復刊 この子らを世の光に―近江学園二十年の願い

復刊 この子らを世の光に―近江学園二十年の願い

ビジネス・実用
1,361円 (税込)

6pt

4.7

戦後の混乱期に戦災孤児と知的障害児の施設・近江学園を創設した糸賀一雄。人間の尊厳をふまえて自立生活を支援しようとする理念は、ノーマライゼーション・自己実現・バリアフリーの魁として輝いている。「この子らに世の光を」ではなく「この子らを世の光に」は人類への貴重な福祉遺産といえる。待望の復刊(1965年柏樹社刊)書。

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  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    社会・政治 / 福祉
  • 出版社
    :
    NHK出版
  • タイトル
    :
    復刊 この子らを世の光に―近江学園二十年の願い
  • タイトルID
    :
    206211
  • ページ数
    :
    324ページ
  • 電子版発売日
    :
    2013年04月12日
  • コンテンツ形式
    :
    XMDF
  • サイズ(目安)
    :
    3MB

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復刊 この子らを世の光に―近江学園二十年の願い のユーザーレビュー

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    感服

    戦中、戦後の混乱期にあって、これほど利他的に生きられるのか。感服の一言だ。
    日本の若者のポテンシャルの高さを思い知らされる。
    還暦が見えてきたといっても小職も歩みをとめることは恥ずかしい。
    そんな思いにさせてくれる一冊。
    今の20代の若者こそ読むべき一冊だと思う。

    0
    2022年06月08日

    Posted by ブクログ

    感動の涙が絶えない。

    日記の書き出しは終戦直後の昭和21年、糸賀一雄33歳の時に始まる。

    昭和16〜17年(糸賀が20代後半)に、秘書課長を務めていた時の知事、近藤壌太郎知事を【私の恩師】として紹介している。
    「私の官吏生活に背骨を一本入れていただいたのは近藤さんであり、それもたった一年間の薫陶であった」とあるが、短い期間とは言え、全身全霊で打ち込んだ日々は忘れがたいものであろうことはよく共感できる。
    本来の人間性にあたたかいものがありながら、仕事上の厳しい顔のまま別れ、とうとう「その人」を知れなかった、でも厳しさを教わり感謝している人が私にもいて、【私の恩師】を読んでこのことを思い出した。

    この中で孟子による中国の農夫の例え話が紹介されていた。

    これを読んで、生活保護を起草された小山さんのことを思い出した。
    「人は可能性をもっている。これを助長育成し、
    その能力に相応しい状態において社会生活に適応させることこそ真実の意味で生存権を保障すること」
    小山さんはこういう思いで生活保護を起草された。

    しかし中国の農夫の例え話のように、「助長」には良い面も悪い面もある。
    どのような性質や要素がものごとを悪い方へと運ぶのか、
    保護も育成も、過ぎると根を枯らしてしまう・・・。

    かつてとある市の保護の実態調査を行った際、
    保護受給の動向分析から、制度の限界を感じたことがあった。
    制度を人間に当てはめるだけの「助長」で、
    果たして人間の心が自然と健やかに、可能性を発展させてゆくことができるのだろうか?

    ・・・わたしなりに、その問のヒントを、この本の最終章に見つけた気がする。
    それはきっと、「彼らを良い方へ助長するものは、本心から、人と人が共感しあった中でしか生まれない」という仮説だった。

    この本に綴られた糸賀氏の「心境」からは、
    人間の心は弱いもので、糸賀さんさえ理想と現実の格差の中で、
    何度も心が折れそうになっている様子が伝わってくる。

    この本を読んで動揺しまくった自分の心の内を、
    あえて糸賀さんや生活保護制度の矛盾を例にして書いたけれど、
    だらけていた最近の自分を反省した。
    それから改めてこの本は、読書はいいなぁ、と思わせてくれた。

    海外(特にフランスの)思想の構造の深さといったらないが、
    日本人の精神の深さも素晴らしいといったらない。
    誇りに思う。

    0
    2012年05月06日

    Posted by ブクログ

    このタイトルはどうやら子供たちの発する純な光で我々の未来を照らし歩んで行こうということで、この子たちに世の中の光を注ごうと言うことではないということらしい。
    助けてあげようと言うのではなく、お互いを学んで共に暮らそうと言うことなのだろう。
    ここでは子供たちの個性を浮き彫りにするというのでなく、むしろ「糸賀一雄の自分史」とか「行動記録」のようなものとなっている。
    時間を追って描かれた行動記録は時代背景を重ね合わせて見るとき、感動を覚える。
    この出会いと行動と思考の中で組み立てられていく思想は深く、時代の常識や情をものともせずに、人間の根本的存在理由を追いかけているようだ。
    だからこそ、今に通用する筋の通った福祉への姿勢があるのだろう。

    0
    2012年03月08日

復刊 この子らを世の光に―近江学園二十年の願い の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    社会・政治 / 福祉
  • 出版社
    :
    NHK出版
  • タイトル
    :
    復刊 この子らを世の光に―近江学園二十年の願い
  • タイトルID
    :
    206211
  • ページ数
    :
    324ページ
  • 電子版発売日
    :
    2013年04月12日
  • コンテンツ形式
    :
    XMDF
  • サイズ(目安)
    :
    3MB

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