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  • 日本を讒する人々 不作為の「現実主義」に堕した徒輩を名指しで糺す
    5.0
    平成21年8月30日の衆議院議員選挙の結果、ついに、自民党に代わって民主党が政権の座に就いた。「政権交代可能な二大政党」による政権交代が行われたわけだが、そもそも「政権交替可能」であるためには、国家の基本に関わる問題については両政党の有する価値観に質的差異があってはならない。だが、非公式な場における党幹部の発言、そしてマニフェストの原案となる『民主党政策集』の中身などを知れば、それを知らずに(マスコミによって知らされずに)民主党に投票した有権者は驚愕し、後悔するのではないか。政治家のみならず、日本の知識人、マスコミ人のなかには、日本の歴史に対する愛情も理解もないがゆえに、日本を讒する――事実を曲げて祖国を罵り、その名誉を侵害する――人々が少なくない。また、「現実主義」を唱えて何も現実を変えないことの言い訳としている“人士”も散見される。それらの妄言の主を、具体的な根拠を挙げつつ実名で指弾。

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  • 日本を弑する人々 国を危うくする偽善者を名指しで糺す
    4.0
    「戦後レジームからの脱却」を掲げ、保守層ならびに多くの日本国民の期待を担って登場した安倍内閣は、教育基本法の改正や教育三法の成立、防衛庁の省昇格、憲法改正の国民投票法の制定など、政策では歴代内閣と比べてもはるかに大きな功績を残した。では、なぜその政権が昨年7月の参院選挙で歴史的大敗を喫したのか。また、そうした「保守退潮」の機をうかがっていたかのように台頭しつつある勢力の「狙い」とは何か。「グローバル資本主義、構造改革が日本を救う」「慰安婦非難決議に対する日本の弁明は無用」「差別に泣いている人たちのために人権擁護法を」「皇室のご負担軽減のために宮中祭祀の簡素化・廃止を」「映画『靖国』の上映中止事件は、表現の自由に対する制限だ」……彼らの言説を信じていいのか? われらが祖国「日本」を殺し、息の根を止めようと狙う内外の確信犯、無自覚にも“善意”で日本を弑する結果を招こうとする人々を名指しで糺す。

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  • 日本を虐げる人々 偽りの歴史で国を売る徒輩を名指しで糺す
    3.0
    「日本はサンフランシスコ講和で東京裁判を受諾した」「原爆のおかげで終戦は早まった」「『百人斬り報道』は虚偽ではない」「アジア外交停滞の原因は首相の靖国参拝」「皇室典範を改正し、女系天皇を認めよ」……。冷戦が終結して10年以上の月日が経ったが、「日本悪しかれ」と願う文化人やマスコミは新たな衣装をまとい、さまざまな“戦場”で、このような、日本を貶め、蝕み、虐げる主張を展開している。また、そのような主張をすることで利得に与る政治家、経済人なども少なくない。そこで本書では、彼らの実名と発言内容等を挙げながら、その言動の誤りを糺す。対象人物は、半藤一利氏、保阪正康氏、高橋哲哉氏、二階俊博氏、加藤紘一氏、山崎拓氏、河野洋平氏、前原誠司氏、栗山尚一氏、田中均氏、野田英二郎氏、浅井基文氏、中田慶雄氏、北城恪太郎氏、柳井正氏、吉川弘之氏、岩男壽美子氏、古川貞二郎氏、園部逸夫氏、高森明勅氏、田中卓氏など。
  • 日本を誣いる人々 祖国を売り渡す徒輩を名指しで糺す
    5.0
    「沖縄に米海兵隊の実戦部隊はいらない」「しなやかで、したたかな柳腰外交」「<行動する市民>が担う<新しい公共>」「反日デモへの参加は国益にかなう」「外国人参政権を認めない日本は閉鎖的」……彼らの戯言に騙されるな! 「弱腰」「二枚舌」で国を売るのは誰か。外交・安全保障、内政、経済、歴史などの分野で亡国の言動を展開する政治家、文化人を、名指しで糺す。

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  • 日本を嵌める人々 わが国の再生を阻む虚偽の言説を撃つ
    4.0
    「日本を取り戻す」を掲げて選挙に勝利し、「デフレ脱却」「憲法改正」「教育再生」「アジア外交」「拉致被害者奪還」などの重要課題に取り組む安倍政権。だが、それを良しとしない勢力からは以下のような言説が発せられる。「アホノミクス」「尖閣は日本が盗んだと中国に思われても仕方がない」「日本が右傾化しているので、中韓に攻撃されている」「憲法96条改正の動きは憲法破壊」「自分の子どものことが気になるなら、食糧が不足している北朝鮮の子どもたちに援助を送るのが当然」「右傾エンタメが増えている」「たかが電気」「安倍政権は子どもをどこへ連れていくのか」「勝者が書いた歴史を日本人は受け入れよ」……。これらメディアに躍る発言は、元与党幹部、元政府高官、大学教授、有名作家・アーティスト、メディア関係者らによるものだ。読者の方々はどう思われるだろうか。三名の保守言論人が、日本の国益に資する立場から反論・立論する。

