ケーススタディ 意味作品一覧

  • 景気サイクル投資法 ──裏バフェット型手法とは
    4.3
    (ファンダメンタルズもテクニカル分析も不要) モノの値段を観察するだけのシンプル手法! 「歴史は繰り返す」―― 景気サイクル投資法(シクリカル投資法)は、景気循環・連動を活用した戦略で ある。これは、過去の事象は繰り返し起こるということ。好景気がいつまでも続 くことがないのと同様に、不況の闇が永遠に続くわけではない。投資において大 切なのは、その変化の転換ポイントをいかに敏感に感じ取って、「上昇」「下 落」を泳いでいくかである。シクリカル投資法では、ファンダメンダルズもテク ニカル分析も要しない。ただ単純に、モノの値段を追うだけで、景気の変化を読 み取るのだ。重要なのは、モノの値段。シ ンプルに、株価を見る前にモノの値段 を見ていこう! 著者コメント シクリカル投資法はとても、地味な手法です。 歴史は繰り返す―― それは、「世の中に新しいことは何も無い」というベースからスタートしていま す。本書でも軽く触れているように、2大投資法であるグロース(成長)株ほど の“ドラマチックな展開”もなければ、バリュー(割安)株のような“自分だけ が見出した光”も、そこには存在しません。 あるのはただ、経済学的な景気循環の理屈をもとにモノの値段をとおして景気を 見る―ひいては、機械的に株式売買を行うという一見すると面白みにかける投資 行動だけ。 それでも、どのセクター(業種群)よりも先行性を発揮するシクリカルセクター をもって、上昇局面、下落局面の転換を見抜きいち早く対応していくことによ り、経済のダイナミズムを天底含めて体感できる喜びがあるのです。 シクリカル投資法は、景気の流れを待つだけの手法と思われるかもしれません。 しかし、信用取引の空売りや、つなぎ売り、さらに裁定取引を使えば、より強力 な戦略を取ることができるでしょう。本書では、それらの活用法を具体的事例で 検証しています。 好景気も不景気もチャンスに変える「シクリカル投資法」で、利益が生まれる局 面と損失を出しやすい局面を知り、損小利大のトレードを目指してください。 目次 はじめに 第1章 シクリカル投資法・理論編 (1)クリカル投資法とは? 景気を相手にする/景気は循環する/シクリカル株とは/バフェットの投資対象/アンチ・バフェット型投資/シクリカルセクターの分類/セクターで考えるクセ/個人投資家に見る銘柄スクリーニング/「~関連銘柄」が儲からない理由/シクリカル投資法の有効性 (2)シクリカルセクターの収益構造 景気転換の兆し/収益は「売上高=数量×単価」である/不景気からの反転/景気の底入れは事後的に分かる/景気拡大は「単価」の上昇/コストも「数量×単価」で追いかけてくる/コストの伸びが売上高の伸びを上回りだす/価格の変化に存在する二面性/売上高が変化する8つの局面 (3)株式市場の2大原則 株式投資は難しい/景気サイクルが見える期間/株式市場に存在する大原則/2大原則で見る株価と景気のサイクル/4つの局面で見る売買のタイミング/ⅢとⅣの見極めが運命を分ける/投資家の死命を決するポイント/シクリカル銘柄の変動特性/売上高の変化イコール株価の上昇/価格動向の注意点/小さく取ることを繰り返す/大きく狙うと次の下落でほぼやられる/相場予測を避け観察に徹する 第2章 シクリカル投資法・実践編 (1)価格は何を見るべきか 対象となる価格/価格とは何か/ニッケルの価格/値段の位置づけ/株式投資での「一村一品運動」/代替品の景気/景気の代用品と株価の連動性/現材料の価格/価格データの収集/情報収集のコツと活用/完璧な対応関係を求めない (2)何をもって価格の上昇・下落とみなすか? 投資家の決定事項/「買い」のポイント/ニッケル市況で見る買いのポイント/順張りと逆張り/ニッケル市況と株式市場/底値で買うことの意味/目指す利幅は小さめ/トレイリングストップ/手仕舞いのポイント/年間アノマリー/シクリカル実践レポート (3)シクリカル投資法の長所と短所 シクリカル投資法の特徴/2大投資法(グロース(成長)株/バリュー(割安)株)/シクリカル投資法との比較 (4)信用取引を活用する 空売りに適した局面/信用取引の活用(ヘッジ〔つなぎ売り〕/レバレッジ/アービトラージ〔ペアトレード〕) 第3章 ケーススタディ BRICsの台頭(鉄鋼/非鉄/海運) あとがき
  • アイデア別冊 Yellow Pages
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ■ 概要 本書は、グラフィックデザイン専門誌『アイデア』誌上で、アジアのグラフィックデザイナーを特集してきた全8回の連載「Yellow Pages」を電子書籍化したもの。グローバリゼーションとともに、急速に発展したアジアのグラフィックデザインの「今」を知るうえで、決して無視することはできないアジアの若手デザイナーたちの仕事を収録したケーススタディ集。 「アジア」という言葉は、そもそもヨーロッパ以外の東方地域を意味したもの。つまり、非西欧文明の地をひとまとめにした言葉。私たちは、自らが住む地域を、西欧の視点から呼び、その適切な翻訳をいまだ持たない。同じことは「デザイン」や「タイポグラフィ」にも言えるだろう。西欧的な概念であるそれらを、正確な意味では、日本語に翻訳できないままでいる。しかし、造形や手法のレベルにおいては、これまでにさまざまなデザイン的翻訳が試みられ、日本ならではの型が生まれた。では、他のアジアの国々ではどうだろうか。