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純文学作家「色川武大」=阿佐田哲也が戦後の焼け野原を舞台に描く、本邦ギャンブル小説の最高峰!
終戦直後、焼け野原の上野のドヤ街で「ドサ健」と出会い、一気に博打にのめりこんだ主人公の「坊や哲」。
チンチロリンや麻雀の技、いかさまの腕を磨いた哲が「出目徳」や「女衒の達」「上州虎」ら仕事師と渡り合い、生き残りをかけて激闘する阿佐田哲也のピカレスクロマンの最高傑作!
解説・先崎学
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Posted by ブクログ
青春小説の傑作中の傑作。
和田誠さん原作の映画もよかったです。
が、やはり原作の小説は偉大です。
僕の青春はこの本とともにあったと言っても過言ではありません。
僕の人生に与えたであろう影響も計り知れません。
人間は泣きながら裸で生まれてきて
一人静かに孤独に死んでゆく生き物です。
しかし、そのはかない人生の中で
血沸き肉踊るような激しい世界を生きずして
どうして死ねようか、そんな本です。
最初に手にとってから20年30年と経ち
僕自身のほぼ半分が過ぎました。
ところが今読んでも、やっぱりドキドキします。
心の奥深くが揺さぶられます。
魂の本です。
こんな小説を書いた阿佐田さん(色川さん)にたいして
畏敬の念を抱かずにいられません。
Posted by ブクログ
漫画であらすじは知っていましたが、やはり原典を読むと、細かい描写があって、より深く楽しむことができました。ママ関連の話は小説の方がかなり詳しかったですね。最終決戦にいたる流れも小説では丁寧に描かれているので、坊や哲の心情がよくわかりました。
逆に最終決戦の牌譜は漫画の方が多く勝負の熱さを感じられます。小説の方は少しあっけなかったかな。そこだけが残念なところです。
登場人物たちのセリフが格好いいんですよね。上州虎がまゆみと家を賭けての勝負に行くまでの口上がなかなかふるっています。ダサ格好いいという感じでしょうか。反抗する坊や哲に対して、諭しつける出目徳もいいですね。役者が一枚上という感じです。
読み終わって、登場人物たちの姿が目に浮かぶようです。人が死ぬという結末なのに、何て爽やかな読後感なんだろう。いやー、面白かった。
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