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本書は、「超MBA式」という考えに基づいた「論理的な問題解決法」入門である。では、その「超MBA式」とは何か? 著者はそれを、「マインド」「ツール」「情報」の三つのキーワードで解説する。「マインド」とは、日本人に最も欠けている「結論志向」のことであり、この前提がないとどんな知識も活きてこないと著者は主張する。続く「ツール」については、ロジックツリーなどの既存のツールをその本質的な意味から捉えなおすことで、本当の知恵を醸成する手段を教える。そして「情報」。スピードが重視されるビジネス社会では、どう情報を集めるのかが重要となる。ケーススタディではわからない「情報の収集」について解説する。以上のことから分かるように、本書はただの「お勉強」本ではなく、「本当にビジネスの現場で使うためのMBA」入門である。本書を読むか読まないかで、MBAに関する理解が格段に違ってくる、と断言できる一冊。
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Posted by ブクログ
オリジナリティではなく、スピード⇒世の中にオリジナリティなんてそうそう無い
大事なことは目的に適っており、具体的であることと解決までの筋道が明確であること(なんとなく、こういうときはこうするとうまくいく、みたいなやつはダメ)
◾心
常にその時点で答えを持つこと。データがわからない、って思っても考えればだいたいのことはわかる。その上で調査をすることが大切。少なくとも「不確定の度合い」はわかるはず。
結論思考はスピードに繋がる。
「ハーバードの白い尾」
ゼロベース思考。常識や経験に対して、WHYを繰り出す難しさ。
⇒非常識になれ、と同意
⇒チェックリストが役立つ
◾技
フレームワークやMECEは漏れなく考えるためのチェックリストか判断基準を与えてくれるマニュアル。
優れたアイディアは拡散⇄収束を繰り返すもの→チェックリストを用いて漏れなく考え、その上で閃くことが大事
⇒チェックリストで具体的なアイディアが閃く水準にまで細かく分類すればいい
チェックリストを作れば自動的にアイディアが決まるわけではないので、必要以上に細かくすることは不要。
⇒やり過ぎちゃうことってある。そういうときは目的が曖昧。目的がしっかりしてれば、結論思考になることができる。
課題、目標は定量化する。数字。
出てきたアイディアは目的達成への寄与と実現可能性で優先順位をつけていく。
積み上げと飛躍のバランス。個人ごとのセンス。なぜその判断をしたのか、という点を探る。
論理を積み上げるところまでは、どこの会社でもできることで差異は生まれ得ない。その上にある判断、価値によって差が生まれる。他社ベンチマークをする意味は、基礎となる論理の考え方がおかしく無いかを見るという意味で価値がある。その理由や考え方を把握した上で、違う判断をすることは正しく、逆にこの価値基準が違うから違う判断になったというところまで確認しないと他社ベンチマークの意味がない。
◾体
論理的思考力⇒文や言葉の論理的なつながりを意識すること
ここの部品(言葉)を正確に作り、正確に組み上げる(文章として繋いでいく)
戦略とは競合優位性に基づいた、継続的で整合性のある総合活動。競合優位性に基づいていないものはすぐに模倣されてしまい、消耗戦になる。
⇒戦略の裏にある競合優位性を意識する。
マニュアルとはPPMみたいに、こういうときはこうしましょうというもの。
オープンクエスチョンは顕在化したニーズしか拾えない。潜在ニーズには具体的な仮説をぶつけることが必要。
シンキングタフネスは読み応え有
Posted by ブクログ
「完全情報志向」ではなく、「結論志向」のマインドをもつ事の重要性と、その行動を起こすためのプロセスが丁寧に記載されています。なんでもかんでも情報を集めないと前に進めない人がいるけれど(多分今の自分も・・)、それではいつまでたっても前に進まない。思考停止をせずに今ある情報の中から仮説を立ててぶつけて、特定された情報や予期せぬ重要情報が得られたら、即座にそれらの情報を組み込んだ結論に変えていくプロセスが「スピーディー」に繋がるのだ、という内容が印象的でした。
■気になった言葉
・有効な解決策は①競合より早く実行される解決策②競合より早く策定される解決策③オリジナリティのある解決策だが、②がビジネス上では最も重要。普通のビジネスマンの主戦場はこの条件を満足させる解決策をどれだけ策定できるかにかかっている。
・ビジネスにおいては、何か問題が生じたとき、なぜそのような解決策をとるのかについて明確な「すじみち」がなければいけない。それなしではせっかくの問題解決策も経営資源をつぎ込む価値のあるかどうかがわからない。