日本を含めたアジア各国は、敗戦や植民地など、それぞれに歴史的断絶を経験し、またグローバル化の波を受け、伝統的な文化と西欧/現代的な文化との間で、言わば文化的分裂症にかかっている。それらをつなぐ翻訳作業は、いかに試みられているのだろうか。新連載「Yellow Pages」はインターネットが一般化した90年代以降に活動を始めた、アジア主要都市で活動するデザイナーをひとりピックアップし、彼/彼女らの活動から、アジアにおける“もうひとつの”グラフィックデザインの今を紹介する。(本書まえがきより) ■ 目次 第1章:香港 - ジェイヴィン・モ 第2章:台北 - アーロン・ニエ 第3章:北京 - シャオマグ&チャンズィ 第4章:ソウル - ナ・キム 第5章:バンコク - サンティ・ロウラチャウィ 第6章:ホーチミン - ジャン・グエン 第7章:シンガポール - フォーリン・ポリシー・デザイン・グループ 第8章:レヴュー ■ Overview This book is an E-book of eight series from “Yellow Pages” which featured Asian graphic designers on the Japanese graphic design magazine IDEA. This book will give you the case studies of Asian young designers and will let you know the “now” of Asian graphic design developed together with globalization. ■ Contents Chapter1: Hong Kong - Javin Mo Chapter2: Taipei - Aaron Nieh Chapter3: Beijing - Xiao Mage & Cheng Zi Chapter4: Seoul - Na Kim Chapter5: Bangkok - Santi Lawrachawee Chapter6: Ho Chi Minh City - Giang Nguyen Chapter7: Singapore - Foreign Policy Design Group Chapter8: Review
  • 一問一答 Q&Aで疑問スッキリ! つみたてNISA&iDeCoの始め方 知識ゼロからわかる「超入門」
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 資産運用基本のキ! 【NISA新制度対応版】 知識ゼロからわかる 税金ゼロのお金の増やし方、教えます! 「つみたてNISAとiDeCoって、何?」 「制度は知ってるけど、手続きが面倒そう……」 「子育てや老後資金に不安はあるけど……」 「運用のやり方がよくわからない……」 素朴な疑問からプチ投資までこれ一冊でOK! あなたの「知りたかった」が、必ず見つかります! 《本書の読み方》 一問一答のQ&A形式で、つみたてNISAとiDeCoを始めるのに役立つ情報を解説しています。 目次や巻末のINDEXから、自分が疑問に感じているところだけを探して読んでもいいですし、最初から最後まで順番に読めば流れがわかるような構図になっています。 ・図解でパッとわかる! ・大切なポイントをおさらい! ・解説で疑問がスッキリ! 「この本の中では、『投資は長期・積立・分散』というキーワードが何度も出てきます。この3つを守って我慢強く続けていけば、きっと気がついた時には安心できる資産が手元にあるはずです。迷っているよりも、1日でも早く積立投資に挑戦できるよう、ぜひ、本書を役立ててください。」――はじめにより 《CONTENTS》 【マンガでわかる!】 つみたてNISAとiDeCoで積立投資を始めよう 2つの税制優遇制度でかんたん&お得に投資 【最新情報】 2024年からNISAはこう変わる! はじめに 本書の読み方 コラム1 誰でも投資を始めやすい時代へ 第1章 不安解消編 Q1 銀行預金のほかに投資したほうがいいのはなぜ? Q2 貯金がほとんどないけれど投資を始めて大丈夫? Q3 お金が貯まらない! どうお金をつくればいい? Q4 投資を始めるタイミングはいつがよい? Q5 損をしたくない! どうしたら安全に投資できる? 【投資信託の基本】 投資初心者にオススメの理由がいっぱい! 投資信託っていったいどんなものですか? 投資信託の仕組み 投資信託の種類 投資信託のコストと利益 投資信託の金額と買い方 投資信託のデータの見方 コラム2 間違った投資をしないための心得 第2章 つみたてNISA編 Q6 つみたてNISAにはどんなメリットがあるの? Q7 つみたてNISAには何かデメリットはあるの? Q8 つみたてNISAを始めるには何からすればいい? Q9 つみたてNISA口座はどうやって開設するの? 【口座開設の方法】 証券総合口座・つみたてNISA開設の流れ Q10 積立するお金ってどうやって払えばいいの? Q11 積み立てサイクルはどう設定すればいい? Q12 投資信託選びで失敗しないにはどうしたらいい? 【積立設定の方法】 つみたてNISAの商品選び&配分指定の流れ Q13 積み立てる投資信託の変更ってできるの? Q14 年末調整や確定申告ってどうしたらいいの? Q15 途中でお金を引き出したいときはどうしたらいい? コラム3 新制度の「成長投資枠」の使い方 第3章 iDeCo編 Q16 老後の生活費はどれぐらい用意すれば足りるの? Q17 iDeCoって具体的にどんな制度なの? Q18 iDeCoに加入できるのはどんな人?