検索結果

  • 結婚の掟 地中海で恋して I
    3.0
    サンティナ王国の王女ソフィアは、考え抜いた末に心を決めた。父が無理やり進めるスペインの王子との縁談から逃げるため、幼なじみの皇族アッシュに恋人のふりをしてもらおう。彼には、16歳のときバージンを捧げようとして拒絶された。それ以来会っていなかったけれど、きっと助けてくれる。ところがアッシュにすげなく断られ、なす術のなくなったソフィアは、とりあえず向かった空港で、当日便はもうないことを知った。どうすればいいの? 今この国を発たなければ、政略結婚させられる。そのときアッシュの言葉がよみがえり、ある案が浮かんだ。彼の自家用機が今夜発つ。そっと忍び込めばいいわ。■作家競演によるミニシリーズ〈地中海で恋して〉が今月から始まります。王国サンティナの王子と王女たちがおりなす華麗な物語です。第1作は一昨年亡くなったペニー・ジョーダン。新作としてお届けできる最後の作品となります。
  • 七十二時間の情事
    完結
    -
    隣に住む資産家の息子ジェームズに幼い頃から恋するジェニファーは、ついに想いを告げ、ジェームズをベッドに誘った。だが彼は「妹として君が好きだ」と…。屈辱的な夜から4年後、野暮ったかったジェニファーは美しく生まれ変わり、人気芸術家パトリックと充実した毎日を過ごしていた。心のなかにはまだ、ジェームズへの想いを秘めたままで。だから彼と再会したとき自分を抑えられず…「1度だけでいいの。あの惨めな夜を忘れさせて…!」身体だけの関係を求め――。
  • マドリードの熱い奇跡
    完結
    3.0
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】憧れ続けた片想いの相手から、まさかお金で一夜を買われるなんて…!! 冷酷な経営手腕と派手な女性関係で知られるスペインの実業家エミリオ・リオス。兄の親友の彼に、メーガンは幼い頃から密かな恋心を抱いていた。2年前“男心を弄ぶふしだらな女”と彼から罵られたあの瞬間までは…。できればもう2度と会いたくない相手だったのに、残酷な運命は彼女とエミリオを人混みのマドリード空港で再び巡り合わせた。そして彼は強引なキスで彼女に残酷な契約を承諾させ!?
  • 罪深き一夜
    -
    女医のフィービは、代診としてある病院に勤め始めたものの、休暇中の院長と顔を合わせる前に辞めようと考えていた。院長のコナーは、今は亡き妹の夫。そして、フィービがひそかに愛した男性でもある。妹が死んだ直後、二人ははずみでキスをしてしまい、以来フィービは妹への後ろめたさを感じてきた。だが予想に反して、コナーが早く出勤してきたため、二人は思いがけない再会を果たす。「元気かい、フィービ?」彼の言葉に、フィービの心は激しく揺れ動いた。
  • 男爵夫人の憂鬱
    -
    カトリーナはロンドンの病院で働く看護師。同僚に言い寄られ、苦しまぎれについた嘘がもとで、病院を辞めざるをえない状況に追い込まれていた。そんなとき、仕事のあてもなく困っていたカトリーナに救いの手を差し伸べたのが、オランダ人医師ラフだった。ラフは長身で整った顔立ちの、穏やかな性格の男性で、彼に見つめられると、カトリーナはなぜか落ち着かなくなった。しかもラフは、この事態の解決策として驚くべき提案をした。「僕と結婚することを考えてくれないか」突然のプロポーズに、カトリーナはとまどいながらも……。■他界してもなお絶大な人気を誇るベティ・ニールズの愛の世界を存分にご堪能ください。季節がめぐるたびに、少しずつ、でも、確実に深まっていく想いとそれゆえの苦悩を綴った愛の物語です。
  • ボスの優雅な私生活
    -
    ジェーンは潜入調査のため、大企業の臨時秘書としてセクシーなブロンド美女を演じることになった。任務は、黒幕らしき人物である会社役員ジョーダンと親密になること。ところが、役員といっても彼はお腹の突き出た中年男などではなかった。若くして成功し、誰もがうらやむゴージャスな生活を送る、悪名高きプレイボーイだったのだ! どうしよう? 彼を虜にするなんて、とうてい無理だわ。実際は地味で堅物のジェーンは、オフィスでどぎまぎしどおし。しかも、仕事帰りにジョーダンにキスされそうになって……。■正体を見破られたとも知らず、必死に誘惑を試みる生真面目なヒロインと、それを楽しむボス。斬新なプロットで読者を魅了するミシェル・セルマーの、人気のボス&秘書がテーマの秀作をお届けします。本作は『許されない一夜の情熱』の関連作です。
  • 翼をもがれた天使
    -
    亡夫の借金のせいで自宅の売却を余儀なくされたソフィアは、大叔母から遺贈された由緒ある屋敷に移り住んだ。ある日、息子のチャーリーを連れて仕事で写真を撮っていたところへ、長身でハンサムな見知らぬ男性が現れた。まさか義父の手先が息子を奪いに来たのでは?夫の父親とチャーリーの養育権を巡って争っていたため、ジャレットと名乗ったその男性をソフィアは拒絶する。だが、彼はその後も機会をとらえて彼女に声をかけ、ついには屋敷にまで訪ねてきた。いったい彼の狙いはなに?警戒心を抱きながらも、ソフィアはしだいに彼に惹かれていく。■イギリスの傑作古典を題材に、現代の作家たちが新たなロマンスを書く好評企画。第6弾となる今回はブロンテ姉妹の末妹アン・ブロンテの『ワイルドフェル・ホールの住人』をもとに、M・コックスが辛い過去を乗り越えて結ばれる、恋人たちの一途な愛を描きます。
  • あの千切れた愛を 愛と絆のモンゴメリー家
    3.0
    ケイトとマックスは誰もがうらやむ理想の夫婦だった。ところが父親との不和や複雑な兄弟関係に悩んだマックスが、あるときを境に深酒するようになり、思い余ったケイトは家を出た。まだ彼に知らせていないお腹の子のために、できるだけ遠くへ。時が過ぎ、入院中の家族を見舞いに訪れた病院で、ケイトは偶然にマックスと8年ぶりの再会をはたす。かつての荒々しい姿がよみがえり、ケイトは恐れおののくが、もう以前の彼ではなく、穏やかな自信あふれる男性になっていた。でも彼の魅力に屈してはだめ。だってわたしには秘密が……。そのとき、エレベーターの扉が開き、7歳になる娘が走り寄ってきた。■不実な父親に翻弄されて疎遠になってしまった大富豪兄弟を描く、〈愛と絆のモンゴメリー家〉がスタートします。
  • 幸せな別れ
    2.0
    姉妹同然に育ったいとこの結婚式の付き添いをするため、ジェンナは数年ぶりに故郷の村を訪れた。だが村へ着いてすぐ、驚くべき噂を耳にしてショックを受ける。ロスが村へ帰ってきているですって!ジェンナの胸に苦い記憶がよみがえった。かつて、私とロスは誰もがうらやむ完璧な夫婦だった。そう、あの忌まわしい出来事が起きるまでは。「ジェンナ」聞き慣れた男の声に、突然、彼女の物思いは破られる。目の前には、別人のように痩せてやつれたロスが立っていた。
  • 赤い薔薇とキス
    4.0
    マギーはロンドンの病院で主任看護師を務めている。あるとき、オランダから著名な専門医パウルが講演に訪れた。老人かと思いきや、三十代半ばの長身で精悍な彼の姿に看護師たちが色めきたつなか、マギーは平静を保っていた。どんなにすてきな男性でも、もう二度と会うことはないのだから。しかし、パウルはそうは思っていなかったらしく、病棟の視察を終えると、主任室にいるマギーのところへやってきた。「僕のことを覚えておいてほしいんだ」そう言うなり、彼はマギーを抱き寄せてキスをし、嵐のような混乱の中に彼女を残して出ていった。
  • イタリア式縁結び
    完結
    3.5
    ソフィーは雑誌記者。ここで特ダネを取ってこないと失業の危機だ。家でネタ捜しの最中に偶然テレビに映ったのが彼女の幼なじみのレイフだった。彼は今や超一流企業の社長になっていた。母親同士の企みで、レイフの密着取材を書くことになったソフィー。だが、レイフの下を訪れたソフィーに対して、彼は余りにもそっけなかった。彼に圧倒されながらも、懸命に記事を書く彼女に、レイフは優しい言葉をかける。その時から、ソフィーの心の奥に何かが起きてしまった。これっていったい何!?
  • あの夜をもう一度
    完結
    3.0
    アリスはドアを開けた瞬間、目の前に立つ男性を見て息をのんだ。忘れもしないあれは3年前の吹雪の夜。避難先のホテルで出会った私の人生を変えた男性--。あの夜、アリスは絶望に支配されていた。まともな精神状態だったらロビーで会った男性に誘われるまま関係をもったりしなかったろう。味わったこともない濃密な時間に溺れたあと、彼女は黙って姿を消した。もう2度と会うことはないと思っていたのに…。再会した彼はあからさまな侮蔑の眼差しで、私を見下して!?
