nanaさんのレビュー一覧
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読書家の本棚エッセイ
著名な読書家や作家の本棚に関する随筆。作家の何人かは、本が増殖していくというあるあるの悩みがつづられています。資料の整理に悩む作家でこれを書いてない人はきっちりしてるんだなと感心しきりでした。一番興味があった小野不由美さんのエッセイの内容は、本の収納に悩み、終の棲家を建てるプロジェクトでした。格が違います。小野さんが収納サイズを緻密に計算していく様子は、さすが夫の綾辻行人さんの推理小説の舞台の家の図面を引いている人だなと、楽しく読ませてもらいました。結果できたのは天井まで届く書架で、高いところの本の出し入れが大変だと言う話ですが、ちょっと羨ましく感じます。
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韓国式ストーリーの本
SNSの普及によりイントロを省いて冒頭にサビを持ってくるような曲が多い最近の風潮ですが、視聴率を争うドラマの世界でものんびりとオープニングをやっていられる余裕はなくなっています。韓国ドラマは特に顕著で、脚本家でありドラマプロデューサーである著者は、9つの山場を作ることを提唱しました。こうやって物語にピークを作ることはありふれた手法だと感じたのですが、面白かったのはキャラクターの作り方です。主人公はサイコロの目のような多面性を持ち、カーニバル性を持たなければならないと説明しています。興味深かったです。
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書き出しの指南書
伊坂幸太郎氏の小説のようなオシャレな書き出しの書き方の本ではなく、(「心をとらえる最初の一文」と作者が言うような例文は引用されていますが)物語に引き込むための書き出しについて解説された本です。作者はストーリーが何についてのものであるべきかをシンプルに「トラブル」と説明しています。この「トラブル」を要約ではなくシーンとして描き、きっかけとなる出来事、最初の表層の問題、最初の表層の問題の帰着点、核心の問題、核心の問題の帰着点、と順番に深めて書いていくというのが、この本の要点です。良書だと思います。
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人に伝わるアイデアの解説本
アイデアを思いつく思考法、というよりも人に伝わり記憶に残るアイデアがどういうものかを定義するビジネス本です。タイトルは少し誤解を生むかもしれません。そういうアイデアの条件は「SUCCESs」だと著者は定義します。
1. 単純明快 - Simple
2. 意外性がある - Unexpected
3. 具体的である - Concrete
4. 信頼性がある - Credible
5. 感情に訴える - Emotional
6. 物語性 - Story
常日頃、私は物語の展開で意外性があっても、人を納得させる意外性じゃないとダメと思っていて、2.のところで意味のある意外性について説明していたので -
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ネタバレ 購入済み小中理論
ホラーファンに語られる「小中理論」とは何ぞや? と思い手に取った本です。人を怖がらせるロジックについて書いています。アメリカ人に呪怨のようなジャパニーズホラーがウケる理由がなんだか分かった気がしました。ただ、注意点としては、理論だけをひたすら述べている本ではありません、著者の映画製作の経験や批評も多く含むので、売れたホラー映画の知識があるほうが読みやすいです。動画配信サービスに加入していると、ああ、この話をしているのか、と感じると思います。
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技術的な漫画の指南書
大塚英志氏の物語創作法のエッセンスを漫画を描く方法に落とし込んだ漫画本です。絵の描き方やキャラクター作りを指南するのではなく、物語の脚本を字コンテとして作成し、どのようにキャラクターをコマに配置して物語を語るかに特化しています。最近流行りのAI漫画の作成にも役に立つ考え方ではないでしょうか。大塚氏は紙の漫画本は消えていくと予想しながら、未来のデジタルな漫画文化のために、編集者であり漫画原作者であった経験を公開しているのです。ただ、物語の作り方については、そこまで詳細には描かれていないので、大塚氏の『ストーリーメーカー 創作のための物語論』『物語の体操』や、クリストファー・ボグラーの『面白い物語
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ストーリーの教科書
ストーリーの教科書的な本はどれかと尋ねられれば、ロバート・マッキーの『ストーリー』か、この本を私は推薦するでしょう。著者はハリウッドを席巻した三幕構成を絶対視せず、一つ一つのステップを通して、物語を丁寧に作る方法を教えてくれます。もちろん易しい本ではありませんが、『ストーリー』ほど難解ではないので、比較的取っ付きやすい本だと思います。アイデアやテーマが先行するタイプの書き手には、特に向いているハウツー本です。キャラクターが先行するタイプの書き手は、キャラクターの書きたいシチュエーションを箇条書きにするところから逆算して始める必要がありますが、この本で紹介されているハウツーが使えないわけではあり