条件はある? Q19 拠出時のメリットって具体的にどんなこと? Q20 運用時のメリットって具体的にどんなこと? Q21 受取時のメリットって具体的にどんなこと? Q22 iDeCoにはどんなメリットがあるの? Q23 iDeCoに申し込みたい場合、まず何をすればいい? Q24 iDeCoの運用商品にはどんなものがあるの? Q25 運用商品として保険や定期預金を選んだら意味がないの? Q26 積立サイクルはどのように決めればいい? Q27 iDeCoの口座はどうやって開設するの? 【提出書類】 iDeCo加入時に提出する書類の記入方法 Q28 口座開設をした後にする「配分指定」ってなに? Q29 iDeCoの運用が始まったらどうしたらいい? Q30 配分の変更や運用商品の入れ替えはできる? Q31 iDeCoは年末調整や確定申告は必要? Q32 掛金額の変更や積立の停止をするにはどうする? Q33 iDeCoって最終的にどうやって受け取るの? Q34 転職するときは何か手続きが必要なの? コラム4 ふるさと納税で投資資金を確保する 第4章 投資実践編 Q35 現金と投資の割合って、どう考えればいい? Q36 投資をするにあたって意識すべきことは? Q37 目標金額を達成するにはいくら積み立てればいい? Q38 自分に合った資産配分ってどう考えればいい? 【具体的な投資例】 年代別ケーススタディで学ぶつみたてNISA&iDeCoの活用法 CASE1 20代・独身・会社員 CASE2 30代・DINKS・自営業/会社員 CASE3 30代・子ども1人・会社員 CASE4 40代・子ども2人・会社員 CASE5 40代・独身・会社員 CASE6 50代・夫婦・会社員/パート 【特別付録】 つみたてNISA・iDeCo 投資信託セレクション おわりに INDEX
  • 犬連れ災害対策マニュアル 2020/07/29
    -
    さかのぼれば阪神淡路大震災。放浪犬の問題や、被災による飼育継続の困難などが取りざたされ、以降災害が発生する度に、ペットに関する災害時対応は議題として挙がってきた。繰り返される災害の中で、環境省は『人とペットの災害対策ガイドライン』を策定し、飼い主はペットを連れた同行避難が原則となった。しかし同行避難とは、ペットも連れて逃げるということを意味するに留まり、受け入れ先となる避難所のペット同伴への対応のばらつきや、逆に飼い主側へのマナーを問われるような課題が浮き彫りとなっている。本書は、基本的な行動指針だけにとどまらず、避難経験を持つ飼い主たちの取材から、リアルな体験から得られた知恵も多角的に掲載。 表紙 目次 いま災害が起きたら、あなたは愛犬を守れますか──? CHAPTER.1 被災体験ケーススタディ 地震 あってよかったもの、あったらよかったもの 豪雨 豪雪 雷 しておいてよかった、しておけばよかったしつけ 台風 火山噴火 災害発生直後にしたことは? 津波 やっておいてよかった、やっておけばよかった対策 原発事故 新型コロナウイルス感染で愛犬を預ける・預かる場合は? 被災地でのボランティアの役割って? CHAPTER.2 今から見直す平常時の備え 日頃からの備えが大切な理由 愛犬の備え ハウスの安全確保 物の備え コミュニケーションという備え 知識という備え 老犬や病気の犬……災害弱者が気をつけたいことは? CHAPTER.3 大震災シミュレーション 自宅で一緒に被災 外出先で一緒に被災 外出時に別々に被災 CHAPTER.4 豪雨・暴風(台風)シミュレーション CHAPTER.5 避難生活シミュレーション 在宅避難 避難所生活 車中泊 テント泊 災害への対応の原則は「自助」と「共助」にある CHAPTER.6 その他の災害対策まとめ 土砂災害/落雷 竜巻/豪雪 火山噴火/花火大会 感染症 CHAPTER.7 愛犬を守るために今やるしつけ どんな姿を目指すのかゴールを見据えたしつけが大切 ハウストレーニング オイデの見直し トイレトレーニング 苦手なものに慣らす 困った愛犬の吠え、どうコントロールする? 被災した愛犬の心とカラダのケア 私たちは常に災害の脅威にさらされている 災害時愛犬連絡帳の使い方 特別付録 災害時愛犬連絡帳

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  • 売れる仕組みをどう作るか トルネード式 仮説検証(PDCA)
    3.9
    現場の「やってみよう」が「売上げ」になる “あるべき姿”と“現状”のギャップを埋める 超高速トライ&エラーのすすめ 「日本のおもてなし文化は世界一」「日本のものづくりは素晴らしい」そうやって自画自賛しているあいだに、日本は衰退し続けてきた。世界のGDP比でみても、日本経済はたった20年間で3分の1に縮小してしまった。現場は誰しもまじめで誠実、日々忙しく仕事をしているのに、なぜ行き詰まっているのか? それは多くの日本企業が、商品サイクルが「5年→1年」と速くなった世界のスピードについていけず、日本の悪しき「衰退パターン」に陥り、判断停止しているからだ。この「衰退パターン」を「成長パターン」に変える秘策=「トルネード式仮説検証」を本書では紹介する。 「仮説検証」と言うと、「なんだ、よく聞くあのPDCA(Plan Do Check Act)サイクルか」と思われるかもしれないが、現実には、この業務改善のアクションを正しく理解し、うまく回している現場は驚くほど少ない。それも、竜巻のように立体的に回す「トルネード式仮説検証」でないと意味がない。 「変わるか、さもなくば死」の企業と組織が復活し、売り上げにつながる方法を、外資系戦略プロフェッショナルが伝授。学び多き企業のケーススタディも多数収録。