  • 湖上の誘惑
    -
    イタリアのコモ湖畔の屋敷に秘書として雇われたキャロラインは、その雇主の老人から、息子を連れてきてほしいと懇願された。息子ジャンカルロは成功した実業家だが、長いこと音信不通だという。病人のたっての願いとあって、彼女はミラノへ足を運んだ。ジャンカルロと対面して、キャロラインはその魅力に圧倒された。古典的な顔にたくましい体、セクシーで柔らかな声音。こんなにすてきな人が、恩知らずの気難し屋のはずがないわ!ところが彼は事情を聞くなり表情を一変させ、冷酷に突き放した。「父は君のような若い女をめとり、老後の介護をさせているのか」ひどい言い草にかっとなったキャロラインは、その場を飛び出し……。■やがて態度を翻して帰ることを承諾したジャンカルロですが、その胸中にはキャロラインが想像すらしなかった、ある計画が隠されていました。風光明媚なイタリア北部の描写が美しい、実力派キャシー・ウィリアムズのドラマティックなロマンスです。
  • 令嬢のバラード / 運命がくれた愛
    完結
    2.5
    今夜もミシェルはクラブで歌いながら客たちの卑猥な視線にさらされていた。ロンドン生まれの令嬢ミシェルにとって、まるで悪夢のような場所。それもこれも1か月前、駆け落ち相手に裏切られてカリブに置いていかれたから――。客に一夜を買われ、恐れながらドアを開けると、そこには意外なほど上品な男性。ドレスを脱ごうとするミシェルに彼アッシュは、「ここから逃げたいかい?」と言いだして…!?(「令嬢のバラード」)。トップモデルの恋「運命がくれた愛」も同時収録。
  • 脅された愛人
    完結
    -
    富も地位も手にしたイタリア人実業家のアンジェロには、唯一手に入れることのできない女がいた。それは3年前、愛人関係にあったモデルのフランチェスカ。関係を公にすることを拒まれ、アンジェロが怒りのあまりに別れを告げると、彼女は姿を消した。そして今、アンジェロは良家の娘との結婚を目前に、フランチェスカと信じられない形で再会する。凍りつく彼女を見て、アンジェロは残忍な喜びに震えた。もう逃がさない。その体を思う存分もてあそんでやる!
  • 御曹子の恋
    完結
    5.0
    庭師のイブは高校生である弟の友人ダニエルを誘惑しているところを、ダニエルの叔父ドリューに見られてしまう。実はゲイ疑惑をかけられたダニエルを救うためのひと芝居だったのだが、ドリューはイブを尻軽女と思い込み、強引に接近してくるようになった。このままではお金持ちの慰み者にされてしまう。そうわかっていても、ゴージャスな彼に熱く抱きしめられてみたい…。イブは理性を失いそうになるが、どうしても一線を越える勇気をもてない事情があった――――。
  • 燃えさかる運命【あとがき付き】
    完結
    -
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】ベッカは盛大な結婚式に忍び込んでいた。妹を無情に捨てた花婿のアレックスに復讐するため、この結婚式で真実を暴露するつもりだった。行動を起こそうとしたとき、彼女は何者かに制止される。振り返ると、そこにはまれに見るハンサムな男。だが、彼女は知らなかったのだ。彼、クリストスがあの憎むべきアレックスのカリデス一族の長であることを! 騒ぎを嗅ぎつけたパパラッチから逃げ出したベッカとクリストスだったが、彼女は彼をただの警備員と誤解していて…!?
  • シークの略奪愛
    完結
    5.0
    アラブの海で古代の沈没船を調査していたベルは、何者かによって身代金目的に誘拐され、小さな無人島に幽閉された!嵐の夜、間一髪のところをたくましい男性に助けられるが、クアルーム国の君主だという彼、ラフィークによって、今度は宮殿に閉じ込められてしまう。しかも、「1週間以内に自分と結婚するように」というのだ!いったいどういうこと?若き王ラフィークには、実はベルをひきとめなければならないある事情があったのだが…?
  • 罪な伯爵
    完結
    -
    広告会社に勤めるローラは、顧客のパオロに頼まれ、偽の恋人になりすましてイタリアを訪れた。マザコン気味のパオロだが、母親の押しつける結婚相手からは逃れたいというのだ。しかし一枚上のパオロの母は、迎え撃つ準備を整えていた。自分の甥・ラモンテッラ伯爵――彼がほほえめば、ジュリエットもロミオの元を去ると言われるほど魅力的な男性。彼にローラを誘惑させて、息子の恋をぶち壊そうという計算だ。ローラはまんまと計略にはまり、伯爵に惹かれていくが…!?
  • 愛するのが怖くて
    完結
    2.7
    クレシダは休暇に訪れたエーゲ海のミロス島で、貧しい漁師ドレイコと恋に落ちた。情熱のまま身をまかせ、彼と結婚の約束をする。ところが、結婚式を目前にして父が破産し、病に倒れたと知らせを受ける。美しい夢は崩壊し、冷たい現実に目が覚めたクレシダ。ドレイコに何も告げられぬままロンドンへと帰る。借金返済の手だてもなく、絶望していた彼女に条件つきで肩代わりの提案をしてきた謎の大富豪。そこに待っていたのは…!?復讐の牙は甘く残酷にたてられる!!
  • 謎めいたプロポーズ
    -
    ジュードは一夜にして三児の親となった。兄夫婦が事故で亡くなり、後見人に指名されたのだ。ある日、五歳の甥ジョゼフが行方不明になり、取り乱す彼女のもとへ、意外な男性が甥を伴って現れた。同じアパートメントに住む友人の兄、ルカだ。悪名高いプレイボーイの突然の出現に動揺するジュードに、彼は、君には子育ての資格がないと非難する。ところが数日後、彼は再びジュードの前に現れ、唐突に切りだした。「僕と結婚してほしい」ジュードはわけがわからず、驚愕し、狼狽するばかりだった。
  • 秘書とボスの秘密
    4.0
    ジョージアはスコットランドの名門ストラッチャン家で当主キアの臨時の秘書をすることになった。臨時とはいえキアは非常に厳しいボスで、到着早々、ジョージアは膨大な量の業務をこなすことになる。初めて見たときから惹かれたけれど、彼は冷淡な仕事の鬼ね。私のことなど眼中にないから、仕事に徹するわ。ジョージアはそう自分に言い聞かせるが、ある深夜、キアの勘違いがもとで二人は夜をともに過ごすことになった。だが幸せを噛みしめるジョージアにキアは冷たく言いはなった。「僕はただ、仕事のできる秘書を求めているだけだ」
  • 二百万ドルの情事 スキャンダラスな姉妹 I
    4.0
    ジゼルはある日、自分の店に現れた男性を見て息が止まりそうになった。エミリオ! 2年前、2人が結婚式を控えた直前、ジゼルとおぼしき女性のあらわなセックス映像が世間に出まわり、スキャンダルを嫌った彼は一方的に私を捨てたのだ。もう顔も見たくないのに、いったいなんの用なのだろう?どうにかその場では追い払ったものの、翌朝、店の立ち退きを迫られ、ジゼルはその黒幕がエミリオだと知る。思わず彼のもとに押しかけ、怒りをぶつけたジゼルに彼は静かに告げた。イタリアで1カ月、一緒に過ごしてくれれば100万ドルを払おう、と。わけがわからないながらも、せめて彼を困らせたくてジゼルは同意した。「いいわ。ただし報酬は200万ドルよ」■いつも情熱的でセクシーなストーリーを届けてくれるメラニー・ミルバーンの2部作のミニシリーズ1作目です。存在も知らなかった双子の姉妹それぞれの波乱に満ちたラブストーリーです。
  • 月の夜に愛して【あとがき付き】
    完結
    4.7
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】マリアンヌは、街角で歌を歌って通行人に聴かせている。ある寒い雪の日、通りかかった裕福そうな男性から自分の家の家政婦にならないかと提案され、住みこみで働くことに。青い瞳が印象的の彼はエドゥアルドと名乗り、洗練された魅力に満ちていた。自分によくしてくれる彼にこたえようと、仕事に励むマリアンヌ。だがともに暮らすうち、垣間見えるエドゥアルドの孤独な心に触れたいと思いはじめてしまう。彼は私に同情しているだけの雇い主にすぎないのに…。
  • 会うときは他人の顔で
    完結
    -
    暗闇のなか、エレーナは寝室に忍びこんできた何者かに不意に唇を奪われる。今まで体験したことのないようなキスに一瞬反応してしまうが、振り払った相手はイタリア人伯爵アンジェロ。彼はパーティーで紹介されたばかりのすご腕プレイボーイで、地味な自分とは違う世界に生きる人。どうやら情事を重ねていたエレーナの従姉と部屋を間違えたらしい。しかし、キスの現場を他の招待客に目撃されてしまったふたりは、騒ぎを恐れた伯爵の祖母に婚約を命じられて…!?
