検索結果

  • 教授はそばかすがお好き
    4.0
    養育係(ナニー)のデボラは急な仕事を頼まれ、ある家に出向いた。そこで子供たちと留守番をしていると、一人の男性が訪ねてきた。ハンサムで優雅な身なりの男性だったが、その態度は失礼千万だった。勝手に家に入りこんだあげく、デボラのことを、猛女だの、鼠取りのような口だのとからかったのだ。結局、彼は子供たちの母親の兄ギデオン・ボーフォートとわかったが、デボラは憤慨し、彼にはもう二度と会いたくないと思った。しかし一家の休暇先でギデオンに再会すると、デボラは困惑を覚えた。腹立たしさと同時に喜びを感じている自分に気づいたからだ。ギデオンがときおり見せるやさしさも、デボラの混乱に拍車をかけた。■健気に生きるヒロインの心をかき乱すのは、ハンサムだがひどく尊大な経済学者。彼女の悲しみは深まりますが……。
  • プロポーズを夢見て
    -
    ブリタニアが看護師として働く病院に、高度な手術を行うためにオランダから外科医がやってきた。その外科医、ファン・ティーン教授を目にしたとたん、ブリタニアは直感した。この人と結婚する、と。なぜそんなふうに感じたのかはわからない。確かに医師としては優秀だが、彼のことはなにも知らないのだ。しかも、すぐにオランダへ帰ってしまう。だが、ブリタニアは自分の直感を信じ、オランダへ休暇に出かける同僚に同行することに決めた。きっとオランダで教授にまた会えるわ。これが運命なら。★本作でベティ・ニールズは、結婚に向けるヒロインの切ない思いを厳しいけれど温かい筆致で描いています。涙と笑いがふんだんに盛り込まれ、最後はヒロインに拍手を送りたくなることでしょう。★
  • 星は見ている
    3.0
    ベスはイギリスのとある地方の良家の子女だったが、父親の死後、異母兄にうとまれて家を出た。今は弟とロンドンに暮らしながら、看護師として働いている。田舎出身の彼女に、都会の生活は合わなかった。日々の生活は決して楽ではなく、服も満足に買えない。こんなことじゃ、結婚なんてとても無理ね。いつしか、ベスはそう思うようになっていた。ある朝、彼女は自転車で通勤途中、一人の男性に衝突してしまう。けれど彼は怒るどころか、にっこりとベスに笑いかけた。それが著名な外科医アレクサンダーとの出会いだった。★都会の生活に違和感を覚えながらも、健気に生きるヒロイン。作者は彼女に次から次へと試練を与えますが、終始一貫、温かいまなざしを注いでいます。ベティ・ニールズの魅力あふれる一編です!★
  • ばらとシャンペン
    -
    両親の死後、カトリーナは自分のことを後回しにして広大な地所と屋敷の管理を一手に引き受けている。あるとき、美人で甘やかされた妹が、地元の名士で幼なじみのルシアスにふられたと泣きついてきた。カトリーナは妹のために彼の仕打ちを非難するが、ルシアスはこれまで何かと彼女を助けてくれた友人でもあり、彼と仲違いすることに内心複雑な思いだった。すると妹は何を思ったのか、ルシアスを姉に奪われたと吹聴し始めた!あまりのことに呆然とするカトリーナに、彼は告げた。噂を本当にするために、これからきみと交際しよう、と。
  • エスメラルダの初恋
    -
    有能で心やさしい看護師エスメラルダは、足が不自由なせいで男性に対して奥手だったが、ようやく最近、ハンサムな研修医の恋人ができた。時を同じくして、オランダの形成外科医バムストラが病院を訪れる。そして彼女の足を診るなり、自分なら治せると断言した。好きな人のために踊れるようになるなら手術を受けよう。いじらしくもそう決めたエスメラルダだが、恋人はどこか冷たい。手術前の不安な彼女を気遣ってくれたのはバムストラ医師だった。先生がこんなに親切にしてくれるのは、いったいなぜなの?彼に秘めた思いがあることを、エスメラルダはまだ知らなかった。■古風で恋に疎いエスメラルダは男性の心がわからなくて恋人の行動に一喜一憂。周囲をはらはらさせます。しかし、そんな自分をつかず離れず見守ってくれるバムストラ医師のことが気になり始め……。私生活を明かさない彼に、大いにかき乱される乙女心が描かれます。
  • せつないプレゼント
    -
    唯一の肉親である祖父が心臓発作を起こしたという知らせを受け、メアリー・ジェーンはすぐに祖父のもとへ駆けつけた。祖父は彼女を待ち構えていて、オランダから呼び寄せたという男性、ファビアン・ファン・デル・ブロクを紹介して言った。「私が死んだら、ファビアンがおまえの後見人を務めてくれる」メアリー・ジェーンは驚きのあまり息をのんだ。私はもう二十二歳よ。なぜ後見人が必要なの?ファビアンは、見た目は満点の男性だけれど、ひどく傲慢で、まるでばかにしたように私を見ている。そんな男性が私生活に干渉してくるのは耐えられないわ!
  • ノルウェーに咲いた恋
    -
    ルイーザは、いつかイギリスを離れるのが夢だった。継母の干渉から解放され、本当の自由を手に入れたかった。ある日、その夢をかなえるチャンスが舞いこんだ。ノルウェーで療養する病人のつき添い看護師の職に応募して、見事採用されたのだ。病人は若く気まぐれな女性だった。だが、いちばんの問題は彼女の兄サイモンだ。初対面のときから威圧的で、ルイーザを経験不足と決めつけた。これまで妹やほかの人に命令して、思いどおりにしてきたのね。私は黙ってあなたの言いなりになどならないわ。★ベティ・ニールズがていねいな筆致で描く冷たい海と雪の世界、ノルウェー。そこでルイーザの胸に生まれたほのかな想いとは?
  • 魅惑のドクター
    -
    看護師のジュリアは、病院から自宅に戻る患者のつきそい役を頼まれ、車でロンドンからスコットランドに赴いた。ところが到着した患者の家で雪に閉ざされ、そこで1泊するほかなくなる。その深夜、ふいに玄関先に現れたのは青い瞳の大柄な医師アイヴォだった。
  • 咲かない薔薇
    4.0
    デボラは出会ったときからヘーラルトに恋をしていた。彼は優秀な医師で、心から信頼できる。まさに私の理想の男性だわ。そのヘーラルトが、ある日突然こう尋ねた。「僕と結婚する気はないか?」呆然とするデボラに、彼は落ち着き払ったまま言い添えた。「愛情などいらない。形だけの妻が欲しいんだ」こんな冷たい申し出を、プロポーズと呼べるのかしら?すっかり落胆したものの、デボラの胸にはかすかな希望も芽生えた。たとえ片思いでも、愛する人とずっと一緒にいられるのなら……。■本作では輝く星が重要な役割を果たします。読み終えたあと、夜空を見上げてベティの笑顔を思い浮かべたくなることでしょう。
  • レイチェルの青い鳥
    -
    看護師として働くレイチェルは、充実した生活を送っていた。やりがいのある仕事、頼もしい仲間たち、愛する家族。悩みといえば、ボーイフレンドがわがままで、つい振り回されてしまうことくらいだ。それを見て、上司のファン・トゥーレ教授が助言をくれた。「彼が望む女性になろうとせずに、そのままの君でいなさい」その言葉は胸にしみて、レイチェルはいつしか教授の存在を意識するようになった。今まで気づきもしなかったけれど、あの人はいつも私をやさしく見守ってくれた……。でも、なぜ?
