【感想・ネタバレ】尾張ノ夏 居眠り磐音(三十四)決定版のレビュー

あらすじ

尾張徳川家は敵か、味方か――。

江戸を離れ、田沼一派の影に追われる磐音とおこん、弥助、霧子の一行は、尾張名古屋に身を寄せた。
「清水平四郎」「いね」と名を偽り、束の間の安息を得たある日、通りがかった呉服問屋「尾州茶屋」で難癖をつけていた巨漢の武士を追い払ったのが縁となり、大番頭・三郎清定の信を得る。
稽古のためと紹介された藩道場で、師範格の一人を床に転がしてしまう。身のこなしといい、剣の腕前といい、磐音は正体を疑われることになって……。

身重のおこんを抱えた磐音に、探索の手が迫る!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

眼科通いも終わり、コンタクトレンズを装着できるようになりました。
普通に目が見えるということがどんなにありがたいことか、わたくし今回改めて痛感しましたよ。
読書好きにはなおさらです。
皆さまもくれぐれも目を大切に。

さて、居眠り磐音34巻。
尾張でひっそりと束の間の生活を始めた磐音たち4人。
合間に江戸の様子も語られます。
幸吉とおそめちゃんも、着実に大人の階段を上っておりますな。

尾張徳川家の細作の家柄である中島氏、尾州茶屋家の営む呉服屋が、いろいろと磐音たちの世話を焼いてくれる。
とくに大番頭の中島三郎清定が良くしてくれて、磐音もお店のトラブル解決を親身に手伝い、ぐんぐん磐音の信用度が増していく。
ここは今津屋の由蔵さんとの関係を彷彿とさせます。

藩道場を紹介してくれたのはいいけど、磐音の剣術は隠しようがないから絶対無理、絶対正体バレるでしょ、とハラハラし通しです。
生き生きとした磐音を見るのはうれしいけど。

江戸では、金兵衛さんもがんばってるし、なにより三味芳六代目の鶴吉が、神田橋のお部屋様おすなの元にうまく出入りして、田沼側の情報をゲットしたりしてて大活躍。
金兵衛さんがんばれ、鶴吉&由蔵さんがんばれ!
みんな心はひとつだ!

ううぅ、みんながんばってて、その気持ちにジーンと来ます。(涙)

0
2020年09月11日

シリーズ作品レビュー

「歴史・時代」ランキング