運命の鎖

ベティ・ニールズ / 鈴木のえ

なんて失礼な男なんだろう―それにあの氷のように冷たい目。ウィルトシアの領主館でガイドをしているスザンナは、公開されていない翼の回廊で初めてこの男に出会った。次に彼と会ったのはメイベルおばさんが倒れたとき。有能な脳外科医のバウアズベンティンク教授だと紹介される。力になれなかったことをわびる教授は、思いやりにあふれていた。おばを亡くし独りぼっちになったスザンナは、今まで住んでいた敷地内のロッジを立ち退くよう言い渡された。同時に仕事も失って途方にくれるスザンナの前に再び彼が現れる。彼は援助を申し出たが、スザンナはそれをはねつけてしまった……。

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: ハーレクイン・ロマンス小説
• 出版社: ハーレクイン
• 掲載誌・レーベル: ハーレクイン・クラシックス
• ページ数: 160ページ
• 電子版発売日: 2012年04月13日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 1MB

[Ikm · ★★★★☆]

©1989年

何時ものベティ作品。
なぜか、読んでしまう。
家なき子のヒロインに、医者のヒーロー。
昔だなと思える事は患者の容態を第三者に知らせるなんて、今ではあり得ない。
逃げるヒロインと追うヒーローは又違う味わいでした。

[ブクログ · ★★★★☆]

ぶっきらぼうで感情を表に出さない脳外科医の教授が、困窮するヒロインにこっそり仕事をあてがいつつ、惹かれる想いを否定しながらもヒロインの居場所を把握していることに安堵を抱いていて、自立心旺盛で健気なヒロインの行方がつかめなくなると途端にイライラ全開と言う、いかにも学者の外見の裏には愛が詰まっているってのがなんとも(〃∇〃)

愛の詰まった堅物インテリヒーローって好き（〃´艸｀）

[ブクログ · ★★★☆☆]

いつものベティ。叔母が亡くなって住むところを失った家なき子ヒロイン。自分の力で生きていこうと果敢に人生に立ち向かうけれど、職を転々とした揚句に住み込みで働いていた保育所が火事になり、ずっとヒロインを心配していたヒーローに最後にプロポーズされて予定調和のハッピーエンド。