検索結果

  • 花嫁の秘密
    1.0
    待ち望んでいたはずの結婚式を翌日に控え、ガブリエラは眠れぬままハンガーにかかった美しいウェディングドレスを見つめ続けていた。日が昇る前、とうとうガブリエラは決めた。やはりスティーヴンと結婚はできない。彼が私の過去を知ったら……。詫びの言葉だけの書き置きをスティーヴンの家の郵便受けに入れ、フェリーで英仏海峡を渡り、車でイタリアへ。湖水地方にいる幼なじみのパオロなら、忌まわしい記憶を忘れられずにいる私のこの苦しみをわかってくれるはず。だが、世界中に権勢を誇る実業家スティーヴンは、急遽結婚式をキャンセルしたあと、苦もなくガブリエラの居所を突き止め、険しい形相で追ってきた。■起伏に富んだ心理描写を得意とする往年の名作家、シャーロット・ラム。本作は、キリスト教の“七つの大罪”のひとつ――“憤怒”をテーマに描いた、ドラマティックな作品です。

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  • セカンドハネムーン
    -
    レオニーは会ったことのない曾祖父の住むギリシアへ旅立った。名門一族の娘だった彼女の亡母が駆け落ち同然で結婚したため、これまで彼女は一族から無視され、相続人からも外されてきた。だが余命わずかと知った曾祖父は急に会いたいと言ってきたのだ。曾祖父は彼女のほかに、またいとこのポールも呼び寄せていた。唯一の相続人である彼は傲慢そうで、放蕩者と噂されている。曾祖父が突然、一族の遺産はレオニーにゆだねると宣言し、呆然とする彼女と激高するポールに、訳知り顔でこう付け足した。ふたりが結婚すればすべてはまるく収まるではないか、と。

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  • 求む、大富豪の花嫁!
    -
    サーシャは大企業の重役ニックから信じられない頼み事をされる。先祖代々の屋敷を相続するため、便宜上の花嫁になってほしいというのだ。ひどいわ! 彼は私のことなんかなんとも思っていないのに……。憤慨してはねつけたサーシャだったが、そのわずか数時間後、プロポーズを承諾せざるを得なくなる。破産寸前の両親に、裕福なニックと結婚して親孝行してくれと泣きつかれては、断れるはずもなかった。困るのは、彼が7年前のファーストキスの相手だということ。ニックが初恋の人で、彼のためにずっと純潔を守ってきたなんて、絶対に悟られないようにしなきゃ!■人気作家マクシーン・サリバンが綴る、ホットでドラマチックな恋。本作は、『ボスの十二カ月の花嫁』、『理想の契約結婚』に続く関連作で、恋多きロマンチストの父、チェーザレに脅され、しぶしぶ結婚を決意する次男ニックがヒーローです。

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  • 別れた夫
    -
    “兄の会社が倒産寸前ですって?”リンゼーは衝撃を受けた。親代わりとしてずっと面倒をみてくれた兄が失踪した理由が、まさかそういうことだったとは思いもしなかった……。だが兄を捜しだし、力になってあげたくても、リンゼーにはとても金銭的な余裕などない。そんな折、元夫の実業家ダニエルが突然、資金援助を申し出た。プレイボーイの夫との生活に傷つき別れを選んだリンゼーだったが、ダニエルの交換条件を耳にした瞬間、なぜか心を揺さぶられた──ふたたび彼の妻になる、というばかげた提案に。
  • よみがえる愛
    3.0
    懐かしいチャーントリ屋敷が競売にかけられると聞いて、オーリエルは12年ぶりに故郷に帰ってきた。父親ほど年の離れた億万長者の夫を亡くして、2年。彼女にはどうしてもこの屋敷を手に入れたい理由があった。そこへ一頭の黒馬が駆けてきた。黒髪の堂々たる物腰の騎手は馬を止めると、オーリエルを見おろした。デヴィル・ハガード――私を残酷な形で裏切った、かつての恋人……。やがて競売が始まった。「9万ポンド!」デヴィルが真っ先に声をあげた。オーリエルはつぶやいた。「絶対にデヴィルの手には渡さないわ。私が生きている限り」■起伏に富んだ心情描写で読者をとりこにする、シャーロット・ラムの名作をお贈りします。実らなかった初恋に隠されたせつない真実とは?!
  • ひとりぼっちの妻
    3.5
    キャロラインの結婚生活は破綻しかけていた。法廷弁護士のジェイムズとはお互い一目惚れで結婚したが、気がつくと、夫が留守がちな家で彼女はいつもひとりぼっち。ジェイムズが彼女の友人を遠ざけ、主婦業に専念させたせいだ。昔の友人ジェイクとでくわしたのは、そんなときだった。思い出話に花が咲き、キャロラインは久しぶりに声をあげて笑った。ジェイクに熱っぽく見つめられ、また会わないかと誘われたとき、すぐに返事ができなかったのは、夫への罪悪感を覚えたから?いいえ、そうではない。キャロラインはふいに気づいたのだった。目の前の魅力的な男性が霞むほど、私はまだ夫に焦がれている、と。■80年代に活躍した異色の実力派作家シャーロット・ラムによる、非常に印象深い作品を初邦訳でお贈りします。愛し合っているはずなのに、闇にのまれるように破綻していく夫婦。失いかけた愛を取り戻そうと懸命に闘うヒロインの姿が、読む者の胸を突きます。
  • ボスの十二カ月の花嫁
    -
    ラーナは、世界的に有名なヴァレンテ社重役の上司マットに夢中だった。その端整な容貌と自信に満ちた態度は、あらゆる女性たちの羨望の的。ある夜、ラーナはマットにいざなわれ、夢のような1夜を過ごした。そして妊娠に気づくと、彼に打ち明けることなく赤ん坊を産んだ……。1年半後、突然マットが家に現れたとき、ラーナは驚きに言葉を失った。でも、マット・ヴァレンテは名うてのプレイボーイ。結婚するつもりも父親になるつもりもないはずよ。ところが彼は、赤ん坊にヴァレンテ家の姓を与えるため、1年限りの結婚をラーナに提案し、拒むなら横領罪で訴えると脅してきた。私は罪など犯していないわ。なぜそんなひどい仕打ちをするの?!■3部作〈恋はゴージャスに〉で人気を不動のものにしたマクシーン・サリバン。本作もとびきりホットでスリリング! 形だけの結婚をした2人の間に存在するのは、ただの情熱? それとも……。
  • 運命の回転ドア
    完結
    4.3
    マーティーンは見ず知らずの男と回転ドアに閉じ込められていた。勢いよく同時に入ってしまったふたりは、小さなしきりのなかで密着して一歩も動けない。密着する体、回らないドア。「君が一歩下がればよかったんだ!」「あなたがあとから駆け込んだんじゃない!」なんて傲慢な男性なの! やっと抜け出して上司のもとへ向かうと、思いがけないひと言が彼女を待っていた。「彼が僕の後継者だ。会社をひき継いでもらう」さっきの彼が私の上司になるなんて!?
