夢枕獏の作品一覧
「夢枕獏」の「漫画 ゆうえんち -バキ外伝-」「餓狼伝」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「夢枕獏」の「漫画 ゆうえんち -バキ外伝-」「餓狼伝」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
東海大学文学部日本文学科卒。『巨人伝』(後に『はるかなる巨人』と改題)でデビュー。『キマイラ・吼』シリーズ『魔獣狩り』シリーズ『陰陽師』シリーズなど数多くの作品を手がける。『上弦の月を喰べる獅子』で第10回日本SF大賞、第21回星雲賞を受賞。『ハイエナの夜』、『陰陽師』、『大帝の剣』は映画化された。
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敦煌にある千仏洞の莫高窟に赤が描いた絵が赤図で、下法曼荼羅図。それを模写したギャツオがチベットに帰り、開いたのがカルサナク寺。それから千年余りの時を経て、カルサナク寺にやってきたタクトラが赤図に魅せられたのが、今から二百年ほど前。タクトラは敦煌の莫高窟で絵を見た後、羊の皮の絵とそれを包んでいた皮を経堂に納めて土で封印し、チベットにもどり、頭の中に焼きつけてきた絵をカルサナク寺の地下に再現。そこで下法を試み、狂仏となった。タクトラがカルサナク寺を出て建てたのが、ツォギェルが修行することとなったドルマ寺という不思議な因縁。古から語られてきたキマイラのルーツがやっとツォギェルに繋がり、彼もまた狂仏と
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今度は、秦の始皇帝と徐市(じょふつ)の話で、ここにも赤(せき)が出てくる。始皇帝も不老不死を追い求め、キマイラが始皇帝の死に関係しているという。どこまで歴史の中にキマイラは存在しているんだ。でも、今回は、龍王院弘の復活だ。復活にとどまらず、進化している。あのフリードリッヒ・ボックにここまでやるかというところまで来た。ボックとの対決は、一応の結末を見た。凄いの一言。作者夢枕獏の描く闘いは、読みながら頭の中に鮮やかに動きが浮かんで、ワクワクゾクゾクしてくる。こんなシーンを今まで待っていた。ここまで読んできてよかったと思えた。それにしても、その次はまたしても狂仏ツォギェルの過去の話。テンジン・ツォギ
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まさか西城学園を支配していた「もののかい」がルシフェル教団と関わっていたなんて。この事件を機に九鬼のことが知れて、ボックが1年後日本に現れることになる。トランシルヴァニア症候群や伯爵病についても、ここで触れられている。そして、この事件で闇狩り師のあの人がキマイラ本編にサプライズ登場。長く書き続けられていると、こんなこともあるんですね。さて、この後でグルジェフの過去まで語られ、(また1人掘り下げられた、阿久津まで含めると2人か)やっと現在に戻りました。九鬼玄造達、九十九と雲斎、大鳳は、拉致された深雪が伊豆にいることをそれぞれに知る。深雪を助け出すために動く大鳳。ついに割れた円空山の裏手の石、九十
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深雪の事件を知った龍王院弘は、九鬼玄造の屋敷へ。捕えられた菊地は、金髪の少年グリフィンと対峙する。円空山に戻ってきた雲斎は、大鳳と一緒に雪蓮の一族である亜室健之に会ってきたと告げる。そして、雲斎は亜室健之から聞いたキマイラの秘密について九十九に語り出す。またまた過去の話になり、いよいよキマイラの秘密に触れるのだが。遥かな昔、中国の周の時代に遡り、赤須子(せきしゅし)と耼(たん)の話。そして、インドのシッダールタとセキ(赤須子)の話では、十番目のチャクラがアイヤッパン・チャクラだと判明。それにしても、キマイラの謎に迫るためにもっと過去の話になり、また一巻だけでは終わらない。どこまで行くんだ、あと
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橘瑞超の『辺境覚書』、吉川小一郎と能海寛の『西域日記』、この2冊を読んでいるのが九鬼玄造と梶井知次郎で、そのことを九十九三蔵や宇名月典善、菊地良二に語っているのが九鬼玄造であるという複雑な状況の現在。語っている最中にも、忍び込んできた金髪の青年と、キマイラの腕を典善が取り合いになり、半分を持ち去られる事が起こる。しかし、過去の話はまだ続く。能海寛と真蓮との出会いがきっかけで能海は狂仏になり、下法曼荼羅図をこの世から抹殺して不老不死の秘密を守り、真蓮と共に王母の谷に帰らなければいけない務めがあったことを能海の手記から知る玄造と梶井。玄造は、馬垣勘九郎の葬儀の後に起こった息子の勘十郎とアレクサンド