  • 億万長者の花嫁【あとがき付き】
    完結
    5.0
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】サマンサは巨大企業の受付ロビーで立ちつくしていた。ここに来たのは社長のチェーザレに妊娠を伝えるため。彼は女優との浮き名でゴシップ誌をにぎわすような別世界の男性で、私が生涯かけて稼ぐお金を1分で稼ぐほどの大富豪だ。なんて言えばいいの…彼は私の名前も知らない。それどころか目や髪の色、そばかすがあることさえも。コテージの掃除婦と客として出会ったふたり。だが、結ばれた嵐の夜、突然の事故で視力を失った彼は絶望の闇のなかにいたのだから…!
  • 恋はオフィスの外で
    5.0
    ジェイミーは10代で両親を亡くして以来、妹の面倒を見てきた。自由奔放な妹を養うため、自分は恋をする暇すらなく、今のボスであるライアンとも意識して距離を保ってきた。彼は実に魅力的なレディキラーと言われているからだ。だがそんなある日、ジェイミーの遅刻をきっかけに、明らかにライアンは彼女の私生活に興味を抱き始める。ああ、どうしよう。懸命に冷静な秘書を装ってきたけれど、本当はライアンに惹かれているのに……。その戸惑いは、ある朝のライアンの言葉でさらに大きくなった。「明日から僕のバハマ出張に同行してもらう」
  • 雪降る夜の二人
    -
    ああ、もうすぐクリスマス。エイルザの心ははずんでいた。今日は、元夫の母の家に行っている9歳の娘が帰ってくる。ところが、大雪のなか現れたのは、別れた夫イェイクだけだった。電話が通じず、娘が滞在を延ばすことを直接伝えに来たという。外は天候がさらに悪化し、彼は今夜ここに泊まるしかないだろう。会うのは4年ぶり。あまりに悲しい出来事の末、離婚して以来だ。彼は今も変わらず、成功した実業家としての自信に満ちあふれ、女性が振り返るほどのハンサムだ。でも、もう終わったこと――ひと晩ともに過ごすからって、なぜ私は緊張しているの……?■運命のいたずらによって、再び2人きりの時間を持つことになった元夫婦。口を開けば傷つけ合ってばかりなのに、2人の間の引力は抗えぬほど強烈で……。ドラマティックでセクシーな再会物語です。
  • ブエノスアイレスの別れ
    完結
    -
    アルゼンチンの大富豪パスカルは、幸せの絶頂から突然、奈落の底に突き落とされた。挙式間近だった美しい英国人女性ブリアナが突然姿を消し、故郷へ帰ってしまったのだ。「環境の違いに耐えられない」という稚拙な言い訳の手紙だけを残して。彼の愛はその瞬間、憎しみへと変わった。そして5年後、商談でイギリスを訪れたパスカルは、接待役の女性を見て愕然とした。ブリアナ!こんなところにいたとは。彼の心は激しい憎悪と彼女を求める欲望の間で揺れ動いた。
  • ボスとの秘密の一夜【あとがき付き】
    完結
    4.0
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】ロンドンで働くアガサは社長のルークにずっと片想いをしていた。幼なじみの彼にお情けで雇ってもらったくらい地味で要領が悪い私。彼は学生時代から女の子に大人気で、今もプレイボーイで有名。アガサは彼へのかなわぬ恋をあきらめて、現実的な相手を見つける決心をする。しかし、ルークは傲慢にも彼女のデート相手を調べあげ、詐欺師だと告げる。せっかく彼を忘れられると思ったのに…。泣きくずれる彼女はなぐさめられるまま彼に純潔を捧げてしまい…!?
  • 最初で最後の恋人
    3.0
    私はとりあえず避難しているのであって、逃げてきたわけではない。ミランダは朝、留守を預かる家で目覚めると、気持ちを奮い立たせた。でもまさか思いを寄せる職場の元同僚が、妹の結婚相手だったなんて。とにかく私は失恋した。今はこの家の留守を守る仕事に専念しなければ。そのとき何か温かいものに手が触れ、ミランダはゆっくりと振り向いた。同じベッドに、裸同然の見知らぬ男性が横たわっている!眠っている間に、誰かがもぐりこんできたの……?やがてその男性が、深夜に家を訪れた家主の甥のジャンニだと知るが、彫像みたいに完璧な体が目に焼きついて、彼の姿が忘れられなくなる。それは、彼女の眠る姿をまのあたりにした、ジャンニもまた同じだった。■たちまち惹かれ合いながらも、女性には一時の快楽しか求めずにきたジャンニ。ミランダが彼のそんな生き方を知ったとき……。様々な誤解を越えて結ばれる、恋人たちの物語にご期待ください。
  • イブの魔法
    3.5
    雪模様の12月のロンドン。メロディは病室の窓から外を眺めていた。今日は退院の日。ようやく背中と両脚の大怪我から歩けるまでになった。なのに心は晴れない。傷が完治することはむずかしいからだ。ジークと築いたダンサーのキャリアがすべて水の泡となってしまう。メロディは実業家の彼に見いだされて妻となり、公私ともに絶頂の時期を過ごしていた。でも彼の期待にはもう応えられない。メロディは夫に離婚を申し出た。華やかな世界から身を引いて、別の世界で生きていこうと決めて。メロディは誰にも告げず、すくむ足を励まして、ひとりで病室を出た。そのあとすぐ、病院に駆けつけたジークに会うとは思いもせずに……。
  • 勝気なシンデレラ
    3.0
    マティーは幸せに酔いしれていた。ここ1年、ナイトクラブで働きながら、公開講座で学んできた。無職の恋人との惨めな同棲生活にピリオドを打ち、職を得るためだ。ちゃんとした学歴がないため求職活動は苦戦の連続だったが、ついに、ある企業から理想のポジションを提示された。これで悲惨な過去とはさよならだわ。はりきって出社したマティーは、偶然目についた書類にある名前を見つけて言葉を失った。数週間前に誘われたものの、啖呵を切るようにして断った、ナイトクラブの客! 彼が私のボスですって?■情熱的でセクシーなストーリーが得意なキャシー・ウィリアムズがお届けするのは、ちょっぴり気の強いヒロインとギリシアの大富豪との恋物語です。
  • 麗しのスーザン
    3.0
    スーザンは会計士の道をあきらめ、新たな夢を求めてロンドンに来た。だが現実は、安アパート暮らしに、つまらない仕事の毎日……。ストレスと甘いものの食べ過ぎで、今や以前の面影はどこにもない。鬱々としていたある日、玄関前に思いもよらない人物が現れる。かつて恋い焦がれたデインが、変わらぬ魅力的な姿で立っていたのだ。ああ、デインにだけは、こんな自分を見られたくなかったのに。彼は、スーザンの父親がお抱え運転手をしていた屋敷の子息だった。運転手の娘にとっては、永遠に手の届かない憧れの存在。『麗しのサブリナ』でもあるまいし、デインが私に関心を示すはずがない。父の葬儀にさえ来てくれなかった彼が、いったい何をしに来たの?■とんだ惨状を見かねたデインの申し出により、彼の所有する会社で雇ってもらうことになったスーザン。しかし、最愛の父を死に追いやったデインの継母を憎む彼女の思いは複雑で……。
  • あまりにも危険な情事
    -
    休暇を終えて戻ってきたクロエは、家政婦として再び働きはじめた。職場は富豪一族が別荘として使う屋敷で、訪れる者は少なかった。だが、その日はプールに人の気配を感じて、はっとする。まさか、エイドリアン? 私の休暇中に事故で亡くなったはずなのに!彼女は立ちすくんだまま、日に焼けた体で泳ぐ男性を見つめた。やがて彼が誰なのか気づいてほっとする。この別荘の主人、デクランだ。彼はエイドリアンの兄で、カーステアズ家の事業を担う辣腕経営者。水から出た彼のたくましい腿には、長い傷跡が走っているのが見える。サングラスをかけ、頬にも傷のあるデクランの前に、クロエは進み出た。そしてすぐ、彼の目がほとんど見えていないことに気づく……。
  • 禁じられた愛の島
    -
    亡き母が昔描いた風景画の裏側から、ゾーイは書類と写真を発見した。書類にはギリシアのタニア島にある別荘を母に贈ると記されているが、古い写真に写るハンサムな男性に心当たりはない。秘密を直感したゾーイは、謎を解き明かすために島を訪れる。紺碧の海を背景に立つ別荘は、母の描いた絵のとおりだった。ゾーイはそこで庭師らしい男性アンドレアスを見かけ、彼に不審の目を向けられながらも強く惹かれる。せっかくの滞在を目いっぱい楽しもうと、浜で泳ぎ、肌を焼いたあと、ゾーイはいつしかうたた寝をした。ふと目覚めると、知らないあいだに日焼け止めが塗られている。アンドレアスが、裸同然のわたしの体に触れたんだわ……。
  • 裏切り
    完結
    2.5
    リディーはパーティー会場によく知る横顔を認め息を呑んだ。マリウス・ベネディクト――私の純潔と信頼を弄んだあげく、他の女と駆け落ち同然に家を捨てた義理の従兄弟。かつて無邪気に愛した冷たい灰色の瞳と、鍛えられた長身にまとった魅惑的な麝香の香りに絡め取られ、リディーはその場に立ちすくむことしかできなかった。彼の表情に確かに見えた欲望の炎、しかしそれはすぐに皮肉な笑いにとって替わる。あなたを忘れた今頃になって、突然帰ってきたわけは何…?
