あらすじ
純文学作家「色川武大」=阿佐田哲也が戦後の焼け野原を舞台に描く、本邦ギャンブル小説の最高峰!
終戦直後、焼け野原の上野のドヤ街で「ドサ健」と出会い、一気に博打にのめりこんだ主人公の「坊や哲」。
チンチロリンや麻雀の技、いかさまの腕を磨いた哲が「出目徳」や「女衒の達」「上州虎」ら仕事師と渡り合い、生き残りをかけて激闘する阿佐田哲也のピカレスクロマンの最高傑作!
解説・先崎学
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Posted by ブクログ
主人公「私」、坊や(=主人公?)が戦後からギャンブラアとして生きていくようになり、他のバイニン(玄人)と互角に戦っていく。飯を食っていく為のギャンブラアとは、またその哲学とは。こんな時代が本当にあったのか。
ただし後半は主にドサ健を中心とした話であり、主人公はサブキャラクターであるように描かれている。キャラクターは皆かっこ悪く生きているのである。