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  • 復刊 この子らを世の光に―近江学園二十年の願い
    4.7
    1巻1,361円 (税込)
    戦後の混乱期に戦災孤児と知的障害児の施設・近江学園を創設した糸賀一雄。人間の尊厳をふまえて自立生活を支援しようとする理念は、ノーマライゼーション・自己実現・バリアフリーの魁として輝いている。「この子らに世の光を」ではなく「この子らを世の光に」は人類への貴重な福祉遺産といえる。待望の復刊(1965年柏樹社刊)書。

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ユーザーレビュー

  • 復刊 この子らを世の光に―近江学園二十年の願い

    購入済み

    感服

    戦中、戦後の混乱期にあって、これほど利他的に生きられるのか。感服の一言だ。
    日本の若者のポテンシャルの高さを思い知らされる。
    還暦が見えてきたといっても小職も歩みをとめることは恥ずかしい。
    そんな思いにさせてくれる一冊。
    今の20代の若者こそ読むべき一冊だと思う。

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    2022年06月08日
  • 復刊 この子らを世の光に―近江学園二十年の願い

    Posted by ブクログ

    感動の涙が絶えない。

    日記の書き出しは終戦直後の昭和21年、糸賀一雄33歳の時に始まる。

    昭和16〜17年(糸賀が20代後半)に、秘書課長を務めていた時の知事、近藤壌太郎知事を【私の恩師】として紹介している。
    「私の官吏生活に背骨を一本入れていただいたのは近藤さんであり、それもたった一年間の薫陶であった」とあるが、短い期間とは言え、全身全霊で打ち込んだ日々は忘れがたいものであろうことはよく共感できる。
    本来の人間性にあたたかいものがありながら、仕事上の厳しい顔のまま別れ、とうとう「その人」を知れなかった、でも厳しさを教わり感謝している人が私にもいて、【私の恩師】を読んでこのことを思い出した

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    2012年05月06日
  • 復刊 この子らを世の光に―近江学園二十年の願い

    Posted by ブクログ

    このタイトルはどうやら子供たちの発する純な光で我々の未来を照らし歩んで行こうということで、この子たちに世の中の光を注ごうと言うことではないということらしい。
    助けてあげようと言うのではなく、お互いを学んで共に暮らそうと言うことなのだろう。
    ここでは子供たちの個性を浮き彫りにするというのでなく、むしろ「糸賀一雄の自分史」とか「行動記録」のようなものとなっている。
    時間を追って描かれた行動記録は時代背景を重ね合わせて見るとき、感動を覚える。
    この出会いと行動と思考の中で組み立てられていく思想は深く、時代の常識や情をものともせずに、人間の根本的存在理由を追いかけているようだ。
    だからこそ、

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    2012年03月08日

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