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  • 人間は一生学ぶことができる 佐藤一斎「言志四録」にみる生き方の智恵
    3.0
    西郷南洲をはじめ、「志」ある日本人に読み継がれてきた古典を題材に、現代の碩学二人が、「人」「学」「史」「書」「生」「老」「死」について、縦横無尽に語り合う。江戸末期から明治維新期に活躍した人物の多くに、多大な影響を及ぼし、その後も、政財界で活躍するリーダーに必読の書とされてきた佐藤一斎の「言志四録」。この一斎のエッセイ集ともいえるような古典が、なぜそれほどまでにリーダーたちを魅了し続けてきたのか。本書では、この「言志四録」のなかから、学者としての人生を極めた著者二人が、それぞれの心に響く条文をとりあげて、その魅力に迫ります。とりあげた条文はすべて、谷沢氏が現代語訳。人生訓的であり、もっとも有名な条文「少にして学べば、則ち荘にして為すこと有り。壮にして学べば……」から、老境にいたってからの心構えを説く条文など幅広く取り上げており、志ある若者から老年の方まで、それぞれの読み方ができる書です。
  • 敗戦後遺症を乗り越えて
    4.0
    本書では、GHQによる精神的な占領が続く日本の実態を各界の第1人者によって明らかにし、 日本を取り戻す発想法を提示する。具体的には、貴重な写真で展開するカラーグラビア、 写真・図解を多数入れた論文12本、およびコラム6本で構成。それ以外に、「黒塗り教科書を考える」と 「教科書の何が問題か」(ともに編集部作成)を掲載、巻末には「戦後70年の歴史年表」と 「敗戦後遺症を理解するためのガイドブック」も収録した充実の内容。
  • 発想法 知識の泉を潤(うるお)わせるために
    3.5
    「発想」は、生まれつきの能力だけではない。工夫や努力次第で、そうとう身につくのだ!日本人で驚異的に発想が豊かだった人物(内藤湖南、吉川幸次郎、森鴎外、江戸川乱歩、松本清張、清水幾太郎……)は、いかにしてその能力を身につけたのか。彼らの共通点を探りながら、古今東西に通じる発想法の身につけ方を学ぶ。

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  • はっぴーえんど 1
    完結
    5.0
    天道陽は、北海道・函館の「あさひ在宅診療所」の医師。臨終の場に自宅を選んだ患者と向き合う“看取りの医師”だ。散る直前の線香花火がまばゆく輝くように、人生の締めを前に、人はそれぞれの煌めきを放つ。そんな彼らとどう向き合うべきか。天道の目を通して、在宅医療の今を問う――。
  • はっぴーえんど-新型コロナ編-
    4.0
    新型コロナ禍で在宅医療の在り方を問う。 2020年、 新型コロナウイルスの感染拡大が、 当たり前の日常を一変させた——— ウィズコロナ時代に 在宅医に何ができるか、 在宅医療に何が求められるのか。 函館の在宅医・天道陽は、 失われゆく日常の中でも 常に患者とその家族と向き合い続ける。
  • 「繁栄の哲学」を貫いた巨人 松下幸之助
    -
    松下幸之助珠玉の伝記――パナソニック再建のカギは、創業者・松下幸之助の哲学にある!
  • 萬犬虚に吠える 角栄裁判と教科書問題の誤謬を糺す
    -
    田中氏有罪の思い込みの下に被告側の反対尋問も認めない角栄裁判。「侵略」から「進出」へという事実無根の言い換えを大新聞がこぞって報じた教科書問題。正に「一犬虚ニ吠ユレバ万犬実ヲ伝フ」(一匹の犬が理由なく吠えると、周りの犬も吠え出し、本当に何か事件が起きたかの事態になる)という中国の諺を体現する司法とマスコミに、現代の国手がメスをいれる。貴重なる時代の証言。
  • 『パル判決書』の真実 いまこそ東京裁判史観を断つ
    5.0
    1巻1,300円 (税込)
    「東京裁判のすべての訴因について、日本は無罪である」――東京裁判に参加した“唯一の国際法律学者”であったパル判事はどのような理由によってこのような判決に至ったのか。『パル判決書』は東京裁判や大東亜戦争のみに関係するのではない。それ以前の、まさに昭和前半史ともいえる貴重文献なのである。これなくして、日本の近現代史を語ることはできない。本書は、難解な文章、膨大な量である『パル判決書』から、重要ポイントを抜き出しながら要約し、さらに解説を加え、読みやすくしたものである。『パル判決書』を何度も読み込み、東西の歴史や時代背景に精通した渡部氏によって、いま『パル判決書』がよみがえる!