  • 初恋の影に怯えて
    3.0
    まさか、故郷を出ていったダリウスが戻っていたなんて。クロエは実家に戻ったその日に彼とでくわし、愕然とした。昔あこがれていた、准男爵家の次男ダリウス・メイナード。ある晩の舞踏会でクロエを誘惑しておきながら、翌朝には自分の兄の妻と駆け落ちしたという、心ない男性だ。でも、彼のことなんてもうどうでもいいわ。わたしは恋人のイアンと結婚するために帰ってきたのだから。ところがダリウスは何かとクロエにつきまとい、淡い恋心と、あの夜の甘美な記憶を呼び覚ました。一方、イアンの態度は煮えきらず、彼女の心は揺れ始める……。■ハーレクイン日本創刊の1年後、1980年に『幻のシャトオ』でデビューし、今なお年2作のペースで精力的に執筆しつづけているS・クレイヴン。常に新旧のファンを魅了している彼女が、これぞイギリス発のロマンスといえる雰囲気たっぷりの新作を書きました。
  • ひと夏かぎりの情事
    3.0
    グレイスは休暇中のカフェで耳にした噂に夢中になった。連日タブロイド紙をにぎわす有名な実業家マルコが、この小さな町にある別荘にやってくるという。マルコは冷酷なプレイボーイで、次々に美女たちと浮き名を流している。その理由が、彼が孤児として愛を知らずに育ったことにあると知り、グレイスは心を決めた。彼に会いに行こう、と。そして、私の働くロンドンの慈善団体への寄付を頼むのだ。意外にもマルコはグレイスの話を聞いてくれ、翌日、もう一度じっくり話をしたいと言ってくれた。有頂天のグレイスは気づかなかった。マルコに思惑があることに。
  • シンデレラの過去
    4.0
    床にはいつくばって銀行のオフィスを掃除していたサラは、不意に聞こえてきた男性の声に凍りついた。この声は……ラウル! 間違いない。二人は5年前、海外のボランティア活動で知り合った。ラウルは帰国する際、永遠の約束を求めるサラに冷ややかに告げた。「ぼくの人生設計の中に、きみは存在しない」あれから彼は野望を次々と実現し、今や銀行のオーナーだという。一方、サラは清掃員となり、ぎりぎりの生活を送っていた。でも、どんなにみじめで逃げたくても、再会したからには言わなければ。ラウルとわたしには、4歳になるかわいい息子オリヴァーがいることを。
  • 愛されない愛人
    完結
    3.6
    オーストラリア有数の実業家ウェイクフィールドの卑劣な企みにより、マリナの弟が一族の会社を騙し取られた。頼みの両親はすでに他界し、過去の事故で体にハンディをもつマリナだが、無謀にも敵のパーティーに単独乗り込む。案の定追い返されそうになったところ、ひとりの資産家に助けられた。美貌の男の名はローナン。愛人を演じれば、会社奪還に協力するというではないか。ローナンの燃える瞳が、一瞬でマリナの心を熱く支配した。この取引きは危険すぎる…。
  • 吹雪の夜に愛して
    完結
    -
    インテリアデザインをしているジュードは、友人のフレディに頼まれていた。フレディはとある店の開店のために、まとまったお金が必要なのだが、彼の兄が承諾しないのだ。だから一緒に兄を説得して欲しいと頼まれた。そして、弟を訪ねてきた兄のセザールを見て、ジュードは納得した。セザールは近寄りがたく、人を凍りつかせる雰囲気があった。端正な顔立ちは魅力的だが、傲慢な人!話しあいを終えて、外に出るとあたりは雪に埋もれて身動きが取れなくなっていた!!
  • 賭けられた愛
    完結
    4.4
    母を亡くしてから、ジョアンナはギャンブラーの父とカジノを渡り歩く生活をしていた。父を見捨てられないジョアンナのやさしさにつけこみ、カジノで娘に娼婦のような格好をさせて、相手の気をそらしゲームを有利に運ばせていたのだ。そんなある日、父はギリシアの大富豪バッソスのプライベートゲームに参戦。しかし大負けして莫大な借金を背負うことに――。すると大富豪は微笑を浮かべながら冷酷に告げた。「その女を差しだすなら借金を免除しよう」
  • 愛の城にて
    3.0
    ポピーがルカとの将来を夢見ていたのは18歳のときだった。イタリア名家の子息で5歳年上のルカとは完全に身分違いだったが、彼の愛は真摯で、疑うべくもなかった。運命のあの日までは。ルカは突然、同じ階級の女性と結婚し、ポピーを捨てたのだ!「いい人生を送ってほしい」あまりに無責任な一言を放って。そして7年後、スコットランドの城にひとりで住むポピーの祖母が、老朽化したその城を当局に没収されるかもしれない事態に陥る。心配になったポピーは嵐をついて城に着いたが、祖母の姿はない。不安を覚えていたそのとき、戸口に現れたのは、懐かしい大柄な男性のシルエット――ずぶ濡れのルカがそこにいた。■人気急上昇中のキム・ローレンスが、運命的かつセクシーな再会の物語を描きました! 政略結婚のために恋人を捨て、富豪の地位を築いたイタリア人ルカと、突然の裏切りに心砕かれながら明るさを失わなかったポピー。著者の魅力がいつも以上に味わえる一作です。
  • 一夜だけでも
    完結
    -
    「君に仕事を頼みたい。今夜のパーティーで僕の恋人役を演じてほしいんだ」突然の依頼にマリンは驚いた。申し出た男性は義姉が勤める広告会社の経営者で、名うてのプレイボーイとして知られているジェイク。私みたいな平凡な女が彼の恋人なんて、誰も信じないわ…!彼の危険に満ちた雰囲気を怖がりながらも失業したばかりの彼女は承諾する。しかし、彼の元恋人を牽制するためとは言え、目が眩むような熱いキスをされ、しかも週末旅行中も契約は続くことになり…!?
  • 情事を告げる手紙
    完結
    1.5
    ケイトは人生に満足していた。小さなトラブルはあるものの、仕事は楽しいし、夫にも愛されて私は幸せだ――その矢先、差出人のない手紙が届く。「ご主人には愛人がいます」そんなはずないわ!激怒しながらも、不安が湧き上がってくる。そう言えば最近、会話がないわ。夫ライアンは作家として大成功している。お互い忙しすぎてすれ違いが多いせいだと思い込んでいたけれど。動揺したケイトは夫に探りを入れるが、それがアダとなり、夫婦関係はますますギクシャクして…。
  • 夜ごとの夢をシークと【あとがき付き】
    完結
    3.3
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】砂漠の国タラカールへやって来た教師のキャシー。しかし、悪漢に誘拐され、踊り子として何者かへの貢ぎ物にされてしまう。逃げ出そうとナイフで襲いかかるが、逆に力強い腕で組み伏せられる。さし出された相手はシーク・アミール――正真正銘の王だったのだ! 事情を知った彼は逃がしてくれると言うが、身を守るため、しばらく彼の寵姫のふりをすることに。幾夜もふたりきりで過ごすうち、キャシーは高潔な彼に惹かれていく。美しい婚約者がいると知りながら…!
  • 恋は雨音とともに
    完結
    -
    雨のなかを急ぐソフィーは、通りかかったロールスロイスに泥水をはねあげられ、奮発して買った靴もコートも台無しに。車から降りてきたドミニクは、謝るどころか、ソフィーを不注意だと決め付けた。ふたりは偶然に共通の知人の結婚式に出るところだった。そして披露パーティーで同席しても、いがみ合いは続いた。だが、彼女はいがみ合ううちに気がついてしまった。彼はパーティーの中でもひときわ目立つ存在だったのだ。そして突然、彼は意外な提案をしてきた!!
