阿佐田哲也のレビュー一覧
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高校生の頃だから40年ほど前かな、毎日新聞の日曜版に色川武大さんのエッセイ「うらおもて人生録」が連載されていて毎週楽しみに読んでいた。ツキとか運とかいうものとの付き合い方とかが語られる独特の人生論で、感覚的に理解出来る内容なんだけどそんな話を文章で語ってくれるのを初めて読んだし、若い頃から凄い世界に身を置いていた人なんだなあと思いなから読んでいた。
映画「麻雀放浪記」が公開され話題になったのも同じ頃だと思うが、色川武大という人物と麻雀放浪記は私の中ではまだ繋がっていなかった。
色川武大さんが「朝だ徹夜」をもじったペンネームで書いた半自伝的小説が「麻雀放浪記」だと知り「坊や哲」のモデルは色川さん -
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巻末の柳美里の解説がすごく良い。ばくち打ちだという彼女自身の父親と祖父のエピソードを混ぜながら、麻雀放浪記全4作を、登場人物たちの変節を切り取って説明している。
この番外編は北九州から東北まで続くロードムービーのような展開。昭和30年後半から40年前後の高度成長期前夜の時代。麻雀は大衆化がすすんでいるが坊や哲はサラリーマンとなっており、麻雀はたまにやる程度。かわって物語の中心となるのは在日中国人の李憶春という人物と、相変わらずの上野のドサ健、鑑別所がえりの大工の森サブという若者。
エピローグの夜の森のシーンのドサ健の無言の叫びが印象的。 -
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青春小説。
現代ではカイジとかが究極の状況を用意して、近い作品を作ってますが、アレ系は無理矢理な舞台を作り出して極限状況の心理戦をやってます。
しかし焼け跡バラックで行われる麻雀放浪記は、自然に極限下で戦っております。負けたら裸にされて死にます。それが自然。そんなやつらがウヨウヨ生きてきた時代をカイジの会長とか、アカギのワシズとかが勝ち残ってきたのだとしたら、現代の緩みっぷりに耐えきれないんでしょう。そのときの焦燥が忘れられない亡霊となって、興奮させてくれる舞台を作り続けるのではないか、と。
作者の実体験がかなり含まれてるらしい。出て来るやつはゴトしかしない。二の二の天保とか本当にやってたらし -
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麻雀界の英霊:色川武大こと阿佐田哲也の、自身をモデルにしたピカレスク・ロマン。
麻雀は、突詰めれば運否天賦が支配するわけで、
ヒラでぶつ限り、うまいうち筋、ある種のセオリーはあれど、
どんなに尤もな打ち方をしていても、ヒキが良い奴には十中八九適わないわけです。
この小説の登場人物は、主人公の坊や哲を始め、
エレベータ,積み込み,おひき,そしてツバメ返しなど、様々なサマを使って、
“必ず勝つ麻雀”を打ち、それを生業したアウトローな道を選んだ男たち。
その、汚く惨めで華々しい生き方が描かれた小説です。
内容は、当然ながら麻雀のルールを第一に知っていなければ意味が分からないと思いますが、
分かる -
Posted by ブクログ
思いのほか評価が低くてびっくり、
阿佐田哲也はこうだと思ってしまっている自分は納得ずくなんですが、
そうじゃないかたもいるんだなぁと。
それも当然か。
麻雀やりたい、
本文中にもあるが、
やらなくても全然問題がない、
今では年に1回するかしないかだ、
しかし不思議なもので、やりたいと思えば無性にやりたくなる。
ギャンブルとしてはあまり大した種目ではない、
時間はかかるし、お金も全然動かない、
それでも麻雀が面白いのは対人ならではの駆け引きと
イメージづくりでしょうか、
イメージ通り行ったときの高揚感というものはなかなか捨てがたい。
私の中では打てる人が少ないので、
あまり囲む気にもなら