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  • 人は死ぬとき何を思うのか
    3.5
    私たちの未来で唯一確実なのは、いつかは「最期のそのとき」を迎えるということである。しかし「そのとき」は思うようにならない。いつ訪れるかわからないからだ。だからこそ、死を真正面から見据え、考えなければいけないのではないか、という思いでまとめたのが本書である。死を受け止め、次世代に継ぎ足すというシスター渡辺和子。緩和医療の専門家として命の尽きるまで人としてできることはある――と説く大津秀一。延命治療と平穏死のはざまで終末期の人にとって最善の方法を模索する医師・石飛幸三。納棺師の経験を通して命の輝きの素晴らしさを語り続ける青木新門。「死に支度」の重要性を現代に問う山折哲雄。命を見つめてきた5人の著者の共通点は「死を考えることは、生を充実させること」という思いだ。限りある命を意識することで、自分のすべきこと、大切にするべきことがわかる。立場の異なる著者の意見を比べつつ、長寿社会の中で人生を充実させるヒントが見つかる本。

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  • 病気にならない生活のすすめ 東洋の智恵は健康の智恵
    -
    ガン、脳梗塞、肥満、腰痛、体力低下……あらゆる病気や体調不良の原因は「食べ過ぎ」と「冷え」にある!本書では、これまで信じられてきた「医学常識」を覆し、自分の健康を自分で守る方法を解説します。たとえば、「朝食はしっかり食べるべき」ではなく、「軽めにするか食べないほうがいい」。「食べ物の好き嫌いはカラダによくない」ことはなく、「種類をたくさん食べ過ぎても栄養過多になるので偏食でいい」。「塩分の摂りすぎは早死にする」ことはなく、「塩分はカラダをあたためるために人間に必要不可欠なものなので、積極的に摂ったほうがいい」などなど。クスリや病院に頼る前に、人間の自然治癒力を高める食事・生活習慣を身につけることの大切さを、食事療法を中心とした治療法で話題の医師の石原氏と、血液をサラサラにする東洋医学の素晴らしさを賞賛し、自身も「断食」を行う渡部氏が語り合った一冊。

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  • 封印の昭和史 戦後日本に仕組まれた「歴史の罠」の終焉
    -
    1巻1,584円 (税込)
    〝知の巨人〟と評される 小室直樹氏と渡部昇一氏による 国民必修の昭和「正史」 戦後世界秩序の大転換期の今こそ、 仕組まれた「歴史の罠」から抜け出し 自らの歴史を見直すとき。 戦後の学校教育、マスコミによる 「東京裁判史観」がいかに出鱈目であるか――、 歴史資料をもとに徹底的に論破! 2人の鋭く的確な指摘は、私たちの誤った認識を拭い取ってくれる! 名著復刊。 令和の時代に続く、 すべての日本の問題はここから始まった! 戦後日本に仕組まれた「歴史の罠」の終焉。 【本書の内容】 第一章 汚染された昭和史 第二章 東京裁判史観を払拭せよ 第三章 戦争への見えざる手 第四章 戦前・戦中・戦後――何が正しく、何が間違っていたか 第五章 新たなる出発(たびだち)のために
  • 腐敗の時代
    3.0
    ウォルポール時代のイギリスを例に取りつつ、政治的腐敗が必ずしも国民の不利益につながらないことを明らかにした「腐敗の効用」(日本エッセイスト・クラブ賞受賞)、進化論は自然科学ではなくイデオロギーであると看破した「歴史を見る目」ほか、「タブー用語について」「真の戦闘者・徳富蘇峯」など全8篇を収める。
  • 不平等主義のすすめ 二十世紀の呪縛を超えて
    -
    「平等主義」の危険について、日本人はあまりにも無自覚、無警戒ではないか。釈迦もキリストも「平等」を教えはしたが、現世における平等主義を説いたわけではない。「この世で最も高い地位にある人でさえも、悪いことをすれば地獄に落ちる。奴隷であっても、心正しき者は天国に行く」というように、来世を含めて考えれば誰でも平等というのが両者の教えである。現世における平等主義を説いたのは、マルクス、レーニン=社会主義者である。そして、社会主義の支配が地獄の苦しみを生み出したことは、二十世紀の歴史を振り返れば明白である。「貧富差が広がってもよいのか」という批判があるが、貧富の差があるほど貧乏人が暮らしやすいというハイエクの逆説もある。現実に、貧富の差が激しいアメリカから亡命者が出たという話は耳にしない。二十世紀の呪縛を排し、日本が活性化するための道を説く「不平等主義のすすめ」のほか、八本の論文を収録した評論集。