  • 砂漠の青い瞳【あとがき付き】
    完結
    2.0
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】イギリスから砂漠の王国ザラフトにやって来たモリー。はじめて異父兄のタリク皇太子に会えるのだ! 期待に揺れるモリーは、空港で深いブルーの瞳の王子に出会い、ひと目で魅了される。彼は隣国の王子タイール。異父兄タリクの従兄弟だった。タイールもモリーに惹かれたが、彼女とタリク皇太子と親密さを垣間見て、異父妹の存在を知らない彼は、ふたりを愛人関係にあると誤解した。ふたりをひき離されねばならない――。彼はモリーを誘拐し、砂漠の彼方に連れ去った……。
  • 情熱を知った夜
    完結
    3.8
    秘書のベスは3年もの間、ボスにひそかに想いを寄せていた。そんな彼女の気も知らず、ボスは美貌のモデルと婚約してしまう。地味な自分が相手にされるわけないとわかっていたけど、婚約パーティーの準備も嫉妬する自分にも、もう耐えられない!辞表を書くベスに、ボスの兄で会社の代表取締役テオがゲームの提案をする。「君の愛する弟の気をひく方法を教えてやろう。それはぼくの恋人になることだよ」支配者然とした彼の手によってベスは美しく変身して…!?
  • 花嫁になれる日
    3.0
    ジリアンは重大な決断を迫られていた。おじの遺言により、セオドアと結婚しなければ、今住んでいる牧場が競売にかけられてしまうのだ。子供のころから知っているセオドアのことは好きだけれど、恋人同士になるのも飛び越して、結婚なんて……。ジリアンにはセオドアが知らない過去があった。それを知ったら、彼は私をどう思うだろう?そんなある日、とんでもない人物が町にやってきた――もう二度と会うことはないと思っていた、ジリアンのあのいまわしい出来事にかかわる人物が。■5月に刊行された『無邪気なシンデレラ』に続く、2部作の2話目をお届けします。ヒロインを脅かす人物から彼女を守ろうと奮闘するヒーローの魅力が光ります。
  • 夜ごとの夢をシークと
    -
    「僕の名前はアミール。タラカールのシークだ」そんなばかな。キャシーは驚きに目を見開いた。彼女は昨日、アミールの国を旅してまわったばかりだった。ところが途中で山賊に誘拐され、この野営地に連れてこられた。あられもないアラブの踊り子の衣装を着せられ、男たちの元を訪れたアミールに貢ぎ物として差し出されるために……。でもまさか彼がこの国のシークだとは思わなかった。その彼がどうしてここに? キャシーを決して傷つけることなく、慎重に事情を尋ねてくる態度にはオーラが漂い、つい惹かれてしまう。同じテントで過ごすシークとの夜に、キャシーの心はざわめいた。
  • 愛が凍てつく前に
    4.0
    ジャネットはクライアントのもとを訪れた際、ウェイド・ホルト――10年前に突然別れを告げて姿を消した元婚約者と再会した。今や大企業の辣腕社長となっている彼の冷酷な態度に衝撃を受け、ジャネットはその場から一目散に逃げ出した。翌週、ジャネットの職場を突きとめたウェイドが乗りこんできて、激しい敵意に満ちた声で吐き捨てるように言う。「僕に愛を誓いながら、君は平然とほかの男と結婚した悪女だ!」ジャネットはあっけにとられた。この人はなにを言っているの?あれからずっと私はだれともつき合わず、彼のことを思い出して涙で枕を濡らす夜もあるというのに……。■シリーズを代表するベテラン作家、レベッカ・ウインターズがお届けする切ない再会の物語。〈恋を大捜査〉3部作で活躍した面々も登場して花を添えています。どうぞお見逃しなく!
  • 大人の恋の始め方
    3.5
    アイルランドから、姉が住むニューヨークを訪れたテスは、ふとしたきっかけで、サマンサという女の子の面倒を見るようになった。サマンサは姉の上司の娘で、父親のマットはまだ30代前半。目を奪われるほどすてきなのに、会社の経営に明け暮れてばかりいる。彼は離婚した妻が亡くなり、仕方なく子供を引き取ることにしたらしい。サマンサは何人ものナニーをやめさせてきた手のかかる女の子だが、ファッションの話題で盛りあがり、テスとはすぐに打ち解けた。そしてマットも娘と話ができる機会が徐々に増え、子供を持つ夫婦のような時間を、テスと過ごすようになっていく……。ある夜、テスは彼にバージンを捧げた。だがそのあと待っていたのは、2人の関係が結婚に行き着くことはないと言う、彼の冷たい拒絶だった。
  • 彗星の輝く砂漠で 〈シークの憂いIV〉
    完結
    3.0
    兄の戴冠式に出席するためクセイ王国に向かう途中、タヒールは墜落事故に遭った。怪我を負った彼を救ったのは、砂漠に住む美しいアナリーサ。タヒールは記憶を失っていたが、アナリーサの看護で体は回復していった。孤絶した砂漠で過ごすうち、お互いに惹かれあい、タヒールとアナリーサは体を重ねる。その翌朝、突然タヒールが侮蔑に満ちた言葉を投げつけ、冷酷に彼女を突き放したのだ。あんなにやさしかった彼が、いったいなぜ!?私の体だけが目当てだったの!?
  • 許されない結婚
    3.0
    ジョージーは姉の結婚式で中東の王国ザラクを訪れ、目をみはるほどゴージャスな男性と出会った。イブライム。ザラクの王子で、エンジニアとしても財を成した人。ひと目で彼に惹かれ、情熱のおもむくままに夜をともにするが、どうしても一線を越えることはできなかった。私は人には言えない大きな秘密を抱えているから。だが数カ月後、姉に呼ばれて再びザラクを訪れ、イブライムと再会したジョージーには自分を抑えることは難しかった。心の声に従って、彼と結ばれよう。その決心が、ある悲劇の始まりになることをジョージーは知らなかった。■砂漠の国での熱いロマンスを描いて大好評だった『砂漠の夜の誘惑』のスピンオフ作品です。前回のヒロインの妹であるジョージーと王家の末弟イブライムとのせつない恋のゆくえは?
  • オフィスの恋人
    4.0
    出張先から戻ったリビーは青ざめた。父の会社が破産寸前で、住み慣れた家も失いそうだと知ったのだ。長年融資をしてくれていた実業家が亡くなり、その孫ラファエルが、一括で返済を求めてきたのだという。なんて冷酷な人なのかしら?リビーは怒りを覚え、直談判に行くが、相手を見て息をのんだ。昨日、私が車で轢きそうになった男性だわ!しかもあのとき、彼に一目惚れし、怪我も忘れてキスをかわした……。当惑しながらも返済猶予を懇願するリビーに、彼は冷たく告げる。「僕のもとで働くんだ。それに、僕とベッドをともにすること」■思いがけなく出会って惹かれた相手は、家族にとって敵だった!彼を憎みながらも惹かれていく複雑なヒロインの姿を大人気の作家がセクシーに描きます。キム・ローレンスの作品はハーレクイン・セレクトからも発売中です。あわせてお楽しみください。
  • 砂漠の夜の魔法
    3.0
    中東の王国カブヤディールで働く古美術研究家のジーナは、帰国を翌日に控えた夜、ひと目惚れの恋に落ちた。相手は褐色の瞳と浅黒い肌を持つエキゾチックな男性、ザヒール。再会を約束しながら、果たせないまま3年が過ぎたとき、カブヤディールの王家に代々伝わる家宝の鑑定依頼が舞いこんだ。いとしい人が住む国を再び訪れたジーナの胸は喜びにふくらむ。しかし、そこには思いもよらない衝撃が待っていた。宮殿で彼女を待っていたのは、なんとザヒールだったのだ。彼がこの国の王? 見ると、ザヒールの顔は憎しみにゆがんでいた。「君は約束を破った」その言葉はジーナの耳に呪いのように響いた。
  • スペイン式プロポーズ
    完結
    2.5
    世界的大企業で働くアンドレアは、ある日突然グループ全体を率いる若きCEOガブリエル・クルスからの呼び出しを受けた。彼は冷酷な経営者として名高い男。私、何かしてしまったのかしら?不安な気持ちで向かった先には褐色の肌と豊かな黒髪が美しい見覚えのある男性が――なんと夏の終わりとともに行方知れずになったかつての恋人の姿だった!そして告げられた衝撃の事実、彼女の大切な恋の思い出はすべて、嘘で塗り固められた庶民調査の一環だったと言うのだ…!
  • スペインの一夜
    完結
    4.0
    スペインきっての名家の出であり、知らぬ者のない大実業家ラファエル‐ルイス・カステナダは悪夢のような光景を目にして凍りついた。夢みるような瞳、豊かに波打つ黒髪、間違いない、彼女は親友アンジェリーナが望まぬ妊娠の末にイギリスへ養女に出したマグダレーナだ。純真そうな態度を装って本家の子供の洗礼式にやって来るなんていったいどういうつもりなんだ。彼女を排除しなくてはならない、たとえどんなに恨まれようと、彼女を汚すことになったとしても…!