  • 英語でニッポン案内ハンドブック
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 経験不問、すぐ使える!英語ガイドのイメトレができる! 【オール実体験ルポ】×【プロの指南】で他に類を見ない「英語で外国人に日本を案内するノウハウ本」が登場。 「江戸情緒残る庶民の町ツアー」「日本の自然と温泉ツアー」「クール・ジャパン紹介ツアー」といった9つのカテゴリーごとに、実際に外国人を案内したケーススタディーを通して、準備の方法や現場での心得や対処の仕方、頻出Q&Aなどを学べます。臨場感あふれる体験ルポで、英語ガイドのイメージトレーニングができる、唯一無二のおもてなし指南本です。 ●すべて実体験ルポ ――全編を通し、「おもてなし心」あふれる日本人が、自分でテーマを決めて下準備し、初対面の外国人を案内していく体験ルポで構成されています(日本が大好きな外国人による番外編もあり)。楽しく読み進めるうちに、各ガイドが身をもって知った「外国人に本当の意味で喜んでもらえるとはどういうことか」が体感できます。 ●プロの指南 ――超売れっ子の全国案内通訳士の島崎秀定氏が、おもてなしの心得や準備ポイントについて解説します。さらにそれぞれの実体験ルポについて、きめ細かいアドバイスをしてくれるので、実践的なノウハウがより定着します。 ●全国各地で応用できる ――英語ガイドの訪問先は、主に東京近辺ですが、「江戸文化を知る」「日本の自然に親しむ」「地元の居酒屋で飲む」といった普遍的なテーマなので、プラン作成、現場でのノウハウや心得などは、全国各地で参考にしていただけます。 ●厳選おもてなし英語フレーズ317 ――島崎氏の執筆・監修により、現場で頻出する説明用フレーズやQ&Aフレーズをテーマごとにまとめました。これで準備も万全。 ●外国人観光客と知り合いになる方法 ――巻末に「外国人に知り合えるコミュニティーリスト」をご用意。ボランティアガイドになる方法、SNS活用して外国人と知り合って英語案内を実現させる方法を公開しています。 ※この商品は、固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また文字列のハイライトや、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【対象レベル】 初級以上 【著者プロフィール】 島崎秀定: 1963年、東京生まれ。高校時代にアメリカ留学。慶應義塾大学経済学部卒業後、経営コンサルティング会社に就職。その後、美術館、旅行会社、顕微鏡会社勤務、フランス留学などを経て、2009年末に通訳ガイドとして活動開始。取得資格は全国通訳案内士、英検1級、博物学学芸員、総合旅行業務取扱管理者、クルーズ・コンサルタント、調理師。著書に『通訳ガイドというおしごと』(アルク)『外国人の質問に答えて会話がはずむ! カジュアル英語トーク』(ディーエイチシー)『誰にでもできるおもてなしの英語』(講談社)など。
  • 決定版コーチング
    3.0
    本書「はじめに」より抜粋 良いコーチングとは、次のように、正しい答えが見つからない、曖昧な状況に身を預けることを認識していて、受け止め、必要に応じて適切な判断を下すことを意味します。 ・ 人に対する好奇心を持ちながら、その好奇心が自分に向かっているのか、クライアントに眼差しを向けているのか常に見極める。 ・ 人の心を理解する優れた直感力を、時には適宜調整しながら相手と向き合う。 ・ 場合によっては、アドバイスを行いたくても控え、その一方でここぞというときにアドバイスする判断力がある。 ・ コーチは自分を押し付けないと同時に、クライアントに最大の意識を向けて、その人のための真の存在でいる。 ・ 人に興味を持ちながら、自分が好かれたいという欲求を自制する。なぜなら軸をぶらさず、妥協せずに相手に向き合わなくてはならないから。 ・ コーチングは真剣なやり取りだが、コーチング・ルームからは、時には騒々しいほどの笑い声も聞こえる。 本書では、コーチング・テクニックについて解説していきますが、最高のコーチングとは実はテクニックを超越するものです。それは、シームレスな対話ともいえるほどに自然体です。この状況を本のなかで理解するには、実例を示すのが最善だと思い、本書にもいくつかケーススタディを紹介しています。 【目次】 第1章 コーチングとは何か 第2章 信頼関係を築くための基本と実践 第3章 コーチとクライアントとの関係性 第4章 脳科学とコーチング 第5章 コーチングにおける言葉の重要性 第6章 課題の共有 第7章 目標設定 第8章 行動変容の支援 第9章 支援とチャレンジ 第10章 情報提供とアドバイス 第11章 涙、トラウマ、そして心理療法 第12章 より良いセッションにするアイデア 第13章 プロコーチが知っておくべきこと 第14章 テクニックを超える
  • サイトの改善と目標達成のための Web分析の教科書