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  • 文科の時代
    -
    拡大と生産の原理に限度が見え始めた現代。古代より日本人が実践してきた、後に残らないものに精神的エネルギーを集中することができる「文科的原理」にこそ、これからの人類の活路がある―。論壇デビュー作となった表題作ほか「オカルトについて―光が闇になった時代」「労働について―乞食と奴隷の間」等、博大な学識と明晰な語り口で常識の「灰汁」を掬い取る、極上のエッセイ八編を収録。
  • 平成後を生きる日本人へ
    3.5
    日本の未来を担う若者たちに伝えておきたいことがある  知の巨人からの遺言! 「先生、日本人にこれだけは言い遺さなければならないと思われることだけを語ってください」 本書は平成24年~28年まで、渡部昇一先生を主任講師として開催された「日本人への遺言セミナー」をベースとしている。 「先生、日本人にこれだけは言い遺さなければならない、心に刻み込まなければならないと思われることだけを語ってください」そうお願いしてスタートしたセミナーは、未来を生きる勇気の種として先人たちの言葉を受け取り、自分の頭で考え、子供たちに手渡す大人でありたい、そんな渡部昇一先生の思いに満ち溢れていた。 「大丈夫、日本は日本らしくあればよい!」先生のその声が、きっと心に木霊するに違いない。 (編者より) 【目次】第1章 子供達に本当の歴史を教えよう○第2章 日本人よ、「ガッツ」を持て!○第3章 日本人の誇り○第4章 「歴史戦」をいかに戦うか○第5章 日本よ、永遠なれ○第6章 西郷隆盛に学ぶ/「朝日の落日」まで闘おう (特別収録) ※この電子版は育鵬社発行「平成後を生きる日本人へ」(2018年4月17日 初版第1刷発行)をもとに制作されております。
  • 平成徒然談義
    -
    旅、友、礼儀、名利、機、芸、晩年、外見、色――。昭和を生き抜き、平成の世を大所高所から見渡す二人の碩学が、人の世のあれこれについて自由奔放に語りあう。その道先案内をするのは、言わずと知れた古典的名著『徒然草』である。まず『徒然草』が日本の文学史上においてどのような役割を果たし、文豪たちからどう評されてきたか、またどう読まれてきたのかについての話をする。芥川龍之介はそして小林秀雄はこの古典とどう対峙したのか。話は尽きることがない。それから次には、二人が思うままに日々語ってみたいと思っていたことについて存分に語り合うことになる。その題材は、いずれも『徒然草』でもとりあげられているテーマである。人の世で生きることの、儚さ、楽しさ、面白さ、苦々しさ……、どの話題においても長く濃い人生体験に基づく発言が縦横無尽に駆けめぐる。人生の妙味を知り尽くした著者らによる、これぞまさに平成「つれづれ」談義である。
  • 本当のことがわかる昭和史
    3.7
    1巻1,400円 (税込)
    「だから日本は、戦った!」――「些細なこと」がいかに歴史を大きく変えていったのか。誰が、いかなる思いで、どういうことをしたのか。そして、当時の日本人は、何を感じていたのか。それらのことがすべて氷解し、歴史の見方が大きく変わる渾身の書! 著者が実際に戦時中に見聞きし、感じたこと、また長年、読み込んできた数多の史料の中から、「昭和史の理解のために、ぜひとも知っておくべき事柄」をすべて盛り込んだ、「渡部昭和史」の決定版である。本書で、まず注目すべきは、軍官僚の派閥抗争がいかに歴史を変えたかについて、著者一流の透徹した「人間を見る眼」を通して描き切っていることであろう。「人の営みの積み重ねで歴史が作られていく」ことが、痛いほどに伝わってくる。また、「コミンテルンの暗躍が、いかなることをもたらしたのか」「当時、世界に満ちていた『人種差別』に、どれほど日本人が憤っていたのか」など、現代人が忘れてはならない必須事項が、数多くのエピソードと共に細大漏らさず生き生きと描かれていくのは圧巻である。真実の歴史を知るために、ぜひとも座右に置いて読み返したい一冊。第一章 誰が東アジアに戦乱を呼び込んだのか/第二章 軍縮ブームとエネルギー革命の時代/第三章 社稷を念ふ心なし──五・一五事件への道/第四章 二・二六事件と国民大衆雑誌『キング』/第五章 満洲事変と石原莞爾の蹉跌/第六章 人種差別を打破せんと日本人は奮い立った/第七章 歴史を愛する日本人の崇高な使命

