黒十字サナトリウム
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黒十字サナトリウム

作者名 :
通常価格 972円 (税込)
紙の本 [参考] 2,160円 (税込)
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作品内容

……甘美な幸福とはこのことだったのか。
肉体と精神とを仲立ちしている知覚がちぎれて、放たれていく刹那の残像と余韻――その先にある淵のふかみだ。

 黒十字サナトリウムの患者は、誰しも自分を吸血鬼だと思いこんでいる。

「救いの神がいるのか私は知らない。私は天国に居ないのだから。地獄にも落ちていないから、裁きの神がいるのかもわからない。でも神の法からは逃れられない。私が吸血鬼として甦っているのだから」

 春の夜明けにむかって説き明かされていく療養所の秘密とは――。
 第9回日本SF新人賞受賞作、絶版となっていたゴシック幻想奇譚が今よみがえる。

ジャンル
出版社
クリーク・アンド・リバー社
電子版発売日
2015年12月17日
紙の本の発売
2008年09月
コンテンツ形式
EPUB

Posted by ブクログ 2017年01月28日

8+1の短編からなる連作。読みづらい、分かりづらい話もあったが、この美しく妖しい世界観に惹き込まれた。日本SF新人賞(新人賞!?)受賞作品。
双子のミシィカ&レイナが登場してから断然面白くなる。一番気に入ったのは最後の話かな。ああ、カイ…。(この、ネーミングに雪の女王を連想した人は多いはず)こんなに...続きを読む

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Posted by ブクログ 2014年12月26日

面白かったー!二段組で読みごたえあった。長いけれど、たいくつしない。
ミシィカとレイナは、「こいきなやつら」の双子ちゃんを彷彿とさせるイメージ(あくまでも個人的に…)
お耽美な世界観(表紙絵の影響もある)の中に、いろいろ勉強したんだろうなぁという蘊蓄が詰め込まれていて面白い。
言葉遣いがしっかりして...続きを読む

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Posted by ブクログ 2013年03月19日

好きな要素がたっぷりつまっているはずなのに、衒学的な小説も好きなはずなのに、なんだか重苦しくて読み進めるのがしんどかった。
しばらくこの作家さんはいいかなという感じもするけど、黒猫ギムナジウムのほうは波長があうと思うので、そちらだけは読んでみたい。

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Posted by ブクログ 2013年02月28日

短編集なのかなと読み進めますが、最後に繋がり、
なんて華麗で素敵な物語なのだろうとうっとりしました。
耽美な文章は心地よく、あまりの酩酊感に本を閉じ、眠りました。
アホな私は吸血鬼ではなく睡魔に襲われ、何度も読むのを諦めかけました。
せめて行間をもう少しあけてくれませんかねと、何度も呟きました。
...続きを読む

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年12月15日

吸血鬼のお話です。
最初は1文が長い箇所が結構多かったので
読みづらいかな?と思ったのですが慣れました。

単に「吸血鬼が出てきて、血を吸います」という話じゃないのが良い。
部落差別、易出血症、キリストの復活等が絡んでくるのが興味深いところでした。
「なぜ吸血鬼は存在するのか」
そこの語...続きを読む

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