  • さよならも言えず
    -
    旅行会社で重役秘書をつとめるクレアは、ホテルを視察するため、アラブのとある国を訪れていた。そこで偶然にも、ニック・ウォーリングとでくわす。どうやらニックも仕事で同じホテルに滞在しているらしく、クレアはなんとか動揺を押し隠し、彼を避けつづけた。だがラウンジにいたとき、ふとした隙を突かれ、たくましいニックの手でダンスフロアへ連れ出されてしまう。彼はクレアの身を抱き寄せながら、その耳元で囁いた。「どんなに君が忘れたいと思っても、君はまだ僕の妻なんだ」
  • 罪深き花嫁
    3.0
    キャシーは舞踏室から、ミューアの腕の中から逃げ出した。いったい何を考えていたの? 出張中に男の人と親しくなるなんて。「あちこち捜したよ。こんなところで何をしているんだ?」ミューアの声にびくりとしながらも、全身が激しく反応した。タキシードに包まれた長身の体、グレーの目に浮かぶけだるい笑み。1週間前に出会ったときから、キャシーは彼に魅了されていた。でも、私には大切な幼なじみのスティーブンがいる。ミューアのように心をかき乱されないとはいえ、彼のことは裏切れない。今夜こそ真実を打ち明けて、恋はできないとミューアに告げなければ。キャシーはなんとか重い口を開いた。「わたしは婚約しているの」■すべてを捨てて、彼の胸に飛びこむことができたなら……。初めて知った抑えきれない恋心と道義心のはざまで苦悩するヒロインと、どこまでも強引で情熱的なヒーローの激しい愛の物語。往年の名作家シャーロット・ラムの貴重な初邦訳作品です。
  • 悪魔のようなあなた
    4.0
    黒髪に黒いコート、妖しく光る目をしたその男は風とともに現れた。この田舎町でも知らぬ者はない映画監督、デンジル・ブラック。不動産業を営むクレアは、家を買いたいという彼につきあううち、周囲の女性たちが病のように彼のとりこになっていくのに気づいた。まるで吸血鬼に魅入られた哀れな犠牲者のごとく、妹までが婚約者のことも忘れてデンジルに夢中になるのを見て、クレアはある大それた計画を実行に移す決意をする。あれは女性にとって危険な男。妹を彼の毒牙から守ってやらないと!しかし、クレア自身を守ってくれる者はなかった……。■初版当時、意表をつく展開が大きな話題となった伝説の作品をお贈りします。責任感から出たクレアの大胆すぎる作戦にドキドキさせられっぱなしです。そしてHQイマージュより、C・ラムの未邦訳だった旧作を続々と刊行中。2013年も引き続きご注目ください!
  • 愛するのは危険【あとがき付き】
    完結
    4.7
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】「マット・ハーンをベッドに誘え!」強引な経営で知られる社長の右腕として働くビアンカは、突然のボスの命令に困惑していた。マットは今から乗っ取ろうとしている会社の社長だ。美貌のビアンカはボスの愛人などと噂されているけれど、これまで仕事で女の武器を使ったことなどない。ボスの命令なんて無視するしかないわ! そう思ったのに、実際マットに会うと、彼の自信に満ちた男性的魅力に吸い寄せられてしまう。しかもマットもビアンカに誘惑を仕掛けてきて…?
