事業部に所属されている方やスタートアップ支援に携わる方が読んだら学べる部分が多い本なのに、タイトルから本書の中身がイメージしにくくて損している一冊です。
■大企業だからといって安泰でない
というのは、新聞や肌感覚でわかることかなと思いますが、じゃあどうすれば?のところが各社色々だなと日々の報道をみていて感じていま -
Posted by ブクログ
・デジタル・ディスラプター、ディスラプションの体系化はわかりやすく納得感がある。既存企業の課題については、イノベーションのジレンマにイメージされるようなよくある指摘内容に思った。
・対抗策もわかりやすく体系化されている。顧客への価値提供の場面で、自社の置かれている状況をどう捉え、どう対抗するか考えるための良い足がかりになりそう。
・社内機能についてのアジリティ部分は、どのように機能を捉えるかという点で独自の切り口があり興味深い。アウェアネス(社内・顧客の情報をデジタルで集める方法)、意思決定(社内各所で集めた情報を可視化or意思決定の自動化ルール策定)、実行力(データから迅速に社内リソース・ -
Posted by ブクログ
ネタバレプラットフォームについてわかりやすく解説されていた
・プラットフォームは一人勝ちしやすい
・一人勝ちの逆転も起こる。起こるのは、PCからスマホに変わる等変化が起きたとき。
・プラットフォームビジネスでは信頼と信用が重要。エアビーでは、口コミ、クレカ登録、本人確認等で補った。
・一人勝ちを逆転するには、価格競争を仕掛けることに加え、新たな収益源を得ること。食べログは、掲載費用をなくし、リアルな口コミを強化。その後、課金するサービスを構築。
・ラインが成功したのは機能が充実していたからではなく、スマホの流れが来た時にenough な機能を持ち合わせていたため(facebookはPC向けで機能充実 -
購入済み
ビジネスモデルの種類について
ビジネスモデルをパターン別に解説しています。ビジネスモデルの種類が多いので、参考になります。具体的な企業とは違う感じです
-
Posted by ブクログ
借りたもの。
インターネット革命後、認知されるようになった概念・プラットフォームの成立の歴史とその解説。
プラットフォームの特徴は、
・急速に成長することができる
・一人勝ちすることがある(WTA / Winner Takes All)
・一人勝ちが突然くつがえされることがある
という。
プラットフォームは土台があって、そこに他のプレイヤー(企業だけでなく消費者も)が提供する製品・サービス・情報が一体になって初めて価値を持つ製品・サービスがあることではじめて成立する。
デザイン思考――ビジネスのイノベーションを起こす考え方――に「みんなが喜ぶものに価値がある」という視点、指摘があるがプラッ -
Posted by ブクログ
ビジネスにおいて、創造的な戦略を立てるためには何が大切なのか。斬新なビジネスモデルで成功している会社は、何か特別なことを知っているのか、あるいは特別な能力があるのか。そういう問いに答えることが、この本の主要なテーマです。
ビジネスモデル=経営者の頭の中にある「事業の構造に関する意図」をまとめた設計図
ビジネスモデルというと「儲ける仕組み」と説明していることが多く「どうやって収入を得るか」ということに注目することが多いが、もっと広く定義したほうがいい。それは、収入に関する「意図」を実現するためには、収入の面だけでなく事業構造全体を考えなければいけないからです。
・ダントツに成功する企業は、 -
Posted by ブクログ
DX実行戦略 デジタルで稼ぐ組織をつくる
読者想定は大企業、イメージ員数500名以上のイメージです。
ヒアリング、調査対象がグローバル企業であるため、中小企業に置き換えると対岸の風景に見えてしまう可能性ありです。
一方で、大企業ですら、DXなるものが未完成でありつづけている現状は、DXがビジョンを含めた戦略であることと理解できます。
1.定義
DXとは、ビジネスモデルと組織を環境に適応。変化させて、業績を向上させることです。
2.ビジネスモデル。3つの方向性
①コスト削減。
②顧客体験向上
③プラットフォーム価値向上
欧米スタートアップは、この1.2.3.の合算で既存市場の破壊を行な -
Posted by ブクログ
ネタバレビジネスモデルとは、事業構造の設計モデル
・戦略モデル
ターゲット、何を:製品・サービス、どのような魅力づけをし、自社のどのような資源を活かして提供するか
例:シェアリング
・オペレーションモデル
戦略モデルを実現するための業務プロセスの構造
例:直販、フランチャイズ
・収益モデル
収益の獲得方法とコストの構造。収益を出すためには、どの程度の事業規模や単価、コストをイメージする必要があるか
サブスクリプション、フリーミアム
・事業領域
例:SPA、垂直統合、水平分業
・産業における役割
例:請負生産、購買代理
・時に検討が必要となるモデル
市場モデルの作成
競合 -
Posted by ブクログ
新規サービスを企画するにあたって考えるポイントを
まとめてくれている本。
バリューから始まり、自社・競合他社と考えていくのが
一般的ではあるが、そもそもどんなビジネスモデルが
世の中に存在するかを把握したうえで仮説を立てるのは
かなり有効だと個人的には考えている。
特に収益モデルを考えるときには使えると思った。
【勉強になったこと】
・仕組みこそが、模倣困難性の源泉
・ビジネスモデルの妥当性と正当性
妥当性:
実現可能性
実行可能性
正当性:
受容性
理念性
・探索と深化
探索:
サーチ、変異、実験、イノベーションに関わる
企業の学習活動
深化:
-
Posted by ブクログ
なぜDXなのかを紐解きながら、オーケストレーション(結びつきのアプローチ)で経営層としての意思決定者は全体で推進させる力となることの重要性がよく分かった。そのうえで、各組織がデジタル化プロジェクトを推進する責任を追うという分担は理にかなっていると思った。ただ、なかなかこれを伝えることの難しさ、特に各組織・更にはその所属員たる社員にどのようにミッションを追わせていくのか、難しい問題に思った。会社の方針としてDXやデジタル化などが言われているが、実際の自分の業務として捉えてもらって、社員がデジタルの協力者や推進者になってもらうにはどうしたらよいのか、そのメッセージや進め方は更に考える必要がありそう
-
Posted by ブクログ
ネタバレビジネスモデルを網羅的に体系的に説明した良書です。
戦略のモデル、売り方のオペレーションモデル、収益モデル、コンテキスト=検討すべき経済原理など、の章に分けそれぞれをとてもわかりやすく解説しています。
以下、学んだ用語などの備忘録です。
ビジネスモデルを創造する際は、探索exploration と深化exploitation 二つの観点とそのバランスが必要。
(戦略モデル)
レイヤーマスターとはバリューチェーン内の特定の業務や機能に特化してそこでの競走優位を構築する戦略
オーケストレーターとは特定の分野を狙いつつ他社を巻き込んでバリューチェーン全体の最適化を図るモデル
媒介型プラットフ