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  • 万葉集のこころ  日本語のこころ
    4.0
    「令和」や出典の『万葉集』にイチャモンつける人たちにも読ませたい!! 渡部昇一さんの“正論” 万葉集から選ばれた新元号「令和」 日本人なら知っておきたい万葉集 万葉・大和言葉によって日本人は作られた 欧米人や近代人は個人生活においては「神の前で平等」「法の前の平等」を実現していたのだ。『万葉集』は、大伴家持が重要な役割を果たしているが、カースト的偏見はなく、農民、遊女の歌まで収録されている……。
  • 『名将言行録』乱世を生き抜く智恵
    -
    1巻1,200円 (税込)
    戦国時代は人を率いる立場にある者をいやがうえにも賢くし、智的水準を向上させ、その成果は数え切れないほど多種類の戦記として結晶した。それらの古記録を引用して編まれたのが『名将言行録』だが、残念なことに現在は絶版となっている。本書は、『名将言行録』を所蔵している当代一流の両読書人が、現代の眼から見て感動を呼び起こす勘所を、話題を広げながら語り下ろした価値ある一冊である。取り上げている武将は、いずれも強者の27人。北条長氏(早雲)、上杉輝虎(謙信)、武田晴信(信玄)、毛利元就、北条氏康、武田信繁、太田資長(道灌)、織田信長、柴田勝家、前田利家、山内一豊、細川藤孝(幽斎)、竹中重治(半兵衛)、今川義元、豊臣秀吉、黒田孝高(官兵衛、如水)、加藤清正、小早川隆、津軽為信、伊達政宗、石田三成、黒田長政、立花宗茂、細川忠興、真田昌幸、真田幸村、松田信綱。戦国人が現代人に遺してくれた叡智を存分に味わえる名著。
  • 名著で読む世界史
    -
    歴史の洞察力を高める13冊。グローバル時代を生き抜くための知恵! 1ヘロドトス『歴史』――人間の歴史は伝説に始まる 2トゥキディデス『歴史』――演説で浮かび上がる歴史の真実 3カエサル『ガリア戦記』――ローマ帝国最大の遺産とは何か? 4タキトゥス『ゲルマーニア』――現代日本人に対する警告の書 5塩野七生『ローマ人の物語』――歴史作家の最高の資質とは? 6ドーソン『ヨーロッパの形成』――「暗黒時代」は「最も創造的な時代」だった!? 7マキアヴェッリ『君主論』――君主に求められる資質と振る舞いとは? 8クラウゼヴィッツ『戦争論』――「戦争とは何か」をきわめた哲学 9渡部昇一『ドイツ参謀本部』――リーダーと参謀、政治と軍隊の教訓 10シュペングラー『西洋の没落』――現代でも色褪せない優れた歴史的洞察 11チェスタトン『アメリカ史』――中世がない国には騎士道もなかった!? 12マコーリー『イングランド史』――歴史の登場人物と“ともに叫んでた”歴史家 13ベロック『The Jews』――世界史の中のユダヤ人を“予言”した書
  • 名著で読む日本史
    -
    日本史の「美しい虹」を見るために、古代から現代まで厳選した名著16冊。「国史の真髄とは何か」が解る1冊!
  • 歪められた昭和史
    -
    2017年4月に亡くなった渡部先生の名著が再び甦る! 東京裁判と朝日新聞によって捏造された昭和の暗黒史観 「大東亜戦争がなければ、アジアでは白人支配が今も続いていた」(渡部昇一) (著者からのメッセージ) 「日本は、本当はアジア諸国から感謝されているはずなのになあ」 二十世紀に、もしも日本という国がなかったら----近代の世界史はどう変わっていたでしょうか。そんな“歴史のイフ”について真剣に考え始めたのは、終戦から四年後の昭和二十四年、私が大学一年の夏休みに、中国・高校時代の恩師である佐藤順太先生が、何気なく口にされた上の一言がきっかけでした……(「はじめに」より)。 (本書の主な内容) 〇「満洲国は日本が中国を侵略して作った」のではない 〇東京裁判は日本を蝕む“梅毒”だ 〇脈々と続く朝日新聞「反日の源流」 〇慰安婦歴史論争は朝日の全面敗北で終了 〇韓国歴代大統領は「ゆすり、たかり、恩知らず」 〇中国・韓国は歴史的痴呆症に陥っている 〇あまりに拙速な女性天皇容認論 ※本書は、小社から2008年に出版された『渡部昇一の昭和史続』を増補改題した新版です。新たに「はじめに」「第4章」「第12章」「第15章」を加えました。先に復刊された『渡部昇一の昭和史正新装版』と併せてお読みください。 ※本書は、小社から2008年に出版された『渡部昇一の昭和史続』を増補改題した新版です。新たに「はじめに」「第4章」「第12章」「第15章」を加えました。先に復刊された『渡部昇一の昭和史正新装版』と併せてお読みください。
  • 甦る日本史[1][古代・貴族社会篇] 頼山陽の『日本楽府』を読む
    -
    日本の歴史において特徴的な出来事を漢詩に結晶させた頼山陽の『日本楽府』。日本人に誇りと自尊心を与えたその歴史観は、明治維新の原動力となったのである。戦後、意図的に歪められた歴史観と歴史教育によって、片隅に追いやられた日本史の真髄に、論客・渡部昇一によって、今、再び光が当てられる。全三巻からなる日本人のための日本史、その第一弾。
  • 甦る日本史[3][戦国・織豊時代篇=応仁の乱から朝鮮出兵まで] 頼山陽の『日本楽府』を読む
    -
    日本の歴史にあって特徴的な出来事を漢詩に結晶させた頼山陽の『日本楽府』。日本人に誇りと自尊心を与えたその歴史観は、明治維新の原動力となったのである。その『日本楽府』を通して、下剋上の戦国時代から、信長の登場、秀吉による天下統一、そして朝鮮出兵までを註解する。全三巻からなる日本人のための日本史、シリーズ完結篇。
  • 読む年表日本の歴史増補新版
    4.5
    1巻1,100円 (税込)
    (内容紹介) 25万部突破の「ベストセラー日本史」が新たに増補されて甦る! 本書は、弊社より2015年1月に発刊された『読む年表 日本の歴史』を改訂した増補新版です。旧版は東日本大震災にて終わっていましたが、新たに「第二次安倍政権成立・戦後七十年談話」「慰安婦報道の反日新聞『朝日』の落日」「天皇陛下譲位・令和に改元」「中国の新型コロナウイルス来襲」を追記。古代から令和の現代まで、この一冊で日本史通になれます! 著者である渡部昇一氏は、当代第一級の知識人、博学の人であったことは世に知られています。その著者が、日本史を日本人として理解するために極めて有効な方法として考えたのが、本書『読む年表 日本の歴史』です。 つまり、2000年におよぶ日本の歴史を見るうえで、“これだけは、はずせない”、あるいは、“これだけ分かれば、日本史は理解できる”という出来事を、年代順に選択、網羅し、その歴史的本質的意味を、分かり易く解き明かしました。 そのうえ、ふんだんな挿絵や図版を使い、しかもオールカラーで、一見開きを基本にコンパクトに解説しているので、非常に読みやすくなっています。 年表も岸田内閣、バイデン政権発足、コロナ禍での東京五輪開催までフォローしています。受験に、就職に、一般常識の涵養にも役立つ一冊です。 著者・出版社からのメッセージ 日本には世界に誇れる歴史があります。今一度、誇り高き日本を取り戻さなくてはなりません。それはこの時代を生きる日本国民に与えられた使命ともいえます。本書を手にして、この素晴らしい日本の歴史をぜひ知ってください。
  • 読む年表 日本の歴史 渡部昇一「日本の歴史」特別版
    4.0
    1巻1,676円 (税込)
    年表は単なる史実の羅列ではない。 日本人の精神を形づくった歴史上の出来事を年代順に解説した本書は、歴史を貫く「日本人の物語」をあざやかに浮かび上がらせる。 日本を建国した天皇と、中世以降に出現した武人(武士と軍人)との関係性。 外国との交渉を絶ち、世界に誇る独自の文化を生んだ、平安朝・江戸幕府の長い平和な時代……。 それらの「物語」は現代のわれわれに何を問いかけているのか。 戦後史観に覆い隠された、神代からつながる現代日本の姿を明らかにし、日本人が失いかけている自信と誇りをよびさます、待望の渡部昇一版“国民通史”。