  • 夜だけの情熱
    -
    裕福な家庭で両親の愛を知らずに育ったマデレンは、初めて自分を愛してくれた上司が既婚者だったと知って驚愕する。それ以来、仕事に打ち込み、著名デザイナーであるアレクセイのもとで彼の開くイベントをすべて任されるまでになった。アレクセイは冷淡な態度の奥に間違いなく情熱を秘めた男性。再び誰かに恋して傷つきたくはないけれど、その魅力には抗えない。マデレンは1度だけと心に誓ってアレクセイとベッドをともにするが、互いを貪るように2人は関係を断ち切れなくなった。そんなある日、マデレンはふと思った――夜をともにしたあと虚しさを感じるのは、彼を愛してしまったから?■先月に続き、人気上昇中のメイシー・イエーツのセクシーなストーリーをお届けいたします。お互いに愛を知らず、情熱だけの関係を続ける2人の恋のゆくえを描きます。
  • マリアの決断
    5.0
    「遺言には、所領はマリア・エリザベスに与えるとあります」客の言葉を小耳に挟んだマリアは驚いた。伯母に引き取られて以来、召使い同然に扱われてきたが、実は自分は公爵の娘で、亡き母の所領をもらえるらしいのだ。マリアは伯母の家を飛び出し、馬を駆って所領を目指した。所領まであと少し。そう思ったとき、突然近づいてきた別の馬のせいで、彼女は鞍から振り落とされた。もうろうとしつつ目を開けると、放蕩貴族然とした男が立っている。一分一秒も惜しいのに、彼が漂わす魅力的な雰囲気に行く手を邪魔されることになりそうだ……。
  • 夏草のメルヘン
    3.8
    おばの古い館を相続するため、マーシーはロンドンへやってきた。ロンドンの港湾地区はサクストン社が買収計画を進めており、高層フラット群の中でただ一軒残されたおばの邸宅と庭は、まるで時間が止まったかのような癒しの空間になっていた。開放された庭には近隣の人々が集い、いつしかマーシーは、みんなの人気者になっていく。だがそんな状況を、サクストン社の豪腕社長ランダルが見過ごすはずがなかった。買収の説得のためマーシーを訪ねた彼だったが、明るく純真な彼女に会うなり、すっかり魅せられてしまい……。
  • 罪深き賭け
    -
    伯爵家のカントリーハウスに招かれた、令嬢のトゥルーディ。この国でもっとも人気のある独身男性、バスティアン・ウィルソンも滞在中と知り、彼女の心は弾んだ。そんな彼からいきなり途方もない賭けの話を持ちかけられ、トゥルーディの頬は真っ赤になった。
  • 狂おしき誘惑
    3.7
    アテネ郊外で継父と継妹と暮らすクレアは、継父の決めた裕福な好青年との結婚を4カ月後に控えている。内気な自分にぴったりの相手だと思いつつ、彼女は迷っていた。ある日、継妹がヨットクラブで出会った男性ベンを家に連れてきた。クレアと違って奔放な継妹にお似合いの自信満々のプレイボーイだ。ベンはクレアを無遠慮に観察し、いきなり手を取ってキスをした。そのとたん、クレアは激しく震えた。いったいなぜなの?初めて経験する熱いざわめき。拒もうとしても拒めない。「君はお父さんの決めた人と結婚することなどできない」彼の言葉は、今まで平穏だったクレアの人生を根底から揺さぶった。■往年の名作家シャーロット・ラムの貴重な未邦訳作品をお届けします。初めて知る恋に戸惑うクレアと、迷う隙を与えまいとするかのように次々と誘惑をしかけるベン。二人が繰り広げる熱い攻防……はたして勝者は? 最後までハラハラドキドキが止まりません!
  • 夢一夜
    3.0
    パーティのあいだじゅう、ナターシャはけらけらと笑い続けている。飲み慣れないシャンパンのせいとわかってはいても、夢心地だった。今日突然フィアンセから婚約解消を言い渡された彼女には、絶望の涙に暮れる心の置き場がわからないのだ。そんなナターシャを、ぞくぞくするような視線で見つめる男がいた。敏腕経営者でプレイボーイと名高い、ジョー・ファラル。ナターシャは、思いきりうっとりと微笑を投げかけた。やがて二人はそっと会場を抜け出し、郊外へ車を走らせていた。いつもの内気な娘は消え、大胆で情熱的な女がそこにいた。これもみんなシャンパンのおかげ……夢なら一夜だけでも覚めないで。■HQイマージュでは、7月より往年の名作家C・ラムの未邦訳作品を続々刊行していく予定です。それに伴い、HQセレクトでは貴重な過去の作品を併せてお贈りします。時を経てなお色褪せない初期の名作『夢一夜』をお楽しみください。
  • センセイション
    3.0
    充実したケリーの人生で唯一の問題は、夫ドルーとの関係だ。もともと、ドルーはケリーの父親の会社を手に入れたくて、彼女は両親から自由になりたくて、便宜的に結婚したにすぎない。だから本当は夫に惹かれていても、ケリーは仮面をかぶり続けた。他にも女性がいるという彼に心を見せたら、傷つくだけだもの!ここ数年ケリーは、出張の多い実業家である夫の予定を把握し、彼がロンドンに戻るときはわざと旅行に出て、会うのを避けてきた。そんなふたりが、ある日パリで鉢合わせした。なんとドルーは、欲望を隠しもせずケリーに迫ってきて……。
  • 魅惑の修道女
    5.0
    ロビンは、ディ・バラ家に蔓延する“結婚”という呪いに脅えていた。一生ひとりの女に枷をはめられるなど、とても受け入れがたい。呪いを解いてくれるという人物を求めて旅立った彼は、立ち寄った修道院で殺人事件に遭遇してしまう。「わたしたちを殺すつもりで、戻ってきたのね!」突然言葉を投げつけてきたのは、透き通るような白い額に果実のような唇を持つ、美しい修道女だった。彼女の姿を前に、金縛りに遭ったかのように体が動かなくなって、ロビンはめまいすら感じた。彼女こそ、わたしを翻弄し、破滅させる女に違いない!
  • この夜が終わるまで
    3.7
    「ほんの数時間、ぼくを愛しているふりをする。それだけでいいんだ」元上司のガブリエルの提案に、ローラの心は揺らいだ。しかも報酬は100万ドル。息子のロビーになんでもしてあげられる。ガブリエルは失った父親の会社を以前から買い戻そうとしていた。その会社がついに売りに出たのに、大きな問題があった。売り手の大物実業家の婚約者がガブリエルのかつての恋人だというのだ。彼は実業家の嫉妬を和らげて取引を成功させるため、ローラにひと晩だけ愛人になってくれと言っている。でも、わたしはガブリエルに嘘をつき通すことができるだろうか。彼をふたたび愛することなく、愛人のふりなどできるはずがない。ひとりで育ててきた、かわいい息子の父親であるガブリエルを……。
  • あなたに会えた奇跡
    3.0
    突然、ロザリーのもとに大仕事が舞い込んだ。依頼主は先日のパーティで出会った人物、キングズリー・ウォード。有名な企業家で、誰をも惹きつける魅力の持ち主だ。彼は数ある積算士の中で、わざわざロザリーを指名した。パーティで親しくなったわけでもない……むしろ逆だというのに。仕事としては願ってもない話だが、ロザリーの心は沈んだ。キングズリーは、かつてロザリーが愛した人にどこか似ているのだ。かつて愛した人――思い出すだけで強烈な吐き気が体を襲う。とにかく、キングズリーとは距離を置かなくてはいけない。出会った瞬間から、本能が警鐘を鳴らしているのだから!