  • 春を待ちわびて
    4.0
    ロンドンの病院で看護婦として働くフィリダは、両親と一緒に船旅に出る白血病の少女の付添役を務めることになった。無事出発したものの、途中で少女の病状が悪化し、フィリダは少女と一緒にマデイラ島で下船せざるを得なくなる。見知らぬ土地で重病の少女を抱え、途方に暮れるフィリダに、同じホテルに滞在する一人の医師が救いの手を差し伸べた。ピーテル・ファン・シッタート――大柄で端整な顔立ちのオランダ人だ。少女を診察すると、彼は病院に連絡して救急車を手配してくれた。なんて頼れる人。でも、明日以降はもう二度と会うこともないだろう。フィリダは複雑な気持ちを抱きながら病院に向かった。
  • 冬の恋物語
    4.0
    ああ、今日もくたくただわ……。病院で住み込みの雑役係をしているクローディアは、苛酷な労働のため、ベッドに倒れ込む日々を送っていた。世話になっていた大おじが亡くなり、その家を相続した遠縁の男性に追い出されてしまったからだ。しばらくして、大おじの診察に訪れていた医師トマスが、彼女のもとを訪ねてくるようになる。何度か二人で食事したあと、彼は唐突にクローディアに結婚を申し込んだ。「結婚すればきみは自由を、ぼくはよき友人を手に入れられる」
  • せつない秋
    3.5
    専属看護師として雇われた老男爵夫人の屋敷へ向かう途中、サファーの車はエンストを起こしてしまった。通りがかりの男性に助けられたものの、彼の言動は傲慢で腹立たしく、怒りを抑えてお礼を言うのが精いっぱいだった。ようやく屋敷に到着し、温かく迎えられたサファーは、心配していた男爵夫人に道中の出来事を語り始めた。再び怒りがこみあげてくるのを感じ、彼女は思わず声をあげた。「彼はまるで悪魔の王様のようでしたわ!」そう言い放ったとき、まさにその人物が現れた。驚いたことに、彼は雇い主の子息ファン・ドイレン男爵だったのだ。■古きよき時代の心温まるロマンスを描いて根強い人気のB・ニールズ。けなげで一生懸命なヒロインが、年上の謎めいた男性に翻弄される姿がいつも切なく胸に迫ります。秋のハイランド地方を舞台にした、看護師と男爵のシンデレラ・ストーリーです。
  • 魔法の手 1
    完結
    -
    全1巻550円 (税込)
    若菜(わかな)は、新前のエステティシャン。お客様の笑顔を見るのが最上の喜びで、それを引き出すのが、自慢の大きな手だ。そんな彼女を応援してくれる恋人の滉一(こういち)は、一流の建築家を目指している。ある日、彼女の働くビューティーサロンの創設者で、憧れの美怜(みれい)先生に、滉一と別れなさいと言われ…!?
  • 危険な情熱 1
    完結
    5.0
    全1巻550円 (税込)
    婚約発表の当日、社長令嬢の沙也香が何者かにさらわれた。犯人の男から、婚約者に監禁された彼女の写真が送られて…。 男は、何者なのか。謎が謎を呼ぶ展開、そして思わぬ結末が…!?小林博美が「女の心が揺れるとき」をテーマに大胆に愛を描く。
  • ウエディングへようこそ 1
    完結
    -
    全3巻550円 (税込)
    結婚式場に勤める新人フロア係乙守苑子(おともりそのこ)の願いはただひとつ。それは花嫁たちの夢と希望をかなえること!ヤル気は100%、でもちょっぴりドジなヒロイン苑子がハッピー・ウエディングのお手伝いを致します。さまざまな幸せの形がここで見つかる、ウエディング・ラブストーリー。
  • 胸さわぎ天動説【ジュディーコミックス版】 1
    完結
    -
    女子高生・華子(はなこ)がひと目ボレしたのは、祖父のボロアパートに越してきた天動竜太郎(てんどうりゅうたろう)。便利屋『パラダイス』を営む彼は、野鳥と美女を愛するノー天気青年だ。ある日、失踪したアイドルの身代わり依頼を断った竜太郎だけど、そのせいで華子がヤクザに監禁されてしまい…。お酒を飲めば天下無敵、秘密だらけの竜太郎の本当の姿とは? そして、彼を狙う暗殺者・エメラルドの正体は? 美しき男たちが華麗に舞う小林博美初期の異色アクション、完全版で登場!
  • レディー・A
    完結
    -
    全1巻814円 (税込)
    【私を「女」に変えたのは誰…?サスペンス・ラブストーリーほか「SとMの関係」も入った傑作集!】春日妃希(かすがひさき)は11年前から母親とアメリカに在住する大学生で、恋人キースの研究所でアルバイトをしている。しかし彼女は日本にいた頃の記憶がまったくない。ある日、死んだと思っていた父親の死を知らせる手紙が届く。妃希は失った記憶と火に対する恐怖の謎を解くために、ひとりで日本に向かうが、到着早々、何者かに命を狙われることになり…。スリリングなストーリー展開の中に、少女から女に変わってゆく主人公を鮮やかに描く表題作を含む傑作集!
  • ほろ苦いプロポーズ
    -
    イギリスで看護師として働くラヴィニアの夢は、両親亡きあと伯母に引き取られた妹と、また一緒に暮らすことだ。自分たち姉妹につらく当たる伯母と早く縁を切りたい。そのためラヴィニアは思いきって、好条件で働けるオランダに渡った。落ち着きしだい妹を呼び寄せよう。勤務先の病院には、病理学の権威テル・バフィンク教授がいた。その端整な容貌と温かい人柄で、看護師たちの憧れの的だ。ある日、教授に食事に誘われて、ラヴィニアは有頂天になる。彼みたいな男性に相談にのってもらえたら、どんなにいいかしら……。そんな思いが別の感情に変わるのに時間はかからなかった。★オランダのアムステルダムを舞台に、看護師のラヴィニアと医師のテル・バフィンク教授の大人のロマンスが展開されます。
  • 気高き愛人【あとがき付き】
    完結
    4.1
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】名うての買収王が最後に欲したのは、気高き氷の令嬢だった…!! 父親のオフィスを訪ねたサリーは偶然居合わせたザック・デルッカを紹介される。悪魔の美貌と冷血な手腕で知られるイタリアの若き買収王――父の目前で注がれるあからさまな誘惑の視線に耐えかね、その場から逃げ出してしまったサリーだが、後日強引に誘い出された彼とのディナーで更なる衝撃の事実を知らされることに…。脅迫されたサリーの父親は、なんと娘をザックに売ってしまったというのだ!!
  • サンライズ・ヒル 恋人はドクター
    -
    ヒンドレ村のビアトリス・ブラウニングは二十六歳。獣医の父を手伝いながら、のどかで単調な毎日を送っていた。ある日、突然その平穏が破られた。父が心臓発作を起こしたのだ。幸い近くにいたオリバー・ラティマー医師のおかげで、一命はとりとめた。そして数日後、臨時に父の代理を務めるため青年獣医コリンが現れ、たちまちビアトリスは彼と恋に落ちた。だが、明るい魅力的な外見の裏にコリンは全く別の面を隠していた。ショックを受けたビアトリスを支えてくれたのはまたもオリバー。彼女の感謝はいつしか愛に変わったけれど、オリバーの心は……。■“ドクターとの恋物語”――正義感にあふれた知的なお医者さまは、まさに女性の憧れ。そんなドクターに恋をしてしまったら?