  • 愛という名の脅迫
    完結
    -
    見つかってしまった…!テレビ番組で人生相談のコーナーをもっている“ポニーテールの心理学者”エリー。彼女が控室に戻ると、そこでニコライが待っていた。5年前、とある事故が起きてから彼女を執拗に追いかけてくるロシア人大富豪。彼のせいでエリーは本名も故郷も捨て、逃げていたのだ。事故の記憶さえ戻れば潔白を証明できるかもしれないのに…。彼はエリーにつめより、青い瞳を冷たく輝かせ、言いはなった。「君は僕の弟を殺した償いに、僕と結婚するんだ」
  • ボスとの秘密の一夜
    3.5
    活気にあふれるロンドンの金融街。洗練されたスーツにハイヒール姿で働く女性たちの中でロングスカートにだぶだぶのカーディガンを着たアガサは一人、場違いなオフィスの片隅で慣れないパソコンと格闘していた。以前勤めていた園芸用品店を解雇されたあと、若き実業家のルークが経営する金融会社に就職したもののガーデニングの知識しかない彼女は事務の仕事になじめない。金曜の夜、ルークに残業を命じられたアガサは大事なデートがあるから、と急いで家に帰ろうとした。デートだって? 相手は? ルークは初めてアガサに興味を持った。
  • 億万長者の花嫁
    4.0
    サマンサは巨大企業の受付ロビーで立ちつくしていた。これから大事な用件をチェーザレに伝えなければならない。しかし口を開けたとたん、決心は揺らぎ、不安でたまらなくなった。いったいなんて言えばいいの?彼はハリウッド女優と婚約していたような男性で、私が生涯かけて稼ぐお金を一分で稼ぐほどの大富豪だ。なによりも、チェーザレは私の名前を知らない。それどころか目や髪の色、そばかすがあることさえわからない。あの嵐の夜、彼のお城で情熱的なひとときを私にくれた男性は、一時的に視力を失い、絶望の闇の中にいたのだから。■偶然出会い、名も告げないまま一夜をともにした男性は億万長者だった! そんな彼をいつのまにか愛してしまったものの、心の底から信じきれないサマンサ。すれ違う二人の恋のゆくえは?
  • 王位を捨てた恋人
    -
    学芸員タムシンは驚くべき記録を発見し、大公アラリック殿下に面会を求めた。「殿下は大公というだけでなく、王位を継ぐ正統な後継者です」アラリックは驚き、国の混乱をたくらむ政敵の差し金ではないかと彼女を疑う。タムシンから目を離すわけにはいかない!監視するため、彼女に接近するアラリックだが、そんな思惑などつゆ知らぬタムシンはみめ麗しき彼に惹かれていき――仕事に没頭してばかりの地味なわたし。人の愛情をかきたてる人間ではないのよ。
  • かなわぬ恋に揺れ
    3.8
    小学校教師のリジーは心はずませスコットランドに帰郷した。姉に好きな人ができ、ぜひ会ってほしいというのだ。途中、車が故障して立ち往生していたルイスという男性に出会う。困り果てているようすを見て、目的地まで送ると申し出ると、彼はいかにも“気取り屋”といった高慢な態度で応じてきた。リジーは憎らしく思う一方、彼の完璧なまでの美しさに惹かれてしまう。だが、道すがら言葉を交わすうちに、ルイスの正体を知って驚いた。彼は姉の恋人の親友で、どうやらふたりの仲を壊しにきたらしい。「僕の親友は資産家でお人好しだから金目当ての一家にだまされている」その“一家”の次女が相手とも知らず、ルイスは中傷をくりひろげた。彼の偏見に満ちた発言を聞いて、リジーは怒りのあまり……。■英国を代表する小説家、オースティンとブロンテ姉妹の傑作を題材に、4人のハーレクイン作家が現代ロマンスを描く“古典モチーフ”企画第2弾! オースティンの『高慢と偏見』を下敷きに、人気急上昇中のC・ウィリアムズが描く男女の心の力学をご堪能ください。
  • 誘惑は危険な香り
    -
    商品トレーダーとしてロンドンの金融街で腕をふるうサラは、病弱な五歳の息子を連れて、スコットランドに引っ越してきた。縁の薄かったおじから土地と家を相続したのだ。その彼女のもとをさっそくジェイムズという男性が訪れる。彼は隣接した土地に広大な屋敷を持っていて、以前からサラのおじの家を買いたいと思っていたのだという。女手一つで子供を育てているサラは、長いこと男性不信におちいり、ジェイムズに対してもそっけない態度をとり続けた。そんな彼女に興味を持ったジェイムズは、自分の思惑を隠し、母親の開く朝食会にサラを誘ったが……。
  • 悪魔に捧げた純潔
    完結
    4.3
    ナターシャは熱い唇を受け入れまいと、きつく口を閉じたまま無防備な裸身をアレックス・マンドラキスに預けていた。養家の一族のためにと迂闊にサインした契約書に、こんな落とし穴があったなんて!要するに私は売られたのだ。借金のかたに、結婚という名のもとに、この冷血で傲慢な、そして悪魔のように美しい男アレックスに。慈悲を請うナターシャの瞳を無視して、アレックスは容赦なく純潔を奪い踏みにじった。彼女にとって、それは新たな悲劇の幕開けだった!
  • 愛を知らないプリンス
    -
    シドニーの郊外で農場を営むルイザは、ある日突然、思いがけない人物の訪問を受けた。ヨーロッパのマリッツ国の皇太子、ラウルだ。彼はルイザに驚くべきことを伝える。マリッツの王に忠誠を誓うアーディッサ公国の大公が亡くなり、後継者は孫娘に当たるルイザしかいなくなったというのだ。かつて暮らした国にいい思い出がないルイザは、今すぐ帰国して王女の務めを果たせというラウルの命令を拒否する。すると、彼はやむなく卑劣な手段を行使し、マリッツ国の命運をも握るルイザを無理やり祖国に連れ去った。■傲慢なヒーローを魅力満点に描くのが得意なアニー・ウエスト。本作は『王位を捨てた恋人』の関連作で、マリッツ国の皇太子、ラウルがいよいよ主人公を務めます。どうぞお見逃しなく!
  • 君に甘いつぐないを
    3.0
    深夜、タリーは兄が勤める会社のオフィスに忍び込んだ。なんとしても、このお金を金庫に戻さなければ。もとはといえば、軽率な兄が持ち逃げしようとしたものだけれど、タリーは彼を諭して会社に返すことで納得させた。誰にも気づかれないように、彼女が返してくると請け合って……。でも金庫を開けてお金を戻そうとしたとたん、部屋の明かりがついた!「驚いたな、犯人は一人だけ。それも、子供なみに小柄だ」大柄な男性が険しい目でタリーを見つめている。兄が会うのを最も恐れていた、社長のイェイト・ミーケムに違いない。この男性は、きっと私を容赦なく扱うだろう。肉親をかばうために、タリーは自分がどうされようと甘んじて受け入れる覚悟を決めた。■昨年10月に、2200号記念作品『復讐は愛のはじまり』を刊行し、大好評だったジェシカ・スティール。影のあるヒーローの魅力が際立つ、作者得意のドラマティックなロマンスをお見逃しなく!
  • 天使と出会った夜に
    3.0
    ホテルのバーで働くアナは、ひとりの客に目を引かれた。ハンサムな顔を曇らせ、どこか悲しげな様子の男性だった。「話し相手が必要なら……」アナがダンと名乗る男性に言うと、彼は自分が泊まるスイートルームに彼女を誘った。アナは迷った末に、仕事が終わってから、彼の部屋を訪れた。そして――不意に燃えあがった情熱に身を任せ、一夜をともにした。5年後、ホテルの副支配人となったアナに、オーナー夫妻は、不況による経営難を乗り切るために投資家の援助を受ける、と告げた。投資家との顔合わせの日、アナは相手を見て驚愕した。ダンテと紹介されたその男性こそ、忘れもしない、あの夜の彼だった。さらに……アナの4歳になる娘ティアの父親でもあった。
  • 気高きシーク
    完結
    4.0
    ギャビーはアラブの王国ザンタラに飛んできた。旅行中の兄が、麻薬所持の容疑で逮捕されたのだ。兄の無実を信じる彼女は、ザンタラの国王に直訴するため金色に輝く宮殿に忍び込む。だが、すぐに皇太子ラフィークに見つかってしまった。事情を話すと、彼はギャビーに取引きをもちかけてきたが…。「君の兄を救う代わりに、君はいったいどんな代償を払うつもりだ?」なんですって?このゴージャスな異国のプリンスは、私に何をさし出せと言うの?
  • 愛したのは別人【あとがき付き】
    完結
    2.5
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】ロザムンドは義妹に押しつけられブラインド・デートに行くはめに。こんなの、ばかげてる。そう思いつつも拒めなかったのは、ロマンス小説家としてゆきづまりを感じていたから。このデートが刺激になってくれるかもしれない。そこへ現れたのは一見、風采の上がらない男。にもかかわらず、妙な魅力がある。でも、仕事のためになればという下心を隠しながらつきあうなんて、彼に悪いわ。身をひこうとするロザムンドだが、意外にも彼のほうが強引に迫ってきて…!?