    3.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 明日からの運用と施策が変わる、現場で使える知識とノウハウ 「分析」のための「分析」に、終わっていませんか? Webの「改善」にちゃんと活かせる「分析」、わかります! Webサイトは作って終わりではありません。継続的に運用し、サイトの目標を達成するためには、分析と改善が必要です。本書では、目標設定、KPI設計からWeb解析、広告効果測定、ソーシャルメディア分析、ユーザビリティ調査などまで、知っておくべき分析手法とその使いどころ、具体的な実施方法とノウハウを解説しました。 Web制作に関わる人はもちろん、企業のWeb担当者にもぜひ読んでいただきたい一冊です! また、基本から丁寧に解説していますので、新米担当者の方でも安心して読めます! 【本書のポイント】 ○一見取っつきにくいWebの「分析」を、キホンからやさしく解説。 ○目標設定、KPI設計から順を追って話しますので、分析の持つ「意味」が分かるようになります。 ○それぞれの項目は図解を交えて、簡潔に解説。興味のある項目から読んでください。 ○アクセスログ解析のほかにも、ヒューリスティック評価やユーザビリティ調査といった情報設計分析、インタビューやアンケートといったマーケティング・リサーチまで幅広く解説。 ○それぞれの分析について、基本解説→準備→分析の進め方→改善の実践という流れで説明。ケーススタディも掲載しているので、自社の場合を想定しながら、ぜひ読み進めてください。 ○Webに携わる人であれば知っておきたい内容をまとめた、まさに「教科書」的な一冊です。現場の参照用に、新人教育に、スキルアップに、最適な内容となっています。
  • Think COMMUNITY「つながり」こそ最強の生存戦略である
    4.0
    前作『Think CIVILITY「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である』(東洋経済新報社、2019)がベストセラーとなった著者、クリスティーン・ポラスの最新作。本書では、パンデミック後に常態化した在宅勤務、またデジタル化により急速に人と人との交流が減り、ビジネスおよびメンタル面での弊害が大きくなる中、「コミュニティ」こそが、この状況を打開するものだと提案します。統計によれば、職場に「コミュニティ」を感じないと答えた人は65%、同僚とのつながりを感じないと答えた人は76%。一方で、職場で「コミュニティ意識」を感じることのできた人の74%が「よりやる気が出た」、81%が「離職をしない」と答えています。コミュニティ=(必ずしも職場に限らず)同じ目的意識を持った人とのつながりが、デジタル化、孤独が深刻化する現代のビジネス、生き方において最も重要であることを示しています。Part1では、職場のコミュニティづくりに焦点をあて、リーダー層や貢献度を高めたい一社員として、情報共有、人材管理、会社の風土づくり、意味・意義の提供、社員のウェルビーイングという多方面の観点からコミュニティ意識を向上する方法を提案します。Part2では、個人がコミュニティ意識を育て上向きな循環をつくることが、職場および周囲に前向きな影響を与える(逆にネガティブであればネガティブが伝播する)ことを前提とし、自己認識の変革、栄養・睡眠管理、休息、マインドセットの作り方、SNSの付き合い方を改善することにより、コミュニティを構成する一人としての貢献を高める方法を紹介します。私たちは自分の居場所を感じたいと強く願っているにもかかわらず、多くの人が孤立感を感じています。テクノロジーの発達と現代の職場慣習により、人々は常に連絡が取れる状態でありながら、さらに疎遠になりつつあります。そして、人との交流が少なくなるにつれて、幸福度も低下しています。このことは、メンタルヘルスの危機に火をつけ、何年にもわたって影響を及ぼし、人々はより孤独になり、組織の生産性や利益も低下させるでしょう。クリスティーン・ポラスが研究の中で発見した解決策、それはコミュニティです。ポラスは、ビジネス、ヘルスケア、ホスピタリティ、スポーツなど、無数の業界を網羅する彼女ならではの深い調査と把握力で、6大陸に住む何十万人もの人々の経験を統計から推定し、変化の可能性を示しています。人々を結びつけ、情報を共有し、自主性を発揮させ、敬意を払う環境を整え、率直さを実践し、意味を与え、個人の幸福度を高めることで、誰もがコミュニティを真に繁栄させることができるのです。ポラスの知見の応用は無限であり、ストーリーやケーススタディはポジティブで高揚感を与えてくれるものです。職場、PTA、スポーツ、礼拝所など、それぞれのコミュニティが結束し、発展していくためのヒントを与えてくれるのです。
  • 成長マインドセット
    4.1
    「成長って何だっけ?」「なぜ、成長できないんだろう?」 そんな悩みを抱えている人も多いはず。 本当の意味での「成長」とは小手先のテクニカルなスキルを習得するだけでなく、本質や原理原則を理解することが必要である。 本書では50枚の図とわかりやすいケーススタディを用いて、成長の本質や原理原則をわかりやすく解説し、「成長とは何か」ということを読み進めながら体感することができる。 創業4年で株式公開、設立10年で売上高1,000憶円、5年間に500店舗を実現した著者が教える人材育成ストーリー。 「成長したい」という気持ちはあるがどこから始めたらいいかわからない人はもちろん、リーダーとして部下をどうマネジメントするか迷っている人、周りの人とのコミュニケーションがうまくいかずに困っている人などにもおすすめ。
  • セルフ・デベロップメント・ゴールズ SDGs時代のしあわせコットン物語
    4.3
    1巻1,760円 (税込)