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  • 理想的日本人 「日本文明」の礎を築いた12人
    5.0
    1巻1,300円 (税込)
    日本人は、日本をいかなる国にしたいと望んできたのか? この独創的な日本文明を形作ったのは、いかなる人々なのか? 12人の代表的人物から、日本の歴史の本質に迫る、「渡部日本史」の傑作。歴史がおもしろくないのは人物がよく扱われていないからだ、歴史は人物の連鎖に他ならない、と著者は説く。どのような人物が、日本の歴史にいかなる意義を果たしたか。そしてそれによって、日本文明の独自性がいかに形作られてきたのか。そこに著者一流の歴史眼で切り込み、あざやかな歴史の「印象画」を描きあげる。まさに人物伝から文明の本質に迫る「おもしろくてためになる」決定的論考である。そのような「理想的日本人」として選ばれたのは、聖徳太子、紫式部、西行、源頼朝、織田信長、徳川家康、松尾芭蕉、大久保利通、伊藤博文、松下幸之助、野間清治、岸信介。それぞれの人物のどこに着目するか! 日本人として知っておきたい、まさに国民必読の一冊である。

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  • 歴史通は人間通
    4.0
    歴史の見方、リーダーの条件、仕事術・読書術、充実した老後を生きるための知恵と工夫…など、全著作の中から「歴史と人生」をテーマに、選りすぐりの断章を収録した、著者初の名言集! ビジネスマンの座右に、出張のともに最適!

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  • 歴史の鉄則
    3.5
    税金の高い国家は必ず衰退する!極端な累進課税をとる日本の税制は、このままでいいはずがない。「一律一割税」を実現させることで「国民の富」を実現し、その上にこそ「真の文化」を創造することができるのである。古今東西の歴史を通して、「富」と「税金」の問題を真正面から徹底考察した力作評論。