  • ミスター・トラブル
    -
    売れない女優の卵クローディアは、生活のためパートタイム秘書もする頑張り屋。そんなクローディアに突然、秘書としての大きな仕事が舞い込んできた。依頼主は、ホテルのスイートに宿泊中の薬品会社社長エリス。彼は“ミスター・トラブル”と異名を持つほどの問題児で知られる人物だ。エリスを訪ねたクローディアは、専属秘書として強引に彼の部屋に閉じ込められてしまう。おまけに、エリスがクローディアに不意打ちのキスを仕掛けてきて…!?
  • 許されない一夜の情熱
    3.0
    姉の死から3年経ったある日、ケイティは義兄アダムに突然呼び出され、思いもよらない告白を受けた――亡き姉の凍結卵子による代理出産を計画している、と。ならば自分がと、ケイティは代理母に名乗りをあげた。身の危険を冒してでもアダムの力になりたい特別な理由――それは、初恋の相手だった彼を、いまも人知れず想い続けているから。ところが受精卵を移植したまさにその晩、ケイティとアダムの間に起こった、一夜のあやまち……。事態はとんでもない方向へ向かうことになった。■センセーショナルな設定で読者の心を虜にするミシェル・セルマー。今回描くのは、亡姉の子を代理出産するはずが、運命のいたずらでずっと想い続けていた姉の夫と一夜をともにし、苦悩するヒロイン。複雑な状況をどう打破するのか――巧みなストーリー展開は圧巻です!
  • 白雪姫の奇跡
    完結
    4.5
    長い昏睡状態から奇跡的に目覚めたベリンダ。そんな彼女の前に現れたのは恋人のリッキーではなく、彼の兄・ヴィンセントだった。彼はリッキーとの結婚を妨害し二人を引き裂こうとしていた憎むべき男性。彼によると、リッキーはすでに他の女性と結婚してしまったのだという。悲観にくれるベリンダを顔色ひとつ変えず眺めていたヴィンセント。その冷酷な彼がどういうわけか、退院したベリンダを豪邸に連れ去り彼の元で療養することを強制して…!?
  • 弟の花嫁
    完結
    3.0
    ウエディングドレスの仮縫いの日、レオニーは残酷な知らせを受ける。婚約者が事故死したのだ。その後、妊娠が判明した彼女の前に婚約者の兄・ガイルが現れてお腹の子を手放せと迫る。英国名家の血を引く子をレオニーなどに任せておけないというのだ。子供を奪われずに済む唯一の方法はガイルとの結婚だけで…。
  • 春の妖精
    完結
    3.8
    下宿屋を営むペイシェンスは、由緒ある銀行の頭取ジェームズに会うため彼の元へ赴いた。下宿人のジェームズの母が病気なのだ。必死に説得をするが、彼は母親との対面を拒否。冷たい態度の裏には何か原因があると感じとったペイシェンス。彼女は深い愛情をもって、氷のような彼の心に近づこうとするが--。
  • 光と影のはざまで
    完結
    -
    輝くばかりの美貌を誇る映画女優クレア・ソープ。ジョアンヌはこの母親の影でひっそりと育ってきたのだ。ある晩クレアの催す華やかなパーティーに、ジェブの息子ベンが現れる。ジェブとは、ジョアンヌの父とクレアをかけた決闘事件を起こした人物だ。冷笑的な表情を浮かべるベンの目的は、いったい何なのだろうか?
  • 夢の中のスーキ
    完結
    1.0
    スーキは人気上昇中の歌手。初の大規模なコンサートを大盛況に終え、スーキは幸福感で胸がはちきれそうだった。仲間たちと打ち上げにナイトクラブを訪れたスーキの前に男が現れ、コンサートのお祝いを述べて行く。マネージャーがあわてている…。彼が何者かを知らないのは、どうやらスーキただ一人のようだった。
  • リッツで夕食
    完結
    -
    クインシーは獣医の父と家族とともに、イギリスの田舎町で平穏な生活を送っていた。ある日、玄関のベルが鳴りドアを開けたクインシーを襲ったのは、記者たちのフラッシュの嵐。そして目の前には、アメリカで人気のポップシンガー、ジョー・アルドネスが立っていた。“いったい何が起こったというの!?”
