小尾芙佐の作品一覧
「小尾芙佐」の「アルジャーノンに花束を〔新版〕」「ママは何でも知っている」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「小尾芙佐」の「アルジャーノンに花束を〔新版〕」「ママは何でも知っている」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
中盤からずっと心がざわざわしていた。
最後まで読んで心が傷んだ。
知識は人を変えてしまうということなのか、
知識がなければ優しさを取り戻せるということなのか。
チャーリーは小難しいことは忘れたけど
アルジャーノンに花を供えてほしいとお願いした、
一時でも利口になれてよかったと言った。
私はチャーリーが幸せな結末を迎えたとは思えなかった。
結局母から愛されていなかったことがわかったし
感謝していた父には身分を明かせなかった。
でも私が☆5をつけた理由は
今感想を書きながら泣いてる自分に驚いてるから。
読んでる最中は(どのへんが感動小説なんだよ)と思ってたのに。
少し前まで天才だった自分
Posted by ブクログ
とても面白かった。
知的障害を持つ人の視点から天才の視点まで駆け上がり、そこから落ちていく過程が日記形式で進んでいく。
知能を望んでいた最初の頃は悩みなんてなかった。
誰かの役に立ちたいと本気で思っていた。
知能が付いてからは様々な事を考えられるようになった結果、人に対する優しさを無くしてしまった。
この優しさを無くすというのは私たちにあり得る話。
例えば、学ぶことで何かを知ってしまったとき、良かれと思って相手の間違いを正したりすると相手を傷つける場合がある。
正論なんかより相手への思いやりの方が大事だったりする。
知能は人への思いやりがあってこそ真価を発揮するんじゃないかと思った