  • さよならは言わない 恋人はドクター
    -
    夜の救急センターには、素早い処置を必要とする患者が運ばれてくる。てきぱきと冷静に対処するルイーズ・ペインに皆は一目置いていた。夜間勤務の婦長という普通の人とは昼夜逆の生活をしているのも、彼女には妹二人と弟一人を扶養する義務があるからだ。父を追うようにして母が亡くなってから、もう二年になる。黒髪に整った顔は人目を引くが、ルイーズ自身は気づいてもいない。以前は若い医師たちが頻繁にデートに誘ったけれど、妹弟の存在を知ると彼らの熱はたちまちさめていった。それがある日、長年にわたって尊敬してきた一人の顧問医師が、ルイーズより先に妹や弟の心をすっかりつかんでしまった。■“ドクターとの恋物語”―正義感にあふれた知的なお医者さまは、まさに女性の憧れ。そんなドクターに恋をしてしまったら?
  • さよならを告げぬ理由
    4.5
    個人の患者に付き添う派遣看護師として働くイゾベルは、壮大な屋敷で、緊張しながら雇い主を待っていた。現れたドクター・トーマス・ウィンターはハンサムだったが、イゾベルをひと目見て顔をしかめ、若すぎて不適格だと決めつけた。トーマスとともにストックホルムを経てポーランドへ渡り、彼が幼いころ世話になった養育係(ナニー)を引き取りに行くのだが、脚が悪く気むずかしい老婦人を、彼女には扱えないと言うのだ。イゾベルはくじけそうな心を奮い立たせ、大丈夫です、と請け合った。このときは想像もしなかった。まさかトーマスに恋をするなんて。そして、美貌の婚約者がいる彼は、決して振り向いてくれないことも。■穏やかな作風で読者の心を潤すベティ・ニールズ。謎めいた年上の男性に翻弄されるようにヨーロッパ各地を転々とし、一生懸命期待に応えようとしているうち、いつしか心は彼にとらわれていて――そんなヒロインのいたいけな心が甘酸っぱい、至極の初恋物語です。
  • 二人のティータイム 恋人はドクター
    4.0
    メリー・ジェーンは中学生のころ両親を亡くし、姉のフェリシティと二人、伯父に引き取られて成長した。今、フェリシティは恵まれた美貌を生かし、売れっ子のモデルとして大活躍している。一方平凡な娘メリー・ジェーンは、伯父が遺したコテージで、お菓子を焼き、小さな喫茶店を営み、つつましく生計を立ててきた。彼女はひょんなことから、高名な医師サー・トマスと知り合った。たくましく、しかも深みのある豊かな魅力を持つ大人の男性に恋心を抱き始めていることに、メリー・ジェーンは気がついた。だが、彼を姉のフェリシティに紹介したことから、サー・トマスはすてきな姉にのめり込んでいくようで……。■“ドクターとの恋物語”――正義感にあふれた知的なお医者さまは、まさに女性の憧れ。そんなドクターに恋をしてしまったら?
  • 他人同士
    4.0
    マチルダは両親を亡くして以来、医師である伯父のもとで育ち、今は診療所を助けて看護師として働いていた。そんな彼女の静かで平穏な毎日も、伯父の死で一変する――すべての遺産を継いだ従兄に家を追い出されたあと、老人看護の職にやっと就くが、過酷な労働に倒れてしまったのだ。八方ふさがりの彼女に救いの手を差しのべたのは、伯父の知人である魅力的なオランダ人医師、ラウヴェルトだった。他人も同然の彼に突然プロポーズされ、マチルダはとまどった。なぜなら以前、結婚は“都合がいい”と彼が言うのを聞いたから。
  • 忘れ得ぬ出会い
    -
    看護婦のヴィクトリアは、休暇で故郷に帰省中、すてきな男性に出会い、すっかり心を奪われてしまった。でも、彼は外国からの旅行者のようだったから、もう一度会えるチャンスはほとんどないだろう。名前も知らぬ男性のことなど忘れなくてはと、ヴィクトリアは強く自分に言い聞かせた。ところが仕事に戻った日、あの男性が病院の廊下を歩いてきた。オランダに住む医師で、名前はアレクサンダーというらしい。「勤務が終わったら、デートでもしよう」偶然再会しただけなのに、親しげな様子で誘われ、ヴィクトリアの胸に喜びと疑念が同時にこみあげた。
  • ドクターは御曹子
    -
    フィリーはロンドンの病院で働く優秀な看護師。友達も多く、患者からも慕われ、医師からの信頼も厚い。しかし国家公認看護師の最終試験に合格しても、無神経な継母と妹たちからお祝いの言葉はなかった。ほかの同僚はみんな、家族や恋人に祝ってもらえるのに。寂しい思いを隠して、フィリーは一生懸命仕事に励んだ。勤務が終わったころ、彼女は待ち人がいることを告げられる。言われた場所にいた男性には、見覚えがあった。今朝、エレベーターで手伝ってくれたすてきな人。なんと彼の用件とは、お祝いもかねた食事への誘いだった。
  • 猫と紅茶とあの人と
    3.0
    ある雨の日、バス停でけがをしたクレアラベルは、車で通りかかった男性に助けられ、家まで送ってもらった。車はロールスロイス、長身でハンサム、洗練された身なり。猫2匹と暮らす彼女の狭いフラットには場違いな男性だ。マルク・ファン・ボーゼルと名乗った彼は整形外科医でクレアラベルのけがの手当てをして帰っていった。翌朝、理学療法士として働く病院に出勤したクレアラベルは病棟の回診に意外な人物が加わっているのに気づいた。昨日の彼だわ! だがマルクは彼女に目を留めもせず……。
  • いつか花嫁に
    -
    平凡で控えめな看護師のキャロラインは、休暇で訪れたアムステルダムですてきな男性と巡り合った。マリウス・ファン・ハウベン――同僚のコリーナの従兄だ。すばらしい家に住み、背が高くてハンサムなマリウスは、コリーナに頼まれて本を届けただけのキャロラインに優しくしてくれた。休暇が終わり、イギリスに戻っても、彼の面影が忘れられない。もう二度と会うこともない人なのに……。けれど思いがけず、彼女の働く病院にマリウスがやってきた。なんと彼は、高名な麻酔医だったのだ!にっこり微笑みかけたキャロラインを、マリウスは冷たく見つめるだけ。彼は、わたしのことなんか覚えていないのかしら……。■優しく心温まる作風で変わらぬ人気を誇るベティ・ニールズ。9月にハーレクイン・イマージュから刊行される新作は、勤勉で家族思いのけなげなヒロインが、美しい恋人のいる男性にかなわぬ恋心を抱く、それはそれはせつない初恋の物語。どうぞご期待ください。
  • やどりぎの下のキス
    4.0
    病院で電話交換手をしているエミーは、頼まれた書類を届けたことがきっかけで、オランダ人の高名な医師、ルエルドと顔見知りになった。ルエルドはどこかよそよそしく、人を寄せつけない雰囲気だが、ときには夜勤明けのエミーを家まで送ってくれたり、上司に叱られている彼女をかばってくれたりした。なぜ彼のように名誉も地位もある魅力的な男性が、地味で平凡な私の心をかき乱すような行動を取るのだろう?エミーがひどく困惑し、思い悩んでいたとき、来るクリスマスについてルエルドが信じられない提案をした。
  • 出会いは偶然に
    4.0