  • 渚のノクターン
    完結
    -
    人気歌手のセリーナは新聞記事を見て言葉を失った。“旅客機墜落、全員死亡”そこには3年前に離別した大富豪の夫アシュレイの死が報じられていた。愛と傷心の狭間で苦しんだ結婚生活。思い出に涙を拭い、ステージに立つセリーナ。だが、客席には彼の姿が!激しく動揺する彼女に、彼は残酷な取り引きを迫った。
  • 炎のダイアモンド
    3.0
    テキサスの大牧場主オニキス・ジュエルは、一人娘ダイアモンドにとって理想の男だった。その父が、突然死んでしまった――何者かに背中を撃たれて。犯人はすぐに逮捕された。ジュエル牧場の隣に小さな牧場を持つアダム・ウィンターだ。知らせを受けて、ダイアモンドは燃えるような赤毛をなびかせ、彼が留置されている保安官事務所へと愛馬を走らせた。銃を突きつけたダイアモンドに、アダム・ウィンターは息をのむほど澄みきった瞳を向けた。男性も恋の駆け引きも知らないダイアモンドだったが、そのとき確かにときめきを覚えた。彼女の中で、間違いなく何かが目覚めたのだ。
  • キスが甘く熟すまで
    -
    子どものころからアレグラは、毎年夏が来ると、プロヴァンスにある大伯父の葡萄園を訪れていた。8歳のとき、隣に住む年上のグザヴィエに初めて恋をし、いつか振り向いてもらいたいと願いながら大人になった。アレグラが18歳になった夏、ついにその夢はかなえられ、ふたりは美しい湖のほとりで結ばれた。だが、彼の心変わりで初恋はあっけなく終わりを告げ、アレグラは二度とプロヴァンスには戻らなかった。10年後、亡くなった大伯父がワイナリーの半分をアレグラに遺した。そしてよりにもよって、もう半分をグザヴィエに。いったいなぜ……? アレグラの胸が、よみがえる彼の面影に疼いた。■共同経営者として再会したグザヴィエは、大人の男性の魅力でどうしようもないほどアレグラを魅了します。切なくセクシーに描かれる、再会のロマンスをお楽しみください。
  • 恋の砂漠
    3.0
    “古代神秘の世界へ旅をしませんか?”そんな旅行パンフレットの謳い文句に誘われて、令嬢マリーはモロッコへとやってきた。だがいざ来てみれば、せっかくの神秘的な砂漠を前に、危険だからと何一つ自由行動は許されない。ホテルもヨーロッパの贅沢なものと少しも変わらず、マリーは暇を持てあまし、ホテルの庭を散策していた。そのときだった。目の前に突然男が飛び出してくると、おののくマリーの頭に何やらかぶせ、軽々と抱え上げた。謎の男は、そのままマリーを砂漠へと連れ去り……。
  • 熱い敗北
    -
    映画監督のゾーイは、何より仕事第一。恋愛に支配される生活など想像もできなかった。あの男に会うまでは・・・。ある嵐の日、見知らぬ男性がゾーイの家のドアを叩いた。彼はコーネル。この嵐で車が故障してしまったという・・・。警戒心をあらわにするゾーイに、彼は言った。「思ったとおりの冷酷な女だな。ゾーイ」。 『なぜ、私のことを知っているの!?』
  • 氷炎
    2.0
    ベッドのなかでヘレンが見つけたのは夫と――見知らぬ女性。もうこれで何度目になるだろう。夫の浮気癖は治らず、亡き両親の遺産さえ使い尽くされた。心を冷たく閉ざしたヘレンを夫は無理やりに抱く。「お前の冷めた瞳を、俺を欲しがる熱い瞳にしてやる。…君の体は俺に応えてるよ」。そんなある日、夫の勤める会社の社長マークに秘書として働かないかともちかけられ、不安ながらもヘレンは承諾する。その日から、彼女の人生は花が咲きほころぶように変わっていき…!?
  • 初恋のゆくえ
    3.0
    5年前の事件がもとで人目を避け、海辺の町で暮らすステファニー。 誠実な恋人ユーアンとの結婚を望む彼女の前に、 当時の恋人で事件をしる人物ジェラードが現れた!! 過去が知れ渡ることを恐れるステファニーにジェラードは、 危険な取引を持ちかける。 それは秘密を守る代わりに彼の所有物になるというもので・・・・・・。
  • 嫉妬
    4.0
    学校を出て以来、病気の母の世話をしているローラは、20歳の女性らしい、華やかで楽しい生活とは無縁だった。そんなある日、めずらしく知人につき添って外出したとき、道で出会ったハンサムな男性にいきなり唇を奪われる。無礼さに怒りつつも、生まれて初めて情熱をかきたてられ、ローラは思わずはしたない気持ちを抱いた自分を責めた。もう彼に会うことはないから、このことは忘れてしまおう。ところが、父が勤める会社のパーティーで彼女は愕然とする――まさか先日のあの不埒な男が、社長のランドールだったなんて!
  • 七日だけの恋人
    -
    エラリーはうんざりし、嫌悪で気分が悪くなりそうだった。男爵の娘である彼女は、父親の遺した屋敷を宿に改装したが、この週末、大富豪ラレンツ・デ・ルカが滞在していた。だが、彼は恋人らしき連れの女性をいとも冷淡にあしらい、あろうことかエラリーにまで誘いをかけてきたのだ。まるで、かつて不貞をはたらき、女性を軽々しく扱った父みたいに。それでも父親を愛し続けた母親はみじめな生涯を送ることになった。だから、私は決して誰も愛さないと心に誓っている。ところが、その夜ラレンツと二人きりになったとき、彼が口にした言葉にエラリーの心は大きく揺れた。 人を愛することを知らなかった男女が出会い、一週間だけの恋人関係を楽しんだあと二人は……。愛の奥深さを知るせつないラブストーリーです。豪奢な雰囲気もお楽しみください。
  • 別れの曲
    完結
    -
    アテネに旅行に来たアニスは1枚のポスターを目にした瞬間愕然とした。彼女の元婚約者ラファエルが指揮をするオーケストラの演奏会が開催されるというのだ。不安を抱えながらホテルへ戻ると、偶然にもラファエルと再会。彼は彼女を見つけるなり、激しく詰め寄り言い放った。「僕から逃げられるとは思うな――」と。
  • 恋の砂漠
    完結
    -
    何不自由ない毎日を送る財閥令嬢のマリー。未知への興味を胸にモロッコ旅行に参加、そして誘われるようにホテルの庭へ立つ…。と、突然目の前が真っ暗になり逞しい腕に抱き上げられてしまう!驚くマリー。だが恐怖感はなかった。延々と広がる砂漠世界。その向こうにある何かを、彼が教えてくれるような気がして。
  • フィレンツェは永遠に
    完結
    4.0
    3年前に夫を亡くし、英国で幼い息子と暮らす調理師ニコラ。夕食を任されて訪れた家で、一人の男性客の刺すような視線に胸騒ぎを覚える。翌日不安は的中し、再び現れた男・亡き夫のいとこドメニコは、名家の血を引くニコラの息子を後継者として連れ戻しに来たという。不安を抱えてイタリアヘ向かうニコラだが!?