  • シークとの一夜
    完結
    4.1
    母の葬儀の日、イーヴァは驚くべき事実を知る。亡き父は中東の王国アザリムの王子で、自分はプリンセスとして隣国の皇太子との結婚話が進められているというのだ。しぶしぶ見合いに応じるが、相手のシーク・カリムはなぜか真夜中に血だらけで部屋に現れた。ひとまずソファで休ませるが、その夜、イーヴァは男性のたくましい腕に全身をさわられ、身体の芯を熱くひき裂かれる夢をみる。翌朝、裸で目覚めたベッドの横には彼がいて…!?
  • 奪われた花嫁
    完結
    5.0
    父が、会社の金を横領したという。バラされたくなければ結婚しろとせまられ、はり裂けそうな胸の痛みを隠し、イザベルは愛するロレンツォに何も告げず、別の男性と結婚した。--そして4年後、イザベルの夫が事故で亡くなると、すぐさま彼女のもとにロレンツォが姿を現した!彼はアメリカに渡り、この4年で独力で成功をおさめていた。そして今、経営不振に陥っているイザベルの父の会社を買い取ろうと申し出たのだ! まさかこれは彼を捨てた私への復讐なの?
  • 契約関係
    完結
    4.3
    レベッカは女子寄宿学校の教師。親しみやすく皆に頼られる存在だが、まさか問題児のエミリーから妊娠を打ち明けられるとは!父親を呼び出したものの、現れたのはハンサムで威厳ある風貌のニコラス。17年前束の間だが恋人だった私を、彼は覚えているだろうか?緊張するレベッカに彼は娘の家庭教師になれと言い!?
  • 愛に惑うシーク
    完結
    4.0
    クアルーム国の海辺で、ロザリーは絵を描こうとして苦しんでいた。大好きだった絵が描けなくなったのには、理由がある。けれど、絵が描けないのは単に才能がないからだ。そのとき突然、白馬に乗ったすばらしく魅力的な男性が現れた。その姿に目を奪われ、ロザリーは夢中でスケッチを始めた。やがて彼は岸に戻ってきて、ロザリーのすぐ近くで馬を止めた。「絵を完成させたいなら、ぼくの朝をきみにあげよう」驚くロザリーに彼は続ける。「きみの午後をぼくにくれるなら」
  • 打ち捨てられたドレス
    完結
    4.0
    ロンドンの大手建設会社社長令嬢であるダーシーは、娘の大学進学すら反対するほど、きわめて保守的な父親ギャビンに反発し、キャリアを身につけ自立しようとしていた。ある日、一族のなかで唯一信頼している叔母に懇願され、父の社長引退と新社長のお披露目を兼ねたパーティーにしぶしぶ出席することにした。そこで新社長として紹介されたのは、ジョエル・カスティール--2年前、ダーシーが悪夢のような出会い方をした憎き男だった!
  • マドリードの熱い奇跡
    4.0
    人でごった返すスペイン、マドリードの空港。搭乗便を待つメーガンは思いがけない人物にでくわした。エミリオ・リオス――以前から憧れていた兄の友人であり、いまや派手な女性関係で知られる裕福な実業家の彼。2年前に冷たくあしらわれて以来、距離をおいてきたけれど……。すると彼は挨拶もないまま、メーガンを引き寄せてキスをした。呆然とするメーガンに、彼は謎めいた視線を送ってたたみかける。「今夜、僕と一緒に過ごさないか?」「100万ドル出せるならね」動揺のあまりメーガンは軽口で返した。それが、めくるめく嵐のような1日の始まりだった――■恋する主人公たちの心の機微を繊細に描くキム・ローレンス。特に純真なヒロイン像に定評があり、その人気はじわじわと広がって、ハーレクイン・ロマンスを代表する作家になりました。先月の新刊『指輪より愛を』とともに、彼女の世界に浸ってください。
  • 魅せられた秘書
    完結
    4.0
    妹がデート中に事故を起こして、勤め先の社長の高級車がメチャクチャに…。「お願い、私の代わりに社長に謝って欲しいの!」入院中の妹の頼みで、仕方なく社長のモーガンに会いに向かったグレイシー。ところが、予想外にセクシーで魅力的なモーガンに圧倒されてしまった彼女。…自信に満ちたグレーの瞳に吸い込まれそう…!さらにモーガンはグレイシーにとんでもない要求をする。「妹の代わりに、僕の秘書として働いてもらおう!」この圧倒的な魅力を持ったボスの下で働くなんて…!危険なときめきに襲われたグレイシーの決断は…!?
  • 残酷な再会
    完結
    -
    令嬢ローラと移民の息子ガブリエルの熱く燃え上がる恋。しかし、若く貧しいガブリエルの求婚はローラの両親に冷酷に拒絶され、彼は失意のまま姿を消した…。7年後、両親を亡くし、莫大な負債を抱えたローラ。成功し大富豪となったガブリエルは、彼女の前に現れ冷たく言い放った。「こんな日がくると誰が想像しただろう。きみと僕の立場が逆転するとは…」。
  • 無垢な同居人
    完結
    4.0
    タリーはデビュー目指してがんばるロマンス作家の卵。人に頼まれて、ロンドンの豪華なフラットで住み込みの留守番をしていたが、ある日シャワーを浴びていると、何やら人の気配が…。「ここには私しかいないはず…まさか強盗なの!?」しかし、現れたのはワイルドでセクシーな男性で、このフラットの本当のもち主だと言う。「不法侵入で訴えられるのは君のほうだ。それとも君は、僕のシャワーを手伝ってくれるのかい?」裸のままあわてふためくタリーに彼は魅惑的にほほえんで--!?
  • プレイボーイの復讐
    完結
    3.6
    カリーは、おじのために19歳で初老の男性と政略結婚させられ、夫婦生活もない数年を耐えたのち、夫の死により自由の身になった。ギリシアに戻ったある日、彼女は麝香の匂いのする見知らぬ男性と、生まれて初めて激しい官能の世界を体験した。一時の気の迷いだわ。カリーは心の防壁を立て直そうとした。一方、おじは今度は自分の娘を政略結婚させようとしていた。紹介された相手の男性ダモンを見て、カリーは言葉を失った。彼こそがカリーの官能の相手だったのだ!
  • 罪深いほどに
    完結
    -
    元バレエダンサーのアナはパーティーで気持ちよくダンスを踊っていた。が、突然見知らぬ男性に「君のダンスは男を誘っているようだ!」と罵られ、その上、唇まで奪われる!その失礼な男性は、地元の病院に新たに赴任してきたドクター。アナは彼の態度に怒りを覚えつつも強く惹かれる。しかし、どうやら彼にはフィアンセがいるらしくて!?
  • 天使のもう一つの顔
    完結
    -
    牧師の娘ルースは広い世界を知るため、ロンドンに出てきて雑誌社で働いている。新しいオーナー、フランコは都会的で強引。今まで会ったことないタイプの彼に心乱されてしまうが、それはフランコも同じだった。女性に不自由したことない彼だったが、ルースはあまりにも無垢すぎて、どうも調子を崩されてしまい…!?