    ロンドンの病院で看護師をしているクレシダは、父親と母親を相次いで亡くし、悲しみに打ちひしがれた。大きな衝撃から立ち直るため、クレシダは看護師の職を辞めて心機一転しようと決めた。職業斡旋所で紹介されたのは、オランダの老医師が専門書を英語で執筆するのを補佐する仕事。雇い主の家に向かう途中、クレシダはアムステルダムに立ち寄ったが、運河の入り組んだ中心街で道に迷ってしまう。そんな彼女を助けてくれたのは、背の高い金髪の男性――ヒレス・ファン・デル・テイレだった。■古きよき時代の、心温まるロマンスを描き続けたベティ・ニールズ。本作はヒロインが仕事で訪れたオランダで運命の男性にめぐり合う物語です。
  • ハナの看護日記
    3.3
    新生児室の看護師ハナは、献身的にある赤ん坊を看病している。英国旅行中に事故に遭ったオランダ人女性が産んだ未熟児だ。順調に母子が回復し始めたころ、オランダから見舞客が訪れた。母親が心酔する“ファレンテインおじさま”に違いない。意外にも若々しく端整な顔立ちにハナは思わず心を奪われたが、ファレンテインの態度は冷淡で、彼女など目に入らないようだ。もう会うことはないのだから、とハナは胸の痛みをやり過ごした。ところが、そのファレンテインは思いがけない申し出をしてきた。赤ん坊の看護のため、ハナに1カ月オランダに来てほしいと。
  • 冬きたりなば…
    4.0
    かねて病床にあった、メグたち三姉妹の母が亡くなった。家を売って、売上金は三人で分けましょう。いい値で売れるわ――長女の提案に、ロンドンで自活している末娘も大賛成。ただ一人、家を守り母の看病に明け暮れていたメグは気が重かった。大好きな田舎の家を手放して都会で働くなんて。私に何ができて?だが、メグは自己主張が苦手で、ひと言も反論でいないままだった。ふたを開けてみると家はなかなか買い手がつかない。ひょっとしたら、誰もこの家を買わないかもしれないわ。そんな期待が芽生え始めたころ、一人の男が現れた。現れ方のタイミングも最悪で、メグはぷりぷりしながら男を迎えた。
  • 幸せへの航海
    -
    忙しい日々を送る看護婦のラヴデイは、ある晩、親友のリマダから相談を持ちかけられた。恋人との結婚を後見人である従兄アダムが認めてくれないので、なんとか彼の裏をかく手段を考えてほしいという。気が進まずに言葉を濁していたラヴデイだったが、翌日、偶然アダムと顔を合わせて考えが変わった。彼は自己紹介のあとで、突然ラヴデイにキスをしたかと思うと、続けて彼女のことを“お節介な出しゃばり”と非難したのだ。こうなったら絶対リマダの願いを叶えてあげよう。ラヴデイは胸に怒りの炎を燃え上がらせて誓った。
  • 運河の街
    -
    人との出会いによって生活全般が大きく変わることがある。エミリーの場合は十月半ばの冷たい雨の朝に、道の曲がり角で一人の男性と正面衝突したことがきっかけだった。彼女は病院で実習中の看護学校二年生。その日、夜勤明けでくたくたに疲れていたエミリーは、通い慣れた道をうつむきかげんで下宿に向かっていた。ぶつかったとたん男性は不機嫌な声で文句を言った。が、穏やかな表情のエミリーにほほ笑み、散乱したものを拾い始めた。親切にも下宿まで送ってくれた彼に病院でのことを話したけれど、部屋に入ってから彼女は、いつもと違うおしゃべりな自分に気づいた。
  • ようこそ愛へ
    4.3
    すでに母親を亡くしているデボラは、継父も病気で失った。「おまえに譲るものは何もない。この屋敷から出ていってくれ」冷酷な義理の兄と姉にそう告げられ、デボラは仕事を探した。幸いにも、職業紹介所で偶然出会った亡き母親の友人が、脳卒中で寝たきりの老いた夫人を世話する仕事を紹介してくれた。住み込みで働き始めた彼女は、やがて夫人の家族の本心を知った。この人たちは夫人の回復など願わず、その遺産だけを狙っている。夫人を元気にしてあげたい。でも、どうすればいいのだろう?ある日、かかりつけの医師が有名な専門医を連れてきた。サー・ジェイムズ・マーロー――青く澄んだ瞳の頼もしそうな男性。デボラは相談を思い立ち、彼の車を帰り道で懸命に呼び止めた。
  • 愛を禁じた理由【あとがき付き】
    完結
    3.8
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】罪にまみれた汚い私をそんな瞳で見つめないで――かつて犯した罪のため日陰に生きる秘書のエイミ。だが、仕事で訪れた大邸宅で出会ったジョナス・バークリーは一瞬で、彼女の地味な見た目の下にある輝くような美しさを見抜いてしまう。世界的グループ企業を束ねる若きエリートからの野性味あふれる誘いにエイミの胸は期待に溢れた。あの腕に身を委ねれば、どんな世界が私を待っているのだろう? でも駄目、私には幸せになる権利なんかないのだから――…。
  • 運命の鎖
    3.7
    なんて失礼な男なんだろう―それにあの氷のように冷たい目。ウィルトシアの領主館でガイドをしているスザンナは、公開されていない翼の回廊で初めてこの男に出会った。次に彼と会ったのはメイベルおばさんが倒れたとき。有能な脳外科医のバウアズベンティンク教授だと紹介される。力になれなかったことをわびる教授は、思いやりにあふれていた。おばを亡くし独りぼっちになったスザンナは、今まで住んでいた敷地内のロッジを立ち退くよう言い渡された。同時に仕事も失って途方にくれるスザンナの前に再び彼が現れる。彼は援助を申し出たが、スザンナはそれをはねつけてしまった……。
  • 虹に憧れて
    -
    オリンピアは幼いときに両親を亡くし、引き取られた伯母の家でこき使われていた。男性との出会いもなく、結婚を夢見ることもない。そんな暮らしに、ある日、小さな事件が起こった。外出先の美術館でころんだオリンピアを、立派な紳士が助け起こしてくれたのだ。その紳士は高名なオランダ人医師ワルドーで、親切にもタクシーで家まで送ってくれた。それからワルドーはしばしば訪ねてくるようになり、驚いたことに、ほどなくオリンピアに結婚を申し込んだ。
  • 花嫁は片思い?
    -
    ベアトリスは病院の研究棟で秘書として働いている。そこそこ快適な毎日だったが、一生ここにいると思うと不安だった。トムは結婚しようと言うけれど、それは開業医になるために父の力をあてにしているからで、私を愛しているからじゃない。トムとの不愉快な食事のあと、みじめな思いで泣いていた彼女は突然大きな手につかまれ、思わず悲鳴をあげた。あなたは!その男性は友人宅のパーティで紹介されたオランダ人ヘイスだった。あの時は、ハンサムだけれど不躾でなんて失礼な人かと思った……。「よかったら、泣いているわけを聞かせてくれないかな」その落ち着いた態度に不思議な安らぎを覚え、気がつくとベアトリスは彼にすべてを話していた。
  • 悲しきシンデレラ
    完結
    4.0
    名家の令嬢でありながら、継母と義妹に虐げられて暮らすバーサは、自分の誕生パーティーに悪趣味なドレスを着せられ、壁際に立ちつくしていた。招待客が美しい義妹に興味を示すのと対照的に、バーサには誰も近寄ってこない。ところが、そんな彼女に医師オリヴァーが、ただひとり声をかけてきた。「どうしてきみはそんなに悲しそうなんだい?」と。彼はするどい洞察力で、バーサが受けているひどい仕打ちに気づき、バーサには何も告げずに彼女を救うために動きだした!