・「結論志向」のマインドをもつ。「限られた不完全な情報の下でも常にその時点でベストの結論を導き出す」よう心がける。言い換えると、「今この時点で実行するとしたらこうやすという結論を持つ」。このマインドが、「スピーディ」をもたらす。
・ヒットの延長がホームランになる「イチロー」を目指す。「僕は天才ではありません。なぜなら打った理由がいえるからでう。そこが真の天才である長嶋さんとは違うところです。」示唆に富んだ発言。
・「完全情報志向」より「結論志向」。不完全な情報の下でも、常に結論を出し続けようとするマインドこそ結論志向。これに対し、「完全」といえる状態まで情報を収集し続け、そのうえで百点満点の結論を出そうとするマインドが「完全情報志向」。「結論志向」とは、①その結論を検証するためには、どんな情報が重要かを特定する。②特定された情報や予期せぬ重要情報が得られたら、即座にそれらの情報を組み込んだ結論に変えていく。
・「結論志向」は「スピーディ」に繋がる。
・「ここ(ハーバード・ビジネス・スクール」で最も重要なことは、状況がはっきりしないまま、限られた情報と限られた時間の中で、いかに事態を分析し、判断を下すかということだ。」
・御用聞きではなく、客の潜在的なニーズや考えを汲み取って対応するという姿勢を持つ営業のことを提案型営業だとかコンサルティング営業とかいうのだ。
・仮説はなるべく広く網羅的に挙げる。
→網羅的に挙げるためにはいきなりの「思いつき」では限界がある。
→まずは場合わけのチェックリストを作り、それに沿って「思いつき」をやるほうがベター。
→場合わけのチェックリストは一つ一つの場合ができるだけ小さくなり、足し挙げると全体に充当されなければならない
→このような二つの条件を満たすチェックリストをいきなりは作れないので、段階的分解が必要
→この段階的分析において、一つ一つの段階で「ダブりなくモレなく」分解しないと先の2つの条件を満たす場合わけのチェックリストはできない。」
・「名人として崇拝されていた人の後に、同じ程度の天ぷらを出したんでは、低く評価されるということだ。」→ヌカ漬けを作る。
→天ぷらを美味しくするための解決策には「天ぷらそのもの」を美味しくするだけではないということが重要なポイントだった。
・「ものを決める際にはっきりしないということはよくあることだと思います。あなたのいうように明確ではないというのは、明確な言葉になっていないということであり、論理というのは言葉ですから、確かにそのお客さんは論理的ではないのでしょう。しかし忘れてはいけないのは、理由のない洗濯をする人間というのは存在しないということです。つまり、そういうお客さんの場合は、理由が潜在的であって、顕在的でないだけなのです。そして、お客さんの潜在的な思いを顕在化、つまり明確な言葉にするのは営業の役割なのです。そうして初めてお客さんをせっとくできるわけです。ということはあなたの「どちらをとれば良いか」いうのはあなたがちゃんと努力すれば、成立しない質問になるわけです。」
・潜在的なものを顕在的にするには、結論志向の際に言及してように、仮説を次から次へとぶつけていくしかないのだ。
・人間がものを決める場合というのは、それが顕在化しているか潜在的か、つまり論理的かないかは別にして、何らかの評価基準がある。
・論理的思考力を上げるというのは、つまるところ文章能力を上げることにほかならない。なぜなら、「すじみち」はすべて言葉で説明できるから。だから、つまるところ文章能力と考えてもよい。そして、文章を書くというのは、いわば構造物を作り上げるイメージ。
・「やってみなけりゃわからない」というのは、結局は志向停止。その言葉を口にした時点で、自分がどこまでわかっているかを明確にする努力を放棄している。
・構造を強化するには、短文を簡潔に書く訓練をする。「一文が短い文章を書く」ことが大切。
・よくあるのは、目的・目標があいまいなままに議論すること。「問題がある」とは、そもそもの期待値、つまり目的・目標と実際との差があることだ。だから「問題がある」の前に、目的・目標は明確になっていなければいけないはず。しかし現場では目標が明確になっていない場合が多い。それを明確にしなければならない。最も多いのは「目的が何か?」ということが論者によって違ったままに議論が進行しているから。
・優先順位をつけるためには、何らかの評価基準が必要。データも、片っ端から調査にかけるのではなく、ある評価基準に従って優先順位をつける。
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