阿佐田哲也のレビュー一覧
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再々々々々々々々々…読
「麻雀放浪記 青春編」を読むと毎回そのまま2、3、4と続けて読みたくなってしまう。それほどこのシリーズは何度読んでも面白い魅力に溢れている。
このシリーズ第2弾の風雲編は第1弾にも負けない名作だ。第1弾では戦後の一匹狼たちの命懸けのヒリヒリする戦いに圧倒されたが、この第2弾は関西に場所を変えピラニアたちが数多く登場する。
ブウ麻雀にツモ麻雀、博打列車に博打寺。
想像もつかない特異な世界を描いた本編の面白さといったら第1弾に劣るものではない。
また次々に出てくるピラニアたちの個性が強烈だ。本当にこんな曲者がいたの?こりゃ盛り過ぎでしょと思わせるほどだが、「麻雀放浪記」が阿 -
Posted by ブクログ
再々々々々々々々々読…
初めて読んだ10代の頃から約40年、何度読み返したか分からない。私は史上最高の傑作の一つだと思っている。
さて、本作は麻雀小説かと言われるとそうであるがそうでもない。戦後の様子を描いた青春群像でもあり、ピカレスクロマンでもあるのだ。
この作品に出てくる無頼な博打打ち達は悉く性格破綻者であり、博打でしか生きている実感を感じられないはぐれものだ。だからこそ生の、生きている臭いがプンプンとする。彼らは全身全霊を賭けて生きている。戦後の復興期に少しずつ安定を求める人々が増えている中で、彼らだけは獣であろうとした。
彼らは多分近くに寄ると耐えられないような獣の臭いを発散しているだ -
購入済み
筋だけ追って読んでも、博打でイカサマを競い合う食うか食われるかの泥臭い男たちの生き様がおもしろいです。
麻雀がわからなくても、とよく言われていますがやっぱり麻雀の話しですので
多少の基礎知識があったほうが楽しめるのは間違いないです。