  • 生まれ変わったプリンセス
    完結
    4.7
    このまま結婚すれば、殺されてしまう…!-婚約者に命を狙われていることを知り、たった一人でオーストラリアへと逃亡したアモリア王国のプリンセス・イザベラ。途中、はげしい嵐で遭難してしまったイザベラは、小屋を見つけて逃げ込むが…。なんと、小屋で休暇を過ごしていた男性・ジャックと嵐が過ぎるのを待つことに!-男の人と一つ屋根の下で二人きりなんて…!-しかし、大自然の中でジャックと過ごすうち、イザベラは彼に心惹かれ始めてしまい…!?-だめよ、王女としての自分を見失っては…!-
  • スルタンの薔薇〈砂漠の王子たち:消えた薔薇III〉
    完結
    -
    チャリティーオークションの商品として“売られる”ことになった女優ダナを、周囲に有無を言わせないほどの高値で“買った”謎の男アシュラフ。戸惑うダナに、彼は情熱的な口づけだけを残して、何事もなかったかのように去っていった。その瞬間から、ダナは“消えた薔薇”をめぐる最後の戦いに巻き込まれていく!!
  • 愛に気づかずに
    完結
    5.0
    父親が多額の借金を残して亡くなり、裕福な生活から一転、すべてを失ったエマ。途方にくれる母親とともに、つつましい生活を始めるけれど、現実は厳しいことばかり…。そんな時、町の診療所の臨時医師・ルーレと出会う。彼の優しさは、疲れきったエマの心を癒してくれるが…。「勘違いしてはだめ!仕事が終われば、彼はこの町を出て行くのだから…!」
  • 偽りの誘惑
    完結
    5.0
    私が父の愛人ですって!?やっと出会えた実の父から譲られた遺産のせいで「愛人」に勘違いされてしまったローラ。しかし亡き父と交わした約束のために実の娘だと告白することもできない…。そんな時現れた、嫌味で傲慢な男-クイン。父の家族と親密な付き合いのある彼は、ローラを金目当ての悪女と罵る。憤りを感じるローラだったが、彼の青い瞳を捉えた瞬間、体中に火花が走って!!-その青い瞳におぼれたい…。…あなたが信じてくれるなら-
  • 白雪姫の奇跡
    完結
    4.5
    長い昏睡状態から奇跡的に目覚めたベリンダ。そんな彼女の前に現れたのは恋人のリッキーではなく、彼の兄・ヴィンセントだった。彼はリッキーとの結婚を妨害し二人を引き裂こうとしていた憎むべき男性。彼によると、リッキーはすでに他の女性と結婚してしまったのだという。悲観にくれるベリンダを顔色ひとつ変えず眺めていたヴィンセント。その冷酷な彼がどういうわけか、退院したベリンダを豪邸に連れ去り彼の元で療養することを強制して…!?
  • ルージュの刻印
    完結
    -
    ヨットのデザイナーとして仕事一筋に生きてきたメガン。しかし、ギャンブルと酒に溺れる兄のせいで、資金繰りに頭を悩ませる日々…。そんなメガンの前に、8年ぶりにルーカスが現れた。“ルーカス、私の憧れの人…!相変わらず、なんて魅力的なの!”思わず心惹かれそうになるメガン。しかし、彼女は彼を愛してはいけないある理由があって!?
  • 婚約ワルツ
    完結
    5.0
    モリーに訪れた、人生最大の大ピンチ。それは、モリーを裏切った元カレが新しい恋人を連れてくるパーティに、一人っきりで出席すること。『憐れまれるのは嫌。素敵で危険な魅力あふれる男性が現れて、フィアンセ役を務めてくれたら…』彼女の悩みを聞いたバーテンが薦めてくれたのは、理想どおりの男性・ニック。でも、この出逢いが波乱の幕開けで!?
  • 禁断のシナリオ
    完結
    1.0
    ……いつまでこんな生活が続くのかしら…!?……上司マックスの罠にはまり、彼の愛人となったイヴ。ある日イヴはパーティで強烈な魅力を放つ男性、映画監督のカールと出会う。運命の糸に導かれるように、彼に惹かれるイヴ…。しかし、イヴが“愛人”だと知るなり、カールは侮蔑の言葉を投げかけるのだった………!「彼に軽蔑されることが、なぜこんなにも苦しいの…!」そんなイヴに、マックスはさらなる残酷な要求を……!「カールの映画に主演し、映画をぶち壊しにしろ!」この絶望的な状況の中、それでもイヴは彼の命令に従わなければならない理由があった……・!
  • 残酷な再会
    完結
    -
    令嬢ローラと移民の息子ガブリエルの熱く燃え上がる恋。しかし、若く貧しいガブリエルの求婚はローラの両親に冷酷に拒絶され、彼は失意のまま姿を消した…。7年後、両親を亡くし、莫大な負債を抱えたローラ。成功し大富豪となったガブリエルは、彼女の前に現れ冷たく言い放った。「こんな日がくると誰が想像しただろう。きみと僕の立場が逆転するとは…」。
  • 伝説の恋人
    完結
    3.7
    ギリシアの世界的海運会社ぺトラコス・インダストリーズ。その冷酷な敏腕経営者として名高いジャニス・ぺトラコスに、派遣社員のマディは密かな憧れを抱いていた。だが恋心が災いして大切な会議の場で大失敗を犯し、マディは彼の逆鱗に触れてしまう。謝罪のため社長室に向かうと、そこで待っていたのはシャワーの水滴が残る半裸のジャニスの姿だった!彼には上流階級の美しい婚約者が--でも憧れのジャニスからの強引な誘いを拒むことができなくて…!?
  • 花嫁の値段
    完結
    4.1
    資産家の娘・ミアは今、残酷な取引の材料にされようとしていた。ミアの兄が事故で亡くなったことで後継ぎの夢を絶たれた父は、実業家のアレクサンダーに、娘との契約結婚を申し出たのだ!!契約内容は、二人の間に男児が生まれたら、その子を父に渡し、アレクサンダーは、エーゲ海の島を手に入れるというもの。人身売買にも似たこの取引に怒るアレクサンダーは、父の言いなりのミアにも、嫌悪の目を向ける。だが、ミアにはどんなに侮蔑されようとも父の命令に従わざるを得ない事情があって…!?
  • 華やかなアバンチュール
    完結
    4.0
    どんな女性も惹きつける青い瞳…、その深いまなざし…。ネイサンに会うたびにレイチェルは高鳴る鼓動を抑えきれない。--でも彼はなぜか私のことを“計算高くてふしだらな女”だと思い込んでいて…。思いがけない祖母の頼みで、レイチェルとネイサンはある計画を立てた。彼がレイチェルに求める役は“アバンチュールを楽しむ奔放な女”。--いいわネイサン。今はご希望どおりの悪女になってあげる!いつかあなたが本当の私を知ったとき、死ぬほど後悔させてあげるから!!
  • 小さな愛の願い
    完結
    -
    養護施設で育ったヘンリエッタは、今は病院でパートとして懸命に働き、生計をたてている。ある日、病院の庭で猫を拾ったのをきっかけに、彼女は憧れの医師アダムと話す機会を得る。その後、重なるピンチを偶然アダムが救ってくれる内、彼女はアダムに心惹かれていく。でも、高名で裕福な医師と彼女では、住む世界が違いすぎて……。
  • 復讐は甘美すぎて
    完結
    3.0
    「無理よ!この仕事は受けられないわ!」出張パフォーマンス会社経営者兼シンガーのバービーのもとへ舞い込んできた依頼…。それは9年前、バービーを傷つけた初恋の人、ニックの誕生パーティーで歌うというものだった!-もう、あんな思いだけはしたくない!-ところが、そんなバービーに、親友スーがとんでもないアドバイス!「別人のふりをして彼を誘惑してから、こっぴどく捨ててやるのよ!」-そんなこと、うまくいくのかしら…!?-バービーの「甘美な復讐」が幕を開けた……!