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  • 老子の読み方 五千言に秘められた「きらめき」をどう拾い上げるか
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    近年静かなブームの老子。しかしこの老子という人物が確実に存在していたかはいまだ不明であり、『老子』五千言についても謎は多い。また有力な説である、弱者集団の発想、古代人の万物根源としての女性崇拝という視点で読むと納得できるところは多く、その魅力はつきることがない。ただ確実にいえることは、この五千言には「自由人がぱっと閃いた瞬間に走る稲妻」のような、いわば「きらめくような鋭さ」が随所に秘められていることである。そしてこの古典的名著に現代の碩学二人が挑んだのが本書である。まずは「老子」を読むうえで最上のテキストとは何かから始まり、訓詁注釈の姿勢で読まず、秘められた「きらめき」を拾い上げるように、絶妙の対話を重ねながら読み解いていく。日本人のなかで、長い時間をかけて血肉化されたこの一大思想には他の古典のように教師として高い場所から教え諭すような気配はない。老子を読むための最良のテキストが本書である。
  • 老年医療の専門医が教える 誰よりも早く準備する健康長生き法
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    身体に違和感を覚えてから動くのでは、 時間もお金も浪費するだけ! 自分の人生を心から楽しむ人は、 誰よりも早く「健康長生き法」を実践しています! これからは毎日少しずつ自分のペースで 健康になっていくのが長生きのコツ! 「最悪に備え最善を望む」生き方へ。 本書は、老年医療の専門医として 「質の医療」を実践してきた著者が、 ◎病気になりづらくなる ◎寝たきりにならない ◎ピンピンコロリを目指す そんな生き方に最適な方法を1冊にまとめました。 人生の後半部分、40代から60代以降を 楽しく、快適に過ごすために必要な情報が わかりやすく書かれています。
  • 渡部昇一遺稿 幸福なる人生――ウォレス伝
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    知の巨人が最後に残したメッセージ。未完の大作。 発見された1,157枚の直筆原稿。そこには英国の博物学者ウォレスの生涯が“一人称”で記されていた。 渡部氏がウォレスに仮託して伝えたかった生き方とは――。
  • 渡部昇一の古代史入門 頼山陽「日本楽府(がふ)」を読む
    5.0
    日本の歴史において特筆される66の出来事を、見事な漢詩に結晶させた江戸時代の思想家・頼山陽の『日本楽府』。それまで断片的な歴史の書物や、『大日本史』『本朝通鑑』のような数百巻におよぶ大部の書籍以外に存在しなかった「日本通史」を、広く一般の人々にまで伝える画期的なものであった。内容が短く何より手に取りやすい――国史の絵巻物を見るが如き鮮やかな描写と透徹した歴史観は、日本人に誇りと自尊心を与え、明治維新の原動力ともなった。本書は、「古代の大英雄、日本武尊」「大化の改新」「壬申の乱」「白村江の戦い」「帰らなかった遣唐使」「和気清麻呂と道鏡」「醍醐天皇の御親政」「藤原道長の栄華」「平治の乱」など、神代から平安朝の幕引きまでを収録。保守論客の第一人者による丹念な解説で、戦後の歴史教育で語られなくなった“日本のルーツ”に再び光を当てる!

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  • 渡部昇一の昭和史 正 新装版
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    「反日」に勝つための「昭和史の常識」 さらば、「東京裁判史観」に呪縛されたフェイクな歴史観よ! 半藤一利氏の『昭和史』だけを読んでいては、間違った歴史認識を持ってしまう。 「渡部史観」よ、永遠なれ! これが「歴史認識」のスタンダードだ! 渡部昇一先生のラストメッセージ! 「私は半藤氏をよく存じ上げている。彼が『文藝春秋』の編集長を務めていた頃、企画などよく頼まれた。半藤氏の『昭和史』に書かれていることは面白い。しかし、終始、いわゆる『東京裁判史観』に立っておられる。つまり東京裁判が日本人に示した(押し付けようとした)歴史観の矩(のり)を一切踰(こ)えていない。ある意味で危険とも言える。マッカーサー元帥ですら、その後、先の大戦を『自衛のための戦争』と証言しているのだ! 」
  • 渡部昇一の世界史最終講義 朝日新聞が教えない歴史の真実
    5.0
    1巻1,324円 (税込)
    リベラルなグローバリズムの行き詰まりと国家再浮上の流れを受けて、日本だけを悪とする戦後世界史の克服を論じた、「知の巨人」と名物コラムニストの未発表対談を発掘。 明治末から昭和にかけての日本人が世界に対して強く意識していた歴史的使命感を言挙げする。 世界史の中の日本近代史と先の大戦の意味を語り尽くした決定版! 「渡部先生と私との対談を公刊するのはこれが初となる。ご逝去の5か月ほど前、世界史の中での日本の正しい評価をテーマに、じっくりお話しする機会を得た。トランプ時代という歴史の転換点で、“日本ファースト”の世界史の見方について論じたのだ」(解説より) <目次より> 序章 なぜ、世界史対談か(高山正之) 第一章 安倍政権の世界史的使命 第二章 崩壊する「米国製の嘘」 第三章 驚くべき日本の潜在力 第四章 最大の戦後レジーム・朝日新聞のメディア専制 第五章 戦後世界の大転換 終章 迷走して行き場を失う「敗戦利得者」(高山正之)
  • 渡部昇一の戦国史入門 頼山陽「日本楽府」を読む
    -
    日本の歴史において特筆される66の出来事を、見事な漢詩に結晶させた江戸時代の思想家・頼山陽の『日本楽府』。それまで断片的な歴史の書物や、『大日本史』『本朝通鑑』のような数百巻におよぶ大部の書籍以外に存在しなかった「日本通史」を、広く一般の人々にまで伝える画期的なものであった。内容が短く、何より手に取りやすい絵巻物を見る如き鮮やかな描写と透徹した歴史観は、日本人に誇りと自尊心を与え、明治維新の原動力ともなった。本書は、「赤松満祐の反逆」「北條早雲出現の背景」「大内氏を滅亡に導いたもの」「倭寇の血をひく鄭成功の活躍」「北国の虎・上杉謙信」「桶狭間の戦いは、なぜ成功したか」「朝鮮出兵と織豊時代の終焉」などを収録。下克上の応仁の乱から信長の台頭と滅亡、秀吉の天下統一、朝鮮出兵まで、江戸期の武士の眼から見た“戦国乱世”が鮮やかに甦る!