  • 展覧会の絵
    -
    偶然ロリー・オーモンドの個展が開かれるのを知ったゾーイは、その展覧会に行ってみずにはいられなくなった。ロリーはかつての恋人……でもまさか、七年前に描かれた自分のヌードと対面するとは思わなかった。動揺を隠せないまま、逃げるように画廊をあとにすると、帰り道で一人の青年に声をかけられた。画廊で見かけた男だ!関わり合いになりたくなかったが、熱心さに負けて話を聞くと――その青年が思いを寄せる少女がロリーに夢中になっている、あなたはロリーをよく知っているはずだから、彼女に忠告して危険な恋から救い出してほしい、というのだ。
  • 鏡の中の女
    完結
    3.0
    霧の中をさまよっていたリンは一人の男性に助けられる。彼ジェイクは、記憶を失っているリンの事を知っているらしい。しかも婚約者だと告げる。ところが、彼も彼の母親もリンに敵意を持って接する。挙げ句、「芝居はやめてくれ」とジェイクは言う。普通にふるまっているのに以前のリンは相当ひどい女性らしく・・・。
  • 砂塵に散った恋
    3.0
    「君は自分の行動がわかっているのか? 僕が当局に通報すれば……」アントーニアは人を蔑むような口調で言う男性をにらみつけた。重要な目的のため、中東の王国シネバルに船で向かったが、海賊に襲われ、嵐の海に飛び込んで豪華なヨットにたどりついた。中に忍び込み、パンを手にしたところを船の持ち主に見つかったのだ。あとひと息でシネバルなのに、ここでつかまるわけにはいかない。この威厳に満ちた態度の男性は、本当に私を警察に突き出すつもり?だが意外なことに、アントーニアが怪我をしていると知ると、男性は手当をしてくれ、船にそのまま滞在することも許してくれた。二人は徐々に打ち解け、ある夜とうとう愛を交わす――互いに憎み合うべき運命の相手だとは想像もせずに。■ドラマチックなストーリーが得意なスーザン・スティーヴンスが、冷たいシークとの恋のゆくえを描きます。ハーレクイン・ディザイアの「シークと籠の小鳥」の関連作です。
  • 花嫁はプリンセス テキサスの恋
    3.3
    ティファニーは少女のころからずっと父親の牧場の共同経営者であるキングに夢中だった。だが、三十代半ばになった今でも彼には家庭を築く気などなく、ティファニーはまったく相手にされていなかった。焦ったティファニーは自宅で開かれた誕生日パーティで、思いきりセクシーなドレスを着てキングを誘惑した。今日で二十一歳、何もためらう必要はない。ところがキングは彼女に熱いキスを浴びせたあと、冷酷に告げた。「ぼくはバージンと遊ぶつもりはないし、結婚する気もない」
  • 恋降るロンドン
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    会計士のジョーは、オーストラリアの小さな町にある雑貨店でクリスマスイヴに毎年恒例の店番をしていた。そこに急ブレーキで一台の車がとまり、とびきりハンサムな男性が降りてきた。緊張してプレゼントを選ぶ彼にソフィーは家族への贈り物の中からぬいぐるみを分けてあげた。あっという間に走り去った彼の車を見送り、また日常の始まりだ。がっかりして家に戻ると、母親が気をもみながら来客を告げた。出発したはずの彼がキッチンで待っていた!折り入ってジョーに頼みがあるというのだが。★期待の新星バーバラ・ハネイがロマンティックな玉の輿物語を描きます。ヒロインはロンドンのゴシップ誌に田舎町の子守と書かれ、考えたすえに愛する人を諦めようとします。納得できないヒーローのとった行動とは。雪が舞う夜のプロポーズはため息を誘います。★
  • 氷の結婚
    3.0
    それは雷に打たれたような、ひと目ぼれだった。アレックス・ソロモスは著名なギリシア人実業家で大富豪。彼もリサに強く惹かれ、出会いから1カ月で二人は結婚した。豊かな暮らし、打ちこめる仕事、情熱的な夫との夜ごとの愛。申し分ない日々のはずなのに、なぜかリサは不安を感じていた。そしてある晩、リサは自分が決して幸福な妻ではないと知る。隣の部屋から聞こえてきた、夫と継兄の不穏な会話――それはリサが経営に全力を注ぐデザインガラス社の買収話だった。嘘よ! 彼が私に近づいたのは、会社の乗っ取りが目的なの?
  • 宿り木の下で君と
    -
    クリスマスも近いというのに、スーザンの心は重かった。身勝手なボーイフレンドに手ひどく振られて、はや半年。出会いを運ぶ天使は、私を見捨ててしまったらしい。いよいよつきに見放されたのか、今度は浴室で水漏れが起きた。やりきれない思いで便利屋に電話をかけたスーザンだが、戸口に颯爽と現れたグレッグを見て、急に心臓が跳ねあがった。たくましくてセクシーで、知的な瞳を輝かせた男性。彼みたいな人が部屋に来て、ときめかない女なんていないわ!思いきって誘ってみようかしら……聖夜に起こる奇跡を信じて。
  • ジャスミンの秘密
    -
    突然オフィスを訪ねてきたジャスミンに驚きつつ、アダムは険しい目で、その美しい顔を見すえた。ジャスミンは兄の秘書で、堅苦しくいつも冷静と評判の女性だ。ひと目見たときからアダムは興味をそそられ、何度もデートに誘い、数週間前、ついにジャスミンの家でめくるめく夜を過ごした。しかし翌朝、なぜかジャスミンは態度を一変させ、取りつく島もないほど冷淡に彼を追い払い、屈辱を味わわせたのだ。いまさら現れてなんの用だ? いらだちを隠せないアダムに、ジャスミンは意を決したような面持ちで、驚くべき言葉を口にした。「クリスマスを一緒に過ごしてほしいの……私の婚約者として」■ジャン・コリーが描く、異国情緒あふれるクリスマスストーリー。父親の前で婚約者のふりをしてほしい――かつて屈辱を味わわされた女性からそう頼まれ、アダムが出した条件とは……?