  • 愛に気づかずに
    3.5
    最近亡くなった父親が投資の失敗から多額の借金を残し、住んでいる家や家財を売らなければならないと聞かされたとき、エマも母親も呆然とするばかりだった。結婚相手と考えていた銀行員の男性はがらりと態度を変え、エマは母親と、別荘代わりに使ってきた避暑地の小さな家に移り住む。パートタイムの仕事が見つかって、ゆとりはなくてもそこそこの生活を送れるめどはついたけれど、贅沢に慣れた母親は質素な暮らしに適応できず、エマを困らせた。エマのひそかな心の支えは、診療所のオランダ人医師、ドクター・ヴァンダイクだった。やがて季節が移り、エマはそれまでの仕事を失ったうえ、母親の気まぐれから家を出なければならなくなった。深い絶望にとらわれたとき、ドクターからある魅力的な提案が……。
  • クラシック・ラブ
    完結
    5.0
    ペーシェンスは叔母の世話をして、日々慎ましく過ごしていた。ある日彼女は高額な報酬の為、執筆で村に短期滞在するオランダ人医師の家の手伝いをすることになる。最初ぶっきらぼうに思えたが、医師ユリウスはとても魅力的な人。徐々に彼への愛が募っていく。彼のほうも、あけすけにものを言い、着飾らない彼女に不思議に惹かれていき…。
  • いつか花嫁に
    完結
    -
    ロマンスに縁のなかった看護婦キャロラインは、オランダでの休暇中、魅力的な男性と出会う。優しかった彼がイギリスに戻っても忘れられない。もう会うこともない人なのに…。だが思いがけず、彼が麻酔医として勤務先の病院に現れた!しかし微笑みかけたキャロラインに、彼は冷たい視線を投げつけただけで…。
  • 口づけは甘い罠〈プロポーズのゆくえIII〉
    完結
    5.0
    「今度の任務から戻ったら、適当な相手と結婚するよ」。難病を患った家政婦エイダの治療費を得るために、結婚を決意したウエスト三兄弟。軍の特殊部隊に勤める三男マイケルは、メキシコでゲリラの捕虜となった女性牧師アリッサの救出に向かう…。一方、アリッサにとって彼は生き方も考え方も違う別世界の人。密林をさまよう逃避行の中で、二人の間に生まれたのは!?
  • 愛し方がわからなくて〈プロポーズのゆくえII〉
    完結
    5.0
    「兄さんはマギーと結婚しないんだろう。だったら僕が結婚する!」。難病を患った家政婦エイダの治療費を得るために、結婚を決意したウエスト家の三兄弟。次男ルークは幼なじみのマギーに結婚を申し込む!一方、マギーにとってルークは憧れの人。でも、プレイボーイの彼が振り向いてくれるなんて、夢にも思わなかった。友情を前提に結婚生活を始めた二人は!?
  • ハートの秘密〈プロポーズのゆくえI〉
    完結
    5.0
    「僕たちは結婚しなければならない。」ウエスト家の三兄弟は、難病を患った家政婦エイダを救うために望まぬ結婚を決意した……。一方、三兄弟の長男ジェイコブの住み込みアシスタントとなったクレア。気難しさと複雑な魅力を併せ持った彼の不可解な態度に戸惑いながらも、次第に心惹かれていく…。でもクレアは「決して恋はしない」と心に決めていて!?
  • 聖夜に祈りを
    3.5
    アマベルは小さな宿をたった一人で切り盛りしている。突然の嵐に心細い思いをしていたある晩、オリヴァーという医師が部屋を求めてやってきた。彼は気さくな温かい人柄で、アナベルに安心感を与えてくれた。これまで孤独に耐えながら生きてきたけれど、こんな人が友人だったらどんなにいいだろう。アマベルは生まれて初めて、男性に憧れを抱いた。一方、宿をあとにしたオリヴァーは、どこかはかなげなアマベルのことが気になってしかたなかった。なにか理由をつけて、もう一度あそこへ行ってみようか……。
  • 憎しみの代償【あとがき付き】
    完結
    4.0
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】最愛の妹を失い悲しみに暮れるセアラは目の前の信じられない人物に凍りついた。気が遠くなるほどの資産と権力をもつギリシア人実業家アレックス・ターザキス。生まれつき心臓が弱かった妹の妊娠を知りながらすべてを奪った憎い男は、妹が命とひき換えに産んだ子供まで取り上げるつもりなのだ。絶対彼の好きにはさせないわ! だが必死の抵抗は簡単に押さえつけられ、耳もとで囁かれた脅し文句にセアラの身体から力が抜ける。ああ、私にできることは何ひとつないんだわ…。
  • 冬のウエディング
    4.0
    仕事ぶりは一流だが、容姿は小太りで地味な看護師……。医師たちのそんな話を耳にして、エミリーは憤慨した。しかも“小太りで地味”と言ったのはユレス・ロメイン教授。オランダから来たハンサムで優秀な外科医で、みんなの憧れだった。彼を手伝って難しい手術をこなすうち、少しは打ち解けられたけれど、自分の容姿についてのエミリーの引け目は、決してなくならなかった。ところが、病院でダンスパーティが開かれた夜、パートナーにないがしろにされて打ちひしがれるエミリーを助け、家まで送ってくれたのは、ほかならぬユレス・ロメイン教授だった。そして教授へのわだかまりがようやく溶け始めたとき、エミリーは彼から思いもよらない申し出を受けることになった。■オランダの秋から冬へ。今回ベティ・ニールズがお贈りするのは、移ろう季節の中で徐々に深まっていく、恋人たちの愛の絆の物語。古い館で祝うクリスマスや新年の様子とともにお楽しみください。
  • コテージに咲いたばら
    完結
    5.0
    亡くなった両親にかわってカトリーナを育ててくれたやさしいおばが、白血病で余命わずかという宣告を受ける。悲しみのあまり涙を流すカトリーナに、病気を告知したエリート医師サイモンは冷たい対応。怒ったカトリーナは診察室を出ていく。サイモンが、自らの態度を反省してカトリーナを訪れたとき、彼女は天涯孤独の身となっていた。ぎこちない彼のやさしさにふれ、心をひらいていくカトリーナ。そして、サイモンもまた胸にあたたかいものが芽生えるのを感じて…!?
  • ときめきの丘で
    -
    気難しい父親の世話に明け暮れるセリーナは、つかの間の休息を求めて近くの丘にのぼった。いつもは誰もいない頂上に、見知らぬ男の人がいる。初対面なのになぜか懐かしさと親しみを覚え、彼とおしゃべりを楽しみ、久しぶりに幸せな時間を過ごした。それから間もなく、父が心臓発作で倒れ主治医が家に駆けつけた。驚いたことに、あの丘で会った男性も一緒だ。穏やかな目をした彼は、主治医の友人の医者だった。しかし再会の喜びは、すぐに新たな試練にかき消されてしまう。父の遺言で、家が慈善団体に寄付されることになったのだ。セリーナは追われるように故郷を出て、ロンドンで仕事を探し、安アパートメントに住み始めた。そんな彼女を必死で捜している人物がいるとは知らずに……。
  • 地下室の令嬢
    3.5
    地下室で暮らすわたしを救うためにあなたは結婚を申し込んだの?“管理人兼ハウスキーパーの職に応募いたします”両親を事故で亡くし、何不自由なかったアラベラの生活は一変した。切実な思いを込めて書いた手紙のおかげでようやく見つけた職は、病院の地下室に住んで、待合室や診察室の掃除をしたり、患者やスタッフのために玄関のドアを開け閉めするのが主な仕事だ。部屋を飾り、おいしい料理を作って小さな幸せに浸るアラベラの姿は、タイタス・タヴェナー医師にはけなげなシンデレラにしか見えない。独身の彼に周囲は盛んに女性を紹介するが、退屈な相手ばかりだった。けれど、ときどき地下室を訪れるうちにタイタスの中で何かが変わった。愛してるわけじゃない。だが、アラベラと結婚すればうまくいく。突然のプロポーズをアラベラは静かに受け入れた。でも、愛のない結婚が本当にうまくいくのだろうか。
  • 花嫁の誓い
    3.3
    オランダ貴族で、医師としても有能なラディンクに求婚された看護師カロライン。旅行中にケガをした彼女を彼が助けたのがふたりのなれそめだった。だが、プロポーズの言葉はひどくそっけなかった。「愛など強要しない。契約だと思ってほしい」と。じつは、彼は以前の結婚で深く傷つき、人との会話や笑顔すらも拒んでいた。冷たく閉ざされた彼の心になんとか愛を取り戻したいと、カロラインは努力するが、彼が求めているのはあくまでも「名目だけの妻」で…。
  • 涙がかれるまで
    -
    『この子が幸せになるなのなら、私自身の幸せは望みません…』。ジェニファーが、たった16歳で生んだ娘。その子を手放さざるを得なかった時、彼女は心に固く誓った――…。12年後…会社経営者として一心不乱に働くジェニファーの前に現れた、魅力的な男性ブライアン。だが、彼の目的は、竜巻の猛威で家族を失った義理の姪ニッキーの“本当の母親”を捜すことで!?
