【感想・ネタバレ】麻雀放浪記1 青春篇のレビュー

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Posted by ブクログ 2019年11月28日

人間椅子のメンバーおススメだったので、前から気になっていた本書を読んでみた。

麻雀はほとんど分からないので、牌の話は斜め読みしたが、とにかくストーリーに引き込まれてしまった。

戦後がどうにかイメージできる世代なので、当時の雰囲気や一癖も二癖もある登場人物たちの生き方が面白い。

では麻雀を覚えた...続きを読むくなるかというと、こんな人たちのいる世界には怖くて入っていけないなぁと思う。

(90)

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Posted by ブクログ 2016年05月10日

久々に読みましたが、何度読んでも面白い。
登場人物はみんな、まともじゃない状況に追い込まれるんじゃなくて、まともじゃない状況に自ら飛び込んでいく。そういう意味で、全員が破綻している。
でもドサ健は、頭一つ抜けて破綻してるな〜。

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Posted by ブクログ 2015年11月08日

映画を久しぶりに見て、面白かったので原作を紐解く。映像そのままの展開で、麻雀好きにはたまらないストーリーだね。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2017年05月28日

主人公「私」、坊や(=主人公?)が戦後からギャンブラアとして生きていくようになり、他のバイニン(玄人)と互角に戦っていく。飯を食っていく為のギャンブラアとは、またその哲学とは。こんな時代が本当にあったのか。
ただし後半は主にドサ健を中心とした話であり、主人公はサブキャラクターであるように描かれている...続きを読む。キャラクターは皆かっこ悪く生きているのである。

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Posted by ブクログ 2010年08月12日

ピカレスク‐しょうせつ【-小説】
召使や詐欺師など下層階級出身の主人公がさまざまな社会や事件に出会った経験をのべる小説。諷刺・ユーモアの要素が多い。16世紀スペインの「ラサリーリョ=デ=トルメスの生涯」に始まり、17世紀に流行。悪者小説。悪漢小説。悪党小説。

<「広辞苑 第4版」より>

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

先にマンガを読んでしまっているので、知っている話も多いが、生のパワーをビリビリと感じる。たとえ、雀士ならずとも。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

青春小説の傑作中の傑作。

和田誠さん原作の映画もよかったです。
が、やはり原作の小説は偉大です。

僕の青春はこの本とともにあったと言っても過言ではありません。
僕の人生に与えたであろう影響も計り知れません。

人間は泣きながら裸で生まれてきて
一人静かに孤独に死んでゆく生き物です。
しかし、その...続きを読むはかない人生の中で
血沸き肉踊るような激しい世界を生きずして
どうして死ねようか、そんな本です。

最初に手にとってから20年30年と経ち
僕自身のほぼ半分が過ぎました。
ところが今読んでも、やっぱりドキドキします。
心の奥深くが揺さぶられます。
魂の本です。

こんな小説を書いた阿佐田さん(色川さん)にたいして
畏敬の念を抱かずにいられません。

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Posted by ブクログ 2017年01月28日

麻雀が分からなくても面白い。それは只の麻雀小説じゃないから。人間の本能に呼びかけるなにかがあるから。

 実際、麻雀あんまやってない。いかさまばかりやってる。だから麻雀のルールがあんまわからなくても面白い。

 とはいえ、この賭博というくだらないことに命を懸けてる男たちの生き生きとしている姿はなんだ...続きを読むろう。どうしてこれだけ魅力的なんだろう。
 
 それだけ博打・ギャンブルというものが人間の本能に響くものだからだろう。ルールがわからなくても面白いと思っちゃうところ、人間はギャンブルに本質的に魅了されているのである。

 IR法案でもいいじゃない。

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Posted by ブクログ 2015年10月17日

いやぁ面白い。しかし麻雀だったのか?男がいかにだらしがないかっていつもの話じゃないか。くだらない生き物ほど必死になるってね、そりゃぁ生きているだけめっけもん。クズみたいなもんだから必死に燃やそうとする。それが熱くないわけないものな。