  • ぼくの白雪姫
    4.0
    ただいま! なつかしいわたしの家、そして、大好きな兄さん……。ロンドンのハイスクールを卒業したルイーズは由緒ある美しい屋敷クイーンズ・ダウアーに帰ってきた。兄さんと住むこの家こそ、わたしの愛のお城。血のつながらない義理の兄ダニエルをルイーズは幼い頃からひとすじに慕いつづけてきた。だが、その思慕が大人の愛にまで育っていることにダニエルはいつ気づいてくれるのだろう。三十五歳の彼にとって、ルイーズは今も小さな妹なのだろうか。
  • 無邪気な愛人
    3.0
    ボニーは療養看護のため、あるギリシア人富豪の元に派遣された。その老人には、かつてひどい仕打ちをした息子ディミトリがいるが、今になって次々と会社を買収され、窮地に陥っているのだという。かりにも自分の父親に対して、なんて非人間的な行為なの!老人に同情したボニーは、ディミトリと話そうとギリシアに向かった。静かなギリシアの小島で、ディミトリは足をくじいた女性を助けた。そして、その女性が父親の愛人と思われるボニーだと知って驚いた。父から頼まれ、次はこの僕を女の魅力で懐柔しようとしているのか?幸い、ボニーは僕がディミトリだとは気づいていない。それなら、父への復讐として、今度は僕がボニーを愛人にしてやる。■人気作家ダイアナ・ハミルトンがギリシアを舞台に描く、愛と憎しみの交錯するストーリーです。
  • 熱砂の王宮 影の戦士たち II
    -
    男が低く口笛を吹くと、どこからともなく駱駝が姿を現した。中東の王国ハマーンで、極秘プロジェクトを進めていたペイジは、深夜、研究所に一人でいたところを見知らぬ男に誘拐されてしまう。男は、彼女が実験中の病原体の解毒剤について知りたいと言い、ペイジを研究所から連れ出して、駱駝で砂漠に乗り出した。やがて、ターバンに隠されていた男の顔があらわになると、ペイジは思わず息をのんだ。彼は怖いほど美しかった。濃いオリーブ色の肌、漆黒の髪……。そして頬には刺青があった。しかもそれは、スルタンの圧制に苦しむ人々が待ちわびる、革命のシンボルのアラビア文字だった。この人はいったい何者?ペイジが聞き出した彼の素性は、驚くべきものだった。★『影の戦士たち』も二作目を迎え、傭兵たちの活躍は、徐々にクライマックスへと近づいていきます。★
  • 金髪の守護神
    3.0
    北欧の戦士スウェン・シューアドソン――戦いと女を好む彼は、気ままな暮らしを楽しんでいた。だが、ある美しい女性との出会いが彼の運命を変えた。たぐいまれなエナメル細工の技術を持ち、教会に奉納する作品作りに人生を捧げている工芸師アナ。天から授かった才能ゆえに彼女が危険にさらされていると知り、スウェンは歩むべき道を悟った。命をかけてアナを守る。だが、アナを保護する教会がスウェンに忠告した。彼女の才能は清らかさの証。決して汚されてはならないと。
  • 忘れがたき誘惑
    -
    締め切りに追われていた雑誌編集者のルイザはオフィスに突然あらわれた男性を見て息をのんだ。ルーク――三カ月前、わたしを誘惑し運命の相手と信じさせた人。本当のところ、彼は記事にされた腹いせが目的だったのだ。裏切りに深く傷ついて以来、彼との一夜は忘れようとしていたのにいったいここでなにをしているのかしら。周囲の好奇の目をよそに近づいてくるや話があるからと強引に連れ出されてしまう。これじゃまるで誘拐だわ!怒りに震えるルイザにルークは信じられないような質問をした。■有無を言わせないルークに連れられていった先で知った驚愕の事実とは? ご期待ください!