    サラリーマンがボトムアップで取り組むSDGsのケーススタディとなる1冊! 自分の関わる仕事の延長線上に、誰かが苦しんでいるという事実を知った時、そこから目を背けず、何かできることはないか。1人のサラリーマンが、そんな思いから、インドのオーガニックコットン栽培支援を開始、みんなが幸せになれる循環を生み出すために奔走した。SDGsへの取り組みが広く叫ばれるなか、本当の支援とは? 持続可能な社会とは?という命題に向き合う1冊。 サステナブルビジネスの本質に迫る 「会社人」から「社会人」になるためのバイブル インドでつむいだ「みんなを笑顔にするコットン」 オーガニックコットンであることに意味があるのではなく、農家や大地の未来のことを考える人たちがたくさん集まっていくことに意味があるのです。「有機的(オーガニック)」な「つながり」こそが、僕たちが求めていかなければならないことなのです。――――サラリーマンが所属を超えて挑む「永続的な発展」
  • 「超」MBA式 ロジカル問題解決
    4.2
    本書は、「超MBA式」という考えに基づいた「論理的な問題解決法」入門である。では、その「超MBA式」とは何か? 著者はそれを、「マインド」「ツール」「情報」の三つのキーワードで解説する。「マインド」とは、日本人に最も欠けている「結論志向」のことであり、この前提がないとどんな知識も活きてこないと著者は主張する。続く「ツール」については、ロジックツリーなどの既存のツールをその本質的な意味から捉えなおすことで、本当の知恵を醸成する手段を教える。そして「情報」。スピードが重視されるビジネス社会では、どう情報を集めるのかが重要となる。ケーススタディではわからない「情報の収集」について解説する。以上のことから分かるように、本書はただの「お勉強」本ではなく、「本当にビジネスの現場で使うためのMBA」入門である。本書を読むか読まないかで、MBAに関する理解が格段に違ってくる、と断言できる一冊。

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  • 内部告発のケーススタディから読み解く組織の現実 改正公益通報者保護法で何が変わるのか
    5.0
    「公益通報者保護法」が一部改正され2022年6月に施行、事業者には罰則規定も設けられる。難解な条文の意味をひもとき、これまで日本の組織で起こってきた事例をふまえ、関係者の知るべき法改正の実質、義務・制裁の必須ポイントをわかりやすく解説する
  • THE HEART OF BUSINESS(ハート・オブ・ビジネス)――「人とパーパス」を本気で大切にする新時代のリーダーシップ
    4.6
    「人→ビジネス→財務の順番で月次レビューをする。 こんな経営者がいたのか。鳥肌が立ちました」 入山章栄(早稲田大学ビジネススクール教授) 「何をいまさら、と思うかもしれない。 だが私たちは、人を大切にすることの 本気の実践と並外れた成果をまだ知らない」 平井一夫(ソニー元社長、日本語版序文) ──人こそが、ビジネスの核心。 経営者も経営学者も絶賛! 巨大企業ベスト・バイはどん底の最中、リストラでも事業縮小でもインセンティブでもなく、目の前の人とパーパスでつながることを選んだ。従業員、顧客、取引先、地域コミュニティ、そして株主と。稀代のリーダーがはじめて語る。 【人と組織の可能性を解き放つ「ヒューマン・マジック」】 1 個人の夢と会社のパーパスを結びつける 2 人と人との深いつながりを生む 3 自律性を育む 4 マスタリーを追求する 5 追い風に乗る 【ユベール・ジョリー「世界のトップCEO100」】 ・ベスト・バイ元会長兼CEO。「最も働きがいのある会社」と評される業界トップ企業に成長。 ・ハーバード・ビジネススクール上級講師。人とパーパスを本気で大切にするリーダーたちを支援。 ・マッキンゼーのパートナー、旅行業界の世界的リーダーのカールソン・カンパニーズCEOなどを歴任。 ・ハーバード・ビジネス・レビュー誌「世界のCEOベスト100」、バロンズ誌「世界トップCEO30」 【目次】 日本語版序文 平井一夫(『ソニー再生』著者) 序文 ビル・ジョージ(『True North リーダーたちの羅針盤』著者) 第1部 仕事の意味 第2部 パーパスフルな人間らしい組織 第3部 ヒューマン・マジックを解き放つ 第4部 パーパスフル・リーダーになる 解説 矢野陽一朗(『パーパスのすべて』共著者) 【推薦者の声】 「私たちの時代を決定づける一冊」アリアナ・ハフィントン(ハフポスト共同創業者) 「世界中のビジネススクールで教えられるべきケーススタディ」ジョフ・ベゾス(アマゾン創業者) 「経営者自らがパーパスの重要性を語った最初の本」矢野陽一朗(グラムコ社長)
  • ハーバード・ビジネススクールが教える顧客サービス戦略
    3.9
    「最高のサービス」だけでは勝ち残れない! どれだけ立派な理念を掲げ、熱意をもって顧客をもてなしても、それが収益に結びつかなければ意味がない。企業は「最高のサービス」ではなく「儲かるサービス」を目指すべきだ。「儲かるサービス」を実践するためには、顧客を納得させ、こころよくお金を 払ってもらう仕組み(サービスモデル)が欠かせない。どこに重点を置き、どこで手を抜くか?誰に費用を負担させるか? 顧客を参加させるには?――など、継続的に収益を生み出すサービスモデルの実践的な設計方法を、ハーバード・ビジネススクールの豊富なケーススタディをもとに平易に解説。

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  • ビジネス大学30分 クリティカル・シンキング