  • 恋は突然に/ささやかな過ち
    完結
    4.0
    スカイは、父の会社に来た銀行家に目を奪われた。知性的な顔立ちの彼は、障害馬術の覇者、フォークナー・ハリントン!引退したけれど、その華麗さは今も変わらない。恋に落ちたスカイだが、彼は残酷な言葉を残し去ってしまう…!そして6年後、父を亡くしたスカイの元に、彼は再び現れて!?秘密のオフィスラブ『ささやかな過ち』も同時収録。
  • 初恋の夢のあとで
    4.0
    これは周到に計画された、私への残酷な仕打ち?シャーロットはローハンを前に、そう思わずにいられなかった。一族が代々暮らす広大な屋敷を買い取ったのが、彼だったなんて。あんなに愛していたのに、彼は追われるように町をあとにした。シャーロットの兄が、川で溺れて帰らぬ人となったりしなければ、すべては今と大きく違っていたかもしれない。一緒にいた兄の死の責めを負って、ローハンが町を出たのち、シャーロットは兄の友人と結婚した。結婚せざるをえなかったのだ。そのとき彼女は、かわいい息子のクリスを授かっていたのだから。シャーロットは怖かった。亡き夫と過ごした愛のない結婚生活よりも、ローハンになじられることよりも、彼がクリスを見てどう思うかが……。★昨年10月、上下巻の長編『地上のエデン』を刊行し、好評だったマーガレット・ウェイ。彼女のオーストラリアへの愛が余すところなく描かれた力作を、心ゆくまでご堪能ください。
  • さよならは言わないで 恋という名の奇跡
    3.0
    大学院生のシエンナは、モンタナ州の渓谷で夏至を観察していた。そこはかつてジェシー・ブラックウルフという男のものだったという。だが彼の記録はほとんどなく、数少ない記録を調べるうち、シエンナはこの謎めいた男性にいつか夢中になっていた。渓谷にやってきた本当の理由は、彼のことを少しでも知りたいからだ。いったいどんな男性だったのかしら? しばらくそんな物思いにふけり、はっと気づくと、驚いたことに上半身裸の男に抱きかかえられていた。精悍な顔に厳しい表情を浮かべた、なんてセクシーな人なのだろう。しかしふと我に返り、彼の名を尋ねたシエンナは言葉を失った。ジェシー・ブラックウルフ? もう亡くなったはずの彼がなぜここに?■今月から、時空を超えてめぐり合った恋人たちの運命的な恋を描くミニシリーズ『恋という名の奇跡』が始まります。現代の男性にはないジェシーの傲慢さと逞しさにどんどん惹かれながらも、別れを覚悟するヒロインの切ないラブストーリーです。
  • 罪深いほどに
    -
    脚の古傷を心配する妹の気持ちをよそに、アナは精いっぱいパーティを楽しんで踊っていた。彼女は前途を期待されたバレエダンサーだったが、膝のけがで望みを絶たれ、いまは故郷でマッサージとアロマテラピーによる治療を仕事としている。だが、地元の病院の整形外科医長として赴任してきたアダムには、アナのダンスは男を誘っているとしか思えなかった。アナにしても、アダムの探るような視線に気づくと思わず体が反応した。「きみはセックスを求めているのが一目瞭然だ」思いもかけない言葉にアナは愕然とする。「ばかげたことを言わないで!」そしてワルツを踊ったあと、アダムはアナの唇を奪った。それなのに、彼には妻になる予定の女性がいるという……。
  • 結婚式の夜に
    3.5
    一年半前、ジョージーナは純粋に愛し続けていた恋人アレックスを、いとこに奪われた。家族、親戚、友人はみんなこのことを知っている。アレックスといとこの結婚式当日、ジョージーナはエスコートの男性を雇った。そうでもしないと、この結婚式は乗り切れない。現れたのは思いがけなくゴージャスで知的な男性カラムだった。なんとか苦しみに耐えて列席し、ワインを飲みすぎたジョージーナは、気がつくとカラムと二人、ホテルのベッドにいた。アレックスとだって、こんなに奥底から欲望がわき上がってきたことはない。雇っただけの赤の他人カラムに、身をよじるほどのうずきを覚えるなんて。ジョージーナはその夜、一生分のはめをはずし、あとになって妊娠を知る。ところが、カラムの正体がわかったとき、混乱と恐怖がジョージーナを襲った。これは幻覚でしょう?悪夢でしょう?

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  • 復讐は甘く
    3.0
    エミリーは愛情の薄い銀行家の家庭に育ち、二十歳を迎えた今、父親の銀行に勤める男性と結婚しようとしていた。婚約披露パーティの夜、彼女は自宅の温室で思いがけずルークと出会った。ルークは血のつながらない又従兄で、十歳の時に母親を亡くし、エミリーの家に引き取られたが、彼女の一家を露骨に憎んでいた。四年前、エミリーは彼に夢中になったが、すげなく拒絶されたのだった。彼女がルークと言い合っている時、温室に婚約者と姉が入ってきて、信じられない会話を交わした。なんとエミリーの婚約者は姉と恋仲だったのだ。「僕と付き合っていたことにして、婚約を解消すればいい」ルークは屈辱に震えるエミリーに解決策を持ちかけ、唇を寄せてきた。それが復讐の始まりだとも知らず、エミリーは彼のキスに応えていた。
  • アラビアンナイトの誘惑
    完結
    5.0
    恋人の浮気現場に遭遇、傷つき雨のなかをさまよっていたマギーは、褐色の肌が美しい見知らぬ男性に声をかけられた。彼の差しのべる手に導かれるまま、さらわれるようにつれていかれた先は異国風の豪華な邸宅--現実離れしたできごとの連続に、マギーは熱に浮かされるように会ったばかりの彼と一夜を過ごしてしまう。それから1か月。新国王就任式のスタッフとして招かれた砂漠の王国でマギーが目にしたのは、シーク・カリード--あの夜の彼の姿だった!!
  • 悲しみの出会う島
    完結
    3.5
    孤児だったことを知らずに育ったイアンテは、それまで育ててくれた両親への混乱する気持ちを落ち着かせるため、ひとりギリシアの孤島へ旅に出た。そこで出会ったのは1枚の写真と、ハンサムな男性、リュサンドロス。カメラマンの彼は魅力的だけど、どこか悲しい影を瞳に宿していた。どうしてそんな目をするの?もっと彼のことが知りたい…。ふたりは楽しい時間を過ごすが、ある日突然、豪華な船が彼を迎えに来た。あなたはいったい何者なの!?
  • 結婚と復讐のゲーム
    完結
    -
    愛する妹を病から救うため、意に沿わぬ結婚を決意したアリッサ。亡き祖父の遺産を相続すれば手術代は手に入るが、そのためには遺言どおり結婚するのが条件なのだ。だが、やっと見つけた便宜的な結婚に応じてくれる相手は、いつまで待っても約束の登記所に現れない。妹を助ける手立てはもうなくなってしまったのだ。その時、絶望するアリッサの前に危険な魅力を放つイタリア訛りの男性が立ちふさがった。“僕を覚えているか?今日君が結婚する相手はこの僕だ。”
  • 魔法じかけの永遠
    完結
    -
    フローラには婚約者がいた。情熱的な愛はないけれど、堅実な生活が送れるはず…。そんな理由で結婚しようとしていた矢先、暴漢から助けてくれた見ず知らずの男性と恋におちてしまう。彼の名はマルコ。強引で、恐ろしく情熱的な彼にフローラはすべてを許してしまうが、実はすべてはマルコが仕掛けた罠だった!
  • 魔法の瞬間
    完結
    3.0
    太陽あふれる南の国・スペインへと、生まれてはじめての海外旅行に旅立つ日、リサは運悪く車にはねられてしまった。病院まで付き添ってくれた車の持主の名はアンガス・ハミルトン。尊大な態度の彼は、こんな事故でもない限り出会うはずのない上流階級の人間だった。怪我が治ってもなお、1度しか会っていないアンガスの記憶が薄れないことに戸惑うリサの元に、彼からのクルーズの招待が届く。普段なら断る、その招待をリサは衝動的に受けてしまうのだが……!?
  • 聞かせて愛を
    完結
    -
    今は亡き姉の子供ニッキーを引き取ったハリエット。21歳という若さとは裏腹に、恋愛とは無縁の生活を送ってきた。ある日、姉を嫁と認めなかったマルコス家から、今になってニッキーを迎えに来るという話が出た。可愛いニッキーを品物のように扱うなんて!!怒ったハリエットは、絶対に渡さない、と決心したのだが…。
  • 罪深きアリアドネ
    完結
    4.0
    人気女優リアンナは、親友キャリーの結婚式に参列するため、少女時代を過ごした街をひさしぶりに訪れた。しかし彼女を待っていたのは、敵意をむき出しにした親友のいとこディアス。彼は、リアンナがキャリーの結婚相手サイモンをたぶらかす浮気相手だと思い込み、サイモンには決して近づくなと警告してきたのだ。冷たく侮蔑に満ちた彼の態度に、リアンナは打ちのめされる。とんだ誤解よ!!私の心にいるのは、幼い頃からずっとあなただけなのに--!!!
  • 奇跡を生んだ一日
    完結
    -
    この舞台が終わったら、僕との契約結婚にサインしてもらう--イタリア社交界のセレブが集まる華やかな慈善コンサート。若き富豪ファビアン・モリッツォーニが催す音楽イベントのスタッフとして、ローラはオペラ発祥の地トスカーナにやって来た。1流のスタッフと美しい音楽に囲まれ、忙しいながらも充実した日々を過ごすローラ。そんな彼女を値踏みするように見ていたファビアンはある日、冷たい声音はそのままに、驚くべき契約をもちかけてきた!
  • 若すぎた伯爵夫人
    完結
    3.8
    エミリーは父の遺言に従い、ラファエレ伯爵と便宜上の結婚をした。21歳になったら離婚して遺産を相続する約束だった。期限が迫る頃、彼女は結婚自体を無効にしたいと主張した。ラファエレが浮名を流すのにたえかねたのだ。冷酷で傲慢な彼との直接対決を避けるため、手続きを弁護士に任せて人里離れたコテージに逃げ込んだエミリーだったが、甘かった。追いかけてきたラファエレがあざけるように言い放つ。「別れる前に教えてあげよう--本当の結婚生活の喜びを!」
  • 人違いは恋の始まり
    完結
    -
    失恋の痛手を癒すため、スコットランドにやって来た司書のローズ。そこで元有名F1レーサー、マチューと出会うが、初対面というのに彼はずうずうしくも無礼な態度をとってくる。彼はローズを、以前自分のベッドに全裸で忍びこんでいたミーハーなファンだと信じていたのだ。…それって双子の姉、レベッカのことだわ。思い当たったものの、ローズが真実を告げずにいると、彼は、君のような女性にぴったりの仕事だと言って、ローズに婚約者のフリをするよう頼んできた!

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