  • ばらとシャンペン
    4.0
    カトリーナは、父母を亡くし、妹ヴァージニアの面倒を見て暮らしている挿し絵画家。妹は幼なじみのルシアスとつきあっていたが、ある日、彼に振られたと言って大騒ぎ!彼女は腹いせに、姉に彼を横どりされたと吹聴してまわる。ルシアスは逆手をとって、カトリーナに結婚を前提につきあおうと申し出たのだが・・・。
  • 幸せをさがして
    3.5
    ★彼に雇われている身分であることをつい忘れてしまいそうになった。★「やっと自由になったのよ」ベッキーは自分に言い聞かせた。意地の悪い継母のもとを飛び出し、理不尽に束縛された生活に終止符を打ったのだ。だが、これから仕事と住む場所をさがさなくてはならない。雨の中で途方にくれていたとき、ロールスロイスに乗ったオランダ人男性ティーレが声をかけてきた。ベッキーが看護婦の資格を持っていると知るや、彼は仕事を依頼した。怪我をしている自分の母親に付き添い、一緒に旅行先のノルウェーまで行ってほしいという。突然の信じられない申し出に、ベッキーはただ困惑するだけだった。
  • 友達にさよなら
    -
    ソフィが勤める病院に、脳腫瘍の摘出手術を請われてオランダ人医師レイク・ファン・ターク・テル・ヴェイスマ教授が招かれた。世の中はなんて狭いのかしら!石畳に靴のヒールがはさまって途方にくれているところを助けてくれた男性が彼だったのだ。ソフィは再会を嬉しく思ったが、教授は突然彼女のフラットを訪ねてきた。「君をドライブに誘いたいんだ。ひょんな出会いだったが、僕たちは友達になれると思ってね」いったいどういうこと? しかしソフィはわけもわからないまま教授の申し出を受けていた。
  • モンテカルロの愛人
    4.3
    君のすべてを奪いに来たんだ。家も、財産も、もちろんその貞操も――借金を残して亡くなった父の葬儀で、マギーは2度と会いたくない男性を目にして凍りついた。彼の名はケイレブ・カメロン。ありとあらゆる手で父を追い詰め、会社と一族を破滅に追いやった世界的実業家だ。一家の将来を弄ぶかのように、彼は唇に冷酷な笑みを浮かべゆっくりとこちらに近づいてくる。彼女にはケイレブが求めるものがわかっていた。彼は半年前のあの夜を、忘れてなどいなかったのだわ!
  • いくたびも夢の途中で
    4.0
    「あなたとは結婚しないわ」プルーデンスは婚約者のトニーに、いきなり言った。もう限界だった。新婚の妹夫婦が招いてくれたホームパーティなのに、彼は終わりかけたころに現れて、忙しいからとすぐに帰ろうとする。婚約して四年、仕事にかこつけて結婚さえこの調子で待たされてきた。そんな彼女の悩みを聞き、自分の下で働かないかと勧めてくれたのが、妹の夫の友人で、パーティに来ていたベネディクトだった。でも、彼はオランダから来た医師。そばで働くには、プルーデンスが彼の自宅に住み込まなければならない。婚約者との関係に思い切って決着をつけられたものの、彼女はイギリスから見知らぬ外国へ行くことへの不安を覚えていた。■懐かしくも優しいロマンスの世界を、今もなお読者に伝えてくれるベティ・ニールズ。今回は、長い旅のはてにたどりついた中世の城、ウォリック城でのヒーローの告白が感動を呼びます。ご期待ください。
  • 鏡の中の迷宮
    完結
    -
    ――まるで別の世界に入り込んでしまったみたい――養父母を偲んで訪れたフランスの高級ホテルでクリスティは従業員の不可解な態度にとまどう。何よりも、初めて会った美しい男性・アルマンの刺すような視線は何!?まるで、強い憎しみをぶつけるような…。「きみは僕を裏切ったんだ!」愛の終わりを刻もうとする突然の激しいキス。――この唇を…私…知ってる!初めて会った男性なのになぜ――!?
  • 花嫁の誓い
    4.5
    旅行でオランダを訪れていた看護婦のカロラインは、道に迷った末に事故で負傷し、近くの大きな屋敷へ運ばれた。幸い、屋敷の主人はラディンクという医師だった。ところが、使用人たちは手厚く看護してくれたものの、ラディンク自身はカロラインに対してひどくそっけない。やがて回復した彼女は、ラディンクに複雑な感情を抱きつつもイギリスに帰った。その数日後、突然、ラディンクがカロラインの働く病院に現れる。驚くカロラインに、彼は追い討ちをかけるように言った。「僕と結婚してくれないか」
  • とっておきのキス
    4.0
    ジュリーが秘書を務める教授が退官することになり、新しいボスとして、世界的権威の医師、シモンがやってきた。長身の魅力的な姿に心をときめかせるジュリーだったが、彼は仕事に一途で何かにつけ厳しい態度で接してくる。その冷たさと、たまに見せる笑顔との落差に戸惑いながらも、彼女はボスの要求に応えようと懸命に働いた。ある日、仕事でオランダへ行くという彼に同行を命じられ、ジュリーは二人きりになる不安とともに密かな喜びを感じた――そこで、淡い恋心がはかなく散ることになるとも知らずに。
  • 初めての恋
    -
    保育士のデイジーは平凡な娘だが、園児たちには人気がある。あるとき園で食中毒が発生し、保育園は閉鎖されてしまった。しかし、彼女は園児の母親に望まれて、やんちゃな双子の乳母の職を得る。食中毒騒ぎの時に病院で出会った医師セイムア。彼は双子の叔父で、子供たちを訪ねてきては彼女に何かと話しかけてくる。男性と交際の経験のないデイジーは困惑するばかりで、すてきな人だと心の中では憧れを抱きながらも反発するのだった。子供たちの父親の転勤で一家と一緒にオランダに移り住んだデイジーは、セイムア医師が訪ねてくるのを淡い期待を胸に心待ちしていた。ある日外出から戻ると彼の声が聞こえ、デイジーの胸は高鳴った。だが、セイムア医師は息をのむほど美しい人と一緒だった……。
  • めぐる季節の贈り物
    3.3
    両親が旅行中に交通事故で亡くなった――。看護師長のクロティルドは突然の知らせに、思わず椅子に座り込んだ。心配して見に来てくれたドクター・サッカリーの言葉も耳に入らない。クロティルドはすぐにフィアンセのブルースに連絡をとった。同じ病院で働く研修医の彼に、実家まで送ってもらおうと思ったのだ。でも彼は上司と会食の約束があって、どうしても行けないと言う。将来がかかっているから絶対断れないと……。茫然とする彼女に、ドクター・サッカリーが声をかけた。「家には僕が送っていくよ」クロティルドは言われるままに、その厚意にすがった。やがて味わうフィアンセのさらなる冷たい仕打ちを予期したように。■ハーレクイン・イマージュから、記念すべき2100号作品をお贈りします。作家は皆様に長く愛されているベティ・ニールズ。イギリスからオランダを巡る愛の旅路の物語をご堪能ください!