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    本格的なビジネス理論をセミナー形式で学ぶ【ビジネス大学30分シリーズ】 第8弾は「クリティカル・シンキング」 ■対象とする読者 本書は、日々仕事で頭を悩ませているビジネスパーソンやマネジメントを学んでいるMBAの学生、経営学に関心のある大学生を読者に想定して書いている。 ビジネスパーソンが明日から使えるようにするため、より実践的な手法やツールの紹介にもページを割いた。 ■クリティカル・シンキングとは クリティカル・シンキング(Critical Thinking)とは批判的思考のことである。 「批判的」という日本語は、英語のCriticalよりも否定のニュアンスがやや強いので、「過去の慣習や権威などに惑わされることなく、 ものごとの本質を見極め、論理的に思考すること」といった意味で理解してほしい。 クリティカル・シンキングを実践するためには、「ものごとを批判的に鋭く見る習慣」と「論理的に思考する能力」が必要である。 本書は、後者の「論理的に思考する能力」を身につけるための方法に沿って目次が組まれているが、 それぞれの学習項目においては「ものごとを批判的に鋭く見る習慣」を身につけるためのヒントも散りばめられている。 ≪目次≫ まえがき ●第1章 考えること 1 多面的思考 ケーススタディ1 2 論点の設定 ケーススタディ2 3 要素への還元 ケーススタディ3 4 演繹的推論と帰納的推論 ケーススタディ4 ●第2章 分解すること 1 因果関係 ケーススタディ1 【column】金は天下のまわりもの? 2 体系化 ケーススタディ2 【column】「Howのツリー」と「Whyのツリー」 3 構造化 ケーススタディ3 【column】時間の短縮 4 フレームワーク ケーススタディ4 【column】基本としての3C ●第3章 チェックすること 1 仮説思考 ケーススタディ1 【column】すべては仮説 2 比較思考 ケーススタディ2 【column】要素とサンプル数 3 整合性 ケーススタディ3 【column】合成の誤謬 4 網羅性 ケーススタディ4 【column】パラダイムと網羅性
  • プロとして恥ずかしくない 新・写真補正の大原則
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    【基本セオリーに裏付けられた技術をマスターしよう!】 本書は、写真・画像の補正の工程・環境・基本的な考え方と手法の基礎から、実践的・具体的なテクニックまでをまとめた解説書です。 本当の意味での正しい補正作業を行うには、たとえばモニターのキャリブレーションの取り方やソフトウェアのカラー設定、色空間の違いによる再現色の変化や解像度による画像サイズの変化などに気を付けなければなりません。基本調整から画像加工へと進めていく過程では、具体的な機能のオペレーション方法よりも、「考え方」がとても重要になります。この「考え方」を理解した上で、あるひとつのソフトウェアに慣れてしまえば、より幅広い調整が可能となるでしょう。 本書は、補正作業の流れから、初期設定、画像データの特性、補正の考え方と手法、よく使うPhotoshopの機能などの写真補正の基礎知識と、被写体・シーン別33例の写真補正ケーススタディとで構成されています。画像を美しく仕上げることを前提とした、たくさんの事例を用意しました。その中からポイントとなる部分を汲み取って、実際の仕事やオリジナリティ溢れる作品づくりにぜひ役立ててください。 〈主な内容〉 CHAPTER 1 写真補正の基本 CHAPTER 2 風景 CHAPTER 3 街並み・建物 CHAPTER 4 人物 CHAPTER 5 夜景 CHAPTER 6 花 CHAPTER 7 モノ

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  • 混ぜる教育
    4.0
    九州・別府の温泉街に誕生した、外国人が半分を占めるスーパーグローバル大学が、日本の未来のお手本になる。 全学生6000人の半分が80カ国から集まった外国人。教員も半分が外国人。授業は、日本語と英語の2本立て。卒業する頃には、日本人学生も外国人学生も、日本語+英語+αのバイリンガルとなり、日本で世界で活躍する。 そんな夢みたいな大学が九州大分県別府市の温泉街のハズレの山の上にあります。その名は立命館アジア太平洋大学。通称APU。2000年の開学以来、日本の大学のグローバル化の先陣を切って、文字通り国際的な教育環境のもと、グローバルな人材を次々と生み出してきました。 APUの成功の秘密。それは「混ぜる」ことにありました。 「象牙の塔」としばしば評される大学は、これまで社会や市場と混ざろうとしませんでした。また日本の大学の場合、世界と混ざるスピードも遅れていました。では、なぜAPUだけが、あらゆる意味で「混ぜる」ことに成功したのか? 本書は1年以上に渡り、関係者100人以上にインタビューを行い、APUの「混ぜる教育」の秘密に迫ります。 時代のキーワード、グローバリゼーションも、ダイバーシティも、「混ぜる」ことです。世界と混ぜる。多様なひとたちと混ぜる。本書は大学案内本ではありません。日本社会や日本企業に欠けている、グローバリゼーションやダイバーシティをどうやったら実現できるのか、APUの成功をケーススタディにして学ぶ「混ぜる教育」の教科書です。 巻末には、早くからAPUの「混ぜる教育」に注目してきた、糸井重里さんの「解説」が! こちらも読み応えたっぷりです。
  • 問題解決思考――予測不可能な時代の問題解決&意思決定の方法
    3.0