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  • 渡部昇一の戦国史入門 頼山陽「日本楽府」を読む
    3.0
    1巻950円 (税込)
    日本の歴史において特徴的な出来事を漢詩に結晶させた頼山陽の『日本楽府』。日本人に誇りと自尊心を与え、明治維新の原動力となったその歴史観とは! 漢詩とその書き下し文、現代語訳を掲載し、その背景の歴史を分かりやすく解説する。渡部昇一氏だからこそ可能となった『日本楽府』の現代への復活! 『渡部昇一の古代史入門』『渡部昇一の中世史入門』に続く大好評シリーズ第三巻完結篇。応仁の乱勃発の背景から、信長の登場、秀吉による天下統一、そして朝鮮出兵までが鮮やかに甦る。
  • 渡部昇一の中世史入門 頼山陽「日本楽府」を読む
    -
    日本の歴史において特筆される出来事を見事な漢詩に結晶させた江戸時代の思想家・頼山陽の『日本楽府』。国史の絵巻物を見るが如き鮮やかな描写と透徹した歴史観は、日本人に誇りと自尊心を与え、明治維新の原動力ともなった。本書は鎌倉幕府の成立から承久の乱、元寇、南北朝時代など、激動の中世から戦国時代へ至る過程を躍動的に描く。

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  • 渡部昇一、靖国を語る 日本が日本であるためのカギ
    4.0
    1巻1,300円 (税込)
    平成25年12月26日の安倍晋三首相の靖国参拝は、第二次安倍政権発足から1年の節目に当たる日だった。第一次政権時に参拝できなかったことを「痛恨の極み」と表明していた安倍首相は、雌伏ののち政権に復帰し、参拝を望んでいた遺族や国民との約束を果たした。中韓の反発は予想どおりだったが、それでも首相が参拝に踏み切ったのは、「中韓に譲歩したところで、関係改善に結びつかず」という、これまでの経験を踏まえた判断があったからだとされるが、その判断は正しかった。またアメリカが中韓への配慮から「失望」を表明したが、日米関係に亀裂を走らせるには至っていない。戦後教育下に育った日本人の多くが、特定アジア2カ国(中韓)から靖国神社について非難されると狼狽してきたのは嘆かわしいかぎりだが、その呪縛から解放されるときがきた。靖国神社は日本が「独立国」としてあり続けるための精神的支柱であることを説く、「靖国論」の決定版!

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  • 渡部先生、日本人にとって天皇はどういう存在ですか?
    4.0
    保守派の論客として知られる英文学者・渡部昇一氏と、 前駐日ドイツ大使で、日本の文化や政治をよく知るフォルカー・シュタンツェル氏。 日独の“知の巨人”が退位、国体、神話、憲法について 白熱した議論をかわす! 2017年4月に亡くなった渡部氏、最晩年の対談。 「退位できないとするならば、天皇の人権はどうなるのでしょうか」(シュタンツェル) 「天皇に人権なんて言っちゃいけない。天皇はカミなんです」(渡部) 「退位は時代の要請であり、その立場にある方の希望に沿う形で 答えが出されることが最良では」(シュタンツェル) 「それは100年後、200年後に日本に内乱を起こす元になる考えです」(渡部) また、第2部ではシュタンツェル氏がドイツ人向けに書いた 天皇に関する論考『時を超えて 二十一世紀の天皇』を翻訳して収録。 日本をよく知る外国人の立場から、天皇制について鋭い分析と今後の予測を展開。 これからの天皇制のあり方について考える一助となる一冊。 〈目次より〉 第1部 渡部昇一 フォルカー・シュタンツェル 対談 1 日本には神話の力が生きている 2 世界に例のない万世一系の存在 3 天皇の力は俗世の権力とは別次元 4 歴史の転換点で果たされる天皇の役割 5 新しい時代の天皇の在位・退位の考え方 第2部 『時を超えて 二十一世紀の天皇』フォルカー・シュタンツェル 1 天皇とトーテム 2 政治概念としての「天皇」 3 国家神道を支える天皇 4 魔術的力の喪失 ―「人間」性の回復に向けて 5 民主主義の象徴か、日本例外主義の象徴か 6 天皇明仁のもとでの変化 7 二十一世紀の天皇 陳腐化と再定義

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