麻雀放浪記4 番外篇
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麻雀放浪記4 番外篇

713円 (税込)

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3.7

身体を壊し、無頼の生活に見切りをつけ、勤め人となった「坊や哲」。
そんな哲の前に“あの男”が姿を現し、ふたたび激闘の渦の中へ!

戦後も安定期に入った。私こと「坊や哲」は唐辛子中毒で身体を壊し麻雀から足を洗って勤め人となった。
ある日、会社の仔分がおそろしく派手な毛皮の半オーバーに鍔の広いテンガロンハットをかぶった一人の男を連れてきた。ドサ健だった。
そして私は、再び麻雀の世界に身を投じることになった。
傑作ピカレスクロマン、感動の完結篇!

解説・柳美里

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麻雀放浪記 のシリーズ作品

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  • 麻雀放浪記1 青春篇
    713円 (税込)
    純文学作家「色川武大」=阿佐田哲也が戦後の焼け野原を舞台に描く、本邦ギャンブル小説の最高峰! 終戦直後、焼け野原の上野のドヤ街で「ドサ健」と出会い、一気に博打にのめりこんだ主人公の「坊や哲」。 チンチロリンや麻雀の技、いかさまの腕を磨いた哲が「出目徳」や「女衒の達」「上州虎」ら仕事師と渡り合い、生き残りをかけて激闘する阿佐田哲也のピカレスクロマンの最高傑作! 解説・先崎学
  • 麻雀放浪記2 風雲篇
    713円 (税込)
    いかさまを見破られた「坊や哲」は東京から大阪へ。 京都の博打寺でブウ麻雀の鬼たちと激闘を繰り広げる! ヒロポン中毒となり、やさぐれ生活を送っていた坊や哲は、代打ち麻雀でいかさまを見破られた。 その後、生臭坊主クソ丸、ドテ子とともに東京から関西へ移ったが、そこで出会ったのがブウ麻雀だった。 京都の博打寺を舞台に関西のブウの鬼たち相手に激闘を繰り広げる阿佐田哲也の傑作ピカレスクロマン第2集。 解説・立川談志
  • 麻雀放浪記3 激闘篇
    713円 (税込)
    肘を壊し、いかさまができなくなった「坊や哲」。 闇の組織から高利の金を借り、窮地に陥るが……。 長年にわたる麻雀の打ち過ぎのためか、肘が上がらなくなり、いかさまが出来なくなった私こと「坊や哲」の前にあらわれた、ドサ健、出目徳、タンクロウらとも全く違った新しいタイプの麻雀打ち、鎌ちゃん。 闇の地下組織TS会から高利の金を借り、窮地に追いやられた私に生来の博打打ちの魂が鎌首をもたげ……。 解説・小沢昭一
  • 麻雀放浪記4 番外篇
    713円 (税込)
    身体を壊し、無頼の生活に見切りをつけ、勤め人となった「坊や哲」。 そんな哲の前に“あの男”が姿を現し、ふたたび激闘の渦の中へ! 戦後も安定期に入った。私こと「坊や哲」は唐辛子中毒で身体を壊し麻雀から足を洗って勤め人となった。 ある日、会社の仔分がおそろしく派手な毛皮の半オーバーに鍔の広いテンガロンハットをかぶった一人の男を連れてきた。ドサ健だった。 そして私は、再び麻雀の世界に身を投じることになった。 傑作ピカレスクロマン、感動の完結篇! 解説・柳美里

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麻雀放浪記4 番外篇 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2019年11月28日

    とうとう最終巻を読み終えてしまった。もうこの物語がないのかと思うと、寂しくなってしまう。

    戦後の復興期に博打に生きた男たちの生き様が、普通のサラリーマンにはグッとくるものがあった。

    そうは思っていなかったが、これはハードボイルド小説だった。

    麻雀知らなくても面白く読めます。

    (90)

    0

    Posted by ブクログ 2019年04月27日

    巻末の柳美里の解説がすごく良い。ばくち打ちだという彼女自身の父親と祖父のエピソードを混ぜながら、麻雀放浪記全4作を、登場人物たちの変節を切り取って説明している。

    この番外編は北九州から東北まで続くロードムービーのような展開。昭和30年後半から40年前後の高度成長期前夜の時代。麻雀は大衆化がすすんで...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年05月30日

    最後の麻雀が爽やかで好きだ。
    こんな連中と打ちたくないけど……一線を越えた男たちならではのやりとりなのでしょうなあ。

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    あくまでも番外編。3までのような緊張感はない。坊やも足洗ってるし。でも、いくところのなくなった博打打ち、というのが描かれていてまたおもしろい。ギリギリの勝負は、全てを失うリスクがあってこそ。僕らにはできない。だからこそ読んでいておもしろいし、没頭してしまう。そういう作品だった。

    0

    Posted by ブクログ 2020年10月08日

    時代の流れに取り残されていく博打打ち達が切なく愛おしい。
    ドサ健、上州虎、出目徳、女衒の達、チン六、森サブ、李億春……そして坊や哲。奇妙な仲間達である。

    0

    Posted by ブクログ 2015年10月31日

    これは完全に余談である。シンデレラは幸せに暮らしましたとさ、というようなイメージで語れないんだから、とサービス精神で作者が描いてみたんだろう。
    公園で、ブランコをこぐ子供を見て、あぁ僕にもそんなことがあった、と思い、老人があいさつをかわしているのを見てそんな風に自分もなるのだろうかと思う、そのよう...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2015年05月16日

    正規の麻雀放浪記としては最終巻。番外編だけあって、哲は主に語り部として活躍する。新キャラの李を中心に九州から大阪、東京と舞台が変わっていくのが特徴。番外編だけに熱さは減っているが、ラストの戦いは決着も含め面白かった。

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