  • キスより甘く
    -
    メアリ・ジェーンは親友の夫モーガンの奇妙な留守番電話メッセージに胸騒ぎを覚える。「実はきみに伝えなければならないことが……」そのあとすすり泣きのような音が聞こえ、急に切れてしまったのだ。大丈夫だと自分に言い聞かせるが気になって仕方ない。眠れないまま連絡を待っていると、憔悴しきったモーガンが真夜中に訪ねてくる。彼からの信じがたい知らせにふたりは抱きあって泣き崩れた。そしてメアリ・ジェーンは直感したのだった。この悲しみから救われる方法はひとつしかないことを。★本作は3月5日刊『オフィスの秘密』の関連作です。★
  • 闇に眠る騎士
    4.0
    シャーンは明るく活動的な半面、よく小さな失態を演じていた。そんな妹が自分の立身出世の妨げになると考えた兄によって、彼女は1週間後に修道院に送られることになっていた。最後の自由を楽しもうと、城を抜け出して森を散策中、突然、荒ぶる猛獣がシャーンに襲いかかってきた――次の瞬間、閃光のように矢がかすめ飛んだかと思うと猛獣がどっと倒れ、彼女の前に眼帯をした隻眼の騎士が現れた。その圧倒的な存在感と鋭い視線にシャーンは震え上がるが、騎士は問答無用で彼女を抱え上げ、どこへともなく歩きだした。
  • 正しい恋の選び方
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    ジャニスは、家の内装や修理を手がけている。女性であるために偏見の目で見られることもあるが、彼女は自分の仕事を愛し、プライドを持っていた。ある日、大きな仕事の依頼が舞い込んできた。この仕事は逃したくない。でも、もし私が女性だと知られたら……。フィリープは、奔放な芸術家の母を反面教師にして生きてきた。絵筆よりもキーボードを選び、プログラマーとして成功したのだ。女性には何も期待しない。自分でなんだってできる。だがそんな彼にも苦手な分野があった――修理、修繕のたぐいだ。彼の古い邸宅はもはや限界だった。腕のいい職人が見つかればいいが……。★自由奔放で強い個性を放つ芸術家リリー・モローを母に持つフィリープ。彼が本当に求めていた女性とは?★
  • 復讐はニューヨークで
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    マギーはプログラミングの腕を生かし、ひそかに復讐計画を立てた。彼女が勤める会社を買収したジョン・ワージントンが、社長のサムをいきなり解雇したからだ。社員たちに慕われ、会社の売り上げも飛躍的に伸ばしたサムを理由もなく追い出すなんて!怒ったマギーはジョンに仕返しをしようと、ある作戦を思いついた。彼を誘惑して夢中にさせたあげく、いきなり捨てる……。そうすればサムの気持ちが少しはわかるというものだ。ジョン好みの女性の情報を生かしてうまく恋の罠にかけるために、マギーはパソコンに向かい、秘密のプログラムを作りだした。
  • スペードのクイーン
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    カリブ海に浮かぶ楽園、サン・ルリ島。リサは父が働くホテルで経営者の息子クリスと兄妹のように育てられた。両親亡き後、寄宿学校を卒業したリサがホテルに戻り、幼なじみのクリスと婚約したのは当然の成り行きだった。だが、一年が過ぎてもリサは結婚に踏み切れないままでいる。旧知の仲なのに、時折クリスに恐れを感じてしまうのはなぜだろう?そんなある日、カジノに悪名高いギャンブラー、ルークが現れた。彼に品定めするような目で見つめられ、リサの胸がざわめく。すると、ギャンブル好きのクリスが彼に無謀な勝負を挑むのではと心配するリサに、ルークはある取り引きを申し出た。
  • ハートを守って!
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    演劇の魔力にとりつかれた若者たちはみんな貧しい。アンナ・レンドルも同様、ひもじさは指を噛んでごまかし見てくれだけの安物の服にかかとのすりへった靴をはいているが、心の中は激しい野心に燃えていた。アンナは初めて有名女優との共演のチャンスにめぐまれ今日からは上演する劇場を使ってのリハーサルが始まる。それなのに、出がけに家主から家賃の催促をされ集合時間に遅れてバス停から走り続けなければならなかった。おまけに楽屋口では若い男とぶつかってはじきとばされる始末。その拍子に脱げてしまったおんぼろ靴を、男はまじまじと見ている。
  • 忘れられた花嫁
    3.8
    キャシーが経理を担当する会社が大富豪に買収されることになり、その就任パーティで新オーナーを見て、彼女は気を失いそうになった。六年前、情熱的な一夜をともにして結婚も誓ったのに、そのまま私の前から姿を消してしまったサンドロ!ひどい仕打ちを受けた私は、その後妊娠に気づいて愕然としたが、誰にも頼ることなく一人で双子を産んで、懸命に育ててきた。妊娠がわかったときに一度だけ電話をしたけれど、拒絶されたあの絶望感は今でも昨日のことのように覚えている。呆然とする彼女の前に立ったサンドロは、驚くような言葉を口にした。「僕たちは以前、どこかで会ったことがあるかな?」■むごい別れ方をされたサンドロと再会し、憎しみと今でも残る愛情のあいだで揺れるキャシー。二人の行く末ははたして?大人気の作家ミシェル・リードが情熱的に描きます。
  • ミラノの悪夢
    4.0
    ケイトは派遣会社からの紹介を受け、秘書として有名な建築デザイナーであるジャンルカのもとで働くことになる。初出勤の朝、ボスのデスクに座る男性を見て彼女は言葉を失った。数カ月前にミラノで出会い、夢のような一夜をともにしたルカ!あのとき私は、朝になって自分のしたことが恥ずかしくなり、ルカにさよならも告げずにこっそりとベッドを抜け出したのだ。その後、彼を捜す必要が生じたが、拒絶されるのが怖くて結局諦めた。今、目の前にいるルカは怒りに目をぎらぎらさせながら言い放った。「突然僕の前から姿を消したつぐないをしてもらおう」ケイトは震えた。まだルカに告げていないある事実が頭の中を巡った。
  • 待ちわびた戦士
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    サクソン人のアドラーは子どものころバイキングに拉致され、彼らの村に抑留されていた。今や戦士となったアドラーはかつて習い覚えた言語の才をかわれ、通訳として和平交渉の場に駆り出される。いとこのバヤードがサクソンの村を守るため、思いきった手段に出たのだ。エンドレディという名前のバイキングの娘と結婚することで、村に平和をもたらすつもりだという。エンドレディの姿を目にしたアドラーは驚愕する。それは幼い日、共に遊び、心を通わせた娘だった。★人気作家マーガレット・ムーアが、十世紀のイングランドを舞台に描くサクソンとバイキングの劇的なロマンス。★
  • ハーレクインコミックス セット 2024年 vol.598
    8/28入荷
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  • ハーレクインコミックス セット 2024年 vol.580
    8/21入荷
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    毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「心のシンフォニー」「風の追憶」「炎の向こうの愛」の3話をまとめて収録。

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  • ハーレクインコミックス セット 2024年 vol.444
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