国内ミステリーの検索結果
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暗闇のセレナーデ
京都美大生の藤井美和と池内冴子は、ある日著名な彫刻家・加川昌に嫁いだ三和の姉・雅子を神戸に訪ねた。チャイムに応答がなく、不審に思った二人が塀を乗り越えアトリエに回るとガスの臭いが……。中には瀕死の雅子が倒れていた。昌の愛人問題で夫婦仲は冷えきっていたらしく、自殺未遂説、失踪した昌の殺害説、遺産狙いの共謀説が飛び交う。美和と冴子も事件解明に乗り出すが……。軽妙タッチのミステリー。 ※本作品は東京創元社、徳間書店で同一タイトルの作品が販売されております。本編内容は同じとなりますので予めご了承下さい。既に同作品をご購入されているお客様におかれましてはご注意下さい。 -
素顔のままで
一代で大病院を築きあげた男。その裏に潜む暗い影をレールを外れた若手外科医と美人ナースが追う…『偽造カルテ』 前市長派との激戦が予想される中、再選を目論む市長。意欲的な公約を実現させるため、知人から紹介されたのは「ブラックテイル」と呼ばれる謎めいた男だった。強引な手段も辞さない、その謎の男の背景とは…第19回小説CLUB新人賞受賞作『ブラックテイル』 有力地銀における出世競争。天(官)から地銀へ人が下ってくる「天地人」の慣例を破り、初の生え抜き頭取となるべく天童取締役が特命を与えたのは、行内きっての問題児・織田。その型破りな行動が、役員会を震撼させる…『天地人』 薬品会社の大番頭・本宮の死。狂言自殺との断定に疑問を持った老刑事・サワは、調査の末、意外な真実を知ることとなる…表題作『素顔のままで』 人間の悲哀を描いた社会派ミステリー短編集。 -
〈家庭の天使〉を殺す時間 ――ジェンダーの視点で読み解く日本ミステリ史
ミステリ史の「死角」を撃つ ヴァージニア・ウルフは、女性作家にとって最大の困難は、〈家庭の天使〉を殺すことだったと述べた。 「家庭という名の〈密室〉」に潜む、女性たちの叛逆。 かつて女性は社会の〈周縁〉であり、探偵小説もまた、 文学の〈周縁〉だった――。 戦後女性探偵作家たちはなぜペンを執り、なぜ消えたのか? ジェンダーの規範に挑戦し、既存の枠組みでは回収しきれない「社会の歪み」を炙り出した彼女たちの探偵小説は、抑圧に対する切実な〈抵抗の文学〉だった――。 忘れられた先駆者たちの足跡を丹念に辿り、日本ミステリ史の空白を埋める渾身の文芸批評。 【目次】 はじめに 序章 「孤独な自転車乗り」――男性原理のミステリ小説の系譜 シャーロック・ホームズ譚から『容疑者Xの献身』まで 第一章 レジスタンスとしての探偵小説――深尾登美子 第二章 子宮という〈密室〉、あるいは戦場――四季桂子 第三章 自己実現としての〈団地マダム殺し〉――大貫進こと藤井禮子 第四章 彗星のごとく現れて消えた、謎の大型新人――松原安里こと松原一枝 第五章 〈家庭の天使〉を殺す時間――夏樹静子 あとがき 【著者】 二沓ようこ 福岡市中央区在住。文芸批評、エッセイを新聞・雑誌に多数連載。「文学批評 敍説」所属。日本詩人クラブ会員。福岡県詩人賞、福岡市文学賞(評論部門)受賞。 詩集『火曜サスペンス劇場』(ミッドナイト・プレス刊) 『夏樹静子と福岡』(福岡市文学館刊)