大門剛明の作品一覧
「大門剛明」の「完全無罪」「神都の証人」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「大門剛明」の「完全無罪」「神都の証人」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
読み始めた直後は、登場人物の多さや小堀と太田の冤罪の話が次々と登場し、「前作があるのだろうか」と感じるほど情報量の多さに少し戸惑いました。しかし、物語の背景が頭の中で整理されるのに従って、少しずつのめり込んでいったように思います。
とりわけ衝撃的だったのは、物語の要となる人物の突然の退場。加えて、真相に近づくほど強大な権力による妨害が重なり、この先ちゃんと事件は収束・解決するのかとう不安感が強烈な求心力となって一気に引き込まれました。
終盤の展開にはやや割り切れない思いが残ったものの、それ以上に没入感高く読ませる力のある一冊だったと思います。
Posted by ブクログ
山田風太郎賞
直木賞候補
直木賞候補ということで読み始める。著者の本を読むのは初めて。
最初から最後まで、ページをめくる手が止まらない。ちょっと荒唐無稽な点もないでもなかったが、面白さがまさった。
袴田事件などもあったが、冤罪事件に立ち向かう弁護士たちの正義感が素晴らしい。
戦時中など、人権などない時代ゆえ、弁護士が非常に軽んじられていて、街中の子供たちからも『お前ら、正業につけや』とやじられるほどだったが、冤罪事件を晴らすため闘った弁護士、吾妻から物語は現在まで続いていく。
法的安定性(判決がころころ変わってはいけない)という言葉をたてに、再審を妨害する検察にも怒りがわいた。
また
Posted by ブクログ
直木賞ノミネート作品ということで拝読。
戦時から今の令和の時代まで、途方もない時を巡り、事件の真実に辿り着く。
こんなにも人の想いが受け継がれていく物語は、他にないのでは。
この物語は、時代の流れに沿って、3人の人物の視点で展開されていく。
それぞれの苦悩や迷いが丁寧に描かれていて、それ故に読んでいる読者側もしんどくなる。
ただ、そのしんどさの中でも、この3人の信念は煮えたぎるほど熱いものだった気がする。
そして、信念を貫き通すことは、大切な誰かを傷つけてしまうリスクもある。
人は、時として、誰かの親であったり、子であったり、配偶者であったり、恋人であったりする。
どれかの立場であろうと