  • 雪に舞う奇跡
    4.0
    セイディの唯一の肉親だった祖母が亡くなり、借金が残された。返済のため、彼女は住み慣れたコテージを売る決心をした。これからは村を出て、一人ぼっちの日々が始まる。だが、コテージの買い手が家政婦をさがしていると聞き、セイディは雇ってもらうよう願い出た。雇主は中年の脚本家だそうだけれど、どんな人だろう?数日後やってきた男性はとても中年には見えず、背が高くて、女性なら誰もが憧れるほど整った顔立ちをしていた。思わず心奪われて相手を見つめるセイディに彼は言った。「君に家政婦は無理だろう。ぼくは思慮深い田舎の女性を雇いたい」■セイディは彼の気持ちを変えさせることができるのでしょうか。クリスマス・シーズンにお届けするベティの作品は、イギリスの小さな村を舞台に繰り広げられる味わい深い珠玉の一編です。
  • 赤いばらは君に
    3.5
    ロンドンの花屋で働くユーレィリアは、縁あって結びついた三人家族の生活を支える、大黒柱だ。ある日、とても趣味のいい大柄な男性が店に現れ、彼の婚約者に花束を届けるよう注文した。すてきな男性だが、態度はひどく不機嫌で高慢だ。花を贈るのは喧嘩の謝罪らしいが、うまくいくだろうか?案の定、届けた花束を彼の婚約者は、ユーレィリアに叩き返した。同じことが何度かあり、ついに婚約者は高価な蘭を足で踏みにじった。その女性が腹立ちまぎれに、花屋のオーナーにあらぬことを告げ口し、とうとうユーレィリアは解雇されてしまった。しかたなく、わびしい雨のなか、必死で職探しをするユーレィリアを、そっと見ていたのは、花を注文した男性ヴァン・リンセンだった。
  • 不機嫌な教授
    3.3
    ■最初は、とても楽しみなアルバイトだった。ポリーは、近くに住むサー・ロナルドが募集した、彼の手書き原稿をタイプで清書する仕事に採用され、喜んでいた。ところがその友人で、~教授~と呼ばれるサムの登場で、楽しいはずのアルバイトは、とたんに緊張の連続となった。サー・ロナルドが突然の病で亡くなり、サムの屋敷に住み込んで、清書を最後まで終わらせることになってしまったのだ。彼と同じ家に住み、美しい婚約者には嫉妬の目を向けられる日々に、ポリーは耐え切れず、急いで仕事を終えると屋敷をあとにした。だがサムとの再会は、新しい職場となった病院で不意に訪れた。■3月に続き、人気作家ベティ・ニールズの作品をお贈りします。あこがれの医師と彼を支える看護師は、作者の人生を色濃く映す永遠のテーマとなっています。さらに6月、2100号記念として刊行される次回作品にも、どうぞご期待ください。
  • 星に守られて
    3.0
    かつて領主の邸宅だった自宅を利用し、セリーンが始めた朝食付きの宿は、ようやく軌道に乗りつつあった。ところがある日、宿泊中の老紳士が脳卒中で倒れてしまう。彼は苦しげな声で、甥で医師のオリヴァーを呼んでくれと頼んだ。やってきたオリヴァーは有能で、信頼できそうな男性だったが、セリーンはどうしても心を開けないでいた。彼女はすでに老紳士夫妻の息子、ニッキーと恋に落ち、彼から、オリヴァーはとにかく我慢のならない男だと聞かされていたからだ。だが強引に結婚を迫るニッキーに、セリーンは不信を抱くようになる。そしてみんなが宿を去る日、オリヴァーは彼女に衝撃の事実を告げた。■イマージュで長く愛されてきたロマンスの名手、ベティ・ニールズ。よき時代の息吹を伝える、なつかしい作品をどうぞご堪能ください。
  • あなたが遠くて
    3.7
    五人きょうだいの長女アニスは、村でも働き者で評判の娘だった。家は裕福でないので、あまりおしゃれもできないけれど、家族はみんな仲がよく、日々の生活に満足していた。ところがある日、幼なじみの友人で敏腕実業家のジェイクに出会い、彼女はわけのわからない気持ちの揺れに翻弄されはじめた。ジェイクが視界に入るだけで我慢ならないのに、いないとがっかりしたりして。もちろん、彼に恋しているなんてありえない。一方、ジェイクは会った瞬間、彼女に好印象を抱いた。そして彼一流のやり方で結婚に漕ぎつけようと……。■運命は彼に味方するのか、それとも彼女に? 長く皆さまに愛されつづけている作家ベティ・ニールズが、結婚に愛を求めようとするヒロインの健気な姿を丁寧に描いた作品です。ご堪能ください。
  • ハーレクインコミックス セット 2024年 vol.509
    7/24入荷
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    毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「プリンスと水の精」「いつか花嫁に」「子猫の爪あと」「愛を知ったバルセロナ」の4話をまとめて収録。

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  • ハーレクインコミックス セット 2024年 vol.503
    7/24入荷
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    毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「愛を禁じた理由」「英雄の帰還」「今日から始まる物語」「暗闇から始まる恋」の4話をまとめて収録。

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  • ハーレクインコミックス セット 2024年 vol.489
    7/17入荷
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    毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「片思いの日々」「純白のイヴ」「愛人の秘密 / フィアンセを演じて」の3話をまとめて収録。

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  • ハーレクインコミックス セット 2024年 vol.463
    7/3入荷
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    毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「幸せのそばに」「妻に望まれた理由」「恋人たちの再会」の3話をまとめて収録。

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  • ハーレクインコミックス セット 2024年 vol.431
    6/26入荷
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    毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「禁じられた言葉」「悲しきシンデレラ」の2話をまとめて収録。

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  • ハーレクインコミックス セット 2024年 vol.412
    6/19入荷
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    毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「薔薇のウエディングベル」「孤独なバージンロード」「伯爵との一夜のあとで」「見知らぬ国で」の4話をまとめて収録。

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  • ハーレクインコミックス セット 2024年 vol.411
    6/19入荷
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    毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「キスの次には」「婚約の秘密」「デイジーの小さな願い」「オアシスの魔法」の4話をまとめて収録。

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  • ハーレクインコミックス セット 2024年 vol.394
    6/12入荷
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    毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「ギリシアの悪魔」「天使の裏切り」「愛は罪よりも深く」の3話をまとめて収録。

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  • ハーレクインコミックス セット 2024年 vol.391
    6/5入荷
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    毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「かわいい博士」「再会は雨に濡れて」「冬のウエディング」の3話をまとめて収録。

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  • ハーレクインコミックス セット 2024年 vol.379
    6/5入荷
    -
    毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「夢の先には」「ローマがくれた愛」「運命のプロポーズ」の3話をまとめて収録。

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