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Posted by ブクログ 2015年05月05日

映画やマンガにもなっている有名作品。原作は未読だったが、たしかにすごい作品だ。
ひりひりとした緊張感、博打にしか生を感じることができない男たち、そして男に翻弄されながらも力強く生きる女たち。戦後のロマンだ。
意外にも映画がほぼ原作に忠実だったこと。いい映画化だったのだと再評価した。

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Posted by ブクログ 2013年07月06日

青春小説。
現代ではカイジとかが究極の状況を用意して、近い作品を作ってますが、アレ系は無理矢理な舞台を作り出して極限状況の心理戦をやってます。
しかし焼け跡バラックで行われる麻雀放浪記は、自然に極限下で戦っております。負けたら裸にされて死にます。それが自然。そんなやつらがウヨウヨ生きてきた時代をカイ...続きを読むジの会長とか、アカギのワシズとかが勝ち残ってきたのだとしたら、現代の緩みっぷりに耐えきれないんでしょう。そのときの焦燥が忘れられない亡霊となって、興奮させてくれる舞台を作り続けるのではないか、と。
作者の実体験がかなり含まれてるらしい。出て来るやつはゴトしかしない。二の二の天保とか本当にやってたらしいがよく殺されなかったもんだ、と思います。

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Posted by ブクログ 2013年05月12日

阿佐田哲也氏の名作!本当に素晴らしい小説だと思う。坊や哲が繰りなす人間模様...ドサ健、出目徳、上州虎、など個性あふれる男たちの物語。黙祷。。。

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Posted by ブクログ 2024年01月09日

普段は小説は読まないが、なんか一気に読めた。
一番は戦後の時代背景の描写がリアルで、それをもっと知るために続きを読みたくなる。
また、麻雀小説で実際の牌の詳細を書いてるのがすごい。

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Posted by ブクログ 2020年04月23日

最近、麻雀にハマってしまい今更ながら読んでみました。
博打ってのは、深いなぁ。
続けて2巻風雲編行ってみます!

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Posted by ブクログ 2015年10月31日

大学時代繰り返しページを開いた本。講義のテキストなんかは殆どが未読、新品、未開封。
当時の学生の必須教科はなんといってもマージャン。リーチマージャンが完成形に出来上がった時代。
それ以前はブーマンっていって細かい点符計算が必要だった。イチニニイヨンヨンパアクンロクって計算をして点棒のやり取り。フリー...続きを読むマージャンの卓にもよく通ったがブーマンは経験が一番の強み。貧乏学生のシロートが入ると露骨にいやな顔されて怒られながらそれでもヘラヘラしながら通った。そのベースがあってリーチマージャンに変わると腕の強弱は別にして瞬時に計算だけはできた。そんな時にこの本が出た。言わないでも全員が読んでた。卓越した魅力的なキャラ設定。作者自身を主人公にしたピカレスクロマンの最高傑作。坊や哲。ドサ健。デメトク。その他キャラコターモロモロ実名虚名入り混ぜ全員が活字の中をいや上をハネ回っていた。
ゴステのイースー、ペンチャンよりカンチャン等の定石もこのシリーズの牌譜の説明(ユニークでシンプルな図入り)で学んだ。
アウトローの悪党どもがヒツジから獲物をぶんどる。殺し以外なら、いや殺してでも分捕る。ギトギトで陰惨な内容も全体に漂う品のいいユーモア感。地獄で意識せず人間生き抜いていくのはイチイチ悲観してたらきりが無い。薄笑いしながら生きていくのが最良の方法だな。自分だけの心意気、心構え、生きていく法律、全てそれぞれのアウトローが持っている。これこそ格好イイってやつ。
暇あればエンタメかわりに本記載の牌譜を眺めてああくればこう切るってイメージトレもした。一時期マアジャンに全てのめりこんでた何年かを形成したのに大いに役立ってくれた。
徹マン繰り返しては今日もアサダテツヤだって言うのが口癖だった。
後年この人の色川武大名義の作品を読み、実力を知りイロイロ読み漁り新作をいつも楽しみにしてた。残念だが亡くなられた。
まだ60歳くらいだった。

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