    問題解決思考――予測不可能な時代の問題解決&意思決定の方法 ・原因を分析・究明する ・最適な方法を選択決定する ・リスクをコントロールする ・状況を整理し課題を明らかにする 「あの人はできる」という言い方をするが、これには二つの意味がある。 一つは知識が豊富にあるという意味。 もう一つは頭の使い方がうまいという意味である。 後者は、知恵があるともいう。 知識が豊富にあること、記憶量がたくさんあるということは決して悪いことではない。 しかし、知識があるからといって判断力、決断力があるとは限らない。 ときには「頭はいいんだけど・・・」という人もいる。 それに対して、「あの人はできる」といった場合は一般的に記憶量の多さではなく、 現実の問題を巧みにさばけることをいう。 そもそも知識がなければ、文献に頼ったり人に聞いたりすればいい。 実社会で要求され、重要視されるのは知識より知恵である。 本書で紹介する「問題解決思考」はまさしくそのための道具である。 お読みいただければ必ずやお役に立つものと確信する。 オリエンタルランドやアサヒビール等、 多くの企業で採用されているシンキングマネジメント(思考手順のこと) ビジネスの問題解決に有効な4つの思考手順を紹介します。 本著が容易に結論を出すのが難しい問題を抱えて、 日夜、苦悩されている方々の一助になれば幸いである。 ■目次 ●第1章 原因分析――トラブルの真の原因を効率的に究明する手順      「原因分析」七つのステップ      ケーススタディ「原因分析」      ほか ●第2章 決定分析――迷いを捨てて最適な方法、案を選択決定する手順      「決定分析」八つのステップ      ケーススタディ「決定分析」      ほか ●第3章 リスク分析――不確実な将来のリスクをコントロールする手順      「リスク分析」七つのステップ      ケーススタディ「リスク分析」      ほか ●第4章 状況分析――状況を整理して、取り組むべき課題を明らかにする手順      「状況分析」五つのステップ      ケーススタディ「状況分析」      ほか ■著者 今井繁之(イマイシゲユキ) 株式会社シンキングマネジメント研究所代表取締役所長。 1965年、明治大学商学部卒業。(株)リコー、ソニー(株)に勤務。 ソニーでは、論理的問題解決法であるKT法(ケプナー・トリゴー法)の社内講師を務め、ソニー退社後、 (株)デシジョンシステムで同種の問題解決法であるEM法の研修講師を務める。 1990年に独立してシンキングマネジメント研究所を設立。現在、研修講師として多方面で活躍。 (本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
  • Rhino 6 入門
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 Rhinocerosは3Dモデリングアプリケーションです。 3Dといえば、どうしてもゲームや映画のCGなどのようなエンターテイメントを連想しがちですが、Rhinocerosは、そういった一般的なCG系のアプリケーションと違い、製品設計に用いられる3D CADとのデータの互換性の高さや、柔軟かつ精度の高い造形が可能なことから、製品製造や工業デザインの現場で広く使われています。もちろん、Rhinocerosで作成した形状データをCGアプリケーションに出力することも可能ですし、Rhinocerosだけでも簡易的なCGレンダリングを行うこともできます。また、3Dプリンターなどにデータを送り、実際に手に触れることができ、使用することのできる造形物を作成していただくことも可能です。 そういった意味で、自分で考案し、絵を描き、プレゼンし、設計、製造するといった工業デザインのプロセスにピッタリなのです。 本書はRhinocerosによるいくつかのケーススタディを通して、まったく初めての方が基本的なモデリングを体得していただけるように構成されております。 少しずつ使うコマンドが増えてまいりますので、初めての方は順を追って進めていただくことをお勧めします。 ひと通りモデリングの基礎をご理解いただいた後は、ぜひ同じ手法で別のモチーフや別の形状のモデリングに挑戦していただきますとより一層ご理解を深めていただけるかと思います。 Rhinocerosの場合、必ずしも本書に書かれている手法が正しいというものではなく、あくまでも1つのモデリングアプローチです。 作成しようとする形状はもとより、オペレーションのスキルやデータの使用目的に応じて、さまざまなコマンドの使い方が考えられます。ぜひ同じモチーフで違うコマンドを使ってのモデリングにも挑戦していただければと思います。 また、本書はRhinocerosのマニュアルとしてではなく、作業全体の流れを解説することを目的としておりますので、コマンドの詳細なしくみやその理論につての説明はしておりません。しかし、Rhinocerosには、コマンド実行中にキーボードの「F1」キーを押しますと、コマンドの詳細に関するHELPが現れる機能がありますので、併せてご活用いただければと思います。 なお、本書はWindows10で動作させたRhinoceros V6(SR13)を使用して作成しております。したがいましてV6の新機能を盛り込んだチュートリアルも含まれますが、基本的な操作やモデリング手順やインターフェースについてはV5以前と大きく変わりませんので、現在V5以前をお持ちの方でも、本書のチュートリアルは十分にご活用いただきつつ、V6の新機能をご確認いただけるかと思います。

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